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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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カズーイ「ば・・・・バンジョー!これは・・・・・?」

バンジョー「ぬうううううう・・・・・・・・!!!」

バンジョーが強く歯を噛み締めると、手に持つ髑髏が強く光る。

ボトルズ「髑髏が光ってる・・・・・・バンジョーの意思で光ってる!なぜ・・・・

彼の意思で髑髏が光ってるんだ?!」

ビッグバット「ンモオオオォォォォォォ!!ンモオオオオォォォォオォォォォオオオ!!!??」

ビッグバットは髑髏の光を浴びていて、まるで苦しんでいるかのように暴れる。

ビッグバット「その光はぁぁぁぁぁぁぁ!!!なんなんだああぁぁぁぁぁぁ!?????」

バンジョー「うううううううぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・!!!!」

『ドクロノチカラハ・・・・・・・マンボイガイノ・・・・・・モノノイノチニカカワル・・・・・・・・。』

謎の声を聞いたバンジョーは大声を叫んで、髑髏をさらに光らせた。

バンジョー「ぅぅぅぅぅああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

カズーイ「きゃっ!!す・・・・凄いわ!バンジョー!!!」

しかし、髑髏の光が消え、バンジョーは疲れて、膝をついた。

バンジョー「ああぁぁぁ・・・・・あ・・・・・うっ・・・・・・。」

カズーイ「バンジョー!!!」

ビッグバット「ンモォォォォォォ!!おのれぇぇぇぇ・・・・む!?」

ビッグバットは髑髏の光が消えたので、復活した。そしてバンジョーを睨む。

すると、彼の手に魔の髑髏が持たれているところを見た。

ビッグバット「魔の髑髏!!なぜ、それを貴様がぁ!!?」

バンジョー「・・・・・僕も・・・・知らないけど、謎の声が「受け入れろ!」って言ったから・・・・・!」

ビッグバット(謎の声・・・・もしや・・・・・奴・・・・・マンボ・ジャンボか!?)

カズーイ「バンジョー!さっきの光で、ビッグバットが少しひるんだわ!」

バンジョー「よしっ!」  バンジョーはビッグバットに向かって走った。

ビッグバット「ン、ンモオォォォォ!??」

バンジョー&カズーイ「くちばしアタック!!!!」    ガチィィィィィン

バンジョーとカズーイはくちばしアタックでビッグバットを攻撃した。

ビッグバット「ンモオオォォォォォ・・・・・・!!」

ビッグバットは確かにくちばしアタックを受けた。カズーイの嘴がビッグバットの頬にあたった。

突き刺されてはいない。嘴が頬にあたっていて、傷もなく血も出なかった。

ビッグバットはニヤリと笑っていた。

バンジョー「そ・・・・・そんな・・・・・・・!!」

カズーイ「くちばしアタックが効かない!!??」

バンジョーは一旦ビッグバットから離れる。そして、すぐにまた向かった。

バンジョー「カズーイ!もう一度キキツキアタックだ!!」

カズーイ「よし!!!キキツキ・・・・・・っ!!?」    ガキイィィ

カズーイは嘴をビッグバットに向けた。キキツキアタックの発動だ!しかし・・・・・。

ビッグバット「ンモオォ!!」

ビッグバットは角でカズーイの嘴を受け止めたのだ。

バンジョー「な・・・・!キキツキアタックが阻止された??!」

ビッグバット「むふふふふふ!!ンモォォォォア!!!」

ビッグバットは角を振り上げ、カズーイの嘴を弾き、バンジョーもそれで飛ばされた。

バンジョー&カズーイ「わああああぁぁぁぁぁ!!??・・・・・ぐっ!!!」

バンジョーは地面に着陸した。ボトルズのところにいた。

ボトルズ「バンジョー!カズーイ!!」

バンジョー「くっ!ビッグバット・・・・・強すぎる!!」

カズーイ「ほとんどの技が効かないわ・・・・・!」

ビッグバット「ンモオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!」

バンジョー、カズーイ、ボトルズ「!???」

ビッグバットが3人の前にじりじりと歩いていった。

ビッグバット「お前たちでは俺様を倒すことはできぬ!

飛んでけええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!!!」

ビッグバットはそう言うといきなり走り出し、角かち上げで3人を弾きとした。

バンジョーたち「わあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

バンジョーたちはビッグバットの角攻撃によって吹っ飛んでしまった。

ビッグバット「はっはっはっはっはっはっはっは!!

奴らは俺様との戦いで既に疲労がたまっている。

奴らはもうじきグラブリン村に落ちるだろう。後は奴らに任せるとしよう・・・・・!!」

勝ち誇った後に呟くビッグバットはそう言うとここから去っていった。

グラブリン村のとある広場では・・・・・・・。

ベス「え!?スコットが熊と鳥にやられた・・・・!?」

エルマー「ああ。ま、奴らは強いからね。」

ベス「畜生!!あの熊と鳥め・・・・・・許さねぇ・・・・・!!」

チャック「お前の気持ちはよくわかるが、今はティッカー族との戦闘の準備が先だ!!

ニラは自分の家で、スコットの看病とか弓矢の整理とかいろいろしている。」

ベス「そうか・・・・・・。」

チャック「エルマー。お前、銃の弾の補給は?」

エルマー「さっきまでやったよ。弾は満タン。いつでもOKだぜ。」

他の戦士たちも村の入り口でバリケードを築き上げ、銃を持つ兵士たちが、

それに潜んで敵を迎え撃つ準備をしていた。

ニラの家では、ニラがタオルをベッドで眠っているスコットの御でこに乗せた。

スコット「・・・・・すまんな・・・・・・・。」

スコットが目を覚まし、そう言うと、ニラが心配そうに言った。

ニラ「っ!まだ立っちゃあかんよ!あいつら(熊と鳥)・・・・本当に強かったんか?」

スコット「ああ・・・・・・もし、今の状況で熊と鳥がこの村に来たら、

この村が危ないかも知れん・・・・・・。」

ニラ「そして、ティッカー族も攻めてきて・・・・・この村は全滅してまう!!」

スコット「ああ・・・・・・・俺はもう大丈夫だ。早く武器を整えておけ。お前はまだ戦えるはずだ。」

ニラ「・・・・うん!後は任せてーな・・・・!」

ニラはそう言うとスコットから離れていった。武器を整えるつもりだ。

村の広場では・・・・・・?

