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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ラーティ「・・・・忘れてないか?あの熊と鳥は、本来なら倒すべき存在なハズだ。」

ダッタ「次、会ったら必ず殺す。お前もそのつもりでいな。」

サリマ「けど・・・・。私、思うの。」

ラーティ&ダッタ「ん?」

サリマ「あの2人なら・・・・きっと、この世界を救ってくれるんじゃないかって・・・・。」

ダッタ「救う?冗談じゃねェ。奴等は世界を混沌に陥れる悪だ。」

ラーティ「俺たちはもちろん、お前も知っているハズだ。あの2人は将来・・・・。

この世界を恐怖と混乱に満たす事になる・・・・・っ!」

サリマ「そうかな・・・・。」

ダッタ「そうだよ!それにな・・・・。」

サリマ「それに・・・・?」

ダッタ「俺たちがこの世界を救うんだ。あの2人に負けずにな。」

サリマ「え・・・・・っ!?」 サリマはダッタが言わないような事を聞いて驚く。

ダッタはこれまで世界を救うだのほとんど言ってなかったのだ。

ダッタ「・・・・ただしっ!!全部ってワケじゃねーからな!!

俺のグランティへの復讐心は消えん!!ま、それだけじゃ世界は救ないなが。」

ラーティ「・・・そうだ。クラッシャーはグランティから世界を影で救う。

お前もやっと本当のクラッシャーに所属する意味に気づいたな。」

ダッタ「さーな。俺のような独りぼっちも結構いるけど・・・・。」

サリマ「ううん。あなたが独りぼっちなんかじゃない。」

ダッタ「は?」

サリマ「あなたには・・・・私たちがいるじゃない。クラッシャーと言う名の友達が。

ごめんね・・・・っ。戦いであんな悪口を言って・・・・・。」

サリマは涙目になりながら、謝罪した。恐らく、

アルシェル戦で悪口を言った事に謝っているだろう。

ダッタ「・・・何言ってんだ?確かに、俺への悪口は許せねーけど、お前なら許すわ。」

サリマ「え・・・・・っ!?」

ダッタ「だってよ。俺・・・・お前の事、あまり嫌いじゃねーぜ?」

ダッタはそう言いながら、青い布の覆面を脱ぎ始めた。ついにダッタは、

その素顔を見せたのだ。その素顔は黒い髪に黄色い瞳を持つ目の、

青年の顔であった。そう。ダッタはサリマと同じ、人間でだったのだ。

ダッタ「俺はよ・・・。お前を守りたいと思ってんだ。前々からな・・・。」

ダッタは微笑んでそう言った。サリマはそれを聞いて、涙しながらダッタに抱きついた。

ダッタはこの戦いで成長し、サリマを守るために次の戦いへ向かう決意をしたのだ。


夕日の浜辺でバンジョーたちは歩いていた。この島から出る方法を・・・・。

バンジョー「一体・・・・どうやったら、この島から出ようか・・・・。」

カズーイ「んもぅ!!この島に船とかないの!!?」

プルレス「イカダを造ろうにも、結構時間がかかるし・・・・。」

ボトルズ「それより・・・・。あちらが気になりませんか・・・?」

バンジョーたち「え・・・?ああ!!」

ボトルズが指さしたところを見た皆は驚く。そこは、海面であった。

そこの海面では無数のダルシップの残骸があった。

本来ならダルシップは無数に活動して、バンジョーたちを撃ち殺した。

だが、何故かこのダルシップ全席が沈んでいるのだ。

まるで、見えない何者かに破壊されたかのように・・・・。

バンジョー「確かに・・・・このダルシップ・・・。

何故か沈んだっけ。ラーティたちの話によれば、彼らの仲間たちかと・・・・。」

カズーイ「まあ、どっちでも良いんじゃない。そのおかげで、

今でもあたいたちは生きているし・・・・。」

プルレス「でも、おちおち寝ているワケにもいられないよ。

この島から出なきゃ、チューティさんを助ける事もできませんよ?」

バンジョー「そうだよなァ・・・。こうなれば、イカダを造るしか・・・・。」

謎の声『安心して。私たちが運んであげるわよ。』

その時、海から女性の声が響く。バンジョーたちはそれを聞いて、驚く。

バンジョー「だ、誰だ!!??」 その時、海が沸騰をして来た。

そこから緑色の潜水艦が出てきた。その潜水艦は一体、何なのだ?

