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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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それはまるで、魚とヘビが合体したような怪生物であった。

目が赤く、口には無数の牙がある。身体の左右にはヒレがあり、

尻尾の先も魚の尻尾?に見える。この巨大生物は潜水艦へと真っ直ぐに向かっている。

ロドシー「あ・・・・あれは!怪獣!!!!」

科学者の男性「怪獣の分析完了!!あれは、水中怪獣・ベムルクです!!」

そう。潜水艦に迫る怪生物こそ、最も巨大で最も凶悪な力を持つ怪物。

怪しい獣と書いて、怪獣であった。この怪獣はベムルク。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァァァ」

怪獣ベムルクはだんだんと潜水艦へ近づいてくる。

ロドシー「グランティの差し金!?」

科学者の男性「いえ!奴は野生です!!恐らく、ナワバリを守ろうとしたのでしょう。」

レーダー手の男性「怪獣はあと19分で、この潜水艦に接近!!」

ロドシー「・・・・・っ!」


ロドシーはメンバー控え室でロドシーの前に多くのメンバーが集まった。

もちろん、バンジョーとカズーイたちもいる。

ガムロ「怪獣が出現したですと!!?」

怪獣が来たと聞いて、ほとんどのメンバーが動揺する。

ボトルズ「えっ!?か、怪獣ってあのかつての時代より暴れまわった、

巨大な最強生物なのでは!?奴等はとても強い力を持って、

昔の人間たちでは、倒すのはとても難しく、あの宇宙人の・・・・!!」

カズーイ「えっ!?怪獣!?怪獣が出たの!!?

ねえねえ。一体、どんな怪獣かしら!?」

ボトルズが緊張感で話している途中で、カズーイが割って話す。

バンジョー「カズーイ。いきなり大きな声で話すのは迷惑だよ・・・・;」

ボトルズ「私の話を誰も聞いてませんのね・・・・・orz」

ユミ「でも、いきなり怪獣が出現しちゃうなんて・・・・!!」

フラエ「聞いてねーよ!んな話。」

ロドシー「でしょうね。けど、事実は事実よ。モニターをご覧ください。」

ロドシーはそう言うと、彼女の後ろのスクリーンが映り出す。

その画面に、ベムルクが潜水艦に迫ろうと泳ぐ姿があった。

ミクス「こ・・・・怖い・・・・・!!!」

ガンズ「ベムルクは身長20メートルを越えてると言う・・・・!

今、そんな奴に艦を壊されたら、俺たちは海のモクズになっちまう!!」

ユミ「なんとかなるわ!!だって、私たちには力があるもん!!」

プルレス「でも・・・・。この潜水艦に力があるの?」

ユミ「あるわよ!!ねっ!部隊長!」

ロドシー「ええ。あるわ。でも、あの怪獣に勝てるだろうか・・・・。」

カズーイ「じゃあ、あたいたちも戦うわ!!行きましょ、バンジョー!!」

バンジョー「ご・・・・ごめん・・・・・;」

バンジョーは突然、顔を青くし震える声で言った。

カズーイ「え!?な、何で謝るの・・・・?」

バンジョー「僕・・・・!海の中ではちょっと・・・・・;」

カズーイ「ちょっと、何よォ!おたからザクザクびーちでの特訓を忘れたの!?」

ボトルズ「落ち着いてください!!あなたたちは水中での戦いを特訓してないでしょう!?」

カズーイ「あ。そう言えば・・・・・;」 バンジョー「ごめん・・・・・;」

フラエ「水中で戦えねェなら、伝説気取りすんな。」

カズーイ「仕方がないじゃない!!

あと、あたいたちはちーっとも伝説じゃないんだから!!」

バンジョー「君なら水中で戦えると言うのかぃ!?」

フラエ「まあな。俺たちフランケン族は、人間が強化されたとも言われるしな。」

ロドシー「・・・・・けど、あなたは水中では数分しか呼吸できないでしょ?」

フラエ「余計な心配すんな。数分くらいなら、怪獣なんて殺せるさ。」

ロドシー「・・・・けど、相手は巨大怪獣。ここはあえて潜水艦だけで戦うわ・・・。」

フラエ「・・・・・ちっ!」  フラエは戦えなくて、苛立っていた。

ガムロ「ぬぅ・・・!ここはこの艦だけが頼りか・・・・!」

そこに、一人の男性が入ってきて、ロドシーに話しかける。

クラッシャー同志「大変です!!間もなく怪獣が接近してきます!!!」

ロドシー「っ!!わかったわ!!皆、ここで待機して!!!」

ロドシーは男性と共に控え室から出た。

プルレス「おお!!怪獣がこの潜水艦の方に向かって来る!!!」

スクリーンでは、怪獣ベムルクがついに潜水艦へ向かって来た。


ロドシー「攻撃準備開始!!!魚雷発射準備!!