ベス「・・・・・ん?」

チャック「なんだ!?」

ベス、チャック、エルマー・・・・他の戦士たちも空を見上げて、驚く。

どうやら空から何かが降ってくるようだ。エルマーは笑みを浮かべながらこう呟いた。

エルマー「ふっ。来たか・・・・・・!」

空では、バンジョーとカズーイ、ボトルズが落ちていた。

バンジョー「わあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ落ちるうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」

ボトルズ「カズーイ!!羽ばたきをおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

カズーイ「無茶言わないでよ!!!この高度から落ちるスピードの恐怖に、

今の私にできるわけないでしょおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!???????」

バンジョー「あわわわわわわわわわ!!!!このままどうなる!!?」

ボトルズ「・・・・あ!村です!!!村が見えます!!!」

バンジョー「む・・・・村だって!!!?」

カズーイ「・・・・って事は!!!」

3人はとうとう広場の地面に落ちて、自分の形のような穴ができるほど、地面に叩きつけられた。

しかし、3人は地面からゆっくりとあがって、広場の地面に足を踏んだ。

バンジョー「ああ・・・・痛いなぁ・・・・・・;」

カズーイ「とうとう村についたけど、ここ・・・・何村かしら?」

3人の周りにグラブリンたちが武器を構えて囲んでいた。

ボトルズ「・・・・・・あ!皆さん、始めまして・・・・・僕たちは・・・・・。」

ベス「うるせぇっ!!!!!!!」   ベスは自分たちの前のバンジョーたちに叫んだ。

ボトルズ「っ!!よく見れば、あなたたちは・・・・・グラブリン族ではありませんか!!!」

カズーイ「あ、そういえば、ここ、あんたらに村だったのね?」

バンジョー「あの・・・・・・今日はしばらく・・・・・・・・・。」

チャック「何をほのぼのしてるか知らんが、お前たちにこの村は入れるつもりはない!」

ベス「熊!!!鳥!!!!」  バンジョーとカズーイはベスの方に向く。

バンジョー「き・・・・・君は・・・・・・ベス。」

ベス「許さねえ・・・・・よくもスコットをぉ・・・・・・!!」

ボトルズ「もうやめましょうよ!!なんで僕たちを許さないんです!?

