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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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グランティの少女戦士・アルシェルに果敢と立ち向かうバンジョーとカズーイ。

しかし、アクシデントによって灯台から落ちてしまった。そんな彼らを救ったのは、

ある貧しき海賊であった。彼らの船には、ボトルズとプルレスが!

次回、「海賊ブラバーはのんびり船長」  ブラバーの宝はどこへ!?

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?バンカズファースト第10話。

と、言うわけで今回からカズーイが空を飛ぶようになりました。

・・・・この話でカズーイに赤い鳥族の生き残りと言うオリジナルな設定を取り入れていますが、

・・・・なんかおかしいと思ったらごめんですぅ・・・;(ぁ)

ちなみに、このお話は何故、カズーイがバンジョーのリュックに入っているのかと、

その秘話を妄想して書いたりもしてみました^^(ぉ

一応、この小説でのカズーイ専用の設定という事でw(

敵側にアルシェルというオリキャラがいますが、

彼女は海貝人間と言う貝と人間を合わせたような種族の一人です。

ヤム・ヤムがオヤツを食べようとするのは原作と同じ設定です。

この小説で灯台の地下に敵の基地があったそうですが、

原作のゲームにはそんなのないです。だって、これもオリジ設定だもん(ぇ

次回は、あのファンからはおなじみ?のキャプテンカバ野郎が出ます。

そして、あの新ジャンプ技も出ます!・・・・たぶん(ぁ)

それでは。

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カズーイ「あれ?この灯台の中、何もないわねぇ。」

カズーイの言うとおり、この灯台の中は屋上へと続くハシゴ以外何もなかった。

バンジョー「うむ。ハシゴがあるみたい。これで上へ登ってみよう。」

バンジョーはハシゴを登って、屋上へと目指した。しかし、二人は知らなかったのだ。

この灯台こそが、グランティ第6海軍の基地の一部であると・・・・。


こうして、バンジョーはハシゴから床へと足を踏み入れ、やっと屋上へ登る事ができた。

バンジョー「おおおぉぉぉ~!!ここがこの灯台の屋上かあぁぁぁ~!!!」

カズーイ「すっごくいい眺めだわねえぇぇ~!」   二人は屋上から島と海の景色を見て、感激した。

バンジョー「後で、ボトルズやプルレスにも、ここへ連れてってやろうかぁ。」

カズーイ「ええ。それよりぃ~。この灯台の一番の高いところにジャンプしない?」

バンジョー「え?でも・・・・・。この灯台の一番上・・・・なんか高そうだな・・・・・。」

カズーイ「大丈夫よ☆とんぼがえりジャンプを使えば、楽ちんよ。」

バンジョー「そうかい・・・・?じゃあ、やってみよう!」 こうして、バンジョーはしゃがみ込み、

カズーイが羽根を思いっきり振った後すぐにバンジョーが宙返りをする。

バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!!!!」

バンジョーとカズーイはとんぼがえりジャンプで、一気に灯台の上に着陸した。

バンジョーとカズーイ「・・・・・・っ!?おお・・・・!!」 そして、二人の前にある光る物があった。

その光を発する物は・・・・ジグソーピース。そう、ゴールデン・ジグソーであった。

カズーイ「バンジョー!こんなところに、ジグソーが!!」

バンジョー「うん!・・・・何か罠があるかもわからないけど、その前に早めに取ろう!!」

そして、バンジョーはすかさず、ジグソーを手に取った。

そして、ジグソーは光を弱める。ジグソーはバンジョーを持ち主と決めたのだ。

バンジョー「よし!これでこの島でのジグソーを一つ手に入れたぞ!!」

ちなみに、原作のゲームでは、【ショックジャンプ】を使わなければ、

取れないそうであるが、その技は・・・・・小説ではいつぞや覚えるだろうか・・・・?(ぇ

確かに、灯台のジグソーはバンジョーの手に入った。だが、これこそが恐怖の始まりである。


この灯台の地下・・・・アルシェルのアジトに大きなサイレンが響き始めた。

アルシェル「っ!?何事!?・・・・まさか・・・・・!!」

グラントリング「大変です!!何者かがこの灯台のジグソーを奪ったそうです!!」

アルシェル「やはりぃ・・・・!なんとしてもジグソーを取り戻さなければ!!

あのジグソーはせっかく我々が苦労して奪った物なんだ!!スピニット1分隊出撃せよ!!

私もすぐに行く!!!!」 そう、さっきの灯台のジグソーが取られた時、

何者かがこの灯台に来たと言うサイレンが鳴る仕組みになっているのだ。


かくして、バンジョーはいつの間にか灯台から降りた。

バンジョー「さぁ!早くボトルズやプルレスのところに戻ろう!心配してるかも知れない。」

カズーイ「ええ。また空を飛べば、簡単にあの荒地へ戻れるわ。」 ・・・だが、その時であった。

謎の声「ヤム!ヤム!ヤム!!」

バンジョー「っ!?こ・・・この鳴き声は・・・・・!」 カズーイ「ま・・・・まさか・・・・;」

二人はどこかで聞いた事のある声に危機感を感じ、恐る恐る後ろの方を見る。

すると、そこにヤム・ヤムがいたのだ。

バンジョー「ヤ・・・・ヤム・ヤム!!!??」

カズーイ「まさか・・・・・・あたいたちを追っかけて・・・・・!!」

ヤム・ヤム「追っかけて?なんだ、それ!オイラ、お前たちとはここで今!初めて会った!!」

このヤム・ヤムはさっき荒地でバンジョーを襲った者とは違う別個体のようだ。しかし・・・・・。

ヤム・ヤム「それより、お前たち!オヤツの匂いがする!!オヤツ、オイラによこせ!!」

このヤム・ヤムもやはりバンジョーのリュックの中のオヤツ目当てで、彼に襲い掛かる。

カズーイ「っ!来るわよ、バンジョー!!!」 バンジョー「く・・・・うぅぅ・・・・・!!」

ヤム・ヤム「ヤム!ヤム!!ヤム!!!ヤム!!!!」

ヤム・ヤムはそのまま真っ直ぐにバンジョーに迫る。バンジョーはリュックから何かを出した。

カズーイ「なっ?バンジョー!?」  バンジョーがリュックから出したのはなんと、

六角状の形をした黄色い食べ物・・・・・ハチミツであった。しかし、これこそがオヤツであるが?