レーザーシステムの起動も忘れないで!!」

砲撃手「魚雷発射準備完了!!レーザーのチャージも完了しました!!!」

ロドシー「よし!!怪獣が30m接近してから迎撃して!!」

砲撃手「はい!!!」  そして、怪獣ベムルクは潜水艦へと接近していく。

ベムルク「ギシャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ」

そして、怪獣はちょうど30mくらい潜水艦へと近づいた。その時がチャンスである。

ロドシー「今だ!!撃て!!!」 砲撃手「魚雷発射!!!!」

潜水艦は魚雷を複数発射して、ベムルクを攻撃した。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ」

攻撃を受けたベムルクは、少しだけ苦痛しながらも潜水艦へ侵攻した。

そして、ベムルクは口から怪光線を発射した。

砲撃手「光線を吐いてきやがった!!」

ロドシー「右方に移動して、敵の攻撃を避けて!!!」

潜水艦は右方に移動して、ベムルクの光線を退けた。

ベムルク「ギシャアアアアアァァァァァァァァァァァ」

ベムルクは潜水艦を追おうとさらにスピードをあげて泳ぐ。


プルレス「あわわわわわわ!!!怪獣がこっちに向かってくるよォ!!!」

バンジョー「水中での戦いさえできれば・・・・・っ!!!」

カズーイ「今さら気づいたって遅いわ。果たして兵器だけで勝てるだろうか・・・!」

ミクス「・・・・・・・っ!」 ミクスは怯えてユミに近づく。

ユミはそんなミクスを抱いて、こう呟く。

ユミ「今は信じなきゃ・・・・。部隊長の力を・・・・!」


潜水艦は魚雷を連射してベムルクを攻撃し続ける。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ」

ベムルクはそれに耐えながら、怪光線を吐く。

潜水艦は怪光線から避けて、魚雷を連射し続ける。

砲撃手「いくら攻撃しても、怪獣を撃破する事はできません!!」

ロドシー「レーザーバルカンに切り替えて、敵の体力を削るのよ!!」

砲撃手「了解!!攻撃方法をレーザーバルカンに切り替えます!!!」

潜水艦はレーザーバルカンを連射して、ベムルクを攻撃した。

ベムルクは無数のレーザーバルカンを浴びて、ひるむ。

ガムロ「無数のレーザーが怪獣を痛めつけている!!」

ガンズ「このまま一気に倒れちまえ!!」

ベムルク「ギシャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ」

ベムルクは負けずに、上方へ移動してレーザーバルカンを避ける。

さらに怪獣は潜水艦へ一気に迫る。

レーダー手「ああ!上から敵が物凄いスピードで迫って来ます!!」

ロドシー「な、なんですって!?きゃ・・・・っ!!」

乗員たち「うわ・・・・っ!!」 突然、コントロールルーム改め、ブリッジ内が揺れ始める。


そして、控え室でも物凄い揺れが襲う。

バンジョーたち「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

プルレス「な、何があったの・・・・!?」

ボトルズ「まさか・・・・・怪獣は・・・・!!」


潜水艦の中が揺れたのは何か?

そう。ベムルクが潜水艦を巻きついていたからだ。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァァァ」

ロドシー「く・・・・っ!!やられた・・・・!」

乗員の男性「怪獣はこのままこの艦を締め付けて破壊するつもりです!!」

ロドシー「ならば、電気ショックシステムを作動しなさい!!

それで、怪獣を切り離すのよ!!燃料が減るかも知れないけど、やむを得ないわ!!」

乗員の男性「了解!!スタッフ!!最大電力を機体から放出せよ!!

エネルギー50%解放!!電気ショック作戦開始!!!!」

ベムルクに巻きつかれる潜水艦の機体から激しい電撃が放たれる。

電流がベムルクの身体に流れて、怪獣はそれを受けて凄い苦痛を感じる。

ベムルク「ギシャアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

ベムルクはあまりの電撃に耐えられず、潜水艦から放れる。

これで潜水艦は自由になった。戦いは続行する。

ロドシー「攻撃再開!!!その間に怪獣から距離をとって。」

潜水艦はレーザーバルカンを連射しながら、ベムルクから離れていく。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァァァ」

怪獣は攻撃を受けているので、動きを見せない。

レーダー手「怪獣から50m距離をとりました!!」

ロドシー「怪獣は動かないと見える!!魚雷連続発射!!!

念のため、あの切り札のチャージをお願いするわ!!」

砲撃手「了解!!!」 潜水艦は魚雷を連射してベムルクを発射する。

ベムルクは無数の魚雷を受けて苦しむ。

ベムルク「ギシャアアアアアアァァァァァァァァァ」

ところが、怪獣はついに怒り爆発したか潜水艦の方へ移動した。

レーダー手「怪獣が接近を開始しました!!」

ロドシー「このまま連射を続けて!!何としても怪獣を倒すのよ!!!」

砲撃手「りょ、了解!!!」 潜水艦は魚雷連射を続ける。

ベムルク「ギシャアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ」

ベムルクは連射を受けながら、潜水艦へ向かう。その間に少数の魚雷を避ける事もあった。

レーダー手「ああっ!!怪獣が30m接近しました!!」

乗員の女性「例のアレのチャージが遅いです!!もう手がつけられようが・・・・っ!!」

ロドシー「くっ!!こうなれば、魚雷とレーザーバルカンをダブル連射をしなさい!!!」

潜水艦は魚雷とレーザーバルカンをダブル連射を開始。

無数の魚雷とレーザーを受けるベムルクはとても大きなダメージを受ける。

そのたびに爆発していき、その爆発が起きる。ドカアァァン ドドオォォン ズガアァン

ロドシー「攻撃止め!!!」 潜水艦はダブル連射を止める。

ベムルクは爆発をして、散りとなってしまったのか?

乗員の男性「おお!!やったぞ!!!」

レーザー手「いえ!!怪獣はまだ生きています!!レーダーでロストされてません!!」

ロドシー「く・・・・っ!!やはり、この程度では通用できないのね・・・・!」

そう。ベムルクはまだ死んでいなかった。爆発による煙の中から怪光線が出た。

その光線が潜水艦の機体に命中し爆発するが、完全に破壊していない。


光線を受けた潜水艦の中、控え室で激しい揺れが起きる。

ブレンティメンバー「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ボトルズ「あれ程の攻撃を受けても死なないとは、やはり怪獣は恐ろしい・・・!!」

バンジョー「ちいぃぃ・・・・・・っ!!」 カズーイ「あ!バンジョー!!」

その時、バンジョーは突然走り出し、部屋から出た。

ガムロ「っ!!おい!どこへ行くんだ!!?」


ロドシー「くうぅぅ・・・・・っ!!やるわねェ・・・・!!」

つづく

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フラエ、ガムロ、ガンズ「な、なんだと!!?」

3人の男はユミの思いもよらない発言に驚く。

ガムロ「ど、どう言う事かね!!ユミ!!

あの悪魔のような存在を信じるなど・・・・・っ!」

ボトルズ「ぼ、僕らをを許してくれると言うのですか・・・・!?」

ユミ「だって、あなたたち。そんなに悪い奴じゃない気がするから。」

フラエ「それだけで済む問題ではなかろう。

この熊と鳥を忘れたのかよ、お前は。何故、そいつらを信じる?」

ユミ「私、わかるの。この人たち、心の中で凄く輝いている。

だから、この人たちを仲間に入れても大丈夫じゃないかって思うの?」

プルレス「優しいなあぁぁ~っ。このお姉ちゃん・・・・・。」

プルレスはユミの優しさに触れて、目をうるうるさせる。

ガンズ「だが、俺にはそう感じない。奴等はいつ悪の本能に目覚めるのか・・・・。」

ガムロ「俺もさらに認めん!!俺は貴様たち熊と鳥の一行を断じて許せない!!!」

ブレンティメンバーたち「そうだそうだ!!」 「俺たちは受け入れんぞ!!」

「こげんな熊と鳥はさっさと追放せんかぃ!!!」

ユミ「もう・・・。皆、疑いすぎ・・・・;」

ガムロ「ユミよ!!お前は忘れたのか!?伝説の熊と鳥の脅威を・・・・!!

奴等のせいで多くの命が失われ、様々な平和な場所が破壊されたのだぞ!!!」

ユミ「でもォ・・・・。この人たち、あの熊と鳥と同じじゃない気でないし・・・。」

ガンズ「だが、この熊と鳥はあの熊と鳥と似ている!!