僕たちはあなたたちに何もする事はない・・・・・いや、あなたたちが攻撃しなければ、

僕たちだって戦わずに済んだんですよ!??」

チャック「確かに、言うとおりかも知れねぇ。だがよ。

この村に我等以外が立ち入りする事を許されていない。」

バンジョー「何故だ!?」

チャック「我々はかつて、他の種族をこの村に入れた事がある。

だが、その種族は我々の食料を武力で奪っていった。我々はその連中を全滅させた。

それ以来、我々はこの村を外敵に二度と入れないと誓ったのだ!!!」

カズーイ「そんな!たかが、一度戦争を起こしたって・・・・・!」

チャック「一度ではない・・・何度もな・・・・・そして、ティッカー族との戦争も入れて!!!」

ベス「と、言うわけで・・・・・お前たちも倒す・・・・・!!」

エルマー「ふふふふ・・・・・覚悟はできてるだろうな?かかれ!!!」

エルマーの命令でグラブリンたちがバンジョーに迫った。

ボトルズ「来ますよ!!!!」

カズーイ「わかってる!!!」

バンジョー「・・・・・・・・・・!!」

グラブリンたち「わあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

最初の一人のグラブリンがバンジョーめがけて拳を振り上げた。

しかし、バンジョーが敵の拳を手のひらで受け止める。

バンジョー「はっ!!!!」  バンジョーは片方の拳でその敵を殴り倒した。

「ぐはっ!!!」  「やろおおぉぉぉ!!!!」   剣を持つグラブリンが、

飛び掛ってバンジョーの頭部から一刀両断しようとしたが・・・・・。

カズーイ「むん!!」   カズーイは嘴でそのグラブリンを弾き飛ばした。

「が・・・・はぁ・・・っ!!!!」

ベス「やろぉ・・・・・!!」

チャック「思いっきりいくんだ!!!!」

バンジョー「・・・・・・・ぬん!!」  バンジョーは迫り来る無数のグラブリンに向かって走り出した。

「死ねやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

カズーイ「バンジョー!!」

バンジョー「うん!!ツメツメパンチ!!!!!」

バンジョーはツメツメパンチで3人くらいのグラブリンを殴り飛ばした。

「うお!」  「ぐあ!!」  「わぎゃあああぁぁ!」

つづく

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ビッグバット「ンモオオオオオォォォォォォ!!!」

カズーイ「まさか・・・・・ローリングアタックが受け止められたの!!?」

カズーイはリュックの中から焦るような声で言った。

バンジョー「くっ・・・・・・・!うごけ・・・ない・・・・・!!」

バンジョーはローリングアタック発動時のままの姿で動けなかった。

ビッグバット「どうした?そんなものか!!ンモオオオオオオォォォォォォ!!!!!」

ビッグバットは角をかち上げ、バンジョーを吹き飛ばした。

バンジョー「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

バンジョーは空高く飛ばされている。そこにカズーイがリュックから出て両方の翼を広げた。

カズーイ「ん・・・・!!」  カズーイは翼をバサバサと羽ばたいた。

バンジョー「うあああああ・・・・・あ・・・・お・・・遅くなってる・・・・・!?」

バンジョーは後ろの方を見る。すると、カズーイが懸命に翼を羽ばたかせているではないか。

カズーイ「あ・・・・あたいだって・・・・このくらいは・・・・・・!!」

カズーイが翼を羽ばたかせているが、だんだんと落下していく。

カズーイはパラシュートの代わりとなり、それにより、バンジョーはゆっくりと地面に降りていく。

ボトルズ「おお!助かりましたね!!」

バンジョー「うん!・・・・・よっと!」 バンジョーはついに地上に着地した。

カズーイ「さあ!勝負よ、牛君!!!」

ビッグバット「牛ではない!!バッファローだ!!!」

カズーイ「どちらも同じじゃない!!?」

ビッグバット「いーやっ!牛は弱いが、バッファローは強い!!俺様は強いぞぉぉぉ!!!!」

バンジョー「た・・・・たとえ牛でも・・・・・僕は負けない・・・・・・!はぁ・・・・はぁ・・・・・!」

カズーイ(バンジョー・・・・・疲れているわ・・・・・・!確かに今日で激しい戦いが続いていたわ。

だから、さっきはあんな事を・・・・・・・・!!)

ビッグバット「ンモオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!!」

ビッグバットはまたも突進攻撃を繰り出した。

バンジョー「うがっ・・・・・・・・!!!!!」   バキィィィィィ

バンジョーは疲れているせいか避けようにもうまく避けれず、まともにくらってふき飛んだ。

カズーイ「ううううっ!バンジョー!!」  カズーイは再び翼を羽ばたかせ、

バンジョーをゆっくりと地上に降ろした。

バンジョー「ぐううう・・・・・ふふぅ!!!」

バンジョーはさっきのダメージに加わりたくさんダメージを受けすぎたので、

ついに口から血を吐いてしまった。カズーイやボトルズは驚くが、ビッグバットは笑っていた。

ビッグバット「むふふふふふふ・・・・!(やはり・・・・・・奴らは覚醒していない・・・・・・。

今のうちに始末しておくのが正解だったぜ!!!)」

グラブリン村では、各地に散ったグラブリンの戦士たちが次々と戻って来て、

広場に集まっていた。ニラはその集まりを確認している。

ニラ「うん。だんだん集まってきよったわ。あれ?ベスはんとエルマーはんとチャックはんは?

せやった・・・・・あいつら、いろいろ理由があって・・・・・・。」

エルマーの声「その理由がどうかしたって?」

ニラ「ん?え・・・・エルマーはん!!?」  ニラはエルマーの声を聞いた。

すると、戦士たちの集まりにエルマーとチャックがいた。

ニラ「エ、エルマーはん!それに、チャックはんも・・・・・!!」

エルマー「ティッカーどもが、この村に攻めると聞いてね・・・・・・・。

また戦争が起こるけど、そうなる前に不死の魔術師やあの熊や鳥の力も欲しかったけど・・・・・。」

チャック「結局、ベスは見つからなかった・・・・・・!だが、村を守らないと、

あいつに申し訳ないからな・・・・・!俺はあいつが帰ってくるのを信じるっ!!!」

エルマーはクールに言い、チャックはベスを信じ、この村を守る決心をした。

ニラ「ふ・・・・二人とも・・・・・!!」 ニラはそんな二人に感動した。

一方、ベスもグラブリン村に戻りつつあった。彼の前にまだ遠いがグラブリン村が見えてくる。

ベス「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・!!」 

ベスは疲れていた。さっきのティッカーとの戦闘で必死に戦っていたからだ。

ベス「早く・・・・・村に・・・・・行かねば・・・・・・!!」

グラブリン村では、ニラは心配そうにベスの事を言った。

ニラ「・・・・ベスはん・・・・・遅いでんねん・・・・・・。まさか、奴らに!!??」

チャック「余計な口出しはするな!!!」  チャックが怒鳴るとニラがビクつく。

ニラ「ひっ!え・・・・えろうすんません・・・・・・。」

チャック「あいつは、無茶するけど・・・・・死にはしない・・・・・・。

あいつは・・・・必ず、帰ってくる!!!」

エルマー「そんなに熱くならなくてもいいじゃないかね?」

チャック「何ぃ!?」

エルマー「だってさ、戦争が始まるんだぜ。いつ犠牲者が出てもおかしくないさ。」

チャック「ベスの事などどうでもいいというのか!!?」

エルマー「どうでも良くないが、戦場に遅れる奴は足手まとい。そう思うだけだ。」

チャック「くっ!確かに・・・・・・・・。だがなぁ・・・・あいつは戦うさ。

たとえ、遅刻をしても、あいつはあきらめはしないっ!!!」

エルマー「なるほど。じゃ、あいつの登場に期待しますか。」

その頃、ティッカー族のアジトの総統の部屋では?

ティッカー総統「んで?第1部隊の進行はどうなっている?」

ティッカー「ははっ。後8分で、奴らの村に近づくと思います。」

ティッカー総統「そうかぁ!よーし!!第2部隊は1時間後に第1分隊を援護する!!