バンジョー「このオヤツが欲しいんだろう!!?」 それを聞くと、ヤム・ヤムはさらに移動する。

ヤム・ヤム「それ!それ!!それ!!それ!!!それ!!!それ!!!!」

ヤム・ヤムはハチミツを食べてしまおうと速度をあげた。しかし・・・・・。

バンジョー「・・・・・あむ!!」 バンジョーは突然、このハチミツを一口食べた。

カズーイ「あら。」 ヤム・ヤム「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!???」

バンジョーがいきなりハチミツを食べたので、ヤム・ヤムはショックした。

バンジョー「僕はハチミツが大好きさ!大好物を誰にも渡すもんか!!!あむあむ・・・・!」

そう言いながらバンジョーはハチミツを食べ続けていた。

バンジョーはハチミツが大好物である。そんなハチミツをヤム・ヤムには渡すまいと、

あえて自分で美味しく食べたの。確かに、好きな物は誰かに取られるのが嫌であろう。

バンジョーもそうはさせんと行ったのだ。しかし、ヤム・ヤムは突然、キレ出して再び襲い掛かる。

ヤム・ヤム「きさまああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

ヤム・ヤムは物凄い怒りでいつの間にかハチミツを食べ終わったバンジョーに迫るが・・・・。

バンジョー「・・・・・・にっ!てりゃあぁ!!」 バンジョーは美味しく食べれたか笑みを浮かべて、

近づいてきたヤム・ヤムを力いっぱい殴った。敵は少し遠い方へ扱けた。

ヤム・ヤム「ヤム!?ヤム!ヤム・・・・・!!」 ヤム・ヤムは苦痛を感じながらバンジョーを睨む。

カズーイ「おお・・・・!あんた・・・いきなりあんな凄いパンチを・・・・!!」

バンジョー「ふふふふ。忘れたかい、?カズーイ。僕はハチミツを食べると元気10倍になるんだ!」

カズーイ「あ!そうだったわねぇ~。」 バンジョーはハチミツを食べると力が回復するのだ。

ヤム・ヤム「ヤム!ヤム!ヤム!ヤム!ヤム!」

ヤム・ヤムは気力を取り戻し、再びバンジョーに襲い掛かる。バンジョーは再び迎え撃つ。

バンジョー「っ!はああぁぁぁっ!!!」   バキャアァァッ バンジョーは左足に力を入れて、

それでヤム・ヤムを蹴り上げる。蹴られたヤム・ヤムはまた地面に扱ける。

ヤム・ヤム「ヤ・・・・ヤム・・・・!ヤム・・・・・!」 ヤム・ヤムはバンジョーを睨む。だが、

さっきの攻撃のせいか、ヤム・ヤムの体にヒビが入っている。

カズーイ「おおっ!敵の体にヒビが!きっと弱ってるハズ!!バンジョーの攻撃が強いせいね!!」

バンジョー「よーし!このまま行くぞおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

ヤム・ヤム「ヤム!ヤム!」 バンジョーがとどめをさそうと走り出し、

ヤム・ヤムも反撃しようと移動する。両者は激突なるか・・・・・否。

バンジョーとカズーイ「っ!?」  ビュウゥゥゥン 突然、何者かが物凄い速さで二人を横切り、

さらに二人を追い抜いて、ヤム・ヤムに近づいた。

ヤム・ヤム「ヤム!ヤム・・・・・!!」  すると、ヤム・ヤムが何者かの攻撃か、

突然、粉々に砕け散った。ヤム・ヤムは死んでしまった。奴を死なせた者は人間の女性だった。

しかし、彼女の背中にサザエ貝のような物が付いていた。二人はそれを見て違和感を感じる。

カズーイ「な・・・・何よ・・・・・。あの人間・・・・・;」

バンジョー「人間なのに、背中に貝のような物が・・・・・・・。」

背中にサザエ貝を付けた女性は二人の方に向く。この女性はなんと、

グランティ第6海軍のサブリーダー、アルシェルであったのだ。

アルシェル「・・・・・あんたらなのね・・・・。灯台のジグソーを奪ったのは・・・・・!!」

バンジョー「っ!?じゃあ・・・・さっきのジグソーはあんたの・・・・!!?」

カズーイ「・・・・ってゆーか、なんで背中に貝のようなもん付けてんのよ!?」

アルシェル「うふふふふふ・・・・!私ね・・・・人間のような姿してるけど、人間じゃないの。」

バンジョー「じゃあ・・・何なんだい?」 バンジョーが恐る恐る聞き、アルシェルは素直に答える。

アルシェル「・・・・私は海の種族、海貝人間(うみかいにんげん)族の一人、アルシェル!

