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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ボトルズ「なんかこの羽・・・・。赤いですね・・・・。」

プルレス「・・・・でも、赤い羽を持つ者は結構少ないかも知れないし・・・・・。」

カズーイ「・・・・・・っ!」 カズーイはふわふわとゆっくり落ちてくる赤い羽を見て、

動揺した。カズーイはこの赤い羽と何か関係があるのだろうか?

そして、この赤いハネは地面に落ちた。バンジョーがそのハネに近づいた。

バンジョー「この羽・・・・・。一体誰が落としたんだろ・・・・・・?」

バンジョーはそう言いながら赤いハネを手に取る。すると、カズーイがいきなりこう叫んだ。

カズーイ「そのハネを渡して!!」

バンジョー「あ・・・・うん。」 バンジョーは赤いハネをカズーイに渡した。

カズーイ「っ・・・・!!」

そして、カズーイはじっと自分の羽根(手?)に取った赤いハネを見つめていた。

プルレス「カズーイさん。なんでこの赤いハネに興味あるのですか?」

バンジョー「さあ?今の赤いハネは、カズーイの羽根と同じ色してるし・・・・・。」

バンジョーが赤いハネとカズーイの羽根が同じ色だと言うとボトルズは急に何かを思いついた。

ボトルズ「・・・・む!もしかして・・・・あの赤いハネは、カズーイと同じ・・・・・!!」

カズーイ「・・・・・・間違いないわ。このハネは、あたいの同胞・・・・

すなわち・・・・赤い鳥族の誰かが落とした物だわ!!」  カズーイはこの赤いハネの事を、

赤い鳥族の者のハネだと言った。赤い鳥族とはカズーイの種族である。しかし・・・・。

ボトルズ「赤い鳥族・・・・・・。ですが、その種族は何かの事件で多く死んでしまい、

絶滅に近いほどの数に到っていますが・・・・・・。もしくはもう・・・・・。」

カズーイ「いえ!まだ全滅してはいないわ!!!」 ボトルズがもう絶滅してるではないかと、

言おうとした時にカズーイが絶滅していないと叫んだ。その大きな声に皆が驚く。

カズーイ「感覚でわかるの・・・・・!この赤いハネこそが・・・・・あたいたち、

赤い鳥族の鳥たちのハネなのよ!間違いないわ、絶対に!!そうよ!!」

カズーイが空を見上げると、バンジョーたちも空を見上げる。輝く太陽に、

鳥のような影が飛び回っていた。この鳥が赤いハネを落としたのだろうか?

バンジョー「鳥だ・・・・・。鳥が飛んでいる・・・・・!」

プルレス「まさか・・・・・。あの鳥が赤い鳥・・・・・!?」

カズーイ「そうよ!この鳥が・・・・あたいたち赤い鳥族の一羽なのよ!!」

ボトルズ「もし・・・・・この鳥がカズーイの言うとおりであったとしたら、

赤い鳥たちは絶滅に負けないと元気に飛んでいるんですね!きっと!!」

カズーイ「・・・・・っ!そうだわ!!あたいの仲間たちはあの日以来、

絶滅するのを恐れていたとあたいは思ったけど、今はそれは違う。

絶滅する運命に負けたくないために、こうやって一生懸命飛んでいるんだわ!それに比べ、

あたいは絶滅されたのかと思って、またある人に言われてもう飛べないかと思った・・・・・。」

バンジョー「カズーイ・・・・・。」 カズーイが笑顔でそう言ったら、バンジョーは微笑む。

カズーイ「でも、今はもう飛べる気がした・・・・。いえ、今すぐ飛びたいの!!」

カズーイは今すぐ飛びたいと言った。と、言う事はカズーイはもう飛ぶ力を取り戻したというのか?