さっさと戦闘準備せよぉ!!!!」

ティッカーたち「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

一方、ベスはようやくグラブリン村に近くにいた。

ベス「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・。」

ベスは倒れそうになっても歩いていた。そこに、近くにいたグラブリンが駆け寄った。

グラブリン「ベスウゥ!!!」  グラブリンがベスを抱える。

ベス「む・・・・村は・・・・・?」

グラブリン「ああ・・・・・・今、各地に散った戦士が集まってな・・・・・。戦闘準備しているんだ!!」

ベス「そうか・・・・・じゃぁ・・・・俺も・・・・・・!!」

村の広場

戦士たちが集まっているところに、ベスを抱えたグラブリンが彼らに声をかけて来た。

グラブリン「おおぉぉぉぉぉい!!ベスを連れてきたぞおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

チャック「何っ!!?」

ニラ「ベスはんが!?」

エルマー「・・・・・・・・・・・・・・・。」

チャックとニラはグラブリンから離れたベスのところへ。しかし、エルマーは行かなかった。

チャック「ベス・・・・・・何やったんだよ・・・・・・この傷は・・・・!?」

ベスの身体に・・・・・まだかすり傷だが、身体中にいろいろその傷があった。

ベス「ティッカー族と・・・・・・・・!!」

ニラ「戦ったっちゅーんやな!!」

チャック「ベス・・・・・・お前は本当に無鉄砲だな・・・・・!!」

ベス「・・・・・・でも、俺がやらないと・・・・・・この村は・・・・・・!」

ニラ「ベスだけが一人でこの村を守る事なんてあらへん!!!」

ベス「なに・・・・・・!?」

ニラ「僕たちがいるんや!!僕たちが力をあわせてこの村を守っていくんだ!!!」

ベス「力を・・・・・あわせて・・・・・・。」

チャック「ベス・・・・・それは俺たちがお前に何度も言った事だ。もう、わかってもおかしくねぇはずさ。」

ベス「・・・・・俺は・・・・父の・・・・ために・・・・・・。」

ベスはそう言いながらゆっくりと倒れていく。しかし、ニラとチャックがそんなベスを抱えた。

ニラ「危ないっ!!!」

チャック「無茶するからこうなるんだよ!!!・・・・・・お前は父のために頑張ってるな?

だったら、それを俺たちに協力してもらえばいいだろうが。」

ベス「・・・・・・ありがとう・・・・・・。」 それを聞いたベスは小さな声で言った。

しかし、チャックとニラは少ししか聞こえなかった。

チャック「え・・・・・・?」

ニラ「今・・・・・ありがとうって・・・・?」

今のベスは目を瞑っているが口は笑っていた。

一方、バンジョーはビッグバットの前で疲れ果てそうな表情で睨んだ。

バンジョー「ぐっ・・・・・・!!」

ビッグバット「ンモオオォォォォォ!!!もう体力の限界か!?

ならば、この一撃で終わらせてくれようぞ・・・・・・・!!」

そう言うとビッグバットがさらに足で土を蹴った。

それによって出る砂煙は次第に大きくなっていく。

カズーイ「く・・・・・来るわ!!!バンジョー!!!!」

ボトルズ「これをくらったら本当に終わりだ!!!」

ビッグバット「行くぞ!!ンモオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」

ビッグバットは突進を開始した。今度は今までよりも遥かに速い。

ビッグバット「クラッシュ・ダッシュ・ホーン!!!!!!」

ビッグバットはバンジョーに近づいてきた。

バンジョー「くっ・・・・・・・・・・!!(そうだ・・・・・・こうなったら・・・・・・・・・・・・!!!!)」

バンジョーはポケットから何かを取り出した。 ピカアアアアァァァァァァァァァ

ビッグバット「ンモオオォォォォォ!!!??」

ビッグバットはいきなりバンジョーが持ち出した物から発する光に目を反らし、突進を止めた。

ビッグバット「な・・・なんだ・・・この光は・・・・・・ああ!!!」

ビッグバットは見た。バンジョーが持ち出したのは、なんと!魔の髑髏、マジック・ドクロ。

マジック・ドクロは突然、光を発して、ビッグバットを止めたのだった。

つづく

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バンジョーたちが歩いているところを後ろの向こうから一人のグラブリンが見ていた。

グラブリン「ちっ・・・・!奴らが・・・・・・!!報告してやらぁ!!」

そう言うとグラブリンは走っていった。このグラブリンは偵察員だったようだ。

グラブリン村では、住人たちはやたらと平和そうに感じない雰囲気だった。

「もし・・・・・あの熊と鳥が出たら・・・・・。」 「それにティッカー族も攻めてきたらどうするんだ!?」

「戦士たちにこの村が守れるだろうか・・・・。」 「僕たちが信じなきゃ!!」 「救いの手を・・・・・。」

ニラは住人たちのやるせない姿を心配そうに見ていた。

ニラ「・・・・・みんな、不安がっとる・・・。我々戦士が・・・・・このピンチを切り抜けんと・・・・・!!」

偵察員「ニラさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

そこに、偵察員がニラの元に走ってきた。足を止めると、はぁ!はぁ!と息をした。

ニラ「どないしたねん!!」

偵察員「例の熊と鳥がこの村に近づいてきた!!」

ニラ「なんやてっ!!?」

そこに、またもう一人の偵察員が走ってきた。しかし、もう一人は傷だらけのようだ。

偵察員「大変だ!!!!」

ニラ「今度はなんや!?」

もう一人の偵察員「ぜぇ・・・・・ぜぇ・・・・・・・!無数のティッカー族がこの村に近づいてくる!!

俺たちはそれに気づいて、立ち向かったが・・・・・・・!!」

ニラ「奴ら・・・・・・・とうとい動き出したんかいな・・・・・・・・・!!」

偵察員「ど・・・・・・どうする!??」

ニラ「・・・・・・・よし!我々はこの村を守るべく、全面戦闘隊形を整える!!!

各所に散った戦士たちを集めるんや!!」

偵察員たち「おう!!!」

一方、バンジョーたちは?

