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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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そして、ボトルズやプルレスもゆっくりと目覚めて、起き上がった。

ボトルズ「ふあぁぁぁ・・・・・。おはようございます。」

プルレス「・・・・おはよう。」  かくして、4人は海賊船で朝を迎えた。

バンジョーは窓を覗いて、空に輝く朝日を見て、こう思った。

バンジョー「・・・・・クルクル山を出てからのこの冒険、一体何日たったのかなぁ・・・・。」

カズーイ「・・・・・さあ?まだ一週間もたってないと思うけど・・・・・。」

ボトルズ「・・・・恐らく、二日目だと思います。たぶん・・・・・・。」

そして、ドアが開きそこからエレナが出てきた。さっそく起きたばかりの4人に挨拶する。

エレナ「おはよう、皆。」

バンジョーたち「おはようございます・・・・・。」

エレナ「朝ごはんがありますけど、食べますか?」

プルレス「うん。食べるよ。」   ボトルズ「・・・・どんな朝食ですか?」

エレナ「・・・・ええ。今回のメニューは、ハチミツパン、タコさんウィンナー、

プププ産のタマゴ焼きに、イカ揚げも魚の煮物もあるはずだわ。」

カズーイ「ふーん。なかなか美味しそうじゃない。」

バンジョー「じゃあ、僕たちは食堂に行って朝食をとるよ。」

エレナ「うん。食堂へ行ったら、たくさん食べてね^^」 バンジョーはそう言いながらリュックを背負う。

こうして、バンジョーたちはエレナと一緒に食堂へ行こうと部屋から出た。


その一方、とある荒地では、ラーティとサリマの部隊が朝になったので、

皆起きて、昨日立てた4つのテントでそれぞれ作戦会議を行ったり、武器の整理もしていた。

一つのテントでラーティとサリマ、3人の男たちが中央に囲んで会議をしていた。

その中央には、この島の地図らしき紙が置いてあった。

ラーティ「・・・・・と、言うわけで。この島のどこかにグランティの基地がある事は、

既に確認している。だが、我々はこの島のどこに基地があるかはわからない。」

クラッシャー同士「・・・・ですが、奴らの部下を倒していけば・・・・。」

「その手がかりを一つ一つ掴んで、奴らの基地に近づけるのではないかと・・・・?」

ラーティ「・・・・既にダッタやあいつら(ローブの少年と少女の部隊)もそのために動いているはずだ。」

サリマ「なお、この島にはジグソーが何個か眠っているわ。それらを回収するのも任務よ。」

ラーティ「我が部隊も偵察班を探索に向かわせた。まあ、ヤム・ヤムなど変な怪物どもに、

襲われなければいいがよ・・・・・。あと、グランティの第6海軍には恐ろしい小隊もいる。」

サリマ「・・・・・その小隊の名は、最強のスピニット軍団、カンシー小隊・・・・っ!」


別の荒地では、5匹のスピニットが立っていた。そのスピニットたちの色が全員青いが、

目がそれぞれ違っていた。カンシーが赤。ハシマが黄色、ガニャニャは茶色、

ニータは紫、チョッキが緑である。この5匹のスピニットこそが、カンシー小隊である。

ちなみに、こいつらの下の部分では、色が白であった。

カンシー「・・・・諸君!クラッシャーどもと例の熊と鳥がこの島にいる。その時こそ!

我ら小隊の戦いの時である!ハシマ、ガニャニャ、ニータ、チョッキ!行け!!

それぞれに分かれて敵を迎え撃て!!俺様は一般のスピニットの拉致に向かう!!」

ハシマ、ガニャニャ、ニータ、チョッキ「おおおぉぉぉぉぉぉう!!!!!」

かくして、カンシーの部下である4匹はそれぞれに跳んで散っていった。


ブラバーの海賊船。バンジョーたちは食堂でいつの間にか食事を終えたそうだ。

カズーイ「あぁ~。美味しかったw」 4人はお腹満腹で嬉しそうだ。

プルレス「・・・・・そうだ!僕たちはこれからブラバー船長の財宝を、

探さなきゃならないんだっけ!?」 プルレスは昨日の事を思い出して叫ぶ。

バンジョー「・・・・・ん?そう言えばそうだったね!」 皆もプルレスに言われて思い出す。

ボトルズ「それでは、さっそく僕たちは外に出て、財宝を探しますので・・・・!」

エレナ「ごめんな。こんな私たちのために・・・・・。」

プルレス「いいよ、謝らなくても。ところで、エレナさんはどうするの?」

エレナ「・・・・・っ!私も一緒に探すわ。あなたたちだけの苦労にはさせたくない。」

バンジョー「・・・・じゃあ、一緒に行こうか、エレナ!」

エレナ「・・・・・はいっ!」  こうして、バンジョーたちとエレナは失った財宝を探す決意をした。


この島には、二つの池場がある。一つは上のところにあり、二つ目はその前の下のところである。

その下のところで、ダッタは朝日を浴びるように立っていた。

ダッタ「ひゅぅ・・・・・。いい気持ちで眠れたから、朝日がこんなに輝いてやがるぜ。

さーてと。・・・・・グランティのクズどもを狩るとすっか・・・・・。むっ!?」

ダッタは何か気配を感じたか後ろの上の方に向いた。そこは、池場の上のところであった。

そこからハシマが出てきて、ダッタを見下すように笑っていた。

ハシマ「クククククク・・・・・。誰がクズかね。変な布のおじさんw」

ダッタ「あ?なにこのウンコガニ?馬鹿なの?死ぬの?」

ハシマ「フン!・・・・いかにも狂ったガキが言いそうな事だな・・・・・。」

ダッタ「おい・・・・。今のでマジキレたぞ、俺・・・・・!」

ダッタは静かに怒り狂ったような声で言いながらマシンガンの銃口をハシマに向ける。

ハシマ「ふふ・・・。そんな銃で俺に勝てるかな?我が名はハシマ!

