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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ボトルズは驚いた。いきなりグラブリンたちがティッカーの塔に攻めて来ようとは。

ボトルズ「まさか・・・・・。グラブリンたち、ティッカー族に反撃しようと・・・・!?」

チャック「いいか、諸君!!間もなくティッカーの塔だ!!

そこを叩き、一気にティッカーどもを全滅に追い込むのだぁ!!」

グラブリンたち「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ちなみに、このグラブリンの部隊はさっきの戦いで生き残った者たちや、

一部の一般人たちなどで構成されており、メンバーの数がティッカーに上回らないが、

ジュジュの言葉やバンジョーとカズーイの協力を信じて、攻撃を仕掛けるつもりである。

ティッカー塔の5階。総統の間では、バンジョーとカズーイが、無数のティッカーと戦っていた。

バンジョー「ぬん!!とあっ!!」  バンジョーはストレートでティッカーを殴り倒したり、

もう一匹を右ハイキックで倒した。さらに、チョップで敵の目と目の間を打ち、敵の両目が飛び出た。

ティッカー「うあ!!」 バンジョーのチョップを受けたティッカーの両目を失い、倒れた。

カズーイはくちばしを突き続け、次々とティッカーを弾き飛ばし続ける。 ガチンガチンガチン

ティッカー総統「ぬぅぅぅぅ・・・・・!何をやっておるのだ!!さっさろ仕留めろ!!!」

ティッカー「グエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェ!!!!!!!」

無数のティッカーがバンジョーに迫る。カズーイがリュックに引っ込み、バンジョーが走る。

バンジョー「ローリングッ!アタァァック!!!」

バンジョーはローリングアタックでティッカーを次々と倒す。その後、すぐにバンジョーは立つ。

複数に減ったティッカー達が怒ってバンジョーを囲み、カズーイがリュックから出た。

カズーイ「囲まれたわね!バンジョー!!」

バンジョー「うん!こうなればまたアレを使おう!!」

ティッカー「うるさああああぁぁぁぁぁぁい!!!!!」 ティッカーたちがバンジョーに向かって走る。

バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!!」 しかし、バンジョーとカズーイは、

敵の突進を避ける。これにより、突進したティッカー同士がぶつかり合ってしまう。

バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!」 そして、バンジョーとカズーイは、

くちばしバスターを繰り出し、カズーイのくちばしが3匹のティッカーたちの体を貫き、

あまつさえ、バスターによる衝撃で、周りのティッカーたちも吹き飛んだ。

ティッカー「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ティッカー総統「ぬぅぅぅ・・・・・!これほどの戦力を削っていくとは・・・・・・!!

貴様ら・・・・・何者だ!??」 総統がそう言った瞬間に、バンジョーが着地して、彼にそう言う。

バンジョー「僕はバンジョー!普通の熊です・・・・。」

カズーイ「同じく、あたいはカズーイ!こう見えても、ごく普通の鳥よ??」

ティッカー総統「たかが、一般動物ごときに我が軍がやられただとぉ!???

ええい!!部下ども!ボサっとするな!!早く奴を倒せ!!」

総統が厳しく叫ぶが、残りの少ないティッカーたちがバンジョーとカズーイの強さに怯えていた。

ティッカー「うう・・・・・・!!」  そこに、一匹の偵察員が部屋に来て、総統にこう叫んだ。

ティッカー偵察員「大変です!総統!!」

ティッカー総統「なんだ!今忙しいんだよ!!!」

ティッカー偵察員「グラブリン軍団が我が塔に襲撃に来ました!!」

ティッカー総統「な・・・・なにぃ~!???」

塔の外では、既にグラブリン軍団とティッカーの見張り部隊との戦闘が行われていた。

グラブリンたちはそれぞれ、長刀でヤリ、剣に弓矢など様々な武器でティッカーを倒していった。

しかし、ティッカーも負けずに肉を噛み千切ったり、突進などで応戦していた。

ベス、チャック、スコット、エルマー、ニラ、他数名は塔に潜入していった。

塔の一階、二階でもグラブリンたちが襲撃し、ティッカーたちと激しい戦闘を行っていた。

ベス「ぉやああああああああぉぉぉぉ!!!!」 ベスはヤリ一突きで3匹のティッカーを貫く。

スコット「ぬぉああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 スコットは斧を振り下ろし、ティッカーを真っ二つにした。