バンジョー「・・・・・・・・・・・ああ。それにしても、疲れたぁ・・・・・・。」

バンジョーは今まで歩き続けたため、疲れて座り込んだ。

カズーイ「何やってんのよ!バンジョー!!」

カズーイは怒った後、くちばしでバンジョーの頭をつつく。

バンジョー「あだ!ごめんごめん。でも・・・・・なんか今日、戦いすぎで・・・・・・。」

ボトルズ「・・・・・・・確かに、今日のクルクル山での時に、

あなたの力を始めて使いましたからね・・・・・・。たぶん、その力を出した後の疲労とか・・・・?」

カズーイ「まあ・・・・確かにあたいも疲れた気がするわ・・・・。」

ボトルズ「では・・・・・・ん?」

バンジョー「お!」

カズーイ「あ!」

3人は前の方を見た。まだ遠いが、村らしきところが・・・小さく見えていた。

ボトルズ「村だ!!村ですよ!!」

バンジョー「本当かい!?」  バンジョーは村と聞いて立ち上がった。

カズーイ「ちょうど良かった!じゃあ、あそこに行って一度泊まらせてもらいましょ。」

バンジョー「うん!」

バンジョーとボトルズが歩こうとすると、後ろから野太い声がした。

「ンモオオォォォォォ!!そこはグラブリン村だ!」

バンジョー「なっ!?」

バンジョーたちは後ろの方を向く。そこに、青いバッファローがいた。野太い声の主はこいつである。

バンジョー「誰だ・・・・・!?君はっ!!」

バッファロー「グフフフフフ!!俺様はビッグバット!!貴様らを倒すために来たのだ!

ンモオオオオォォォォォォォォ!!!!!」

カズーイ「ビッグバットですって!?あたいたちになんか恨みでもある?」

ボトルズ「もしかして・・・・・グランティ!!?」

ビッグバット「ンモオオオオオオォォォォォォォ!!!!貴様らに教える気はないわ!!

死ねええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!!!!!!」

ビッグバットはそう言うと、片方の足で地面を蹴った。突進する準備らしい。

ボトルズ「っ!!来ますよ!!!」

バンジョー「行くぞ!カズーイ!!」

カズーイ「OK!!」

ビッグバット「ンモオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」

ビッグバットはバンジョーめがけ突進しようと走った。

カズーイ「来るわよ!!」

バンジョー「よし!ツメツメ・・・・・・・・!!」

ビッグバット「・・・・・・・・・・・!!」

バンジョーはツメツメパンチを繰り出そうとするが、ビッグバットの走る速さが物凄いため、

バンジョーは技を出す前に、ビッグバットの突進を受けてしまった。

バンジョー&カズーイ「うぎゃあああぁぁぁぁぁっ!!!!」

バンジョーは敵の凄まじい突進のあまりの威力に吹き飛んだ。

ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!」

バンジョー「ぐはっ!!!」

カズーイ「あうっ!!」

バンジョーとカズーイは地面に叩きつけられたため、痛がる。

ビッグバット「ンモオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!!