グランティ第6海軍、カンシー小隊の一人と覚えてもらおうか!!!」

ダッタ「じゃ、死ね。」 ダッタはマシンガンを連射した。いきなり殺すつもりだ。

ハシマ「・・・とう!!」 しかし、ハシマは一瞬にして消えた。ダッタの銃撃は避けられてしまう。

ダッタ「・・・・っ!?消えやがった?一体どこに行きやがった・・・・!?」

ハシマ「ここだよん♪」  ダッタは後ろの方へ向く。そこにハシマがいた。

ダッタ「ちっ!素早いジャンプで、いつの間に俺の後ろに立ったかぁ!!」

ダッタは怒って再びマシンガンに発砲して、今一度攻撃する。しかし、ハシマは物凄いスピードで、

横走りする。無数の弾をかわしつつ、ダッタに近づいてくる。ダッタは敵の動きを見て驚いた。

ハシマ「ははははははは!!でえぇぇぇぇい!!!」

ダッタに近づいてきたダハシマは、ハサミを突き出して攻撃しようとした。

ダッタ「なっ!?ちいぃ・・・・・!!」 ダッタはいち早くマシンガンを盾にして攻撃を受け止める。

ハシマ「かっ!銃で我がハサミを受け止めようとは大した奴だなあぁ!!」

ダッタ「ケッ!褒めてくれて・・・・ありがとよぉっ!!!」 ダッタはそのままハシマを蹴り上げた。

ハシマ「ぐあ・・・・っ!!やるな・・・・・。しかし、二度目はどうだあぁぁ!!!」

ダッタに蹴られて扱けたハシマは、再び立つ。そして、またすぐに攻撃しようと素早く跳んだ。

ダッタ「け・・・・・っ!はあぁぁぁっ!!!」 すると、ダッタはマシンガンを投げ捨てて、

ナイフに持ち替えた。そのナイフでダッタもハシマに切りかかろうとした。  ガキイィィィィ

ダッタのナイフとハシマのハサミがぶつかり合った。両者は有利になろうと押し合っていた。

ハシマ「これは驚いた!まさかナイフも使えようとは・・・・・っ!!」

ダッタ「ふざけるなよ?俺に歯向かおうなんざ十年早いわあぁぁ!!!」

ダッタはナイフを思いっきり振り上げ、ハシマを弾いた。ハシマはまたもさがる。

ダッタ「そりゃああぁぁぁぁぁ!!!!!」 ダッタは今のうちにハシマに切りかかろうとした。

ハシマ「・・・・・せぃ!!」 ハシマは素早い横動きで、右辺にまわってダッタを狙う。

ダッタ「・・・・っ!!」

ハシマ「てぃえあぁぁい!!!」 ハシマは右のハサミを振ってダッタに殴りかかる。

ダッタ「くっ!うおおおおぉぉぉぉ!!!!」 ダッタも今の敵の動きに察し、

ナイフをそのまま横に振って、敵のハサミを受け止めた。

ハシマ「ぐ・・・っ!はあっ!」 ハシマは右のハサミを思いっきり振って、ダッタのナイフを弾いた。

ダッタ「うあ・・・・!!」 しかし、ダッタはナイフを手放さないが、衝撃に耐えずさがった。

ハシマ「ふ・・・・っ!ぬおおぉぉぉ!!!」 ハシマはひるんだダッタに襲い掛かる。

ダッタ「ぐほおぉぉ・・・・っ!!!」 ダッタはハシマの左のハサミに腹を刺されてしまった。

ハシマはダッタから離れて、腹を痛がる彼を見てあざ笑う。

ハシマ「はははん♪いきなり腹をぶち込まれたら痛いだろうねぇ~。怒りん坊の貴様でもな。」

ダッタ「あぁぁ・・・・!?そんなんで、俺様を・・・・倒したと思ってんのかカス・・・・・!!!!」

ダッタは怒りの頂点に立ちつつあるか、痛みに耐えて立ち上がった。

ダッタ「ムカつくんだよ・・・。たかがスピニットのクセにこの俺と互角に渡り合えたなんざ・・・・!

フツーは負けるんだよスピニットは。お前もスピニットなら・・・・無様に俺に負けたらどうだ!!?」

ハシマ「ふん・・・・!確かに普通のスピニットならお前に無様に負けた!!けどなぁ・・・・。

俺たち小隊はスピニットを超えたスピニット!そう簡単に負けてたまるかよおぉ!!」

ハシマは横走りでダッタに迫る。ダッタも走ってハシマに切りかかろうとしていた。

ダッタ「とああぁぁぁぁ!!!」 ハシマ「はああぁぁぁぁ!!!」  キィィィィン

ダッタのナイフとハシマの右のハサミがぶつかり合った。

ハシマ「まだ片方が・・・・・・っ!!!」  ハシマはもう片方・・・・左のハサミで、

ダッタを攻撃しようとする。しかし、ダッタには敵の攻撃を受け止めるだけで精一杯だ。どうする?

ダッタ「っ・・・・!とおぉぉりゃあああぁぁぁぁ!!!!!」  しかしダッタは後ろに倒れるように動いて、

敵の攻撃を避けた。その同時に、右足を思いっきりあげて、ハシマを蹴り上げた。

ハシマ「ぬああぁぁぁ・・・・・っ!!!」 ハシマは白い部分を蹴られて、

高く飛ばされて、ダッタの後ろのところに扱けるが、すぐに立ち上がる。ダッタは敵の方を見る。

ダッタ「ふぅ・・・・!(くそ・・・・。こいつと接近戦でやり合うのは少し危ないぜ・・・・っ!

俺がさっき投げ捨てたマシンガン・・・・。そいつを再び手にして遠距離から攻撃してやる・・・・!)」

ハシマ「やるな・・・・!だが、俺は負けえぇぇぇぇぇん!!!!!」

ハシマはすぐに横走りでダッタに迫る。その時、ダッタは別の方向へと跳んだ。

ダッタ「く・・・・っ!でえぇい!!」 ダッタの向かうところにはマシンガンが置いてあった。

そう。ダッタはマシンガンを再び手にしようとしたのだった。ハシマは今になってそれに気づく。

ハシマ「なっ!?こいつ・・・・・マシンガン目当てで・・・・・!!」

そして、ついにダッタはマシンガンを手にし、すぐにハシマに銃口を向けた。

ダッタ「今だけのてめーは横走りのスピードの出しすぎで止められねぇ!

その時が俺にとって大チャンスさ!!行くぜえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

こうして、ダッタはマシンガンを発砲した。怒りの連射がハシマを襲う。

つづく

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ここが、ブラバーの海賊船の食堂である。ここでは、アザラシに似た料理人たちが、