二階での戦闘でグラブリンが圧倒しているところを見たティッカー二匹は話をしていた。

ティッカーA「ここはもう駄目だ・・・・・!」

ティッカーB「しかし、3階のメンバーが駆けつけるはずだ・・・・!!」

3階へと続く坂道から複数のティッカーが走ってくる。

しかし、その坂道から離れたところにニラと他の弓使いたちがその敵たちを射抜き続けていた。

ニラ「チャックはん!3階に行けるようになりました!!」

チャック「よし!皆、3階に進撃するぞ!!!」

ベスたち「おう!!」  そこに、一人のグラブリンたちが走ってくる。

グラブリン「大変です!地下から来たと言うティッカーたちが一階から進攻して来るつもりです!!」

ベス「ちっ!あいつらは手強そうだな・・・・・!構わん!俺たちは3階へ進む!!」

チャックたちは3階に続く坂道へ走る。しかし、彼らの後ろに複数のティッカーが走ってくる。

ティッカー「我々は地下から来た戦士たちだぁ!!お前たちなどにぃぃぃぃぃ!!!」

エルマー「ちい・・・・・・!!」 エルマーは後ろに向き、ティッカーたちを撃った。

ティッカー「わ!」 「ぎゃ!!」 エルマーのライフルから出た弾は全て敵に命中しているようだ。

ベス「行くぞ!!」 ついに、ベスたちは3階に来た。しかし、そこには無数の敵が待ち構えていた。

しかし、エルマーとベスのダブル射撃でそんなティッカーたちを撃ち殺し、

二人は武器をおろすと、チャックが前線に走り、剣を振り回して攻撃に出る。

チャック「ぬん!むん!はああぁぁぁぁぁっ!!!!」  チャックは次々とティッカーたちを斬り捨て、

ベスやスコット、他のグラブリンたちも次々とティッカーたちを倒し続けていた。

5階では、そんな戦況を知ったティッカー総統が焦りを感じる。

ティッカー総統「ぬぅぅぅぅ・・・・・・!まさか、奴らがこの塔に攻撃を仕掛けようとは・・・・・・!」

カズーイ「バンジョー。グラブリン軍団って事は・・・・・!」

バンジョー「まさか・・・・・・・。ベスたちが・・・・・・!!」

ティッカー総統「ちぃ・・・・・・!このままでは、我が塔が危ない・・・・・・!!

お前たちはグラブリンどもを倒しに行け!!俺はこの熊と鳥を殺る!!」

ティッカー「ははっ!!」 複数のティッカーたちは総統の命により、4階へ戻っていった。

ティッカー総統「グフフフ・・・・・!グラブリンどもめ・・・・・・!!

傷ついた戦力のまま、この無数の同士がわんさかいるこの塔に攻め込もうとは・・・・・・。

相変わらず愚かな連中よのぉぉぉ~う!!!」

バンジョー「それは違う!グラブリンたちは・・・・・・本当は優しくて、

誇りの高い戦士たちなんだ!!それに比べ君たちは・・・・・・・。」

カズーイ「へなちょこね!!シロアリのくせにw」

ブチィッ それを聞いたティッカー総統は堪忍の尾が切れ、物凄い怒りの声を出した。

ティッカー総統「何だとおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!?????????」

バンジョー「くっ・・・・・・!」

カズーイ「怒ってやんのwwww」

ティッカー総統「ケッ!言っとくがなぁ・・・・・・・!ワシはこのティッカー族の中で、

一番強いんだぜえぇぇぇぇ~???」

バンジョー「くっ!確かに、君はどのティッカーよりも身体が大きいからね・・・・・!」

ティッカー総統「ふっ!勝てるかな・・・・・この俺にぃ!!!」

総統はそう言いながら、素早い速さでバンジョーに向かって口を大きく開ける。食べるつもりだ。

バンジョー「ぐ!」 しかし、バンジョーは間一髪敵の攻撃を避ける。

しかし、ティッカー総統は顔をバンジョーの方に向け、再びバンジョーの方に跳んだ。

ティッカー総統「死にやがりゃぁ!!!」

バンジョー「っ!ふん!!」  バンジョーは迫るティッカー総統の右のところにつき、

渾身のパンチでティッカー総統に大ダメージを与える。

ティッカー総統「ぶぐぅ!!やってくれるなぁ・・・・・・!!だが、シロアリの力は速さだ!!