そして、私は・・・・・グランティ第6海軍のサブリーダー!!!!」

アルシェルがそう叫ぶと、彼女の後ろに10匹のスピニットが来た。

バンジョーとカズーイ「ああぁっ!!!!!」

ついに空を飛べるようになったカズーイはバンジョーを連れて、灯台のあるところに到着。

しかし、そこはグランティ第6海軍の基地でもあったのです。

とうとうカズーイが鳥の力を取り戻したとたん、グランティのエリート戦士・アルシェル部隊に、

見つかってしまいました。いきなり敵幹部の一人を相手にバンジョーとカズーイは、

どう立ち向かうでしょうか?


そして、ボトルズとプルレスは謎の人物に連れ去られたか、

見知らぬ場所に拉致されてしまいました。どうやら海賊船のような気もしますが・・・・?

バンジョーとカズーイ、ボトルズとプルレス。彼らの運命やいかに・・・・・!?

次回につづく

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ボトルズ「なんかこの羽・・・・。赤いですね・・・・。」

プルレス「・・・・でも、赤い羽を持つ者は結構少ないかも知れないし・・・・・。」

カズーイ「・・・・・・っ!」 カズーイはふわふわとゆっくり落ちてくる赤い羽を見て、

動揺した。カズーイはこの赤い羽と何か関係があるのだろうか?

そして、この赤いハネは地面に落ちた。バンジョーがそのハネに近づいた。

バンジョー「この羽・・・・・。一体誰が落としたんだろ・・・・・・?」

バンジョーはそう言いながら赤いハネを手に取る。すると、カズーイがいきなりこう叫んだ。

カズーイ「そのハネを渡して!!」

バンジョー「あ・・・・うん。」 バンジョーは赤いハネをカズーイに渡した。

カズーイ「っ・・・・!!」

そして、カズーイはじっと自分の羽根(手?)に取った赤いハネを見つめていた。

プルレス「カズーイさん。なんでこの赤いハネに興味あるのですか?」

バンジョー「さあ?今の赤いハネは、カズーイの羽根と同じ色してるし・・・・・。」

バンジョーが赤いハネとカズーイの羽根が同じ色だと言うとボトルズは急に何かを思いついた。

ボトルズ「・・・・む!もしかして・・・・あの赤いハネは、カズーイと同じ・・・・・!!」

カズーイ「・・・・・・間違いないわ。このハネは、あたいの同胞・・・・

すなわち・・・・赤い鳥族の誰かが落とした物だわ!!」  カズーイはこの赤いハネの事を、

赤い鳥族の者のハネだと言った。赤い鳥族とはカズーイの種族である。しかし・・・・。

ボトルズ「赤い鳥族・・・・・・。ですが、その種族は何かの事件で多く死んでしまい、

絶滅に近いほどの数に到っていますが・・・・・・。もしくはもう・・・・・。」

カズーイ「いえ!まだ全滅してはいないわ!!!」 ボトルズがもう絶滅してるではないかと、

言おうとした時にカズーイが絶滅していないと叫んだ。その大きな声に皆が驚く。

カズーイ「感覚でわかるの・・・・・!この赤いハネこそが・・・・・あたいたち、

赤い鳥族の鳥たちのハネなのよ!間違いないわ、絶対に!!そうよ!!」

カズーイが空を見上げると、バンジョーたちも空を見上げる。輝く太陽に、

鳥のような影が飛び回っていた。この鳥が赤いハネを落としたのだろうか?

バンジョー「鳥だ・・・・・。鳥が飛んでいる・・・・・!」

プルレス「まさか・・・・・。あの鳥が赤い鳥・・・・・!?」

カズーイ「そうよ!この鳥が・・・・あたいたち赤い鳥族の一羽なのよ!!」

ボトルズ「もし・・・・・この鳥がカズーイの言うとおりであったとしたら、

赤い鳥たちは絶滅に負けないと元気に飛んでいるんですね!きっと!!」

カズーイ「・・・・・っ!そうだわ!!あたいの仲間たちはあの日以来、

絶滅するのを恐れていたとあたいは思ったけど、今はそれは違う。

絶滅する運命に負けたくないために、こうやって一生懸命飛んでいるんだわ!それに比べ、

あたいは絶滅されたのかと思って、またある人に言われてもう飛べないかと思った・・・・・。」

バンジョー「カズーイ・・・・・。」 カズーイが笑顔でそう言ったら、バンジョーは微笑む。

カズーイ「でも、今はもう飛べる気がした・・・・。いえ、今すぐ飛びたいの!!」

カズーイは今すぐ飛びたいと言った。と、言う事はカズーイはもう飛ぶ力を取り戻したというのか?