こんなもんか!?いや、こんなもの、貴様たちの力ではないわ!!!」

バンジョー「な・・・・・・・・何を・・・・・・・・・!」

カズーイ「言って・・・・・るっのよ!!!」

バンジョーは痛みに耐えながら立ち上がった。

ビッグバット「ンモオオオオォォォォォォォ!!!!」

ビッグバットは鳴きながら、再び攻撃体制に入る。

カズーイ「来る!!バンジョー!!!」

バンジョー「うん!!!」

バンジョーはしゃがみ、カズーイは翼を上にあげた。

バンジョー「とんぼがえりジャンプ!!!!!」

バンジョーとカズーイはとんぼがえりジャンプでビッグバットの突進をかわした。

ビッグバット「ンモオオオオオォォォォォ!???」

ビッグバットは自分の突進が避けられた事に驚き、空にジャンプしたバンジョーとカズーイを睨む。

ボトルズ「凄い・・・・・・・!!」

ボトルズもバンジョーとカズーイを見て驚く。バンジョーは地面に敵の後ろに着地した。

バンジョー「くっ・・・・・・・・!!」

ビッグバット「ンモオオオオオォォォォォォォ!!!!!!」

ビッグバットは後ろのバンジョーめがけて突進する。

カズーイ「バンジョー!!!」

バンジョー「ぬぁっ!!」

バンジョーは勢いで敵の体当たりを避けた。

ビッグバット「んぬ!?ンモオオオオオオオオ!!!」

ビッグバットはまたも避けられるが、あきらめずにバンジョーにまたも向かう。

バンジョー「まだ来るのか!!?」

ビッグバット「ンモオオオオォォォォォォオ!!!!!」

ビッグバットはまたもバンジョーに迫る。しかし、また避けられる。

バンジョー「うっ!!」

カズーイ「避けたままじゃ、勝ち目がないのよっ!!!!」

バンジョー「わかってる!!」

ビッグバット「ンモオオオオオォォォォ!!!!!」

バンジョー「正面からじゃ駄目だ!!ふん!!」

ビッグバットが接近したとき、バンジョーが素早く動き、ビッグバットの横についた。

ビッグバット「ンモォ!??」

カズーイ「キキツキ・アタック!!!!」

カズーイはキキツキ・アタックでビッグバットの右の部分を攻撃した。

ビッグバット「ンモオォォ!!!!」

ビッグバットは敵の攻撃をいきなり受けてひるみ、さがった。

カズーイ「どう!?」

ビッグバット「ンモオオオォォォォォ!!!この程度では俺は死ねんぞ!?」

バンジョー「ちいいいっ!!」

カズーイ「ローリングアタックよ!!」

バンジョー「よしっ!」

バンジョーはビッグバットから下がった。そして、すぐに前に走り、転がした。

バンジョー「ローリング・アタック!!!!!」

ボトルズ「いけるか!??」

ビッグバット「ンモ!!???」  ドガァァァ

ビッグバットはバンジョーのローリングアタックを受けた。

ボトルズ「やった!!・・・・・・・え?」

ビッグバット「ンモオオオォォォォォォォ!!!」

なんと!ビッグバットは自分の角でバンジョーのローリングアタックを受け止めた。

バンジョーは敵の角に捕まって動けない。

つづく

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バンジョー「よしっ!!」

バンジョーはカズーイの言葉に賛成し、グランティと名乗るサルどもと戦闘にかかる。

コンガの手下「ウキー!!」 「ウッキー!!!」 「キャー!!」

コンガの手下たちは飛び出して、バンジョーに襲い掛かる。

バンジョー「はっ!!たあっ!!」

バンジョーは向かってくる二匹にそれぞれ一発パンチをお見舞いした。

コンガの手下「ウギ・・・・・・ッ!!」

二匹が倒れたが、他の数匹が鳴き声をあげながら、バンジョーに向かって飛びかかる。

バンジョー「行くぞ!!」

バンジョーもコンガの手下たちの方に走った。一匹が拳を振り上げるが、

バンジョーがその一匹の顔面に素早くパンチを打つ。

「ウキキー!!」

カズーイ「キキツキアタック!!!」

三匹がバンジョーの頭上に飛び掛るところ、カズーイがその三匹にキキツキアタックをお見舞いした。

三匹は倒れた。しかし、またもコンガの手下の一匹がバンジョーにキックをお見舞いしようとした。

「ウギーッ!!!」

バンジョー「ぐっ!!!」

バンジョーは横顔を蹴られた。しかし、その痛みに耐え、攻撃を仕掛けた一匹を殴り飛ばした。

バンジョー「とああぁぁぁっ!!!」   「ウギィー・・・・・・!」

カズーイ「えぃっ!!バンジョー!!」

カズーイが別の一匹をくちばしで突き飛ばした後、すぐにバンジョーの名を叫ぶ。

バンジョー「うん!とう!!」

バンジョーはカズーイの声に応えたように返事。手下をキックで倒し、後ろの方に下がった。

バンジョー「ローリングアタック!!!」

バンジョーはローリングアタックを繰り出し、目の前の手下どもを攻撃した。

コンガの手下「ウギイイイイイィィィィィィィ!!!!!!」

コンガの手下たちはバンジョーのローリングアタックによって、次々と吹っ飛ばされた。

バンジョー「やった!!」

カズーイ「待って!バンジョー!あれ!!」

バンジョー「む!?」

カズーイが羽根を伸ばした方向をバンジョーが見ると、そこに、一匹の手下が窮地のまま生きていた。

カズーイ「あのたちの悪いサルに吐かせましょ。」

バンジョー「うん。」

バンジョーは倒れていながら息をするサルに近づくと、カズーイがそのサルの顔に近づいて、叫んだ。

カズーイ「ちょっとぉ!!チューティはどこなのよぉ!!!?」

コンガの手下「ウキッ!?し・・・・知らん・・・・・。」

カズーイ「とっぼけんじゃないわよ!!あんたたちグランティがチューティをさらってでしょ!!?」

コンガの手下「チューティ?知らん・・・・・俺は知らない・・・・・・!」

バンジョー「いや、君たちがさらったはずだ!!グランチルダは僕の妹をさらったって、

ボトルズから聞いたんだ!!!そして、奴は自ら僕たちに宣戦布告したんだ!!!」

コンガの手下「く!・くっ・・・・くくくくく・・・・・!あの方は神出鬼没でね・・・・・・・!

我が上司は、我々の知らないところでひっそりと自分の考えた行動を行っているのだ。」

バンジョー「そうか・・・・・・・・。」

そこに、ボトルズが近づいて手下に問いかけてきた。

ボトルズ「確かにチューティはあなたたちの上司に拉致された事はわかっています。

彼女はどこに閉じ込めたんですか!?」

コンガの手下「知らねぇなぁ・・・・・・。だが・・・・・・そいつはここにはいないぜ・・・・・・!!

詳しくはコンガ様に聞いてみなぁ・・・・・・・・ウキィ・・・・・・・・。」

コンガの手下はそろそろ限界のためか意識を失ってしまい、眠ってしまった。

バンジョー「・・・・・・・これ以上は言えない様だ。」

カズーイ「でも、そのコンガってのは一体・・・・・・。」

ボトルズ「知ってます。辞書によれば、コンガはかつて、ファイナリック・ミレニアム・バトルで、

グランティに所属して、謎の溶解兵器であらゆる命を奪った大男ですって。」

バンジョー「コンガ・・・・・・・!!すると、あいつがグランティの大幹部・・・・・・・!」

ボトルズ「いえ、コンガは単なる戦闘隊長に過ぎません。それに幹部は一人だけではありません。

グランティには数々の強者がいて、彼らこそが大幹部の集まりなのです。

数々な特殊な能力を持つ部下をも含め、数億の戦力を持っています。」

カズーイ「す・・・数億ですって!!???」

バンジョー「か・・・・勝てるのかな・・・・・・。」

カズーイが目が飛び出そうに驚き、バンジョーが不安そうに静かに言った。

ボトルズ「ただし、その数億の戦力はかつてのファイナリック・ミレニアム・バトルによって、

犠牲者が続出し、半分は失ったはずです。」

カズーイ「なるほどっ!じゃあ、まだチャンスはあるはずね!!」

ボトルズ「そうです!グランティが何かしないために、チューティを・・・・・!!」

バンジョー「助け出そう!!!」

バンジョーは元気を出して、叫ぶ。ボトルズやカズーイも笑顔になる。

ボトルズ「その意気です!」

カズーイ「行きましょ!!」

バンジョー「うん!!」

バンジョーたちは走っていった。しかし、そんな彼らを遠くの木の裏から見た者がいた。

その者の正体はチンピーだった。彼は怯えながら呟いた。

チンピー「すごい・・・・・・・。あの怖そうなコンガの手下を全部倒しちゃった・・・・・・・。」

一方、別の森ではローブの少年が倒れていた。そこに、ローブの少女が彼を見つける。

ローブの少女「っ!!?」

ローブの少女は焦って少年に駆け寄る。

ローブの少女「大丈夫!!?」

ローブの少年「ん・・・・・ううう・・・・・・・。」

ローブの少年は少女の声に応え、起き上がった。

ローブの少女「・・・・・・・まさか、あの不死の魔術師に・・・・・・・。」

ローブの少年「ああ・・・・・あいつは・・・・・恐ろしいほど強い・・・・・・・!