特に俺様の方がよぉ・・・・・誰よりも速いのさっ!!!」 総統がそう言った瞬間、

突然、総統が消えていった。バンジョーとカズーイはこれに驚き、とまどう。

バンジョー「あいつ・・・・・消えた・・・・・!?いや・・・・!」

カズーイ「何かやるつもりね・・・・あのシロアリ総統・・・・・!!!」

バンジョー「く・・・・・・!ぅあ!!」

バンジョーは知らないまま、いきなりティッカー総統の突進攻撃を受けてひるむ。

カズーイ「バンジョー!?」

バンジョー「今・・・・総統が・・・・・・・!!あれ!また消えた!?」

ティッカー「ぎゃははははははははははは!!俺様は素早い!!

貴様らのような並みじゃこの俺様を捕らえられにわぁ!!!」

総統はそう言うと、バンジョーの前に姿を表し、再びバンジョーに体当たりを仕掛けた。

バンジョーとカズーイ「うわああぁぁっ!?」 バンジョーは総統の体当たりに痛がり、

壁に叩きつけられる。ティッカー総統はそんな彼を見て、あざ笑う。

ティッカー総統「クククククク・・・・・!どうよ!?」

カズーイ「ふん!まだ・・・・負けた気はしないわっ!!」

バンジョー「ティッカーの総統!お前を必ず倒すっ!!!」

一方、ベスたちは、既に4階にいた。

ベス「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

ベスはヤリで一匹のティッカーを突き刺した。

チャック「頑張れ皆!!もうすぐ5階なんだ!!

5階ではあいつが頑張ってくれているはずだぞぉ!!!」

スコット「おう!!」   スコットが賛成した後、すぐに周りの敵を斬る。

ニラ「わいらも頑張らないと!!」  ニラが敵を射抜いた後に賛成した。

エルマー「行くぞ!」  エルマーは賛成しながら、敵を撃った。

ベス「そうだ・・・・・・・!終わらせるんだ!こいつら(ティッカー)との長い戦いは・・・・・・!!

そして、グランティをこの手で倒すっ!!!!」

ベスはそう言いながら、ヤリでティッカーの頭を突き刺した。これを見た他のティッカーは怯えた。

ティッカー「うわわわわわ;こいつら・・・・強いぞ・・・・・!?」

「このままでは不味い!!」 「え・・・・援護はもうないのか!?」

「いかん!もうこれで全部かも知れない・・・・・・・!」

チャック「俺たちはグラブリン!お前たちにかける容赦などねええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

チャックが叫ぶと、グラブリン一同が一斉に走り出し、残りのティッカーと対峙する。

一方、ティッカー塔の前では、コンガとサルの集団がいた。

彼らは一体何をしようと言うのだろう・・・・・・?

つづく

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報告を受けたティッカー総統は敵のスパイが潜入していると聞いて物凄い叫びで驚いた。

ティッカー総統「・・・・・・で、我々と同じ姿になったのは誰だぁ・・・・・?」

ティッカー「それが・・・・・そこまでは・・・・・・・・。」

ティッカー総統「ええぇい!!そこまでとはなんだ!!?もしや、追跡を途中で忘れたのではあるまいな?」

ティッカー「うう・・・・・・;ですが、お待ちください。不死の魔術師の元へ向かったのは、

グラブリンの誰でもありません。多分、例の熊と鳥かと・・・・・・・・。」

ティッカー総統「なに!?熊と鳥が!?ちぃ・・・・!あの部外者どもめ・・・・・・!

いや、ひょっとすると、奴らは・・・・・・・。よし、その熊はどんな姿をしていた?」

ティッカー「はは。多分、青いリュックに黄色いパンツを履いた者かと。」

ティッカー総統「ククククッ!そうか・・・・・では、その者が確かに、シロアリに変身したのだな?」

ティッカー「・・・・・・確かに、彼は不死の魔術師の元へ行ったのですから・・・・・・・。」

ティッカー総統「くくっ。わかったぞ・・・・つまり、敵のスパイは・・・・・・!」

一方、バンジョー(シロアリ)は既に3階に上がっており、4階への階段を探そうと歩いていた。

バンジョー(シロアリ)「なんとか、ここ3階に着くことができたけど・・・・・。」

カズーイ(リュック)「なんか前よりティッカーが多いそうな気がするわ。

きっと、さっきの奴の言うとおり、ゲーセン目当てで来る奴らが多くいるでしょうね。

ねえねえ。ちょっとゲーセンに行って情報集めしない?」

バンジョー(シロアリ)「うーん・・・・・。本当は君もゲーム目当てなんじゃないの?