バンジョー「え・・・・・・?今、飛びたいって・・・・・?」

カズーイ「うん!今・・・・とっても飛びたい気がするの!!」

プルレス「え?って事は・・・・・!?」 ボトルズ「もう飛べるんですか!!」

カズーイ「まだ飛べるかどうかわからない・・・・けど!(・・・・・・ごめん。

あたい、もう飛んでいいよね?もしも・・・・・でも、あたいも赤い鳥として・・・・・!)」

カズーイの脳裏に、ある人影の姿があった。その者はカズーイの森が、

焼かれている時にいた人物であった。その時のカズーイは怯えていた。この人物がカズーイに、

飛んではいけないと言っただろうか?しかし、今のカズーイはその人物に謝るように心で言った。

カズーイ「・・・・・とっても飛びたいの!!」 それを聞いたバンジョーは笑顔でこう言った。

バンジョー「・・・・じゃあ、もう飛べるんだね!」

カズーイ「ええ!じゃあ・・・・行くわよ・・・・・・・。」 こうして、カズーイは今こそ、

真の鳥として、空へ羽ばたこうとした。まずは、顔を真剣な表情にして、息をゆっくり、

吸ったり吐いたりと心の準備を整える。その後、カズーイは目を閉じる。 バサァバサアァァ

両方の翼をリュックから出して思いっきり左右に広げた。

カズーイ「行くわよ・・・・。バンジョー・・・・!」  そして、その両方の翼を徐々に上にあげて・・・・。

バンジョー「え・・・・?」  バンジョーは理解してはいなかった。今のカズーイは、

彼のリュックにいたまま。そう、このまま飛べばバンジョーも・・・・・。それとは別に、

ヒュウゥゥゥゥゥゥ・・・と風が吹いた。その風は静かにバンジョーとカズーイの方に集まっていく。

カズーイ「今こそ・・・・・・・飛ぶ!!!!!」 そして、カズーイは風の感覚を掴んだか、

目を開けて、それと同時に両方の翼を思いっきり振り下ろした。 ドビュウゥゥゥゥン

そして、奇跡が起きた。バンジョーとカズーイがロケット?のごとく、勢いよいスピードで、

浮かび上がる。それは、とてつもなく高い空へと上がるほどであった。

バンジョー「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

カズーイが両方の翼を一瞬に止めて、またその翼を羽ばたかせる。バサァ バサァ バサァ バサァ

ボトルズ「おお・・・・・!カズーイとバンジョーが・・・・・空に浮かんでいる・・・・・・!」

プルレス「ええ・・・・・!ついに・・・・・カズーイさんが・・・・・・・・!!」 そう、カズーイは・・・・・。

カズーイ「飛べた・・・・・あたい・・・・ついに飛んだんだわ!!!!」

そう、カズーイはついに飛んだ。そう、カズーイは鳥として再び飛ぶ力を取り戻したのだ。

バンジョー「・・・・・おおおお・・・!カズーイ・・・・・もう飛べるんだね・・・・・・。」

バンジョーはカズーイの方を見て微笑む。カズーイは笑っているが、少しだけ目から涙が溢れる。

これは、嬉し涙。カズーイは10年ぶりに空を飛べて、嬉しがっているのだ。

カズーイ「10年ぶり・・・・久しぶりだわ・・・・・。こんな嬉しい事はない・・・・・!」

ボトルズ「やりましたね。カズーイ!ついに飛べるようになったんですね!」

プルレス「おめでとう!カズーイさん!!」

カズーイ「褒めてありがとおぉ~う!二人とも~!!」

バンジョー「・・・・そうだ!そのままジグソーを探してみようよ!せっかくだし!!」

カズーイ「ええ!!じゃあ、行くわよおおぉぉ~!それっ!!」

そして、カズーイは翼を羽ばたかせながら、移動を始めた。ついにカズーイは空を飛びまわった。

しかし、バンジョーも一緒なので、これはまるで熊を運びながら飛ぶ鳥であるが、それも悪くない。


バンジョー「いやあぁぁ~。でも、なんか僕も空を飛んでるみたいで気持ちいいなぁ~。」

カズーイ「・・・・ってか、実際に飛んでるのはあたいで、あんたはあたいとくっついているから、

飛んでないだけだけどね。まあ、久しぶりに飛べたんだからいっか^^たまには。」

バンジョー「・・・・そうだねwところで・・・・・この島のジグソーはっと・・・・・。」

バンジョー「・・・・・・あれ?ところで、ボトルズとプルレスは?」

カズーイ「・・・・・あっ!!!!忘れてた・・・・・・;」


ボトルズとプルレスはまだ荒地にいた。そう、空を飛んでる事に夢中な、

カズーイとバンジョーに置き去りにされてしまったのだ。

プルレス「・・・・・・・・・なんかあの二人、僕たちの事、忘れてません?;」

ボトルズ「・・・・・恐らく久しぶりに飛ぶ事に夢中になったから、僕たちの事思ってませんでしょう;」

本来カズーイはこの二人をも運ぶ予定であったが、すっかり忘れていたのだった(笑

・・・・しかし、そんなボトルズとプルレスの前に謎の人影があった。その影の正体は・・・・?


カズーイ「・・・・・そうだ!あの一番高い山の頂上の方へ飛んでみましょ!」

カズーイの言う一番高い山とは、この島の中央にある一番高い山のようなところであった。

バンジョー「・・・・・ん?そうだね!よし!さっそく頼むよ、カズーイ!!」

カズーイ「OK!!」 そして、カズーイは物凄い速さで一番高い山へ向かって飛んだ。


かくして、バンジョーとカズーイは一番高い山の頂上の近くにと飛んだ。

しかし、この山の頂上には一つの灯台が聳えていた。待てよ?この灯台はさっきの・・・・もしや?

バンジョー「おお!見ろよカズーイ。こんなところに灯台があるぜ!!」

カズーイ「わーい!すごーい!やっぱ空を飛ぶのって最高だわあぁ~w」

バンジョー「はははは・・・・・wじゃあ、さっそく降りれるかい?」

カズーイ「・・・・でも、今はこの状態だし・・・・・・・。」

バンジョー「あ・・・・・・;」 そう、今のカズーイはリュックに下半身が入ったままでさらに、

バンジョーも一緒に飛んでいた。と、いう事は、

バンジョーが飛んでいる状態のカズーイの足役となっているのだ。

バンジョー「・・・・・じゃあ、僕が地面に足を付けて・・・・・・。」

カズーイ「あたいが飛ぶのをやめる。この提案で行きましょ。」 バンジョー「うん!」

こうして、二人は灯台の近くの地面へとゆっくり降りていく。

バンジョー「・・・・・っと!」 そして、バンジョーが地面に足を付けた。

すると、カズーイが両方の翼をリュックに引っ込めた。こうして、カズーイは飛行を一時止めて、

着地に成功したのだ。こうして、再びバンジョーが地面を歩くことになる。

カズーイ「・・・・・ふぅ。久しぶりに飛べたから、気持ちよかったわぁ~。」

バンジョー「・・・・・・そうだ!・・・・もう飛べるようになったしもうこのリュックからで出る?」

カズーイ「・・・・・・そうね。久しぶりだから・・・・・・。・・・・・・・・。」

ついに飛べるようになったので、カズーイがリュックから出ようとした。

・・・・・しかし、何故かカズーイは動かない。いや、動けないのか・・・・・?