今の我々では勝てないだろう・・・・・。いつ奴が動くかわからない。」

ローブの少女「うん・・・・・・早くあいつを止めなきゃ・・・・・・・!!

それに、ティッカー族とグラブリン族がまた戦争する気よ。」

ローブの少年「ちっ!!またか・・・・・・。厄介な事になる前に・・・・。」

ローブの少女「いったん・・・・逃げた方がよさそうね・・・・・・。」

ローブの少年と少女は走った。彼らは今、この山を去ろうとするのだろうか?

一方、ベスはティッカー族と戦闘していた。

ベス「うおおおおぉおおおぉぉぉぉぉお!!!!」

ベスはヤリを振り回して、複数のティッカーを叩き落した。

ティッカー「うぎいいいぃぃぃぃぃ!!!!!」

ベス「はああああぁぁぁっ!!!」

ベスはヤリで、ティッカーを刺し、彼をそのまま木に叩きつける。

叩きつけられたティッカーはその反動で体が粉々に砕ける。

ティッカー「があああぁぁぁぁぁっ!!!」

ベス「うがっ!!!」  ガブウゥゥゥッ

ティッカーがベスの右肩を噛み付いた。ベスは激痛のあまり、膝をつく。

ベス「ぐ・・・・ぬううう・・・・うっ!!!」

ベスは片方にヤリを必死に持ち、それで敵の目を突き刺した。

ティッカー「ぎゃっ!!」

ティッカーは目を刺されたため、ベスや目を刺したヤリから離れ、倒れた。

ティッカー「ちいい・・・・引き上げだ!!!」

残りのティッカーたちはベスから逃げた。

ベス「はぁ・・・・はぁ・・・・なんとか倒したか・・・・・!しかし、あの少女の言うとおり・・・・・。

ティッカーの奴らが俺たちの村を攻めるのだろうか?念のため村に戻ろう・・・・・。」

ベスは村に戻ろうと歩く。だが、先ほどの傷による苦痛で、右肩を抑え、ゆっくり歩いた。

そんな彼の背後に謎の青い牛(バッファロー)が睨んでいた。

バッファロー「・・・・・・・・・・・・。」

謎のバッファローは突然、ベスの後姿から目を反らし、後ろの方向に走った。

一方、バンジョーとボトルズは歩いていた。

しかし、バンジョーの脳裏にまたも謎の声が聞こえる。

謎の声『ドクロヲ―――――ワガモトヘ――――――。』

バンジョー「っ?誰だ!?」

バンジョーは何者かに声をかけられ、思わず声を出した。

カズーイ「どうしたの?」

バンジョー「いや・・・・何も・・・・。」

ボトルズ「空耳でも聞いたのですか?」

バンジョー「・・・・・まあ、そうかも・・・・・。(・・・・・・・・・。)」

つづく

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その頃、骸骨の屋敷の中では、ローブの少年と黄色い骸骨の怪人の対峙が続いていた。

ローブの少年「くっ・・・・・・・!!」

少年は怪人に剣を向けている。戦おうと見えるようだが、なぜか震えて動けない。

怪人は紫のオーラを放ち、彼の戦意をストップさせているからだ。

ローブの少年(くっ・・・・・!どうすればいい?この怪人に弱点はあるのか!!?)

怪人「・・・・・・・・・・・・。」

ローブの少年「ぐ・・・・・ぬうううううう・・・・・!!!」

ローブの少年はなんとか動こうと必死である。そして、、怪人は自らオーラを突然消した。

ローブの少年「な・・・・!?」

怪人のオーラが消えたため、少年は動けるようになり、前に扱けかかった。

ローブの少年「う・・・・動ける!?」

ローブの少年は足を止めて、そのまま立ち、剣を構える。そして、怪人も自らゆっくりと立った。

ローブの少年「くっ!やはりこいつは、始末するっきゃない・・・・・・!!」

そして、怪人は口を上下に動かして、声を出した。

怪人「おまえ、勝てない。」

ローブの少年「勝てない?ふざけるな!!」

怪人に勝てないと言われて怒った少年はそう言うと、怪人に斬りかかった。

ローブの少年「でえぃっ!!!」

怪人「マンボ・スティック。」

怪人は静かに呟きながら先に髑髏が付いた杖を出した。

怪人はその杖を少年の前に向ける。

ローブの少年「なっ!?」   カッ

少年は怪人の杖を見て、驚く。杖の先の髑髏の目が突然、一瞬に光りだした。

ローブの少年「うわああぁぁぁ!???」

少年は怪人の杖の能力のせいか、屋敷から突然、外へと吹き飛ばされた。

ローブの少年「ぐふっ・・・・・・!」

少年は地面に叩きつけられ、痛みながら必死に立ち上がり、屋敷を見る。

ローブの少年「不死の魔術師・・・・・・恐ろしい奴だ・・・・・・・!!

あの杖・・・・・・やはり、奴だ・・・・・・・。くっ!」

少年は屋敷から離れる。少年は一旦引き上げた。

一方、とある不気味なジャングルで、赤いシャツを着たゴリラがいた。

この者こそがグランティの攻撃部隊長の一人、コンガである。

コンガ「ウホ!ウハ!ウホ!ウハ!」

コンガは胸を叩いて吼えていた。彼の呼応に答えるかのように、

少数のサングラスをかけたサルが集まってきた。

ちなみにこのサルどもは原作(ゲーム)には登場してない作者の今考えたばかりのオリキャラなり(笑

サングラスのサル(以下、コンガの手下「ウキ!ウキウキ!!」

コンガ「ウホウハ!!よく集まった!我が部下たち!!」

コンガの手下「お呼びでしょうか?コンガ隊長。」

コンガ「ウハウハ!!今回の任務、例の熊と鳥の殺害にある!」

コンガの手下「おお!あの伝説の・・・・・・!!」

コンガ「そうかも知れないが、取りあえず、抹殺する必要、ある!