もしかすれば、あの熊と鳥とは同一人物かも知れないんだぞ!!!」

ユミ「わからないじゃない!!そんな事・・・・!!」

ミクス「私も・・・・この熊さんと鳥さんが悪い事をするハズないと思います・・・っ。」

ガムロ「何を言い出すのだ!!ミクスまで!!!」

ミクス「ひっ!だ・・・だって・・・・・。」 ミクスはガムロに怒鳴られ泣きそうになる。

カズーイ「一体、ブレンティはどんな決定を下すのかしら・・・?」

バンジョー「果たして彼らは、僕らを受け入れてくれるだろうか・・・・?」

ガムロ「ロドシー部隊長!!どうかご決断を・・・・っ!!!」

ロドシー「・・・・・既にここは深海。潜水艦から出る事はできないわ。

・・・・よって、バンジョー一行をこのまま同行させる事に決定する。」

ガムロ「な、何だと・・・・!?」

ガンズ「・・・・っ。もう何も言えねェようだな・・・・。」

フラエ「ちっ。俺は認めてねェからな。」

ユミ「やったァ!!良かったわね!!ジンジョー君!!」 

ユミは喜んでプルレスに抱きつく。


プルレス「わわっ////ぼ・・・僕はプルレスです・・・・。(け、結構大きいんだ・・・。)」

プルレスはユミに抱かれて、恥ずかしがる。

ボトルズ「でも。何故、あなたが僕らを悪党ではないかと思ってるのですか?」

ユミ「何って・・・?私ね、妖精なのよ。妖精はね、

人の心や気持ちがわかるの。あなたたちはあの熊と鳥とは違うのね。

奴等の心とあなたたちの心・・・・全く違ってた。」

ボトルズ「じゃあ・・・。僕らを信じるって言ったのも・・・?」

ユミ「ええ!私ね、あなたたちとは気が合いそうだと思うの。

それに、私は疑うよりも信じるのがスジだと思っているわ・・・・。

全てを敵を回して独りぼっちになるなんて、寂しいものよ。」

プルレス「そう・・・だったの・・・・・。」

カズーイ「つまり、あんただけがあたいたちの味方ってワケね・・・・。」

ユミ「ま。そう言う事のなるわね。」

バンジョー「良かった。ブレンティの中で味方ができて・・・。」

ミクス「ほ・・・本当に、良かったですね。熊さん。鳥さん。」

バンジョー「ん?君は・・・・確か、ミクスちゃんだっけ?」

ミクス「は・・・・はい。ちょっと、怖いけど・・・・。

熊さんと鳥さん。凄く優しそうだと思って・・・。」

カズーイ「怖いとか優しそうとか一体どっちなのよ?」

ミクス「ひっ!ご・・・ごめんなさい・・・。じ、自信がなくて・・・・;」

ユミ「まあまあ。ミクスちゃんは気弱で泣き虫なんだから、

優しく言ってあげて。でも、ミクスちゃんは優しいから、

たぶん、あなたたちの味方になるつもりで言ってると思うわよ・・・・。」

ミクスは頷く。どうやら、彼女もバンジョーとカズーイの味方だそうだ。

バンジョー「そうか・・・・。ありがとう!ミクスちゃん。」

ボトルズ「二人も味方ができると何かと心強いですね。」

カズーイ「ごめんねェ。ミクスちゃん。これから仲良くしましょ!」

カズーイはさっきの事を謝罪し、ミクスの頭を撫でる。

ミクス「・・・・・くすっ。」 ミクスは頭を撫でられ、嬉しそうに微笑む。

ユミ「あ!笑ったわ。見て見て。ミクスちゃんは笑顔がとっても可愛いのよ!」

バンジョー「本当だ!可愛いねw」 プルレス「うん!素敵だよ!」

ボトルズ「やはり、子供は笑顔が一番ですね!」

ミクスとユミがバンジョーたちと仲良くなっている様子を見た3人の男たちは・・・。

フラエ「ちっ!雌どもが・・・・。汚い奴等の味方になりやがって・・・!」

ガンズ「全くだ。これだから、女はワガママなのだ。」

ガムロ「だが、この娘たちの優しさが奴等を変えてくれる可能性もある・・・。

今は・・・・そっとしてやろうではない・・・・。」

ガンズ「はっ。」  フラエ「ちっ。変えられっかよ・・・・。」


この巨大な部屋を、皆は覚えているだろうか?

そう。ここはかつて始めてバンジョーたちとブレンチルダが出会った場所である。

その証拠に、おたからザクザクびーちの絵が描かれている写真があり、

その前にジグソーのパネルがある。部屋の中央に、

邪悪なグランチルダの顔が描かれている。そして、そこに・・・・。

エゥーラとセイリーがいた。何故、二人がここへ来たのか・・・・。

セイリー「ここに・・・・クランカーのどうくつへの入り口が・・・!」」

エゥーラ「ああ・・・。それには【カギ】が必要だって言ってたな・・・・。

あのミュータントの一人が・・・・!」


そう。きっかけはエゥーラとセイリーVSミューティーズの怪人軍団による、

燃える夜の街での戦いが展開されているところであった・・・・。

怪人たち「キビイイイイイィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!」

無数の怪人たちは何故か次々と倒れたり爆発したりする。

それは、エゥーラとセイリーがそれぞれの得意技で攻撃しているからだ。

エゥーラ「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

エゥーラは中型の銃器から無数の銃弾を発射した。

その一発を受けた一人の怪人が爆発し、

他にも多くの怪人がそれぞれ同じ一発を受けて爆発して死んでいった。

セイリー「・・・・・・・・っ!!!」

セイリーは素早いスピードで、怪人の胸に手を突きだした。

怪人「ピャイ!!」 すると、彼女の手が怪人の身体を貫いたではないか。

セイリーがその手を抜いてやると怪人が倒れて死亡。

さらに、セイリーは次々と手刀で怪人たちを貫き倒していく。

セイリーは腕力で強いと言うのだろうか。

怪人「ジャアアアァァァッ!!!ジャアアアアァァァァァ!!!!!!」

怪人たちは二人に勝てないと知り、一斉に撤退を始めた。

セイリー「っ!!怪人たちが逃げていきます!!!」

エゥーラ「だがァ・・・・っ!!」

その時、エゥーラは銃器から赤いカプセル(弾薬?)を取り出し、

水色のカプセル(弾薬?)を入れた。このカプセルは一体何だ?