それに、4階への階段を探すだけだろ?一匹だけ聞けばそれでいい。」

カズーイ(リュック)「あーあ。つまんないの。」

バンジョー(シロアリ)「しょうがないだろ?僕たちは元々ここに住んでるわけじゃないから。」

カズーイ(リュック)「そりゃそうだけど・・・・・。」 そこに、一匹のティッカーがバンジョーのところに来た。

ティッカー「おう。お前、珍しいリュック持ってるな。しゃべってんのか?」

バンジョー(シロアリ)はこれにびっくりし、カズーイ(リュック)は半分閉じたような目で見ていた。

カズーイ(シュック)「あんたね、いきなりそれを言う?」

ティッカー「おっと。悪いな、珍しいもん持ってるんだからよ。」

バンジョー(シロアリ)「・・・・・あの。4階への階段はどこですか?」

ティッカー「え?ああ、そこね。えっと・・・・たぶん、この真っ直ぐから左、

そこをしばらくしてから右の方向に進めば、4階への坂道が見えてくるぞ。」

バンジョー(シロアリ)「ありがとう。じゃ、行ってきます。」 バンジョーはそう言うと、走っていった。

ティッカー「・・・・・・あいつ、何故こんな簡単な事を聞いたんだ?」

カズーイ(リュック)「いやぁさっきの一匹がおとなしそうでよじゃったわねww」

カズーイがそう言った後、バンジョーが左の方向に曲がりながらそう言った。

バンジョー(シロアリ)「全くだよ。これで、総統のアジトにまた一歩近づける。」

バンジョーが右の方向へ進み、そのまま真っ直ぐ走り、4階へ続く坂道を見つける事ができた。

バンジョー(シロアリ)「おお!見つけた!!」  バンジョーは4階への坂道を見つけたら、

するにそこへ向かってダッシュした。しかし、そこに警報のサイレンが鳴り出した。

二人はこれに驚き、バンジョーが足を止める。

『緊急事態!ただいま。この塔のどこかに、

青いリュックと黄色いパンツをしたシロアリが暗躍している。奴はスパイだ。』

とある部屋でパソコンで某美少女アニメサイトを見ているティッカーはエロそうに見た。しかし・・・・・。

『この塔に黄色いパンツと青いリュックのシロアリはスパイである。』

ティッカー「ぶっ!!い、いきなりなんだよぉ!!?」

『スパイはグラブリンと手を組んだ者が不死の魔術師の魔法で変身した。

敵はこの塔を探ろうとしている。ただちに奴を攻撃せよ!!