バンジョー「え・・・・・・?今、飛びたいって・・・・・?」

カズーイ「うん!今・・・・とっても飛びたい気がするの!!」

プルレス「え?って事は・・・・・!?」 ボトルズ「もう飛べるんですか!!」

カズーイ「まだ飛べるかどうかわからない・・・・けど!(・・・・・・ごめん。

あたい、もう飛んでいいよね?もしも・・・・・でも、あたいも赤い鳥として・・・・・!)」

カズーイの脳裏に、ある人影の姿があった。その者はカズーイの森が、

焼かれている時にいた人物であった。その時のカズーイは怯えていた。この人物がカズーイに、

飛んではいけないと言っただろうか?しかし、今のカズーイはその人物に謝るように心で言った。

カズーイ「・・・・・とっても飛びたいの!!」 それを聞いたバンジョーは笑顔でこう言った。

バンジョー「・・・・じゃあ、もう飛べるんだね!」

カズーイ「ええ!じゃあ・・・・行くわよ・・・・・・・。」 こうして、カズーイは今こそ、

真の鳥として、空へ羽ばたこうとした。まずは、顔を真剣な表情にして、息をゆっくり、

吸ったり吐いたりと心の準備を整える。その後、カズーイは目を閉じる。 バサァバサアァァ

両方の翼をリュックから出して思いっきり左右に広げた。

カズーイ「行くわよ・・・・。バンジョー・・・・!」  そして、その両方の翼を徐々に上にあげて・・・・。

バンジョー「え・・・・?」  バンジョーは理解してはいなかった。今のカズーイは、

彼のリュックにいたまま。そう、このまま飛べばバンジョーも・・・・・。それとは別に、

ヒュウゥゥゥゥゥゥ・・・と風が吹いた。その風は静かにバンジョーとカズーイの方に集まっていく。

カズーイ「今こそ・・・・・・・飛ぶ!!!!!」 そして、カズーイは風の感覚を掴んだか、

目を開けて、それと同時に両方の翼を思いっきり振り下ろした。 ドビュウゥゥゥゥン

そして、奇跡が起きた。バンジョーとカズーイがロケット?のごとく、勢いよいスピードで、

浮かび上がる。それは、とてつもなく高い空へと上がるほどであった。

バンジョー「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

カズーイが両方の翼を一瞬に止めて、またその翼を羽ばたかせる。バサァ バサァ バサァ バサァ

ボトルズ「おお・・・・・!カズーイとバンジョーが・・・・・空に浮かんでいる・・・・・・!」

プルレス「ええ・・・・・!ついに・・・・・カズーイさんが・・・・・・・・!!」 そう、カズーイは・・・・・。

カズーイ「飛べた・・・・・あたい・・・・ついに飛んだんだわ!!!!」

そう、カズーイはついに飛んだ。そう、カズーイは鳥として再び飛ぶ力を取り戻したのだ。

バンジョー「・・・・・おおおお・・・!カズーイ・・・・・もう飛べるんだね・・・・・・。」

バンジョーはカズーイの方を見て微笑む。カズーイは笑っているが、少しだけ目から涙が溢れる。

これは、嬉し涙。カズーイは10年ぶりに空を飛べて、嬉しがっているのだ。

カズーイ「10年ぶり・・・・久しぶりだわ・・・・・。こんな嬉しい事はない・・・・・!」

ボトルズ「やりましたね。カズーイ!ついに飛べるようになったんですね!」

プルレス「おめでとう!カズーイさん!!」

カズーイ「褒めてありがとおぉ~う!二人とも~!!」

バンジョー「・・・・そうだ!そのままジグソーを探してみようよ!せっかくだし!!」

カズーイ「ええ!!じゃあ、行くわよおおぉぉ~!それっ!!」

そして、カズーイは翼を羽ばたかせながら、移動を始めた。ついにカズーイは空を飛びまわった。

しかし、バンジョーも一緒なので、これはまるで熊を運びながら飛ぶ鳥であるが、それも悪くない。


バンジョー「いやあぁぁ~。でも、なんか僕も空を飛んでるみたいで気持ちいいなぁ~。」

カズーイ「・・・・ってか、実際に飛んでるのはあたいで、あんたはあたいとくっついているから、

飛んでないだけだけどね。まあ、久しぶりに飛べたんだからいっか^^たまには。」