エゥーラ「ストップビーム弾!!!」

エゥーラの銃器から水色の光線が出て、それが逃げ遅れた怪人に命中した。

怪人「ワヒャアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!」

怪人は攻撃を受けたが、死んだワケではなく動きを封じられて倒れた。

この怪人は身体が緑色で顔がビバモークそのものの顔に獣のような口が付いたようで、

身体が何もない全裸の人のようであった。エゥーラはその怪人を無理やり動かして、

顔を見る。その顔を銃口に向けて、こう言った。

エゥーラ「言え。お前たちミューティーズのアジトはどこにある。」

怪人「い・・・いいい・・・いいいいい!言いません。ワヒャアアァァァァ!!!」

エゥーラ「言わねェとお前の顔が吹き飛ぶぞ・・・・っ!」

セイリー「お願いします。ゆっくりでも良いですから言ってください・・・!」

怪人「ワヒャアアァァァ!!言ったら、チャズ様に殺されちゃうもん!!!!」

セイリー「ならば、私たちがあなたを守ります。だから・・・・。」

怪人「ほ、ほんちょう・・・・?」

エゥーラ「これからの貴様の行動次第でな。」

怪人「ワヒャアアァァァァ!!チャ、チャズ様のアジトはクランカーのどうくつにあるよ!」

エゥーラ「クランカーのどうくつか・・・。それはどこにある?」

怪人「わ、わからないけど、グ・・・・グランチルダ様の砦の二階で、

クランカーのどうくつの写真を完成させて、3階でのカギを開ければ

クランカーのどうくつへ行けるかも・・・・・っ!!」

エゥーラ「そうか・・・・・。情報をありがとう。」

怪人「ワヒャw」 怪人はいきなり喜びの表情を表す。どうやら助かると思うからだ。

エゥーラ「では・・・・。お前を開放してやろう。」

エゥーラがそう言うと、銃器から水色のカプセルを取り出し、

今度は黄色いカプセルを入れた。エゥーラはそれで銃器の引き金を引いた。

エゥーラ「この世からな。」 ビリビリビリビリビリビリビリビリ

銃口から電撃が放たれ、その電撃を浴びた怪人は物凄い苦痛を受ける。

怪人「ワヒャアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

セイリー「・・・・・・っ!!?」

セイリーはエゥーラの思いもよらない行いに驚き。

怪人は電撃を受け続け、ついに灰となって死んでしまった。

エゥーラ「ミューティーズか。全くくだらない殺人兵器だ。」

セイリー「エゥーラさん・・・!何故、命乞いをして、心を入れ替えた者を・・・!!」

エゥーラ「・・・・命乞いなんてしたか?あの馬鹿が。」

セイリー「え・・・・?」

エゥーラ「あいつは身体が動けるようになったから、

余裕の表情で俺を殺そうとしてやがったんだ・・・・。」

そう。怪人は命乞いするフリをして時間を稼ぎ、

動きを取り戻して一気にエゥーラを殺そうと企んだのだ。エゥーラはそれを見抜いた。

エゥーラ「それにな。俺は・・・・・グランティが憎いんだよ・・・・!!」

セイリー「エ、エゥーラ様・・・・・。」


そして、現在。倒した怪人の情報を受けたエゥーラとセイリーは、

クランカーのどうくつの写真を探していた。やっと、ついに、

クランカーのどうくつの写真があるところを見つけた。

そこは壁が鉄でできていて、写真の前にやはりジグソーパネルがあった。

セイリー「やはり、この写真もジグソーでできています。」

そう。この写真もジグソーでできていて、まだ欠けている部分が複数あった。

エゥーラ「よし。ジグソーは十分補っている。」

そして、エゥーラはジグソーパネルに立ち、写真の欠けている部分に、

ジグソーをはめ込む。全部はめると、ついに写真が完成した。

エゥーラ「これでクランカーのどうくつへの道は開かれた。行くぞ。セイリー。」

セイリー「はい。」 こうして、エゥーラとセイリーはクランカーのどうくつへ目指した。


ブレンティの潜水艇も間もなく目標へ向かいつつあった。

ロドシーは今、潜水艦のコントロールルームにいた。

操縦者の男性「間もなく大陸へ到着しますき。

クランカーのどうくつまでは、明日までかかりますわ。」

ロドシー「わかったわ。引き続き、進行をすすめて。」

操縦者の男性「は・・・っ。」

レーダー手の男性「っ!?9時方向に巨大生物接近どす!!!」

ロドシー「な、なんですって!!?」


深海を進む潜水艦に謎の巨大生物が接近していた。

つづく

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ブレンチルダはグランチルダの悪意を赦さず、

魔女の組織たるグランティを抜け出した女性である。

おたからザクザクびーちへと向かう前の頃、

バンジョーたちは初めて彼女と出会い、彼女からクラッシャーと言う、

名を教えた。そして、そのブレンチルダがこの恐ろしそうな者たちを、

集めてブレンティと言う部隊を結成した。やはり、ブレンティは、

クラッシャーの仲間であるのだ。

ロドシー「ブレンティはクラッシャーの中から最も優れた戦力を持つ、

クラッシャーで一の最強部隊。私たちはグランティの最強クラスの、

兵士たちを殲滅する事及び他(た)のクラッシャー部隊を援軍にあたる事よ。」

フラエ「そんな奴等に説明しなくてもいいって。部隊長。

いずれ、こいつらは俺たちの手で葬られるのだからよ・・・・。」

フラエはバンジョーたちに向かってそう言った。カズーイはむっとした。

カズーイ「何よ!!喧嘩ならいつでも買ってやるわよ!??」

フラエ「ああ。そうかよ。ならば、今すぐここで死・・・・・!!!」

フラエはそう言いながら、バンジョーとカズーイに殴りかかる。その時・・・。

少女の声「やめてっ!!!!!」 少女の声が部屋中に響き、

フラエは驚き、打撃をやめる。フラエは少女の方を見る。

フラエ「・・・・ミクス・・・・。」

少女の名はミクス。この少女は髪は青くツインテールであるが、

何故か顔以外の身体を白いマントで包んでいた。

ミクスは何故か悲しげな表情で今でも泣きそうであった。

ミクス「・・・・熊さんと鳥さん、怖いけど・・・・・。喧嘩しないで・・・・っ。」

フラエ「・・・・・ちっ。おい、熊&鳥。」

バンジョー「な、何だ・・・・・!?」 カズーイ「何よ??」

フラエ「この艦で生き延びたけりゃ、俺らを怒らせる真似はやめるんだな。

部隊長もこの2人に余計な事をするんじゃねーぞ?」

フラエはそう言って、部屋から出た。カズーイは生意気なフラエに怒りを感じる。

カズーイ「何よ!!あの怪人・・・・!!ムカツクわ!!!」

ボトルズ「フラエと言う男は今、どこへ行かれたのですか?」

ユミ「たぶん、食堂で何かを食べに来たのかと思うわ。この艦は食事もできるのよ。」

バンジョー「・・・・・あの。ロドシーさん。これからこの艦はどこへ行くのですか?」

ロドシー「後で作戦会議を始まるので、そこで説明をするわ。

それまで、ここでゆっくりくつろいでらっしゃい。」

ロドシーにそう言われたバンジョーはこの部屋の空いている席へ座る。

カズーイ「全く、何なの。この潜水艇。まるで荒くれ者の集まりね・・・・。っ!?」

バンジョー「・・・・っ!」 その時、謎の銃口が2カズーイに向けた。

その銃口を持つ銃器は何故か誰も持っていない。その銃には二つの目がある。

そして、機械状の足が2本ある。この銃器は生きているのだ。

バンジョーとカズーイはそれを見て、驚く。

生きている銃器「我がブレンティの侮辱は許さない・・・・。」

バンジョー「だ、誰だ!?君は・・・・・!!」

生きている銃器「俺の名はガンズ。俺もフラエと同じ気持ちだから覚悟するがいい。」

カズーイ「じゅ・・・・銃器が喋るなんて、随分と生意気ね・・・!」

ガンズ「ふん。生意気で悪かったな。」 ガンズはそう言うと、二人から離れた。

ミクス「・・・・・・・っ。」

プルレスは今に泣きそうにミクスを見て、ユミに聞く。

プルレス「あのミクスって女の子・・・・。なんで落ち込んでいるの。」

ユミ「そうそう。ミクスちゃんはね、昔から臆病者だったそうよ。

けど、彼女には恐ろしい力を秘めているの。だって、普通じゃないもん。」

プルレス「そ、そう・・・・・;」


とある暗い部屋で、一人机の前の椅子を座っている少年がいた。

その少年の前に無数の怪人たちがいた。

怪人たちはそれぞれ鳴き声をあげていた。

怪人たち「キョオオオオォォォォォウ!!!!」

「ググググググ!!グググググググググ!!!」

怪人たちの声を聞く少年は黒く短い髪をし、白衣の服を着ていた。

この少年は普通の人間である。その名も、グランティ独立工作部隊、

ミューティーズの隊長・チャズ男爵である。

チャズ「・・・・・まだ足りないか?血が・・・・。」

怪人たち「ピィピィピィピィピィピィピィピィ!!!!」

「バゥッ!!バゥッ!!」 「オポポポポポポポポポポ!!!!」

チャズ「そうか・・・・。では、次のターゲットとなる地区へ向かい、

そこの人間どもを食い殺せ。そして、そこの資源を奪え。」

怪人「ィエエエエエェェェェェン!!!」 「フオオォォォ!!フォアアアァァ!!」

怪人たちはチャズの命令を受けて喜んだ。

チャズ「・・・・ただし、2時間以内で遂行しろ。グランチルダ様のご報告で、

ブレンティがここに接近してくる。奴等は我々と互角の戦力を持つらしい・・・・。

・・・・・行け。ミューティーズのミュータントたちよ!!!

お前たちをその血に飢えた力を愚かな愚民どもに見せ付けてやるのだ!!!!」

怪人「ギャイイイイイィィィィィィィィ!!!!!!!」

ミュータントと名乗る怪人たちはチャズの命令に従い、一斉にこの部屋から出た。

チャズ「・・・・たとえ、多くのミュータントが死んでも、

あのミュータントたちは殺せないだろうなァ・・・・。クラッシャーよ。」

チャズはそう言うと、不気味な笑みを浮かべた。

あのミュータントたちとは、一体何なのだろう?