料理を作っていて、乗組員たちはテーブルで、彼らの作っていた料理を食べている。

・・・乗組員といっても、彼らも海賊の下っ端らしい衣装を着ているアザラシたちであった。

ここにいる乗組員たちが3匹しかいない。料理人たちも5匹くらいしかいなかった。

バンジョー「ふーん。ここが食堂かぁ。」 カズーイ「けど、なんか寂しそうね。」

エレナ「ええ。だって、この船のメンバーは数十人だけで、戦力も少ないもん・・・・・・。」

ボトルズ「以前は多くいたけど連戦で数を多く失ったとか・・・・ですか?」

エレナ「・・・・まあ、そんな事もあるけど。初めは・・・120人くらいだったかな・・・・・・。」

カズーイ「結構多そうね。それが今や少なくなってきたってねぇ・・・。」

カズーイがそう言ってる間にバンジョーはテーブルの前のイスに座った。

エレナ「仕方がなかったのよ。私たちは・・・・海賊の中であまり強くない一味だから・・・。」

プルレス「強くない・・・・。つまり、この船の皆は戦いで負けたのが多いって事ですか?」

エレナ「そういう事になるわね。」

バンジョー「負けたのが多い・・・・か。僕たちなら、勝ち負けではどの結果が多いのだろうか・・・。」

エレナ「・・・・・っ。そうだ!バンジョー君とカズーイちゃんは・・・どの料理を注文する?」

バンジョー「え?あ・・・ああ。そうだな・・・・・。メニューはある?」 そこに一匹の乗組員が来る。

乗組員「・・・・こいつを見ればわかるぜ。」 乗組員はメニューの書いてある紙をバンジョーに渡した。

バンジョー「ありがとう。えーと・・・・なになに?」 バンジョーはさっそく紙を手に取り、

メニューを読む。ほとんどが魚を使った料理が多かった。カズーイがそれを読む。

カズーイ「ふーむ。塩辛カニスープと、シーフードサラダに、ビッグエビフライ・・・・・。」

バンジョー「・・・・・他にも色々多いな。飲み物は・・・水と酒だけか。」 続けてバンジョーも読んだ。

カズーイ「うーむ。とりあえず、あたいはビッグエビフライにするわ。なるべく多くね。」

カズーイは決めたようだ。だが、バンジョーはあまり決めていない。悩んでいる様子だ。

バンジョー「うーん・・・・・どれにしようか・・・・・。あっ!これがいいっ!!」

バンジョーはとうとう決まったか、嬉しそう紙をエレナに見せる。

エレナ「ん?ああ、ハチミツシーフードソテーね。わかったわ、さっそくコックたちに頼むわね。」

エレナはそう言いながら、コックたちのキッチンルームへ行った。

ボトルズとプルレスもバンジョーと同じテーブルの前に座った。

ボトルズ「・・・・・ところで、さっきのグランティの敵幹部とはどのような者でした?」

バンジョー「うむ。奴の名はアルシェル。海貝人間と名乗っている女性だったんだ・・・・・。」

カズーイ「あいつは、グランティの第6海軍のサブリーダーとか言ってたのよ!」

プルレス「うへえぇ~。バンジョーさんにカズーイさん、いきなりそんな奴と戦ったなんて・・・!」

プルレスは思わず、二人が強そうな奴と戦えた事と思って感心するが、二人はあまり喜ばない。

バンジョー「まあ、結果的には負けたかも知れないけど・・・・・。」

カズーイ「次は絶対に勝ってやるんだからっ!!」

ボトルズ「海貝人間・・・・・・。貝と人間が合わせたような怪人種ですね・・・・!

