バンジョー「ニ、ニッパー・・・・・!!!」
デストロイバブラーを使ったニッパーはその最強の力を使った代償に、
命を消してしまっている。そう。ニッパーは自身の身体を、
泡に覆われて、溶かされながら最後を遂げる気だ。
ラーティ「グランティ第6海軍のリーダーの最後か・・・・。」
ニッパーは完全に溶けて泡だけの存在として、この世を去ってしまった。
ラーティ「さーて。そろそろ次の標的へと行けますか・・・・。」
サリマ「・・・・ん!?ちょっと待って!!」
ラーティ「どうした・・・?」 サリマの声に一同が反応する。
サリマ「あの光る物は・・・・?」
サリマが前のところに指をさす。そこに確かに、光る物があった。
バンジョー「おお・・・・!!こ・・・・こいつは・・・・・!!」
そう。そこに一つのジグソーと、多くの純金があった。その金は、
二つに一つが乗っているような形?をしていた。その上の一つの目があった。
それは二つもあったらしい。カズーイはこれを見て、こう叫んだ。
カズーイ「ブラバーの財宝だわ!!!それに、ジグソーも!!!」
そう。この二つの金こそが、ブラバーの財宝であった。
いくら探してもないかと思えたのは、このニッパーの貝の中にあったからだ。。
ブラバーの財宝A「ソノトオリデス。ワタシタチハ、ニッパーニトラワレ、
コノナカニトジコメラレテイタノデス。」
ブラバーの財宝b「ナントカコノワタシタチヲ、
タスケテイタダケナイノデショウカ?」
バンジョー「ああ。すぐにブラバーの元へ帰してやるよ。」
そして、バンジョーは一つのジグソーと二つのブラバーの財宝をリュックに回収した。
これでバンジョーとカズーイの所持するジグソーは15個となった。
ダッタ「うっひょおぉぉぉぉ!!!こっちも財宝がザックザックだぜ!!!」
他にも財宝が多くあったので、ダッタはその山に飛び込んで、
おおはしゃぎした。ダッタはこの財宝全てを手にするつもりか?
サリマ「ダッタ!まさか、それ全部奪う気なの!?;」
ラーティ「まあ。許してやろうじゃねェか。敵は倒したし。」
戦いが終わり、バンジョーたちはブラバーたちのいる海賊船の外へ。
バンジョーはブラバーの前で二つの財宝を見せた。
バンジョー「ようやく見つかりました。あなたの財宝です・・・・。」
ブラバー「おお・・・!これはまさしくわしの財宝じゃ・・・・っ!!」
バンジョーはブラバーに財宝を渡した。ブラバーは涙しながら、財宝を抱く。
ブラバー「ああ・・・!帰って来たのォ・・・・我が財宝よ・・・。」
エレナ「良かったわ。これで海賊船を修理してこの島から脱出できる。」
サリマ「一般のスピニットの生き残りたちも村の再興を開始したわ。」
ボトルズ「これでこの島にグランティが二度と現れないでしょう。」」
プルレス「良かった・・・。この島に平和が戻ったんだね。」
ダッタ「けど、平和になってねーところが他にも多くあるがよ。」
リーキー「あの・・・サリマさん!」
サリマ「何かな?リーキー君。」
リーキー「僕も・・・ブラバーさんの海賊団に入ってもいいかな・・・?」
サリマ「・・・・良いわよ!!今日であなたも晴れて私たちの仲間よ!!」
ブラバー「そうじゃ。リーキーや。この船の修理の前に、
この島の平和と新たな乗組員となったお前の祝福パーティをしようではないか^^」
リーキー「わーい!!やったァ!!!」
リーキーはブラバーの新しい仲間となった事に、喜んだ。
他の乗組員たちも喜んで笑うが、バンジョーとカズーイが来た事に一同が気づく。
バンジョー「・・・あの。船の修理・・・僕らも手伝って良いですか?」
ブラバー「・・・・いや。もういいさ。君たちは十分、我々を助けてくださった。
代わりと言ってはなんだが、お礼にこれを受け取ってくれんかの?」
ブラバーは感謝の印として、一つのジグソーを差し出した。
カズーイ「おお!ジグソーだわ!!これ、頂いていいかしら?」
ブラバー「ああ・・・。もう必要ない物じゃ。それにお前たちは、
わしらの船の修理より、最もやるべき事があるだろうに。」
バンジョー「やるべき事・・・・。そうか!!僕たちの一番の目的・・・!
それは、我が妹チューティを助ける事なんだ!!!」
ブラバー「そうじゃろ?さァ、その手助けとして受け取ってくだされ・・・・。」
バンジョー「わかりました・・・。」 こうして、ブラバーはバンジョーにジグソーを渡す。
これでバンジョーたちの持つジグソーが16個となった。
カズーイ「やった!これで16個!!ありがとうねwブラバーさん!!」
ブラバー「ああ・・・。これでお別れじゃの?」
ボトルズ「ええ・・・。僕らは一刻も早くチューティを助けなければ・・・・っ!」
エレナ「寂しくなるわね。仲良くなれると思ったのに・・・。」
エレナは悲しそうな顔をするが、すぐに微笑む。
エレナ「でも・・・・!また、会えるよね!?」
ボトルズ「会えますよ!きっと・・・・。」
プルレス「その時は平和な時だと良いね!」
リーキー「うん!その時はいっぱい遊ぼうね!!」
カズーイ「それでは。そろそろ行くわ!」
ブラバー「ああ。このご恩は一生忘れん。今度会ったら大いにパーティしよう。」
バンジョー「その時まで・・・・互いに生き残りましょう。」
エレナ「ええ!グランティなんかに絶対に負けないでね!!私たちも負けないから!!」
バンジョー「はい!それでは・・・・・っ!!!」
バンジョーたちはブラバーたちに手を振りながら、歩き去っていく。
ブラバー「さよおおぉぉぉぉならあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
エレナ「元気でねええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
リーキー「また会おうねええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
海賊の皆さんは手を振ってバンジョーたちを見送る。中には涙を者もいた。
こうして、バンジョーたちはブラバーたちと別れていった。また会える事を信じて・・・。
カズーイ「・・・・あら?ところで、クラッシャーの奴等は?」
バンジョー「あれ?そう言えば、なんか見かけなくなったなァ・・・・。」
その頃、クラッシャーの部隊はいつの間にかバンジョー一行や海賊船から、
離れた場所にいた。彼らの近くの海辺には移動用の船があった。
ラーティ「これでこの島での戦争は終ったな・・・・。」
ダッタ「ああ・・・・。この船に乗れば、次の戦争が待っている・・・・!!」
サリマ「・・・・でも、いいのかな?」
ダッタ「あ?」 ラーティ「まだ・・・解決していない事があったのか?」
サリマ「・・・・あの熊たちに別れの挨拶も言わずに、勝手に消えてしまっても・・・・。」
つづく
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