バンジョー「・・・・どうした?カズーイ・・・・・。」

カズーイ「・・・・うーん。それが・・・・なんかリュックから出れないの・・・・・;」

バンジョー「マジか!?Σ(°д°;)」

なんと、カズーイはリュックから出られないようになったしまったのだ。

カズーイ「・・・・ずっと、このリュックに入っていたまま、食事とりまくっていたから、

身体も少し大きくなったし、出る事が出来なくなっちゃったかも・・・・・・;」

バンジョー「・・・・・・まあ、このリュックは少し小さかったかも知れないしね・・・・・・;」

カズーイ「・・・・・・でも、いっか。まだこのままの方がいい気がするわ!」

バンジョー「・・・・そうか。じゃあ、さっそく灯台へ入るか!」

カズーイ「うん^^」

カズーイは早くも立ち直り、二人は好奇心と楽しみで灯台へ近づいた。

バンジョー「・・・・・・よし!開けるぞ。」

こうして、バンジョーが灯台の入り口ともいえるドアを開けて、二人は灯台の中へ入っていった。

つづく

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カズーイの父「な・・・・なんだ!!?も・・・・もしや・・・・・!」

カズーイの母「もしや・・・!?一体なんなのですか!?」

カズーイの父「それは・・・・・。むっ!あそこを見たまえ!!」 カズーイの両親は右の方を向いた。

そこの上空より無数の黒い戦闘機部隊が飛んで来た。

カズーイ「な・・・・何!?あの戦闘機たちは!!」 カズーイたちも黒い戦闘機部隊に気づいて驚く。

そして、その戦闘機の群れの中に、一つだけ黒い光が発しながら空に浮かんでいた。

その光の中に、緑色の顔が少しだけ見えて、その顔は不気味に笑っていた。

そして、戦闘機部隊は赤い光のようなミサイルを一斉に発射して森を焼き払おうとした。

カズーイの父「間違いない!やはり奴らは・・・・・・!!」

カズーイの母「そんな・・・・・!ついにこの森を・・・・・・!」  チュドオオオオォォォォォォン

そして、無数のミサイルが森に命中し、多くの緑が爆発して燃えてしまう。

カズーイ「っ!?パパ!!ママ!!」  それと同時にカズーイの両親も、

爆発に巻き込まれてしまった。カズーイはその残酷な光景を見て、涙を流す。

カズーイ「パパ・・・・ママ・・・・・。こ・・・・このぉ・・・・・!!」 やがてカズーイは、

悲しみを怒りに変えた目つきで、戦闘機部隊と黒い光の者を睨んだ。

カズーイ「うわああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

カズーイは戦闘機部隊に向かって物凄いスピードで飛び出した。

カズーイの仲間「カ、カズーイ!!待って!!」 「無茶すぎるわよ!!」 「危ない!!」

カズーイ(無茶でも危なくてもいい!!だから・・・・・・!!) カズーイは仲間たちの注意も聞かず、

さらにスピードを上げ、さらに彼女の身体から赤い光が発した。

今のカズーイはまるで赤き光の鳥のごとくそのまま戦闘機部隊・・・特に黒き光の者に迫る。

黒き光からさっき森を焼き払った火の玉をまた出した。しかし・・・・。 ドガアアァァァァン

命中したので爆発してしまった。しかし、赤き光の鳥はその爆発の中から出てきたのだった。

赤い光に包まれしカズーイは火の玉の攻撃すら効かないらしい。

カズーイはそのまま戦闘機部隊に向かってくる。その勝負の行方は誰も知らなかった・・・・。


現在・おたからザクザクびーとの荒地。ボトルズとプルレスは、

カズーイの悲しい過去を聞いて、自分たちも悲しそうな表情となっていた。

プルレス「・・・・カズーイさん・・・・・。そんな悲しい運命を・・・・・。」

ボトルズ「カズーイさんが・・・・・あの赤い鳥族の一羽だったなんて・・・・・!」

カズーイ「それからのあたいは奴らとの戦いで心も傷ついてしまった・・・・・。」

バンジョー「・・・・・ここからは僕が話そう・・・・・・。」


再び10年前。とある夜の森で、小さな熊が歩いていた。そう、この幼き熊こそが、

10年前のバンジョーであった。バンジョーはこの頃、何かを探しているようだ。

バンジョー「・・・・確か、ここにいたはずなんだけど・・・・・。」

バンジョーは夜の森中を歩き回っている。その時、バンジョーは何かを見つけて驚く。

バンジョー「っ!!こ・・・・こいつは・・・・・!!」 そう、バンジョーが見つけたのは、

傷だらけで倒れている赤い雌鳥であった。そう、この雌鳥こそが、カズーイであった。

バンジョー「君、大丈夫かい?」

バンジョーはカズーイに駆け寄る。どうやら気を失っているそうだ。

バンジョー「やっぱり君だったんだね。このふもとにさ迷う赤い奴って・・・・。

でも、傷ついている・・・・。よし!僕の家で看病してやろう!!」


現在のバンジョー(こうして、僕はカズーイを僕の家まで送った。

僕が看病している途中で、カズーイはとうとう目を覚ました。) ここは10年前のバンジョーの家。

その家の部屋のベッドでカズーイが目を覚ましていた。身体中は包帯に巻かれていた。

そして、彼女の隣にはバンジョーがいた。しかし、カズーイはこの頃はまだ彼を知らなかった。

カズーイ「・・・・・あんた・・・・。誰?」