青いリュックと黄色いパンツを持っている奴が敵のスパイだ。そいつを迎撃せよ!!!』

ティッカー「やろぉ!俺の萌えの邪魔しやがって!!許さん!!!」

緊急警報を聞いたティッカーたちが次々と部屋から現れ、一斉に走り出した。

カズーイ(リュック)「ど、どうすんのよ、バンジョー!!」 二人も警報を聞いて焦った。

バンジョー(シロアリ)「どうやら、バレたのかも知れない・・・・・。

こうなったら正面突破だ!4階へ進み、そのまま5階へ行こう!!」

バンジョーはそう言うと、急いで坂道のところに行き、坂道を走り4階に進んだ。

一方、ボトルズはティッカーの塔の外で森に隠れながらバンジョーとカズーイを待っていた。

ボトルズ「ああ。バンジョーとカズーイ、うまくやってるかなぁ。

もし、あの目だった衣装でバレてしまわければいいのだけど・・・・・・。」

しかし、ボトルズの心配も空しく既にティッカー総統に見抜かれてしまったのかもしれない。

ティッカーの塔の4階にバンジョー(シロアリ)はとうとう着いた。

バンジョー(シロアリ)「よし、4階だ・・・・・・!え?」 バンジョーの前に無数のティッカーがいた。

カズーイ(リュック)「ちょ・・・・ちょっと、マズいんじゃない?;」

ティッカー「こやつがスパイかぁ!!」 「やっちまえええぇぇぇ~!!!」

無数のティッカーがシロアリ状態のバンジョーに攻撃を仕掛けようとしていた。

カズーイ(リュック)「く、来るわよ、バンジョー!!!」

バンジョー(シロアリ)「ちっ!シロアリ状態じゃ僕たちの技が出せない・・・・。だったら・・・・・・!!」

バンジョーはそう言うと、突然走り、そのあまりの速さで無数のティッカーを通り抜ける。

ティッカー「え?」 「な!」 「嘘!」 「マジか!?」 「おのれ!!」 「なんだって!?」 「ぬう・・・!」

カズーイ(リュック)「凄いわ、バンジョー!こんなに速く走れるなんて!そのあまりの速さに、

敵たちもタジタジして、捕まえようにも捕まえられないわ!」

バンジョー(シロアリ)「よーし、そのまま5階への階段を探すぞ!」

シロアリバンジョーは目にも留まらぬ速さで4階内の廊下を走り回っていた。

その素早さのあまり、ティッカーたちはすぐに彼を見つけようにもすぐに逃げられ、焦っていた。

バンジョー(シロアリ)「・・・・・・・・・!!見つけたぁ・・・・・!」

バンジョーはついに5階へと続く坂道を見つけたそうだ。しかし、その前に3匹のティッカーがいた。

ティッカー「なんとしても、総統のいる階へ入れるな!!」 「「おうっ!!!」」

3匹のティッカーがバンジョーの前に走り出した。衝突を行って進攻を止める気だ。

カズーイ(リュック)「っ!奴らは正面から体当たりで止める気よ!!」

バンジョー(シロアリ)「くっ・・・・・・!!」  しかし、バンジョーも疾走を終わらない。

ティッカー「我が総統をお守りするううぅぅぅぅぅ!!!!」

バンジョーと3匹が近づいてきた。その時、突然バンジョーがジャンプをした。

バンジョー(シロアリ)「とぅあ!!!」

跳びだしたバンジョーはそのままティッカーたちの後ろに着陸した。3匹は後ろを見て驚く。

ティッカー「な・・・・にぃ・・・・・!!」

バンジョー(シロアリ)「よし!ついにティッカーボスのところへ・・・・・・!!」

バンジョーは坂道を走ってついに5階へ・・・・・・・。

一方、グラブリン村では、ベスたち複数のグラブリンの戦士たちがジュジュの前にいた。

ジュジュ『グラブリンの諸君。とうとう時は来た・・・・・・。』

ベス「・・・・・ついに俺たちの出番が来たんだな・・・・・・!」

ジュジュ『バンジョーは不死の魔術師の魔力により、ティッカーとなり、

ティッカーの塔に混乱を陥れた。間もなくバンジョーは元の熊へと戻り、

ティッカーの総統とその部下たちと対決するだろう。今がチャンスである。

お前達の進撃の時が来たのである!』

チャック「・・・・・聞いたか、みんな!ついにティッカー族との全面戦争の時が来た!

俺たちは総力を挙げてティッカーどもを叩く!!皆、進攻の準備にかかれ!!!」

グラブリンたち「おおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」

チャックの命令に大勢のグラブリンたちはそれぞれ武器をかかげて叫んだ。

ベス(ついにお前たちとの因縁の対決はここまでだぜ!ティッカー・・・・・・!

そして・・・・・・残るは貴様らだけだ!グランティ・・・・・・・!!!)

ティッカー塔

ここ、5階のメインルームではティッカーの総統と複数のティッカーが待ち構えていた。

そこに、出入り口の穴からバンジョーが出てきた。

バンジョー(シロアリ)「ついに見つけたぞ!ティッカーの総統!!」

カズーイ(リュック)「今日であんたらの死ぬ日だと思いなさい!!」

ティッカー総統「・・・・・青いリュックに黄色いパンツ・・・・やはり貴様だったのだな?」

バンジョー(シロアリ)「どういう事だ?」

ティッカー総統「俺様は最初(ハナ)から気づいたんだよ。

青いリュック&黄色いパンツ=グラブリンと手を組んだ熊・・・・・・てめぇだろ?」

カズーイ(リュック)「うふふ。どうやら気づかれたようね、バンジョー・・・・・・!」

バンジョー(シロアリ)「うん・・・・・!でも、この状態でどう戦えば・・・・・・!!」

ティッカー総統「かっ!速さだけはウリで他はつかえねーってか?