彼らは、海の戦いではほとんど強い力を発揮しますが、地上でも十分な程に強いんですよ。」

バンジョー「・・・・あいつは、人間と同じように格闘を駆使していたんだ。

そして、海の生物のようにカニのようなハサミで攻撃を仕掛けたんだ・・・・。」

カズーイ「もし、あの貝女と水中で戦うとしたら、どうなるか・・・・・。」

エレナ「・・・・・海貝人間は水中で戦う時は、海生物としての力を大幅に引き出して戦う。」

バンジョーたち「っ!??」  皆はエレナの声を聞き、近くに彼女がいた事に気づく。

エレナ「・・・・・頼んだものは、確か・・・・これだったのね?」

エレナはビッグエビフライとハチミツシーフードソテーを持ってきていた。

ビッグエビフライは名の通り、普通より2倍大きいエビフライで皿に10個もある。

ハチモツシーフードソテーは魚の料理にハチミツをプラスしたものだと思っていただきたい。

かくして、ビッグエビフライはカズーイの前に、ハチミツシーフードソテーは、

バンジョーの前に置かれた。バンジョーとカズーイは美味しそうにヨダレをたらす。

バンジョーとカズーイ「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ~!!!いっただっきまーす♪」

バンジョーとカズーイはさっそく食事を始めた。随分とよく食べてなさそうだったので、

物凄い勢いで食べ続けている。

プルレス「・・・・・・ところで、海生物としての力って・・・・・。」

エレナ「・・・・アルシェルたち海貝人間が何故、体に貝が付いてると思う?」

カズーイ「え?・・・・うーん。ただのシンボルって事じゃない。海貝人間って奴としての。」

カズーイがエビフライを食べながら言うと、エレナが険しそうな表情になって返事する。

エレナ「・・・・・いえ、あの背中の貝はただのシンボルだけではない。戦闘にも使えるのよ。」

バンジョー「戦闘にも使えるだって!?」 バンジョーは驚いて、食事を一時止める。

エレナ「・・・・・海貝人間は自分の付いている貝を巨大化させて、その貝に入る事ができる。」

プルレス「・・・・まるで、ヤドカリみたいですね・・・・・!」

ボトルズ「・・・・その情報については僕も知ってます。プルレスの言うとおり、

奴らはヤドカリのごとく、自分の貝に入れるんです。その貝は、とてつもない防御力を誇り、

並みの打撃では通用しません。しかも、その貝で攻撃する事もあるんです!」

エレナ「さらに、水中での戦いはその貝の形態で両手のハサミを使って戦う事もあるの。

特に、この島を支配しているグランティの幹部・アルシェルはこの戦法はもちろん、

地上での戦いでも得意。彼女は・・・・種族の中でとても強いトップクラスの一人よ。」

カズーイ「・・・・・ねえ、そのアルシェルって奴に勝てる方法・・・・ないの?」

エレナ「・・・・ごめんなさい。それは私にもわからない・・・・・。でも、私だって、

あいつを・・・・グランティを倒したいの・・・・・・っ!!」

バンジョー「・・・・・そうだ!ところで、この船は今、島のどこに止まってるの?」

エレナ「・・・・・止まってるって言うか、ちょっと・・・・難破した・・・・かな^^;」

バンジョー「な・・・・・!?」 カズーイ「難破ですってえぇぇ!!??;」

夜の浜辺。ここに一隻の海賊船があった。しかし、この海賊船は、

前の部分が地面にあたっていて、もはや再び動く事のできない程の傷がついているのだ。

これでは、難破してしまったも同然だ。船内などはまだ大丈夫かも知れないが・・・・。

そう、エレナの言うとおり、この海賊船こそが、キャプテン・ブラバーの海賊船だったのだ。

しかし、何故。この大きな海賊船がこの島の一部となるような姿になってしまったのか・・・・。

船内の食堂では、バンジョーとカズーイが食事を続けながら、エレナと会話していた。

バンジョー「・・・・それで、どうしてこの船が難破してしまったの?」

エレナ「・・・・・それは、私もこうなってしまった直後までは気づいたものなので、

ほとんどの事しかわからない・・・・。詳しくは船長に聞くといいわ。」

カズーイ「じゃあ、それは後からにするわ。こんな島に難破して、

グランティとかに襲われなかったの?あと、クラッシャーとか野生の怪物どもとか。」

エレナ「・・・・クラッシャーは実際に会ってませんが、この島で活動してるという噂は、

私たちも聞いている。でも・・・・グランティは一度、探検している私たちを襲ったわ・・・・・!」

プルレス「・・・・・その時はどうなったの!?」

エレナ「・・・・・数日前、私は数人の部下を連れて、この島を探検した。しかし、その時・・・・。

奴ら、グランティの部隊が立ちはだかったの。部隊のリーダーはアルシェル。

彼女は、素早いスピードと圧倒的なパワーで私の仲間を多く死なせてしまったわ。

家族の仇を発見できた憎しみで怒り狂った私はアルシェルに立ち向かったけど、

奴の強大な力の前で、私は倒れてしまった。・・・・その時の奴はいつでも殺せると一旦退き、

駆けつけた他の仲間たちが私を船まで運んでくれたわ・・・・・。」

バンジョー「多くの仲間が死んだ・・・・。どうりでこの船の乗組員が少なそうに感じるワケだ・・・。」

ボトルズ「それに、あなたたちはこの島に来る予定とかありましたか?」

エレナ「・・・・あるにはあるけど、それは私にもわからない。船長が決めた事だから・・・・。」

カズーイ「そう・・・・。じゃあ、早く食べ終えて、ブラバーって船長に会いに行きますか・・・・。」

エレナ「船長のいる部屋は私が案内します。」


ここは、船内のある一つの部屋。そこはどこかログハウスのような雰囲気を表している。

この部屋にいるのはキャプテン・ブラバーただ一人。そう、ここが船長室である。

キャプテン・ブラバー「・・・・・はあ。」 落ち込むブラバーは机の前でため息をしていた。

そこに、ドアがコンコンと音がしそのドアが開く。そこからエレナと彼女に案内されて、

食事を終えたバンジョーとカズーイ、ボトルズにプルレスが入ってきた。

エレナ「船長!バンジョー君たちがあなたに会いたいと・・・・・。」

キャプテン・ブラバー「うむ。構わんが・・・・?」

バンジョー「・・・・ブラバー船長。あなたたち海賊は最初からこの島に来る予定だったのですか?」

キャプテン・ブラバー「・・・・ああ。そのつもりだった・・・・・。だが、突然の嵐に巻き込まれて、

いつの間にか難破してこの島に来たんじゃ。じゃが・・・こんな形でよかったものか・・・・・。

この船のエンジンは壊れ・・・・しかも、今までに保管してあった財宝も・・・・ううう・・・・っ。」

ブラバーはすすり泣いた。どうやら自分たちが手に入れた財宝に何かがあったらしい。

バンジョー「財宝も・・・・・・!?」

エレナ「ええ・・・・・。これまでに私たちが奪った財宝が嵐によってなくなっちゃったの。

・・・・・でも、安心してください。その財宝ならこの島のどこかにありますから・・・・・。」

キャプテン・ブラバー「うう・・・・。しかし、この島にはグランティどもがうろついておる。

今の我々では太刀打ちできないのだよ・・・・・・。それにいつまでもこの島にいたら、

わしらは全員、奴らに殺されてしまう。脱出しようにもできない。あああ・・・・・・!

わしらは一体どうすればいいんじゃあぁぁ・・・・・・。」 ブラバーはさらに泣き崩れる。

バンジョー「・・・・・よし!じゃあ、僕たちが財宝を探してあげますよっ!!」

ブラバーとエレナ「え?」 バンジョーは元気いっぱいに叫ぶ。

カズーイ「要するに、あたいたちがあんたたちを脅かすグランティを倒そうってわけよ!」

ボトルズ「バンジョー・・・・カズーイ・・・・。」 ボトルズは二人の決意に感激する。

プルレス「だから、ブラバー船長。元気を出してください!」

キャプテン・ブラバー「おお・・・・。みんな・・・・・。こんなわしらのために、ありがとう。

じゃが、もう夜じゃ。今は寝た方がいい。そうすれば疲れも取れるぞ。」

ブラバーは微笑んでそう言うと、エレナはもちろん、バンジョーたちも微笑む。

バンジョー「・・・・わかりました。今日はもう寝ます。」

カズーイ「じゃあ、あたいたちは医務室で眠らせてもらうわね。」

こうして、バンジョーたちは海賊船の医務室で眠りについた。この時の夜の月が美しく輝いていた。

バンジョーはベッドで、カズーイは彼の隣で、リュックに入って眠っていた。

ボトルズとプルレスはそれぞれ布団で寝ていた。


そして、次の日となった。朝日が輝きを増す朝。海賊船では、

乗組員たちが次々と起きてそれぞれ活動をして、カズーイもあくびをして起きた。

しかし、バンジョーはグーグーと眠り続けていた。

カズーイ「ふあぁぁ~あ。・・・・っ!バンジョー、起きなさいよ!」

カズーイが羽でバンジョーを叩いた。これはバンジョーを起こすためである。

バンジョー「いてっ!・・・・ああ・・・。あ、おはようカズーイ。・・・ふあぁぁ~あ。」

バンジョーもベッドから起き上がってあくびをした。

つづく

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バンジョー「・・・僕はバンジョー!き・・・・君は、誰だい?」

海賊っぽい少女「・・・・・私は、エレナ。この船の戦闘員をやっているの。」

バンジョー「ふ、船だって!?それに、戦闘員って・・・・・・。」

エレナ「・・・・ここはキャプテン・ブラバーの海賊船なのよ。私が彼の手下として、

あらゆる敵と戦って船長を守っていたの。」 なんと、バンジョーとカズーイが運ばれたのは、

海賊船の部屋であったのだ。それを聞いたバンジョーは驚く。まあ、驚くのも無理もない。

普段の海賊は海を荒らしまわる凶暴な集団であるからだ。

しかし、エレアが言っていたキャプテン・ブラバーとやらも海賊らしいのだが・・・?

バンジョー「・・・・か・・・・海賊って・・・・・・。」

エレナ「・・・っ!?あ、心配しなくていいのよ^^;私たち、貴方たちに何も危害は加えないから・・・。」

バンジョー「・・・・・・っ!そうだ!もしかしたら、ボトルズとプルレスは!??」

エレナ「ボトルズとプルレス?・・・・ああ、さっき私が助けたあの奇妙な二匹の事ね!?」

バンジョー「っ!って事は・・・・・あの二人は・・・・・!!」  その時、部屋のドアが開いた。

そこから、ボトルズとプルレスが出てきた。どうやら二人とも無事らしい。

ボトルズ「バンジョー!!」 プルレス「バンジョーさん!!」

バンジョー「っ!ボトルズ!プルレス!・・・・・エレナ、やはり君が・・・・・。」

ボトルズ「バンジョー。エレナさんは僕たちを助けてくれたとても優しい人ですよ。」

プルレス「この人の所属している海賊の人たちはとってもいい人が多いんですよ。」

バンジョー「そうか・・・・・・。・・・・ありがとう、エレナ・・・・・。」

バンジョーは仲間を助けたお礼としてエレナに笑顔を見せる。エレナも恥ずかしがりながら微笑む。

エレナ「そ・・・そんな・・・・・・。私はただ、困っている人を放っておけなくて・・・・・。」


それは、荒地で、ボトルズとプルレスが、空を飛んだバンジョーとカズーイに、

置いていかれた頃であった。その時に、二人の前にエレナが来ていたのだ。

プルレス「あ・・・・あなたは・・・・・?」

エレナ「・・・・私は海賊ブラバーの下っ端、エレン。あなたたちは?」

ボトルズ「僕は、ボトルズ。こちらは青ジンジョー族のプルレスです。」

プルレス「実は、僕たち。この島で宝を探そうとしていますが、怪物たちがいっぱいで、

彼らとの連戦で少し疲れているので、ここで休憩を・・・・・。」

エレナ「へぇ~。この島は危険が多いからね。・・・・そうだわっ!