バンジョー「・・・・僕はバンジョー。君は・・・・なんて言うんだい?」

カズーイ「・・・・・あたいはカズーイ。ん?ところで、あんたの隣に住んでいる雌の熊は?」

カズーイはバンジョーの隣にいる熊の少女に気づく。この雌の熊こそが、

10年前のチューティであった。まだ幼く可愛らしそうであった。彼女は元気いっぱいに名乗る。

チューティ「あたしはチューティ。バンジョーの妹です。実は私もおにいちゃんの手伝いで、

あなたの怪我を治療したのよ。」 カズーイはそう聞くと、自分の身体を見る。傷ついた部分が、

包帯に巻かれていた。カズーイはこれに気づいて、バンジョーとチューティに感謝する。

カズーイ「・・・・ありがとう。バンジョー。それに、チューティ。」

チューティ「ううん。傷ついている人がいると私たち、ほっとけないの。」

バンジョー「ところで、君はどっから来たの?」

カズーイ「・・・・そうだった!!実はね・・・・・。」

現在のバンジョー(こうして、カズーイは僕たちに自分の悲劇を語った。

彼女は、自分の森を謎の軍隊に焼かれて居場所を失って僕らの住んでいるところに来たと・・・・。

それから、カズーイは鳥としてできる事を・・・できないようになってしまったんだ・・・・・。)

数日後、カズーイの傷は完治した。チューティはカズーイにこう言った。

チューティ「ねーねー。カズーイ。あなたは鳥だよね?」

カズーイ「ええ。ご覧の通り鳥ですけど?」

チューティ「もうあなたの傷はもう完治しているはずだわ。もう飛べるはずよ?」

カズーイ「それであたいに何か用なの?」

チューティ「実はね・・・・私、あなたの空を飛ぶところを見たいの・・・・。」

カズーイ「ああ、そうだったの。でも・・・・実はあたい・・・・。もう飛べないの。」

チューティ「え・・・・・・?」 チューティはそれを聞いた少し悲しそうになる。

カズーイ「・・・・・もう、飛ぶ力をなくしてしまったの。そして歩くことも・・・・・。

あたいは・・・・・飛んではいけないって・・・・ある人に、言われたから・・・・・・・。」

チューティ「そう・・・・。そうなんだ・・・・・。でも、歩くこともできないんだったら、

どこにも行けないわよ?・・・・こうなったら何か手がないのかなぁ・・・・。」

カズーイ「・・・・・確かに、今のあたいはこのままだとどこにも行けそうにないわね・・・・。」

バンジョー「どうしたんだい?二人とも。」 そこにバンジョーが来た。二人は彼が来た事に気づく。

チューティ「あ、おにいちゃん。実はね・・・・・・。」

チューティはバンジョーにカズーイは飛ぶことも歩く事もできないと聞いた。

バンジョー「そうかぁ・・・・・。でも、なんか可哀想だね・・・・・。・・・・っ!そうだ!!」

バンジョーは何かにひらめいた。二人はそれを聞こうとする。

カズーイ「何よ?そうだって。」  チューティ「何か思いついたの?おにいちゃん。」

バンジョー「うん!ちょっと待ってて!!」

そして、バンジョーはカズーイのいるベッドの隣に物にかけてある青い物を取った。

そう、これこそがバンジョーが背負っている青いリュックであった。

カズーイ「何よ?この青いリュック・・・・・。」 カズーイはその運命のリュックを始めて見る。

バンジョー「君が動けるようになるまで、このリュックに乗っていいよ^^」

チューティ「・・・・っ。そうか!このリュックでカズーイを乗せて連れて行けるってわけね!!」

バンジョー「そーいう事っ!さあ、カズーイ。このリュックにお乗り。」

カズーイ「で・・・・・でも・・・・・・。」 カズーイは戸惑っていた。この頃のカズーイにとって、

バンジョーとチューティの兄妹をまだ本当の友達ではないからだ。しかし、

兄妹はそこまで自分に優しくしてくれているのだ。だが、本当にこのリュックに、

乗って良いのかと戸惑っていたのだ。そこまでの優しさを受け入れて良いかと戸惑っていたのだ。

バンジョー「乗ってもいいよ。誰も責めやしない。もし、馬鹿にする奴がいたら、

僕がやっつけてやるよ。それでも、まだ乗りたくない?だったら別の方法で・・・・。」

カズーイ「乗るわ・・・・・・。」

チューティ「カズーイ・・・・・。」 チューティはカズーイが決意したところを見て微笑む。

カズーイは静かに溢れる涙を羽で拭いて、笑顔をバンジョーに向いた。

カズーイ「乗るわ。このリュックに・・・・・!」 それを聞いたバンジョーはとびっきりの笑顔になる。

バンジョー「・・・・うん!ほらっ!」 バンジョーはリュックをカズーイの前に向けた。

カズーイ「・・・・えぃ!」 カズーイはその青いリュックについに跳び込んで、入った。

そして、カズーイは完全にリュックに入った。そして、カズーイはその中で動き回り、

ついにリュックからカズーイの上半身が出てきた。これからカズーイはこのリュックで生きる事になる。

カズーイ「ぷはあぁっ!!なんか居心地が良さそうね、このリュック!!」

バンジョー「そう?じゃあ、どっかへ遊びに行ってみるか!」

チューティ「わーい!さんせーい!!」  こうして、バンジョーとチューティ、

カズーイも今日からバンジョーの背負ったこのリュックで遊びに行った。

これが現在でカズーイがバンジョーのリュックにいる理由であった。

現在のバンジョー(こうして、今のカズーイがいるわけだったんだ。)