バンジョー「な、何だ!?この潜水艇は!??」

プルレス「グランティ・・・・!?それとも、クラッシャー!!?」

カズーイ「まさか・・・新たな敵!!?」

女性の声『いいえ。我々は敵ではない。』

ボトルズ「潜水艦からの声・・・・!?」

そう。潜水艦から女性からの声が出た。そして、潜水艦のパッドから、

銀髪の長い髪の女性が出てきた。その女性は冷静な表情をして、

いかにもって感じなドレスっぽい衣装であった。

女性「あなたがマンボまうんてんやこのシャークックアイランドで、

大暴れした例の熊と鳥。そして、彼らに味方する者ね。」

カズーイ「あんた!!グランティの使者!!?」

女性「違うわ。それより、乗って。私たちがあなたをこの島から出してあげるわ。

【Burentei(ブレンティ)】が連れて行ってあげるわ・・・・。」

バンジョーたち「ブレンティ・・・・・!?」


バンジョーたちはブレンティと名乗る女性に言われた通りに、緑色の潜水艦に乗った。

その潜水艦は今、おたからザクザクびーちから離れ、深海の中を進んでいる。

そして、潜水艦の艦内にある一つの部屋。そこには、多くの乗組員たちがいた。

バンジョーたちもそこにいて、周りの者たちを警戒しながら立っていた。

女性「私はこの艦の艦長、ロドシーよ。安心して、座ってもらうと良い。」

カズーイ「けどねェ・・・。こいつら、どっから見ても野蛮そうに見えるわよね。」

カズーイの言うとおり、乗組員では普通の人間はもちろん、

色が違う亜人間、怪人のような姿をした者、他にも異なる姿をした者も多くいた。

そして、その中の一人である、不思議な翼を背中に生やした少女がいた。

その少女は茶色い髪のショートカットな髪をして、オーバーオールな服をしていた。

少女「まあまあ。そう警戒しないで、こっちに座ったら?」

少女は明るそうに隣の席を譲る。プルレスは安心してそこに座る。

プルレス「ありがとう・・・。君は優しそうだね・・・^^;」

少女「あたしはユミ。困った事があったらあたしに聞いてね♪」

プルレス「あ・・・ありがとう。」 ボトルズ「この人は親切ですね^^」

ボトルズもプルレスの隣の席に座る。ユミは笑顔で歓迎する。

カズーイ「じゃあ、あたいたちもどこかへ座りましょ。」

バンジョー「僕らもどこかへ座ろうか・・・・。」

バンジョーとカズーイもどこかへ座ろうと空いている席を探すが、そこに男の声が出る。

男の声「お前に座る席などない。」 バンジョーとカズーイ「っ!!?」

2人は男の方へ向く。その男は人間ではなく、怪獣のような姿であった。

頭がモヒカン。全裸であるが下半身にはジーパンが履いてある。

いわゆる、この怪人は亜人間であった。

怪人「本来ならお前たちのような世界の平和を乱す者たちに、

この艦を入れるつもりはないが、艦長のご命令とあらば・・・。」

カズーイ「な・・・・何を言ってるの?この怪物・・・。」

ロドシー「紹介するわ。この者(怪人)はガムロ。」

ガムロ「艦長。言っておきますが、この熊と鳥は我々の敵です。

本来ならこの者たちを倒すべきなのです!」

ロドシー「ですが、あの方は彼らに希望を託したのよ。グランチルダを倒すために・・・っ!」

バンジョー「あの・・・・あの方って・・・・。」

ロドシー「・・・・そうね。ちょうど良かったわ。あの方とは・・・。」

その時、謎の少年がドロシーの横に通りながらこう言った。

謎の少年「その必要はねーっスよ。艦長。」

そして、少年はバンジョーとカズーイに銃を向けた。2人はこれに驚く。

バンジョー「わわっ!!?」 カズーイ「な、何すんのよ!!??」

少年「なんでお前らがこの艦に入って来てんだよ?」

よく見れば、この少年は並の人間ではなく、肌が鼠色であった。

顔には切れた跡があり、その左右にはネジのような物が突き立てていた。

こいつはいわゆるフランケンだ。しかし、このフランケンの少年は、

普通の少年のような顔つきである。普通のフランケンはとてつもなく、

恐ろしい形相をしているのだが・・・。ロドシーはそんなフランケンの少年に怒る。

ロドシー「フラエ!!勝手な真似はやめなさいっ!!!」

フラエ「は?この2人と仲良くしろって事か?嫌だね。

俺は許す気などないさ。貴様ら熊と鳥はこの世にとって邪魔な存在だから・・・・。」

カズーイ「な、何こいつ・・・!生意気なァ~っ!!」

ロドシー「ごめんなさいね。こんな愚かな手下たちで・・・。

そろそろ紹介に入るわね。この組織は・・・・一般人、元軍人、ヤクザ、盗賊、格闘家、

賞金稼ぎ、廃人、孤児、障害者、魔術師、不良、蛮族、殺し屋、

冒険家、犯罪者、科学者、その他いろいろ・・・・。それらの者たちを、

同志にした最強最悪テロ組織にして、対グランティ組織・・・・。

いわゆる、アンチ・グランティ。その組織の名は・・・・クラッシャー。」


バンジョーとカズーイ「クラッシャー!!!!!??」

プルレス「え!?じゃ、じゃあ・・・僕たち・・・・!?」

ボトルズ(はめられた・・・・!?)

ロドシー「・・・・の直属部隊・・・・ブレンティ。」

バンジョー「ブ・・・ブレンティ・・・・!?」

ロドシー「名づけはブレンチルダさんよ。」

カズーイ「ブ、ブレンチルダですって!!?」

ボトルズ「ブレンチルダ・・・・。はっ!まさか・・・・!!」

そう。バンジョーたちは思い出したのだ。あのブレンチルダ・・・。

グランチルダの妹である、ブレンチルダの事を・・・・。

つづく

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