だったら、私たちの船に泊まるといいわ!あそこには気の優しい船長がいるのよ。」

これが、ボトルズとプルレスがエレンの最初の出会いである。


どうりで、ボトルズとプルレスが今、この船の部屋にいると言うわけだ。

バンジョー「ふーん。なるほどねぇ。」

プルレス「ところで、バンジョーさんは何故、この船に?」

バンジョー「え、えーと・・・・。僕に聞かれても・・・・・。そうだ!僕とカズーイが飛んでる途中、

この島の一番高いところから、グランティの基地を見つけたんだ!!」

プルレス「ええっ!!?」 ボトルズ「本当ですか!??」

バンジョー「うん・・・・・。僕たちはそこで敵幹部らしい奴との戦いで・・・・・。」

エレア「グランティ・・・・・・!」 エレンはグランティと聞くと、何故か険しい表情となる。

その時、カズーイもようやく目を覚ましたそうなので、あくびをした。

カズーイ「ふあぁぁ~あ。よく寝たあぁ~。・・・あれ?ここはどこ?」

目を覚ましたカズーイにとってはこの部屋は未知の部屋に過ぎない。

エレア「あ、赤い鳥ちゃんも起きたのね。ここは、海賊船の中。医療室なの。」

カズーイ「海賊船?って事は、あたいたち、海賊に捕まっちゃった!!?」

カズーイは海賊に拉致されてしまったと思って、驚く。しかし、エレンは微笑んでそう言った。

エレン「大丈夫。ここの海賊はいい人が多いから、心配しなくていいのよ^^」

ボトルズ「そうですよ、カズーイ。エレナさんの言う事は本当ですから・・・・・。」

カズーイ「・・・・・ま、まあ。メガネ君がそう言うんだったら信じてみるかしら・・・・ね。」

バンジョー「・・・・・・そうだ!それでは、僕たちはジグソーを集めに・・・・・。」

エレナ「いえ。今のあなたの体はとてつもない怪我を負っているわ。今のあなたと、

赤い鳥・・・・確か、カズーイちゃんにはとてもこの島を攻略する事は不可能よ。だから、今日は、

この船に泊まるといいわ。明日になったらまた探検に出てもいいから。」

カズーイ「ちょっとおぉ!あたいたちは色々忙しいのよ?」

エレナ「忙しいって・・・・・?」

バンジョー「・・・・僕たちは今、僕の妹を助けるための冒険に出ている。

僕の妹は、グランティに連れ去られてしまったんだ・・・・・。だから僕らは今でも・・・・・!」

エレナ「そうなんだ・・・・・・。グランティめ・・・・・・っ!!」

プルレ「エ、エレナさん・・・・・・?」 プルレスはエレナが少し怒っている事に気づく。

エレナ「・・・・・っ!あ。ごめんなさい。私も・・・・グランティのせいで、海の旅行中に、

家族を殺されて・・・・・。今は船長が私を育ててくれているんだけど・・・・・。」

エレナは落ち着いた表情で少し微笑み、悲しそうな声でそう言った。

カズーイ「グランティの奴!ムカツク事をしてくれるわね・・・・・っ!!・・・・・ところで、今何時?」

エレナ「うーん・・・・・。たぶん、もう夜の8時くらいだと思います。」

バンジョー「夜の8時だって!?僕たちが寝ている時にもうこんなに・・・・・。」


エレナの言うとおり、この島は既に夜となり、夜空に月が輝いていた。

この頃の一番高いところの灯台が光を照らして、それを周りに回していたのだ。

灯台の天辺には、その光を出すライトがあって、動いていたのだ。そのライトは夜専用らしい。

そして、クラッシャーのラーティ部隊も夜になったので、休憩をしていた。

まるで、キャンプするように4つのテントを立てて、バーベキューをして食事を楽しんでいた。

ラーティ「できるだけ、煙や火には気をつけろ。あまり目立ちすぎると敵に見つかるからな。」

クラッシャー同士「うす。」 「いやぁ~。美味しいなぁ。この肉!」

サリマ「・・・・・ところで、この島に海賊がまだいるのは本当なの?ラーティ。」

ラーティ「ああ。たぶん、キャプテン・・・なんとかってな。奴は海賊らしいが、

どこか間が抜けているような感じるそうだ。それに、この島には一般のスピニットもいる。」

サリマ「一般のスピニットが?」

ラーティ「スピニット族は元々、この島に平和に住んでいる者もいたんだ。しかし、

グランティの奴らがその半分の数を自分たちの兵に仕立て上げやがった・・・・・・!」

サリマ「そう。なんだか可哀想ね・・・・・。あのローブの二人とダッタは今頃どうしてるかな?」

ラーティ「あいつらはあいつらの事だ心配はない。」

ちなみに、ローブの二人とその部隊はラーティたちと同じように、

休憩するようにキャンプ風にテントをたくさん立てて、食事を行ったり、

たった一人のダッタはどこか隠れそうな場所で寝袋の中で、寝ているそうだ。


海賊船の医務室。

バンジョー「あれだけ長い戦いをしたから、疲れがたまってよく寝るわけだ・・・・・。」

エレナ「ええ。だから、今日くらいは休んで。そうすれば、また元気が出るから・・・・。」

カズーイ「・・・・ところで、あのキャプテン・ブラバーってのは一体誰なの?」

エレナ「・・・・・あ!そうだったわね。じゃあ、さっそく呼んで来るわね・・・・・。」

エレナはそう言うと、この船の船長を呼んでこようと、部屋から出た。

カズーイ「・・・・・。メガネ君にプルレスはもうブラバーとかに会ったの?」

ボトルズ「え?な・・・なんとなく会ったのですが・・・・・・。」

カズーイ「はっきり言いなさいよぉ!」

プルレス「で・・・でも・・・・・。あの船長は・・・・・・。」

ボトルズとプルレスは何故か言いづらかった。この船の船長は一体、誰なのだろう?

そこに、ドアがコンコンと叩くような音がし、開いた。そこにエレナと何者かが来た。

エレナ「連れてきたわよ、ブラバー船長を。」

バンジョーたち「っ!!!??」 バンジョーたちは何者か・・・いや、船長の姿に目をつけた。

その船長とは、海賊の船長らしい衣装はしてるが、何故か暗そうなカバのような奴だった。

バンジョー「え・・・・?カ・・・・カバが船長とは・・・・・・。」

カズーイ「海賊だから、もっとゴツくて壊そうな髑髏の奴かと思ったわよ・・・・・。」

エレナ「そう、このカバ族のお方こそ、キャプテン・ブラバーよ。」

エレナの言う通り、このカバ人間がキャプテン・ブラバーだ。何故か落ち込んでいるらしいが?

キャプテン・ブラバー「・・・・・はぁ・・・・。いかにも、ワシがキャプテン・ブラバーじゃ・・・・・・。」

カズーイ「・・・・なんか船長のクセに、やけに元気がないわねぇ・・・・。」

バンジョー「こら!カズーイ!すみません、いきなりの初対面なのに・・・・・。」

キャプテン・ブラバー「・・・・いいんじゃ。ワシなんぞこんなみじめな姿がピッタリさ・・・・。」

エレナ「・・・・・船長は元々は元気いっぱいの方だったんです。ですが・・・・・。」

キャプテン・ブラバー「エレナ君。今は言わないでくれ・・・・・。」

エレナ「・・・・・・っ。ごめんなさい・・・・・・。」 二人の様子を見たバンジョーは動揺する。

ボトルズ「・・・・ブ・・・ブラバー船長。あなたに一体何が・・・・?」

キャプテン・ブラバー「・・・・では、明日話すとしよう。それより、腹が減ってないかね?」

バンジョー&カズーイ「え・・・・・・?っ!?」 ギュルルルルルルルル

その時、バンジョーのカズーイのお腹から何か音が。きっとお腹が減っている音だ。

カズーイ「そ・・・・そう言えば、何も食べてないわね・・・・・////」

バンジョー「う・・・うん。僕なんかハチミツ一個だけだったし・・・・・・/////」

プルレス(僕たちはさっきこの船の食堂で食べたけど、話すべきですか?;)

ボトルズ(いえ、たぶん・・・・駄目でしょう・・・・・・;)  ボトルズとプルレスはヒソヒソしながら、

そう話した。今のバンジョーとカズーイに話したら、何か良からぬ事をされるかも知れないからだ。

キャプテン・ブラバー「では、食堂に来てくれたまえ・・・・。料理人が美味しい物を作ってくれる・・・・・。

わしは今さっき食べたので、船室に戻るとするよ・・・・・・。」

エレナ「私が案内するわ。バンジョー君、カズーイちゃん、ついてきて。」

バンジョーとカズーイ「うん!」  バンジョーはカズーイの入ったリュックを背負って、

エレナに続いて、この船の食堂へ行こうとした。

つづく

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バンジョー「よし!なんとか凄いダメージを与えたぞ!!」

カズーイ「ええ!このまま一気に攻めて・・・・・・!!」

バンジョーとカズーイはひるんでいるアルシェルを今のうちに攻撃しようとするが・・・・・?