とある夜の街では、エゥーラとセイリーが2人で歩いていた。

その同時にこの街の人々の話を聞いていた。人々は何かウワサ話をしているようだ。

男性A「なあ。聞いたか?また得体の知れない奴等が街を襲撃したそうだ。」

男性B「ああ。奴等は人間たちを喰っているらしいわ。」

女性「ねえねえ。その奴等ってミューティーズって組織じゃない?」

セイリー「・・・・エゥーラ様。またミューティーズが・・・・。」

エゥーラ「ああ・・・・。奴等は街を襲撃してはその資源を奪うそうだからな・・・・。

奴等の基地は滅多に見つけにくい場所であるからなァ・・・・・。

他の仲間たちがミューティーズ基地を捜索しているところなんだが。」

セイリー「・・・・一刻も早くミューティーズを叩かねば、大変な事に・・・・っ!」

エゥーラ「そのために、ブレンチルダさんはブレンティを派兵しただろう。

だが、奴等の戦力は恐ろしい。我々も支援に入らないといけないのに・・・・。」

ドカアアアァァァァァン その時、ビルが爆発を起こした。人々は驚き、それを見る。

エゥーラ「な、何だ!!?」 セイリー「何者かの攻撃を受けたそうよ。」

その時、別の方向から大勢の人々が逃げ出した。

人々「に、逃げろおおぉぉぉぉ!!!!」 「グランティが攻めて来たぞぉぉぉぉ!!!!!」

エゥーラ「何!?グランティだと!!?」 その時、一人の男がエゥーラに話しかける。

男「おう!あんたらも早く逃げろ!!ミューティーズの連中らしいぜ!?」

セイリー「ミューティーズですって!?エゥーラ様・・・・!!」

エゥーラ「ちぃ・・・・っ!!グランティめ!!許さん!!」

エゥーラとセイリーは暴れるグランティを倒そうと、燃えるビルの方へ向かった。

ちなみに、他の建物も襲撃され炎上している。


その頃、海中を進んでいるブレンティの潜水艦。そのメンバー控え室では、

ブレンティメンバー全員の前でロドシーが作戦の説明が始まる。

もちろん、バンジョー一行もいる。ちなみに、

メンバー控え室とは前にもバンジョーたちがブレンティメンバーと出会った場所である。

ロドシー「これより、作戦の説明を開始します。まず、我々の目標は、

グランティ独立工作部隊・ミューティーズの殲滅である。

敵部隊の拠点はクランカーのどうくつにある事が判明したわ。」

ボトルズ「クランカーのどうくつ!?もしや、あのクランカーが・・・・!!」

ガムロ「しっ!!!」 語ろうとするボトルズをガムロが静止する。

「ご・・・・ごめんなさい・・・・;」

カズーイ「・・・・って事は今度はどうくつってワケね・・・・・。」

バンジョー「こ、こら!カズーイ・・・;」 ガムロ「貴様・・・・・っ!!」

ガンズ「少しは黙らないか?」  バンジョーたち「はい・・・・;」

ガンズが喧嘩しそうな3人に銃口を向け、3人が驚いて落ち込みながら頷く。

ロドシー「・・・・・敵拠点となったクランカーのどうくつは、

元々は鉄の洞窟と呼ばれているけど、グランティの部隊がそこを制圧して、

鉄の要塞となってしまったわ。なお、クランカーのどうくつは、

通路が複数に分かれていて、敵の大将がどこにいるかわからないわ。」

フラエ「そして、敵は迎撃のために、

その洞窟に様々なトラップを仕掛けたと言うワケか?」

ユミ「でも、私たちの力で乗り越えればいいじゃん!!」

ミクス「・・・・・でも、怖い・・・・。」

ロドシー「恐れる事はないわ。今回の敵拠点の攻略は、

バンジョーとカズーイが不可欠だからよ。」

バンジョー「えっ!?僕らが・・・・!?」

ガンズ「ぬっ!?」 フラエ「何!?」 ガムロ「こやつらが・・・!?」

今回の作戦に必要なのが、バンジョーとカズーイであると聞いた、

ガンズ、フラエ、ガムロの3人は動揺をする。

ガムロ「じょ、冗談ではありません!!何故、この世紀の脅威となること者たちが・・・・!!」

カズーイ「何よ!!あたいたちを信用してないと言うの!!?」

ガンズ「黙れ鳥!!!俺も認めません!!部隊長!!この恐ろしい熊と鳥の力を、

我々ブレンティが扱えると思ってるのですか!?もし、最悪な場合・・・・!?」

プルレス「ちょっと!何を言ってるのですか!?バンジョーさんとカズーイさんが、

この世紀の脅威となるワケないじゃないか!!それに、2人なら、

あなたたちブレンティと一緒に戦える!!戦ってくれる!!!」

フラエ「意味わからねェ事言ってるんじゃねーよ、ガキが。

俺は一緒に戦うつもりはないね。この2人の汚物どもとな。

それから、部外者が俺たちの話に突っ込んでくるな。」

プルレス「で・・・・でも・・・・!!」 そこで、ボトルズがプルレスの肩に触れる。

ボトルズ「落ち着いてください!彼らはまだバンジョーとカズーイを、

まだ知らないだけなんです・・・・!だから、ここはおさえて・・・・。」

プルレス「・・・・・・っ。」 プルレスは落ち着くが、落ち込みそうになる。

フラエ「ふん。やっと静かになったか、ガキども。さっ。

部隊長。騒ぎが終ったところで俺の話を聞いてくれませんか?」

ロドシー「何かしら?」

フラエ「・・・・突然ですが、俺たちブレンティにとって、

この熊と鳥は大きなお荷物と俺は感じます。従って、この2人にはこの作戦は無理です。」

バンジョー「僕らには無理だって!?

戦いは本当に戦ってみなきゃわからないじゃないか!!!」