現在。プルレスとボトルズは涙を流していた。

プルレスとボトルズ「うるるるる~。ええ話やああぁぁぁぁ~。」

カズーイ「ちょ、泣くことないじゃない・・・・・。」

ボトルズ「ぐす・・・・・っ。でも、どうりでカズーイがいつもバンジョーのリュックにいるのかが、

はっきりわかりました。そして、カズーイが空を飛ばない理由も・・・・。」

プルレス「ごめんなさい、カズーイさん。知らずにわがまま言って・・・・・。」

カズーイ「いいえ。あんたはわがままなんて言ってないでしょ?」

プルレス「でも、あなたは・・・・・・。」

カズーイ「まあ、いつかはきっと・・・・・・。っ!」 カズーイは何かに気づくように空を見上げる。

バンジョー「ん?・・・・っ!こ・・・これは・・・・・!!」 他の3人も空を見上げる。

その空より一つの羽根がふわふわとゆっくり落ちていた。しかし、この羽根は何故か赤かった。

つづく

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ヤム・ヤム「・・・・うーむ!ヤム?あの熊たちは・・・・・?」

ヤム・ヤムが気が付くともうバンジョーたちの姿はなかった。かくして、

バンジョーたちは無事、ヤム・ヤムから逃れる事ができた。


一方、ここ、おたからザクザクびーちの中央にある一番高いところがあった。

その頂上には一つの灯台が聳え立っていた。しかし、この灯台は誰が作ったのだろう?

ネロス海賊軍か?それとも・・・・別の何者かが立てたのだろうか?

今、周辺には誰もいない。では、灯台の中を覗いてみよう。・・・・・・・。

しかし、中は殺風景であるのは、灯台の屋上へ登るための梯子でしかなかった。・・・・あれ?

なんか床に異変があるね?四角い穴が開いているぞ。よく見てみると、階段まであるねぇ。

その階段は下へと続いてる。この灯台には地下があるらしい。では、皆さん。

この階段で、灯台の地下へ進んで見ましょう・・・・・。


ここが、灯台の地下のある大きな部屋である。この部屋では、

コンピュータが多く、それを使っている者たちが多くいた・・・・・。この者たちは・・・・?

グラントリング。グランティの一般兵士のグラントリングたちがいるではないか。

グラントリングだけではない。スピニットたちまでもいた。だが、その中に一人だけ違う者がいた。

その者はどうやら人間の女性であった。上半身はビニキを着けているが、

下半身ではスカートを履いている。さらに背中には、何故か大きなサザエ貝が付いていた。

この女性はアルシェル。彼女もグランティの戦士であったのだ。

アルシェルは今、スクリーンに映っている映像を覗いていた。

アルシェル「クラッシャーの奴ら・・・・・。相当やってくれているそうね。」

映像にはクラッシャーの戦士・ダッタが複数のスピニットを殺しているところであった。

アルシェル「・・・・・確かあいつ、ダッタって聞いてたけど、本当に出会うことになったら、

恐ろしい相手になりそうね・・・・・。他にも銃を使う少女とビーバーが率いる部隊もいたっけ・・・?」

グラントリング「・・・・・・アルシェル兵長。ニッパー水軍長からの連絡です。」

アルシェル「繋いで。」  アルシェルがそう言った後、映像がすぐに変わった。今の映像には、

まるで海の中のような世界だった。そこにいるのは、大きなピンクの貝の怪物であった。

顔が緑色で、目が黄色かった。その怪物は不気味に笑っているように見えた。

そう、この怪物こそがおたからザクザクびーちを支配せり、

グランティ第6海軍のリーダー、ニッパー水軍長である。アルシェルは彼の前で頭をさげる。

ニッパー「・・・・・ガルルルル・・・・!!アルシェルよ・・・・調子はどうだ?」

アルシェル「はい。ただいま・・・・。クラッシャーの部隊によって守衛部隊や支援部隊などの、

ほぼ半分がやられています。クラッシャーはエリート兵たちを多く投入していると思われます。」

グラントリング「・・・・・っ!?大変です!偵察隊から緊急連絡が入りました!」

通信隊員のグラントリングが何か大変な報告を受けたので、すぐにアルシェルに大きな声で言った。

アルシェル「なんですって!?その報告は!!?」

グラントリング「はい。それが・・・・。奇妙な熊と鳥が我々の部隊やクラッシャーと、

戦闘を繰り広げたとの事です。モグラとジンジョー族の一人が熊と鳥のサポートをしてるそうです。」

アルシェル「熊と鳥ですって!!??」

ニッパー「熊と鳥だとぉ・・・・!?ガルル・・・・・!熊と鳥・・・・・。もしや昔・・・・。

この世界を絶大なる強さと恐怖で轟かせた、あのデスブラザーの事か?

ガルルルルルル!!だとしたら、この島が壊滅する恐れもあるだろう。アルシェルよ!

今より兵士をより多く投入し、島の防衛を強化しろ!!俺様も、ダルシップ艦隊に、

援軍を要請する!!違う隊だから遠くのところで活動しているが、近い日には来るはずだ!