アルシェル「っ!!ふあああぁぁぁぁっ!!!」  アルシェルはバンジョーたちが、

近づいて来た事に気づき、いち早く正気を取り戻し、左手のハサミを思いっきり振り上げて攻撃。

バンジョーとカズーイ「うわあぁぁぁっ!?」 バチイィィッ 敵のハサミに殴られたバンジョーは、

ひるむように下がってしまう。アルシェルは戦う気力を取り戻したのだった。

アルシェル「ふふふふ・・・・・!なかなか大したものね。熊と鳥・・・・・・!」

バンジョー「いや、僕たちはまだまだ・・・・・。でも、お前はやっつちゃうぜ!!!」

カズーイ「その意気よ!バンジョー!」 バンジョーは再びアルシェルに迫る。

アルシェル「・・・・・っ!!」 アルシェルもバンジョーを攻撃しようと走り出す。

バンジョー「とりゃああぁぁぁ!!!」 バンジョーがハイキックを繰り出すした。

アルシェル「ふん!!やああぁぁぁっ!!」 しかし、アルシェルはその蹴りを避け、

それと同時に右手のハサミでバンジョーの顔を殴ってしまう。

バンジョー「うあ・・・・・・っ!!っ!どああぁぁぁ!!!」 攻撃を受けてひるむバンジョーだが、

気力を戻して、再び攻撃に出る。今度はパンチだ。しかし・・・・・。

アルシェル「っ!でぇぇぇい!!」 アルシェルは右腕でバンジョーの拳を受け止め、

左手のハサミでバンジョーの腹を叩く。バンジョーは腹を痛がり敵からさがる。

バンジョー「ぐふうぅ・・・・っ!!」 そして、アルシェルはさらにバンジョーを攻撃しようとする。

アルシェル「とどめよ・・・・・・っ!!」 どうやら、アルシェルはハサミで突き刺そうとするつもりだ。

カズーイ「っ!キキツキアタック!!!!」 カズーイはそうはさせんと、

キキツキアタックでアルシェルを攻撃した。こうしてバンジョーは守られた。

アルシェル「うああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」 アルシェルはカズーイの必殺技を受けた。

だが、ひるんだだけで、まだ倒れてはいない。アルシェルは余裕の表情でこう言った。

アルシェル「う・・・・!うふふふふふふ。なかなかね。でも、この程度ではまだまだよ!!」

アルシェルはそう言うと、右手のハサミで思いっきり、バンジョーの顔を殴った。

バンジョー「ぶはあぁぁっ!!」 バンジョーは攻撃を受けて再び倒れそうになる。

アルシェル「むうぅぅん!!」 アルシェルはさらにバンジョーを攻撃しようとする。

カズーイ「っ!バンジョー!!」 バンジョー「・・・・っ!?ふん・・・・!!」

カズーイの警告を聞いたバンジョーは目の前のアルシェルが左手のハサミで、

叩こうとしたところを見て、これを受ける前にいち早くバック転を披露して、なんとか避ける。

カズーイ「ふう・・・。なんとか避けれたわね。よし!こうなったらあの技で行くわよ!!」

バンジョー「うん!これで一気に決めてやるっ!!!」

そう言ってバンジョーはアルシェルに向かって再び大地を蹴って走り出した。

バンジョー「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

そしてバンジョーは、一瞬回転して跳ぶ。それと同時にカズーイが嘴を前に突き出した。

アルシェル「うむっ!?これは・・・・・・!!?」 そう、この必殺技こそが・・・・・・。

バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!!」  バンジョーとカズーイは必殺の、

くちばしアタックを繰り出した。この技でアルシェルと決着をつける気だ。

アルシェル「えぃ!!たあぁぁぁっ!!!」 しかし、アルシェルはその必殺技を避け、

右足をあげて、バンジョーの腹を蹴り上げた。アルシェルは足をも武器にするのだ。

バンジョー「ぐああ・・・・あぁ・・・・・!!」  バンジョーは腹を蹴られて吹き飛ぶ。

そして、地面に叩きつけられてしまう。それにより、カズーイも・・・・・。

カズーイ「きゃあぁぁっ!!」 カズーイも地面に叩きつけられて痛がった。

バンジョー「ぐ・・・・っ!!くちばすアタックを簡単に避けるとは・・・・・!!」

アルシェル「どう?これでまだ戦う?」

カズーイ「ふ、ふん!!まだ勝負はついてないわよっ!!」 バンジョー「おおおぉぉっ!!!」

バンジョーは反撃しようとまた走り出す。しかし、アルシェルはそんなバンジョーに・・・・・。

アルシェル「馬鹿めっ!!」 左足でのハイキックで、バンジョーを再び蹴り上げた。

バンジョー「ぐはあぁぁぁぁっ!!!」 バンジョーは再び蹴られて倒れる。

アルシェル「言っておくけど、私はハサミだけでなく足技も得意としてるのよ・・・・。くすくすw」

カズーイ「バンジョー・・・・・!」 バンジョー「く・・・・!このおぉぉぉ!!」

バンジョーは立ち上がってまた攻撃を仕掛けた。右手の拳でアルシェルに殴りかかる。

アルシェル「っ!おおおぉぉぉ・・・・・っ!!」  アルシェルは左腕でバンジョーの拳を受け止め、

右手のハサミでバンジョーの腹を突き刺してしまう。 ドスウゥゥゥッ

バンジョー「ぐ・・・・あ・・・・・・・!!」 バンジョーはいきなり腹を突き刺されて、

激しい苦痛を表した表情で激痛する。カズーイはそれを見て、心配する。

カズーイ「バ、バンジョー!!!」

アルシェル「言ったはずよ?私がグランティ第6海軍のサブリーザーだって・・・・。

そのサブリーダーが、あんたのような奴に負けるわけないでしょ!?」

アルシェルはそう言うと、右手のハサミをバンジョーの腹から抜いた。

バンジョー「ぐうぅぅ・・・・・・!!」 バンジョーは腹を抑えて倒れそうになる。

アルシェル「さーて、どうする?このまま嬲り殺しを始めたいと思ってるけど・・・・?」

バンジョー「く・・・・っ!どうすれば・・・・・・!!」

アルシェル「ふふふふ・・・・・。そろそろ天国へ行けえぇぇっ!!!」

アルシェルはバンジョーを殺そうと走る。その時、カズーイがリュックから両足を出した。

カズーイ「くっ!カズーイダッシュ!!!!」 カズーイは両足で大地を走り出した。

バンジョー「っ!カズーイ!!」 カズーイダッシュとは、カズーイが走り、

バンジョーを運んで物凄いスピードで動く技なのだ。これによりバンジョーは救われた。

アルシェル「な・・・・・っ!?なんて速いの・・・・!!?」

アルシェルもカズーイの物凄く速い走りに驚く。しかし、カズーイはアルシェルから離れ、

灯台の周りの一周するように走り続けていた。カズーイは何を企む。

バンジョー「カズーイ・・・・・。っ!?」 その時、バンジョーはふとしたところで、

何か奇妙な物を見た。彼が見たのは、グランチルダの顔が描かれたスイッチのようだが・・・・。

バンジョー(今のは・・・・・・。なんだ・・・・・・??)