バンジョー「・・・・そうだねwところで・・・・・この島のジグソーはっと・・・・・。」

バンジョー「・・・・・・あれ?ところで、ボトルズとプルレスは?」

カズーイ「・・・・・あっ!!!!忘れてた・・・・・・;」


ボトルズとプルレスはまだ荒地にいた。そう、空を飛んでる事に夢中な、

カズーイとバンジョーに置き去りにされてしまったのだ。

プルレス「・・・・・・・・・なんかあの二人、僕たちの事、忘れてません?;」

ボトルズ「・・・・・恐らく久しぶりに飛ぶ事に夢中になったから、僕たちの事思ってませんでしょう;」

本来カズーイはこの二人をも運ぶ予定であったが、すっかり忘れていたのだった(笑

・・・・しかし、そんなボトルズとプルレスの前に謎の人影があった。その影の正体は・・・・?


カズーイ「・・・・・そうだ!あの一番高い山の頂上の方へ飛んでみましょ!」

カズーイの言う一番高い山とは、この島の中央にある一番高い山のようなところであった。

バンジョー「・・・・・ん?そうだね!よし!さっそく頼むよ、カズーイ!!」

カズーイ「OK!!」 そして、カズーイは物凄い速さで一番高い山へ向かって飛んだ。


かくして、バンジョーとカズーイは一番高い山の頂上の近くにと飛んだ。

しかし、この山の頂上には一つの灯台が聳えていた。待てよ?この灯台はさっきの・・・・もしや?

バンジョー「おお!見ろよカズーイ。こんなところに灯台があるぜ!!」

カズーイ「わーい!すごーい!やっぱ空を飛ぶのって最高だわあぁ~w」

バンジョー「はははは・・・・・wじゃあ、さっそく降りれるかい?」

カズーイ「・・・・でも、今はこの状態だし・・・・・・・。」

バンジョー「あ・・・・・・;」 そう、今のカズーイはリュックに下半身が入ったままでさらに、

バンジョーも一緒に飛んでいた。と、いう事は、

バンジョーが飛んでいる状態のカズーイの足役となっているのだ。

バンジョー「・・・・・じゃあ、僕が地面に足を付けて・・・・・・。」

カズーイ「あたいが飛ぶのをやめる。この提案で行きましょ。」 バンジョー「うん!」

こうして、二人は灯台の近くの地面へとゆっくり降りていく。

バンジョー「・・・・・っと!」 そして、バンジョーが地面に足を付けた。

すると、カズーイが両方の翼をリュックに引っ込めた。こうして、カズーイは飛行を一時止めて、

着地に成功したのだ。こうして、再びバンジョーが地面を歩くことになる。

カズーイ「・・・・・ふぅ。久しぶりに飛べたから、気持ちよかったわぁ~。」

バンジョー「・・・・・・そうだ!・・・・もう飛べるようになったしもうこのリュックからで出る?」

カズーイ「・・・・・・そうね。久しぶりだから・・・・・・。・・・・・・・・。」

ついに飛べるようになったので、カズーイがリュックから出ようとした。

・・・・・しかし、何故かカズーイは動かない。いや、動けないのか・・・・・?

バンジョー「・・・・どうした?カズーイ・・・・・。」

カズーイ「・・・・うーん。それが・・・・なんかリュックから出れないの・・・・・;」

バンジョー「マジか!?Σ(°д°;)」

なんと、カズーイはリュックから出られないようになったしまったのだ。

カズーイ「・・・・ずっと、このリュックに入っていたまま、食事とりまくっていたから、

身体も少し大きくなったし、出る事が出来なくなっちゃったかも・・・・・・;」

バンジョー「・・・・・・まあ、このリュックは少し小さかったかも知れないしね・・・・・・;」

カズーイ「・・・・・・でも、いっか。まだこのままの方がいい気がするわ!」

バンジョー「・・・・そうか。じゃあ、さっそく灯台へ入るか!」

カズーイ「うん^^」

カズーイは早くも立ち直り、二人は好奇心と楽しみで灯台へ近づいた。

バンジョー「・・・・・・よし!開けるぞ。」

こうして、バンジョーが灯台の入り口ともいえるドアを開けて、二人は灯台の中へ入っていった。

つづく

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