それまでになんとか持ちこたえろ!!お前は我が水軍のサブリーダーなのだ!」

アルシェル「かしこまりました。カンシー上等兵!!」 アルシェルがよう呼ぶと、

部屋に一匹のスピニットが出てきた。だが、このスピニットは色が青く、目が赤かった。

そう、この青いスピニットこそが、カンシーであった。

カンシー「お呼びですか?アルシェル兵長。」

アルシェル「今より、あなたの小隊をこの島の周辺に配置しなさい。」

カンシー「わかりました。我が小隊のメンバーである、チョッキ、ニータ、ガニャニャ、

そして、ハシマ・・・・以下4人を引き連れましょう。」

アルシェル「頼むわ。あなたたち小隊はどのスピニットよりも強い奴らだけの精鋭部隊のはずよ。

ところで、我が隊のスピニットたちが随分と減っているわね。また一般の方から掻っ攫いなさい。」

カンシー「了解・・・・。再び無所属のスピニットどもを捕らえましょう。・・・・・っ。」

アルシェル「それに、灯台の天辺にあのジグソーが保管されているわ。

もし、これが誰かに取られた時は、何者かがこの灯台に来たとのサイレンも鳴るわ。

そして、そのジグソーを取った奴を徹底的に殺す事。ま、灯台にジグソーがある事は、

我々以外には誰も知らないけどね。ジグソーの事は私に任せなさい。」

カンシー「では、我々は島を警備しようと思います。」


バンジョーたちは別の荒地について、やっと休息をしていた。

バンジョー「ふぅ・・・・・。やっと安全なところに着いたかかぁ・・・・・。」

プルレス「いやぁ・・・・。変な貝も襲い掛かるなんてこの島は危険すぎるよ。」

ボトルズ「ヤム・ヤム族はお菓子を好物とする妙な貝の種族です。」

カズーイ「そのクセに何よ、あの戦法。まあ、調子がよかったら勝てそうだったけど?」

バンジョー「でも、この島では、スピニット族やヤム・ヤム族の他にどの種族がいるの?」

ボトルズ「えーと。他には・・・・まだわかったわけではありませんが、

ロックアップ族という宝箱の生物もいるらしいです。昔、調査してきた海兵隊が、

宝箱を見つけたら、その宝箱が襲ってきたらしいと・・・・・。」

カズーイ「その宝箱にも何かおたからがあるんでしょ?」

ボトルズ「ええ・・・・・。あるにはありますけど・・・・・。」

プルレス「・・・・そうだ!カズーイさん、ちょっと聞きたい事が・・・・・。」

カズーイ「ん?はいはい、あたいが空を飛べない理由でしょ?」

プルレス「はい・・・・・・。」   ボトルズ「そういえばそうでしたね。」

バンジョー「・・・・・・・・・・っ。」 バンジョーはそう聞くと急に落ち込んだ。

カズーイ「・・・・・今より10年前・・・・・・・。あたいも昔はよく飛んでたわ・・・・・。」

カズーイは真剣な表情で話していた。ここからカズーイの過去話が始まる。


これは、10年前。いわば、カズーイの過去である。そして、その舞台となるのが・・・。

ここ、とある森の上空である。青い空に太陽が輝いていた。

その空を飛ぶ回る赤い鳥たちがいた。その鳥たちがは笑顔で楽しく飛んでいた。

この森は赤い鳥族が住んでいる平和な森であった。そして、この住人の一匹こそが、

10年前のカズーイであった。この時の彼女は現在よりもさらに元気であった。

現在のカズーイ(・・・・あたいはこの時、元気よく飛んだわ。飛び方は、

パパやママが優しく教えてくれた。友達もたくさんいたわ。あたいはそんな人・・・じゃなかった;

鳥たちに囲まれて幸せな日々をすごしていたわ。)   10年前のカズーイは、

3羽の仲間たち(3羽とも♀らしい。)と一緒によく飛び回っていた。

その様子を2羽の大人の赤い鳥がいた。その鳥たちはカズーイの両親であるらしい。

カズーイの母「・・・元気に飛んでるわね、うちの子・・・・・。」

カズーイの父「うむ。将来はきっとこの世界を守ってくれる立派な鳥になれるだろう。」

カズーイの母「どうしてですの?あなた。」

カズーイの父「・・・・あの娘は優しいよ。その優しさが全ての人を救えると思うからな。」

カズーイの母「そう。すばらしい事ですわ。まあ・・・それができればの話ですがね・・・・。」

カズーイの父「そうだな。何せ、我々赤い鳥族は・・・・・。」 その時、カズーイが両親に声をかける。

カズーイ「ねーねー!パパとママ~!!」 両親は彼女の声に気づき、彼女の方に向く。

カズーイの母「なーに?カズーイ。」 カズーイの父「今日もどこかへ行くのかね?」

カズーイ「うん!友達と一緒にクルクル山のふもとへ行くの!!

少し遠いかも知れないけど、絶対に帰ってくるから!」 カズーイは元気のいい声で言った後、

仲間たちと一緒に目的地へ目指そうと飛んでいった。両親はまるで子が旅立つような光景を見た。

カズーイの母「素敵ですわ・・・・。うちの娘がこんな立派に見えるなんて、

時には無鉄砲なところもありましたのに・・・・・。」

カズーイの父「うん。でも、うちの子なら必ず我ら赤い鳥族の平和を守ってくれるはずだろう・・・・・。」

・・・とまあ、こんな感じでカズーイが冒険に出かけたり、両親が娘の成長を見届けているわけである。

カズーイはこんな幸せが永遠に続くのだと思っていた。しかし、そんな思いも空しく砕け散った。

突然、謎の巨大な火の玉が落ちてきた。火の玉が森に落ちると、

突然爆発を起こした。カズーイの両親はそれを見て驚いた。

つづく

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