アルシェル「奴らめ・・・・・・!どこへ・・・・・!!っ!?」

アルシェルはバンジョーとカズーイがいきなり消えた事に怒る。その時、

後ろから何者かの気配を感じたので、そこを向く。そこにカズーイが走ってきた。

カズーイ「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」

アルシェル「カズーイとバンジョー!!まさか後方から攻撃に出ようなど・・・・・!!」

カズーイ「これでも・・・・・くらええぇぇぇっ!!!」 そして、カズーイは地面を蹴って跳び、

両足のキックでアルシェルにダメージを与えようとした。だが・・・・・。

アルシェル「こんなヘンテコなキック、誰があたるか!!」  カズーイのキックは空しくも、

アルシェルに避けられてしまう。カズーイの両足は地面につく。その時・・・・・。

カズーイ「およ!?」 カズーイはある異変に気づく。地面についた自分の両足が、

突然自分の意思に関わらずに、力が入り、さらに一瞬、足が緑色に変わる。

カズーイ「え?ちょ、な・・・なんなの!?」  バンジョー「ど、どうした!?カズーイ!!」

カズーイには、今の自分の足に何が起きているかわからなかった。そして・・・・・。

カズーイの両足が溜めきった力を解き放つように飛び跳ねた。

バンジョーとカズーイわあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???????」

これにより、カズーイは今までよりさらに高いジャンプをした。

しかし、カズーイはその事を望んでおらず、またバンジョーとカズーイは、

今の状況を知らずに無意識にジャンプしてしまった。しかし、このジャンプは、

とんぼがえるジャンプより10倍のジャンプ力があるが、どうやら今の二人には、

制御ができなかったそうだ。それにより、二人は灯台のある山から離れてしまう。

アルシェル「ち・・・・・っ!逃げたか・・・・。まあいいわ。どうせ逃げられないから・・・・くすっ。」

バンジョーとカズーイは今のジャンプを偶然出したので、空高く、跳びあがった。

だがそれによるか、風のせいか、灯台のある山から距離を大きくとってしまう。

バンジョー「うああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!落ちるううううぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

カズーイ「なんであたいの足があああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?????」

二人は断末魔の声をあげながら、落ちようとしていた・・・・。

そして、ついにバンジョーとカズーイは浜辺に落ちてしまった。

二人はその衝撃や連戦のせいで、疲れて気を失って倒れているそうだ。

バンジョーとカズーイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 しかし、このままだと、

グランティや怪物たちに見つかってしまう。その時、倒れている二人の前に、

謎の人影があった。その人影の者は一体何者なのだ・・・・・!?


バンジョー「・・・・う・・・・・。うう・・・・・ん。」 バンジョーはようやく意識を取り戻したか、

目を覚まして起き上がった。そしてあくびをした。

バンジョー「ふああぁぁぁ~あ。よく寝たああぁぁぁ~。・・・・あれ?ここは・・・・・!?」

その時、バンジョーは気づいた。ここはビーチではなく、海賊船の船室のような部屋であると。

バンジョー「・・・・・お。僕のリュックとカズーイもいる。よかった・・・・・。」

バンジョーは右の方に自分のリュックがある事と、そのリュックに、

カズーイが眠っている事に安心する。ちなみにバンジョーは体には包帯が巻いてあった。

バンジョー「・・・・・誰かが手当てしたのだろうか・・・・・?っ!?誰か来る・・・・・!!」

その時、バンジョーが予感したように、ドアが開き、そこから何者かが来た。

その者は・・・・なんと人間の少女であった。その少女はポニーテールをしていて、

その頭には某海賊の手下が被っている帽子?のような物が被ってあった。

この少女は海賊の手下っぽく少し厳つそうな顔をしているが、どこか優しそうな感じがした。

海賊っぽい少女「・・・・もう、大丈夫だね。熊くん。」

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険・THE・FIRST   第11話・海賊ブラバーはのんびり船長