フラエ「何だよ?じゃあ、お前らは今まで世の中で役に立つ事をしたのかよ?」

プルレス「もちろんしたよ!!グラブリン族やチンピーたちサル族、

それにブラバーの海賊団を救った事があるんだ!!」

フラエ「ふーん。世紀の脅威となる悪魔どもがねェ・・・・。」

カズーイ「あ・・・悪魔って・・・・!あんた!!本当に信用してないのね!!」

フラエ「ああ。してないね。本当の事を言うと、俺はお前らが大嫌いなんだよ。」

ガンズ「俺も同じ意思だ。お前らはグランティと同じくらいに許せん。」

ガムロ「残念ながら私もだ。部隊長。ここはフラエの意見が正しいと思います。」

ロドシー「そう・・・・。実は、私もあまり信じていない・・・・。」

フラエ「・・・・お前もそう思うだろ?ミクス。」

ミクス「・・・・っ。ちょっと・・・・怖い・・・・。」

プルレス「みんな・・・・。信じてくれないんだ・・・・・。」

ボトルズ「やはり、僕らとクラッシャーは仲良くできないのでしょうか・・・・?」

そう。他のブレンティメンバーもフラエたちと同じ気持ちであった。

彼らは疑っているような表情をして、バンジョーとカズーイを睨んでいた。

ユミ「・・・・・あたしは、信じようかな。」

つづく

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ラーティ「・・・・忘れてないか?あの熊と鳥は、本来なら倒すべき存在なハズだ。」

ダッタ「次、会ったら必ず殺す。お前もそのつもりでいな。」

サリマ「けど・・・・。私、思うの。」

ラーティ&ダッタ「ん?」

サリマ「あの2人なら・・・・きっと、この世界を救ってくれるんじゃないかって・・・・。」

ダッタ「救う?冗談じゃねェ。奴等は世界を混沌に陥れる悪だ。」

ラーティ「俺たちはもちろん、お前も知っているハズだ。あの2人は将来・・・・。

この世界を恐怖と混乱に満たす事になる・・・・・っ!」

サリマ「そうかな・・・・。」

ダッタ「そうだよ!それにな・・・・。」

サリマ「それに・・・・?」

ダッタ「俺たちがこの世界を救うんだ。あの2人に負けずにな。」

サリマ「え・・・・・っ!?」 サリマはダッタが言わないような事を聞いて驚く。

ダッタはこれまで世界を救うだのほとんど言ってなかったのだ。

ダッタ「・・・・ただしっ!!全部ってワケじゃねーからな!!

俺のグランティへの復讐心は消えん!!ま、それだけじゃ世界は救ないなが。」

ラーティ「・・・そうだ。クラッシャーはグランティから世界を影で救う。

お前もやっと本当のクラッシャーに所属する意味に気づいたな。」

ダッタ「さーな。俺のような独りぼっちも結構いるけど・・・・。」

サリマ「ううん。あなたが独りぼっちなんかじゃない。」

ダッタ「は?」

サリマ「あなたには・・・・私たちがいるじゃない。クラッシャーと言う名の友達が。

ごめんね・・・・っ。戦いであんな悪口を言って・・・・・。」

サリマは涙目になりながら、謝罪した。恐らく、

アルシェル戦で悪口を言った事に謝っているだろう。

ダッタ「・・・何言ってんだ?確かに、俺への悪口は許せねーけど、お前なら許すわ。」

サリマ「え・・・・・っ!?」

ダッタ「だってよ。俺・・・・お前の事、あまり嫌いじゃねーぜ?」

ダッタはそう言いながら、青い布の覆面を脱ぎ始めた。ついにダッタは、

その素顔を見せたのだ。その素顔は黒い髪に黄色い瞳を持つ目の、

青年の顔であった。そう。ダッタはサリマと同じ、人間でだったのだ。

ダッタ「俺はよ・・・。お前を守りたいと思ってんだ。前々からな・・・。」

ダッタは微笑んでそう言った。サリマはそれを聞いて、涙しながらダッタに抱きついた。

ダッタはこの戦いで成長し、サリマを守るために次の戦いへ向かう決意をしたのだ。


夕日の浜辺でバンジョーたちは歩いていた。この島から出る方法を・・・・。

バンジョー「一体・・・・どうやったら、この島から出ようか・・・・。」

カズーイ「んもぅ!!この島に船とかないの!!?」

プルレス「イカダを造ろうにも、結構時間がかかるし・・・・。」

ボトルズ「それより・・・・。あちらが気になりませんか・・・?」

バンジョーたち「え・・・?ああ!!」

ボトルズが指さしたところを見た皆は驚く。そこは、海面であった。

そこの海面では無数のダルシップの残骸があった。

本来ならダルシップは無数に活動して、バンジョーたちを撃ち殺した。

だが、何故かこのダルシップ全席が沈んでいるのだ。

まるで、見えない何者かに破壊されたかのように・・・・。

バンジョー「確かに・・・・このダルシップ・・・。

何故か沈んだっけ。ラーティたちの話によれば、彼らの仲間たちかと・・・・。」

カズーイ「まあ、どっちでも良いんじゃない。そのおかげで、

今でもあたいたちは生きているし・・・・。」

プルレス「でも、おちおち寝ているワケにもいられないよ。

この島から出なきゃ、チューティさんを助ける事もできませんよ?」

バンジョー「そうだよなァ・・・。こうなれば、イカダを造るしか・・・・。」

謎の声『安心して。私たちが運んであげるわよ。』

その時、海から女性の声が響く。バンジョーたちはそれを聞いて、驚く。

バンジョー「だ、誰だ!!??」 その時、海が沸騰をして来た。

そこから緑色の潜水艦が出てきた。その潜水艦は一体、何なのだ?