ウホウホ!諸君、行動開始せよ!!ウホ!」

コンガの手下「ウッキー!!!!」

コンガの手下は鳴きながら、散らばっていた。バンジョーとカズーイを探すべく。

しかし、一匹だけ怯えて動いていない小さなサルがいた。

コンガ「む?どうした!チンピーよ!お前も、行く!!」

チンピー「あ、あ、はい!ウッキー!」

チンピーは怯えそうな声で言いながら走っていった。

コンガ「ウホウハ!コンガは、オレンジを食す事にする。」

一方、エルマーはスコットを抱えながら、村に戻った。彼らをニラがお迎えした。

ニラ「おお!エルマー、おかえり。スコットがやられたんか!?」

エルマー「ああ。熊と鳥、奴らは強かった。大丈夫だ、こいつは死んじゃいないよ。」

ニラ「そりゃよかった!はよう治療せなあかんて!!」

エルマー「・・・・・・・・・・・・。」

エルマーは突然、スコットを地面に落とす。

ニラ「あ!何すんねん!!怪我人やないかい!!」

ニラは怪我人をゴミのように落としたエルマーに怒る。エルマーはそんな彼に背を向ける。

エルマー「・・・・・ベスとスコットは?」

ニラはスコットを抱えたところに、エルマーに聞かれる。

ニラ「あ、ベスはあの女の子を追いに、チャックもベスを連れ戻そうと・・・・・。」

エルマー「・・・・そうか。では、俺も行くとしよう。」

ニラ「行くってどこにや!!?」

エルマー「決まっているだろう?もう一度、あの熊どもを倒すのさ。

その前に家に戻って武器の整理をしないとな・・・・・・・。」

エルマーはそう冷たい声で言いながら自分の家に向かった。

ニラ「っ・・・・・・・・!」

ニラはスコットを抱えて、彼を治療するため、自分の家に向かった。

ローブの少女は森を歩いていた。

少女はまだ目を前髪で隠しているが、口が笑っているところが見える。

ローブの少女「うふふ。あの不死の魔術師・・・・あの人とどう戦っているかしら?

ま、いずれ不死に魔術師はこの世界にいてはいけない存在だけどね。」

少女はローブの少年が不死の魔術師に負けている事を知らない。

そこに、彼女の後ろのところにベスの足が見えてきた。

ベスの声「待て!!!!」

少女はいきなり後ろからベスの声が聞こえたので、そこに向く。

そこに、槍を構えているベスがいた。

ベス「・・・・・・見つけたぞ・・・・・・!!」

ローブの少女「あら?あなたは、グラブリンの子?」

ベス「確かに俺はグラブリンの子だ!それより、あんた・・・・一体誰だよ?」

ローブの少女「・・・・・・・・・・・・。」

ベス「答えろっ!!!!」

ローブの少女「・・・・・残念だけど、教えることはできないわ。」

ベス「何っ!!?じゃあ、グランティか!!??」

ローブの少女「グランティ・・・・・・・あの国際的暴力組織ね。」

ベス「お前はその組織の仲間かと聞いているぅ!!!」

ローブの少女「・・・・・・・さて、どうかしらね?」

ローブの少女はピストルを出し、ベスの方に構える。

ベス「な!?て・・・・めぇ・・・・・!!」  ドキュン

少女は無言でピストルを撃った。しかし、ベスは撃たれていない。ベスは後ろを向く。

そこに、ティッカーが!ティッカーは少女のピストルの弾に撃たれて倒れた。

ベス「な・・・・・・!!」

ローブの少女「・・・・・こいつはあなたを狙っていたわ。」

ベス「な・・・・なんだと!なぜ、俺を・・・・・?」

ローブの少女「ティッカー族がもうじき動き出すわ。あなたたちと決戦するつもりよ。」

ベス「なんだって!!?あんた・・・・一体・・・・・!」

ローブの少女「教えなって言ったでしょう!?とにかく、村に戻りなさい。

あなたの仲間が待ってるはずよ・・・・・。」

ローブの少女はそう言い残してベスの前から去っていった。

ベス「・・・・・・・くっ!!」

ベスは村に戻るべく必死に走った。

ベス「あ!!?」

そこに、ベスの前に複数のティッカーが現れる。

ティッカー「くくくくくく・・・・・!!グラブリンのエース、今度こそぉぉぉぉぉ!!!」

ベス「邪魔・・・・するなあああぁぁぁぁぁ!!!!」

ベスは迫り来るティッカー軍団に立ち向かった。

一方、バンジョーたちは森を歩いていた。

バンジョー「なんとか髑髏を取ったのはいいけど・・・・・。」

カズーイ「不死の魔術師がどこにいるか・・・・ねぇ・・・・・。

あ、ボトルズ。不死の魔術師って、どんなところに住んでる?」

ボトルズ「え?そこはまだわかりません・・・・・。とにかく、探せば・・・・・・。」

カズーイ「知らないそうね。まあ、いいか。取りあえず適当ね!」

バンジョー「うーむ・・・・・あ!」

バンジョーたちの前に無数のサル・・・・コンガの手下が飛び交っていた。

コンガの手下「ウキー!!」 「ウキキー!!!」

しばらく、はしゃぐと、バンジョーたちの前に立った。

カズーイ「な、何よ!あんたたち!!」

コンガの手下「我等!グランティ第37攻撃部隊!!!!」

バンジョー「グ、グランティだって!!!???」

ボトルズ「まさか・・・・グランティがここにいる事は・・・・・・!!」

コンガの手下「貴様らが例の熊と鳥だな!?死んでもらう!!ウキー!」

「ウッキー!!」 「ウッキキー!!」 「ウキャー!!」

コンガの手下がバンジョーたちを一斉に襲いかかった。

カズーイ「ボトルズ!この連中、グランティって言ったわね!?」

ボトルズ「は、はい!」

カズーイ「だったら話が早いわ!こいつらにチューティがどこにいるか吐かせましょ、バンジョー!!」

つづく

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