ついに過去のトラウマを克服したか、カズーイは空を飛べるようになったのだ。

そう、鳥としての力を取り戻したのだった。バンジョーとカズーイは空を飛んで、

この島の頂上ともいえる灯台へたどり着いた。しかし、この灯台はなんと・・・・。

グランティの第6海軍の基地の一部であり、その海軍のサブリーダーである、

少女アルシェルと部下のスピニットたちがバンジョーとカズーイに挑戦して来たのだった。

カズーイ「・・・・はっ!あんたのようなべっぴんさんがグランティの幹部とはね・・・・・!」

アルシェル「うふふふふふ。変な赤色の鳥ちゃん♪」  カズーイはその言葉を聞いて怒る。

カズーイ「こ・・・このおぉ!!言わせておけば・・・・・!!!」

カズーイは今にアルシェルを倒したいところだが、リュックにいたままのせいで、

顔や上半身が動けても、下半身が動けないのでバンジョーから離れられないそうだ。

バンジョー「カズーイ!彼女の挑発に乗るな・・・・・!」

カズーイ「く・・・・・っ!じゃあ、バンジョー。二人の力であの貝のオバサンを・・・・・!!」

バンジョー「さっきはべっぴんさんと言ったくせに・・・・・。気まぐれが変わらないなぁ・・・・。」

カズーイ「なんつった?」  カズーイは物凄い形相でバンジョーを睨む。

バンジョー「いや、なんでも・・・・・・;」 バンジョーは汗を流しながら顔を振る。

アルシェル「あらあら。可愛いのね、この動物たち。でも、あなたたちは我らのジグソーを奪った。」

バンジョーとカズーイ「っ!!?」 二人はアルシェルの言葉に驚き、彼女の方に向く。

確かにバンジョーはジグソーを手に入れた。だが、アルシェルはそれを許さなかったのだ。

アルシェル「その罪はとてつもなく重すぎる・・・・・。おやり、スピニット部隊!!!」

アルシェルが右手をあげながらそう言うと、スピニットたちが一気に動き出した。

スピニット「ぬおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

10匹のスピニットがバンジョーとカズーイに迫る。二人はスピニットたちに向けて、構える。

バンジョー「僕たちを苦しめた緑のカニがこんな数で襲い掛かるとは・・・・・!」

カズーイ「恐れないでよ、バンジョー!ローリングアタックで一気にケリをつければいいでしょ!?」

バンジョー「っ!そうか。よ~し!ローリングアタアァァック!!!!」

バンジョーはローリングアタックを繰り出した。その攻撃はスピニット部隊に直撃した。

スピニットたち「うああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

物凄い速さで転がるバンジョーの強烈な体当たりにより、全てにスピニットが吹き飛んだ。

やがて、スピニットたちは地面に落ちて裏返ってしまう。バンジョーは立ってこう言った。

バンジョー「やったか!?・・・・いや、まだだったね。」 そう、裏返ったスピニットたちは、

すぐにまたひっくり返り、また元の状態に戻ってしまった。これぞスピニットの得意技の一つである。

カズーイ「まだ立てるのね・・・・・・・っ!!バンジョー、後ろに向いて!!」

バンジョー「え・・・・。でも・・・・・・!」

カズーイ「いいからっ!!!」 バンジョーはカズーイに言われた通りに恐る恐る後ろを向く。

スピニット「やろおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

スピニットたちは怒り狂ってバンジョーたちに襲い掛かる。カズーイはまたバンジョーにこう言う。

カズーイ「しゃがんで!!!」  バンジョー「え?こ・・・・こう?」

バンジョーはしゃがむと、カズーイは突然、リュックから下半身の尻を見せる。これはもしや!?

スピニット「な!?何をする気なんだ・・・・・・!!?」

カズーイ「オケツタマゴ!!いっぱいバージョン!!!!」

カズーイはコンガ戦で使ったオケツタマゴを繰り出した。カズーイの尻から次々とタマゴが出て、

その無数のタマゴが迫り来るスピニット部隊に襲い掛かる。

ちなみにオケツタマゴはタマゴミサイルのようにミサイルのように飛ばないが、

バウンドして敵に迫る攻撃法で敵を倒せるのだ。また、この技には他に使い道があるらしいが?

スピニット「うわっ!なんだこ・・・・ちゃっ!!」 「あっ!!」 「くぱっ!!!」

スピニットたちにあたったタマゴたちが次々と破裂し、それにより、

10匹のスピニットが裏返ってしまう。だが、これだけでは済まさなかった・・・・・。

カズーイ「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

カズーイは気合を込めた叫びで、尻からタマゴを出し続ける。無数のタマゴが、

裏返ったスピニットたちにあたり、タマゴがたくさん破裂すると同時に・・・・・。

スピニット「あぴゃ!!!」 「うぴゅいぃーっ!!」 「きゃん!!」 「あび・・・・・!!」

次々とスピニットたちはバラバラになったり粉々になったりで、ついにスピニット部隊は全滅した。

バンジョー「おおっ!!やったか、カズーイ!!!」

バンジョーは敵の全滅を確認すべく前に向いた。彼の目線には10匹のスピニットの死骸があった。

カズーイ「当然よ!何故なら、あたいは赤い鳥族だからねっ!」

アルシェル「たかが尖兵を倒せたからって喜んでる場合かしらねぇ~?

まだ幹部が残ってるのに・・・・・。」 バンジョーとカズーイはアルシェルの方に向く。

バンジョー「アルシェル・・・・だったね?君は・・・・どんな戦法を繰り出すんだ!?」

アルシェル「言ったはずよ?私は海貝人間。見せてあげるわ・・・・・海貝人間の力を・・・・・!!」

アルシェルはそう言うと、両手を左右に広げた。そして、その両手がみるみると形が変わっていく。

バンジョー「な・・・・っ!?なんだ!これは・・・・!!」  カズーイ「手が変化していく・・・・!?」

二人はアルシェルの手の形が変わっていく事に驚く。そして、アルシェルの手は、

ヤドカリのようなハサミに変形していた。アルシェルの両手がヤドカリみたいなハサミになったのだ。

アルシェル「さーて・・・・・どのように切り刻んであげようかしら・・・・・?♪」

バンジョー「く・・・・・・っ!!切り刻まれる前にぃ!!」 カズーイ「あんたを倒す!!!」

そして、バンジョーが先攻をかけようとアルシェルに殴りかかった。

バンジョー「ぬおりゃあぁぁぁっ!!」 バンジョーの右ストレートがアルシェルに襲い掛かる。

アルシェル「・・・・・くすっ。」 アルシェルは笑みを浮かべながら、

左手のハサミでバンジョーの右の拳を受け止めてしまった。バンジョーの攻撃は届かなかった。

バンジョー「ちぃ・・・・!ハサミで僕の腕を掴むとは・・・・・・!!」

アルシェル「ふん。いきなり攻撃をかけるなんて女に優しくない男ね・・・・・。えぃ!!」

アルシェルはそう言うと、バンジョーの腕を掴んだハサミに力を入れた。

バンジョー「っ!ぐああ・・・・!ああああ・・・・・・!!き・・・・切られるぅ・・・・・!!」

バンジョーは右腕を痛がる。どうやらアルシェルはバンジョーの右腕を切るつもりだ。

カズーイ「く・・・・っ!(こいつ・・・・・!バンジョーの手を切るつもり・・・・!?)そうはさせない!!!」

カズーイはそう言うと、アルシェルに左の手首を嘴で突いた。

アルシェル「くあっ!!!!」  アルシェルは左の手首をカズーイに攻撃されたので、

バンジョーの右腕を離し、自分の左の手首を痛がるとように抑えた。バンジョーはなんとか助かる。

バンジョー「ありがとう・・・・・。カズーイ。」 カズーイ「ええ!でも、勝負はこれからよ!!!」

アルシェル「ふん!でも、私だって負けないつもりよっ!!!」

アルシェルは両手のハサミを構えて、バンジョーとカズーイに襲いかかる。

バンジョー「く・・・・っ!できるだけこいつと接近戦は避けたい・・・・・!」

カズーイ「ならば、タマゴミサイルよ!!!」 カズーイはタマゴミサイルを連射した。

複数のタマゴがアルシェルを襲う・・・・・が?

アルシェル「でっ!はっ!てあ!!せい!!ほあ!!」 アルシェルは両手のハサミで、

次々と迫り来るタマゴを斬り、破裂させた。アルシェルはカズーイの攻撃を防いでしまった。

カズーイ「タ・・・・タマゴミサイルが効かないっ!!?」 そして、アルシェルはバンジョーに近づく。

アルシェル「はあぁぁぁっ!!」 バチイィィッ アルシェルはハサミを思いっきり振って、

バンジョーを叩いた。バンジョーはひるんでしまう。

バンジョー「くあ・・・・・っ!!」  カズーイ「バンジョー!!このおおぉぉっ!!」

カズーイは嘴でアルシェルを攻撃しようとするが・・・。

アルシェル「とおぉ!」 アルシェルはハサミでカズーイの顔を突いた。

カズーイ「あぅ!!!」 カズーイは敵のハサミに突かれ、ひるんでしまう。

アルシェル「あははははははは!!!!死になさあぁぁぁい!!!!」

アルシェルはとどめを刺そうと両方のハサミでバンジョーとカズーイを切ろうとした。が・・・・・。

バンジョーとカズーイ「く・・・・・!死ぬかああぁぁぁぁぁっ!!!!」

バンジョーとカズーイは一瞬気を取り戻し、バンジョーは殴り、カズーイは嘴で突いて反撃した。

アルシェル「っ!?きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

二人のダブル攻撃を受けたアルシェルは激しい痛みのせいか二人から離れた。

つづく

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