バンジョー「な、何だ!?この潜水艇は!??」

プルレス「グランティ・・・・!?それとも、クラッシャー!!?」

カズーイ「まさか・・・新たな敵!!?」

女性の声『いいえ。我々は敵ではない。』

ボトルズ「潜水艦からの声・・・・!?」

そう。潜水艦から女性からの声が出た。そして、潜水艦のパッドから、

銀髪の長い髪の女性が出てきた。その女性は冷静な表情をして、

いかにもって感じなドレスっぽい衣装であった。

女性「あなたがマンボまうんてんやこのシャークックアイランドで、

大暴れした例の熊と鳥。そして、彼らに味方する者ね。」

カズーイ「あんた!!グランティの使者!!?」

女性「違うわ。それより、乗って。私たちがあなたをこの島から出してあげるわ。

【Burentei(ブレンティ)】が連れて行ってあげるわ・・・・。」

バンジョーたち「ブレンティ・・・・・!?」


バンジョーたちはブレンティと名乗る女性に言われた通りに、緑色の潜水艦に乗った。

その潜水艦は今、おたからザクザクびーちから離れ、深海の中を進んでいる。

そして、潜水艦の艦内にある一つの部屋。そこには、多くの乗組員たちがいた。

バンジョーたちもそこにいて、周りの者たちを警戒しながら立っていた。

女性「私はこの艦の艦長、ロドシーよ。安心して、座ってもらうと良い。」

カズーイ「けどねェ・・・。こいつら、どっから見ても野蛮そうに見えるわよね。」

カズーイの言うとおり、乗組員では普通の人間はもちろん、

色が違う亜人間、怪人のような姿をした者、他にも異なる姿をした者も多くいた。

そして、その中の一人である、不思議な翼を背中に生やした少女がいた。

その少女は茶色い髪のショートカットな髪をして、オーバーオールな服をしていた。

少女「まあまあ。そう警戒しないで、こっちに座ったら?」

少女は明るそうに隣の席を譲る。プルレスは安心してそこに座る。

プルレス「ありがとう・・・。君は優しそうだね・・・^^;」

少女「あたしはユミ。困った事があったらあたしに聞いてね♪」

プルレス「あ・・・ありがとう。」 ボトルズ「この人は親切ですね^^」

ボトルズもプルレスの隣の席に座る。ユミは笑顔で歓迎する。

カズーイ「じゃあ、あたいたちもどこかへ座りましょ。」

バンジョー「僕らもどこかへ座ろうか・・・・。」

バンジョーとカズーイもどこかへ座ろうと空いている席を探すが、そこに男の声が出る。

男の声「お前に座る席などない。」 バンジョーとカズーイ「っ!!?」

2人は男の方へ向く。その男は人間ではなく、怪獣のような姿であった。

頭がモヒカン。全裸であるが下半身にはジーパンが履いてある。

いわゆる、この怪人は亜人間であった。

怪人「本来ならお前たちのような世界の平和を乱す者たちに、

この艦を入れるつもりはないが、艦長のご命令とあらば・・・。」

カズーイ「な・・・・何を言ってるの?この怪物・・・。」

ロドシー「紹介するわ。この者(怪人)はガムロ。」

ガムロ「艦長。言っておきますが、この熊と鳥は我々の敵です。

本来ならこの者たちを倒すべきなのです!」

ロドシー「ですが、あの方は彼らに希望を託したのよ。グランチルダを倒すために・・・っ!」

バンジョー「あの・・・・あの方って・・・・。」

ロドシー「・・・・そうね。ちょうど良かったわ。あの方とは・・・。」

その時、謎の少年がドロシーの横に通りながらこう言った。

謎の少年「その必要はねーっスよ。艦長。」

そして、少年はバンジョーとカズーイに銃を向けた。2人はこれに驚く。

バンジョー「わわっ!!?」 カズーイ「な、何すんのよ!!??」

少年「なんでお前らがこの艦に入って来てんだよ?」

よく見れば、この少年は並の人間ではなく、肌が鼠色であった。

顔には切れた跡があり、その左右にはネジのような物が突き立てていた。

こいつはいわゆるフランケンだ。しかし、このフランケンの少年は、

普通の少年のような顔つきである。普通のフランケンはとてつもなく、

恐ろしい形相をしているのだが・・・。ロドシーはそんなフランケンの少年に怒る。

ロドシー「フラエ!!勝手な真似はやめなさいっ!!!」

フラエ「は?この2人と仲良くしろって事か?嫌だね。

俺は許す気などないさ。貴様ら熊と鳥はこの世にとって邪魔な存在だから・・・・。」

カズーイ「な、何こいつ・・・!生意気なァ~っ!!」

ロドシー「ごめんなさいね。こんな愚かな手下たちで・・・。

そろそろ紹介に入るわね。この組織は・・・・一般人、元軍人、ヤクザ、盗賊、格闘家、

賞金稼ぎ、廃人、孤児、障害者、魔術師、不良、蛮族、殺し屋、

冒険家、犯罪者、科学者、その他いろいろ・・・・。それらの者たちを、

同志にした最強最悪テロ組織にして、対グランティ組織・・・・。

いわゆる、アンチ・グランティ。その組織の名は・・・・クラッシャー。」


バンジョーとカズーイ「クラッシャー!!!!!??」

プルレス「え!?じゃ、じゃあ・・・僕たち・・・・!?」

ボトルズ(はめられた・・・・!?)

ロドシー「・・・・の直属部隊・・・・ブレンティ。」

バンジョー「ブ・・・ブレンティ・・・・!?」

ロドシー「名づけはブレンチルダさんよ。」

カズーイ「ブ、ブレンチルダですって!!?」

ボトルズ「ブレンチルダ・・・・。はっ!まさか・・・・!!」

そう。バンジョーたちは思い出したのだ。あのブレンチルダ・・・。

グランチルダの妹である、ブレンチルダの事を・・・・。

つづく

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バンジョー「ニ、ニッパー・・・・・!!!」

デストロイバブラーを使ったニッパーはその最強の力を使った代償に、

命を消してしまっている。そう。ニッパーは自身の身体を、

泡に覆われて、溶かされながら最後を遂げる気だ。

ラーティ「グランティ第6海軍のリーダーの最後か・・・・。」

ニッパーは完全に溶けて泡だけの存在として、この世を去ってしまった。

ラーティ「さーて。そろそろ次の標的へと行けますか・・・・。」

サリマ「・・・・ん!?ちょっと待って!!」

ラーティ「どうした・・・?」 サリマの声に一同が反応する。

サリマ「あの光る物は・・・・?」

サリマが前のところに指をさす。そこに確かに、光る物があった。

バンジョー「おお・・・・!!こ・・・・こいつは・・・・・!!」

そう。そこに一つのジグソーと、多くの純金があった。その金は、

二つに一つが乗っているような形?をしていた。その上の一つの目があった。

それは二つもあったらしい。カズーイはこれを見て、こう叫んだ。

カズーイ「ブラバーの財宝だわ!!!それに、ジグソーも!!!」

そう。この二つの金こそが、ブラバーの財宝であった。

いくら探してもないかと思えたのは、このニッパーの貝の中にあったからだ。。

ブラバーの財宝A「ソノトオリデス。ワタシタチハ、ニッパーニトラワレ、

コノナカニトジコメラレテイタノデス。」

ブラバーの財宝b「ナントカコノワタシタチヲ、

タスケテイタダケナイノデショウカ?」

バンジョー「ああ。すぐにブラバーの元へ帰してやるよ。」

そして、バンジョーは一つのジグソーと二つのブラバーの財宝をリュックに回収した。

これでバンジョーとカズーイの所持するジグソーは15個となった。

ダッタ「うっひょおぉぉぉぉ!!!こっちも財宝がザックザックだぜ!!!」

他にも財宝が多くあったので、ダッタはその山に飛び込んで、

おおはしゃぎした。ダッタはこの財宝全てを手にするつもりか?

サリマ「ダッタ!まさか、それ全部奪う気なの!?;」

ラーティ「まあ。許してやろうじゃねェか。敵は倒したし。」


戦いが終わり、バンジョーたちはブラバーたちのいる海賊船の外へ。

バンジョーはブラバーの前で二つの財宝を見せた。

バンジョー「ようやく見つかりました。あなたの財宝です・・・・。」

ブラバー「おお・・・!これはまさしくわしの財宝じゃ・・・・っ!!」

バンジョーはブラバーに財宝を渡した。ブラバーは涙しながら、財宝を抱く。

ブラバー「ああ・・・!帰って来たのォ・・・・我が財宝よ・・・。」

エレナ「良かったわ。これで海賊船を修理してこの島から脱出できる。」

サリマ「一般のスピニットの生き残りたちも村の再興を開始したわ。」

ボトルズ「これでこの島にグランティが二度と現れないでしょう。」」

プルレス「良かった・・・。この島に平和が戻ったんだね。」

ダッタ「けど、平和になってねーところが他にも多くあるがよ。」

リーキー「あの・・・サリマさん!」

サリマ「何かな?リーキー君。」

リーキー「僕も・・・ブラバーさんの海賊団に入ってもいいかな・・・?」

サリマ「・・・・良いわよ!!今日であなたも晴れて私たちの仲間よ!!」

ブラバー「そうじゃ。リーキーや。この船の修理の前に、

この島の平和と新たな乗組員となったお前の祝福パーティをしようではないか^^」

リーキー「わーい!!やったァ!!!」

リーキーはブラバーの新しい仲間となった事に、喜んだ。

他の乗組員たちも喜んで笑うが、バンジョーとカズーイが来た事に一同が気づく。

バンジョー「・・・あの。船の修理・・・僕らも手伝って良いですか?」

ブラバー「・・・・いや。もういいさ。君たちは十分、我々を助けてくださった。

代わりと言ってはなんだが、お礼にこれを受け取ってくれんかの?」

ブラバーは感謝の印として、一つのジグソーを差し出した。

カズーイ「おお!ジグソーだわ!!これ、頂いていいかしら?」

ブラバー「ああ・・・。もう必要ない物じゃ。それにお前たちは、

わしらの船の修理より、最もやるべき事があるだろうに。」

バンジョー「やるべき事・・・・。そうか!!僕たちの一番の目的・・・!

それは、我が妹チューティを助ける事なんだ!!!」

ブラバー「そうじゃろ?さァ、その手助けとして受け取ってくだされ・・・・。」

バンジョー「わかりました・・・。」 こうして、ブラバーはバンジョーにジグソーを渡す。

これでバンジョーたちの持つジグソーが16個となった。

カズーイ「やった!これで16個!!ありがとうねwブラバーさん!!」

ブラバー「ああ・・・。これでお別れじゃの?」

ボトルズ「ええ・・・。僕らは一刻も早くチューティを助けなければ・・・・っ!」

エレナ「寂しくなるわね。仲良くなれると思ったのに・・・。」

エレナは悲しそうな顔をするが、すぐに微笑む。

エレナ「でも・・・・!また、会えるよね!?」

ボトルズ「会えますよ!きっと・・・・。」

プルレス「その時は平和な時だと良いね!」

リーキー「うん!その時はいっぱい遊ぼうね!!」

カズーイ「それでは。そろそろ行くわ!」

ブラバー「ああ。このご恩は一生忘れん。今度会ったら大いにパーティしよう。」

バンジョー「その時まで・・・・互いに生き残りましょう。」

エレナ「ええ!グランティなんかに絶対に負けないでね!!私たちも負けないから!!」

バンジョー「はい!それでは・・・・・っ!!!」

バンジョーたちはブラバーたちに手を振りながら、歩き去っていく。

ブラバー「さよおおぉぉぉぉならあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

エレナ「元気でねええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

リーキー「また会おうねええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

海賊の皆さんは手を振ってバンジョーたちを見送る。中には涙を者もいた。

こうして、バンジョーたちはブラバーたちと別れていった。また会える事を信じて・・・。

カズーイ「・・・・あら?ところで、クラッシャーの奴等は?」

バンジョー「あれ?そう言えば、なんか見かけなくなったなァ・・・・。」


その頃、クラッシャーの部隊はいつの間にかバンジョー一行や海賊船から、

離れた場所にいた。彼らの近くの海辺には移動用の船があった。

ラーティ「これでこの島での戦争は終ったな・・・・。」

ダッタ「ああ・・・・。この船に乗れば、次の戦争が待っている・・・・!!」

サリマ「・・・・でも、いいのかな?」

ダッタ「あ?」 ラーティ「まだ・・・解決していない事があったのか?」

サリマ「・・・・あの熊たちに別れの挨拶も言わずに、勝手に消えてしまっても・・・・。」

つづく

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