だが、俺は容赦しねぇ・・・・・野郎ども、フルボッコじゃ!!!」

ティッカー「きええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

総統の命令に複数のティッカーが一斉にバンジョーに襲い掛かった。

バンジョー(シロアリ)「く・・・・・・!どうすれば・・・・・・!!」

マンボの家

同じ頃、部屋で、マンボはなんらかの魔法で映像を作り、それでバンジョーの行方を見守っていた。

マンボ「・・・・・・・・呪文、解く。そして、バンジョー、元に戻る。」

マンボはそう言うと、杖を映像の前に構える。すると、杖の髑髏先端の目が赤く光る・・・・。

ティッカー塔の5階では、複数のティッカーに襲われそうになるバンジョーが突然光りだした。

ピカアアアァァァァァァ その光は複数のティッカーを弾き飛ばした。

光に包まれたバンジョーはシロアリ姿から姿が変わっていき・・・・・やがて、光が消えると、

元の熊の姿のバンジョーに戻った。

バンジョー「こ・・・・・これは・・・・・・・!」  そして、カズーイも赤い鳥の姿に戻った。

カズーイ「い・・・・いきなり元の姿に戻ったわ!」  そこに、マンボの声が発した。

マンボ『マンボ、お前たちを元に戻した。その姿ならティッカー族を倒せるだろう・・・・・。』

バンジョー「マンボ・ジャンボ・・・・・・・!」

カズーイ「よーし!覚悟はいいかしら?ティッカー軍団!!!」

ティッカー総統「何をこしゃくなぁ・・・・・・・!!!かかれ!!!!」

ティッカー「ガア―――――――――――――!!!!!!!!!」

ティッカーたちは一斉にバンジョーに迫る。しかし、バンジョーは両手を構えた。

バンジョー「ツメツメパンチ!!!!!!」

バンジョーはツメツメパンチで4匹のティッカーを殴り倒した。しかし、残りの敵が襲い掛かる。

カズーイ「キキツキアタック!!!」  続いてカズーイもキキツキアタックで6匹の敵を倒した。

ティッカー「うわああああああああ・・・・・・・!!!」  ついにこの階ではティッカー総統だけとなった。

ティッカー総統「ぬううう・・・・・・・!!!!」  総統は悔しそうにさがった。

バンジョー「残るは君だけだ!!」

カズーイ「覚悟しなさい!!」

ティッカー総統「ククククク・・・・・・だが・・・・後ろはどうかな?」

バンジョー「なにぃ・・・・・!?うっ!!?」

カズーイ「げげっ!!」 二人は後ろを見て驚く。そこに、無数のティッカーがいた。

バンジョー「こいつらはさっき僕を追ってた・・・・・・!!」

ティッカー総統「さぁ~・・・・どう戦うかな・・・・?やってしまえ!!!」

ティッカー「わああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

無数のティッカーが一斉に跳び出してバンジョーとカズーイに襲い掛かる。

一方、ボトルズは相変わらず塔の外で待っていた。

ボトルズ「なんか塔から騒いでいるような声しているけど、何か起きたのかな・・・・・・?

ん?向こうからもなんか聞こえる・・・・・・。あ!!」

ボトルズは後ろの方から声が聞こえるので、そこを向いて見る。

そこに、なんと、ベスたち無数のグラブリン軍団が走ってくるではないか。

ボトルズ「グ、グラブリン軍団!!!」

つづく

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バンジョーは一階の坂道を歩き、二階に来た。

そこは廊下があって、壁の左右にはそれぞれ小部屋のドアがたくさんあった。

ここの二階はティッカーたちの生活しているところと言っていいだろう。

カズーイ(リュック)「なんかマンションみたい。」

バンジョー(シロアリ)「奴ら・・・・・普段はここでどんな生活してるんだろう・・・・・?」

バンジョーはそう言った後、この二階の廊下を歩き始めた。

カズーイ(リュック)「見て。ドアにちゃんと番号が書いてあるわ。」

ドアにはそれぞれ番号が書かれていた。例えば右の一つのドアの白い看板に「4番」と、

左の一つのドアの白い看板には「6番」と書かれていた。他にもいろいろあるそうだ。

真っ直ぐの廊下を歩いていたバンジョーは次に右の廊下を歩くと、

一匹のティッカーが歩いてきた。バンジョーはそのティッカーと目が合い、お互いに足を止めた。

ティッカー「ん?」

バンジョー(シロアリ)「・・・・・あの・・・・・あなたたちはこの塔でどんな生活をしていますか?

(よし!こいつにこの塔の秘密を聞き出してやる・・・・・!!)」

ティッカー「は?お前、もしかしてここのティッカーじゃないの?」

バンジョー「え?ここのティッカーじゃないって?」

ティッカー「お前、頭大丈夫か?いいか?我々ティッカー族は、

この塔に住む約数千匹だけではない。それぞれ別の地域で、

我が同胞たちが数億匹も住んでいるのさ。で、お前はどこのティッカー族だ?」

バンジョー(シロアリ)「え・・・・・えっと・・・・・・。カリバア島からです!(嘘だけど・・・・・;)」

ティッカー「へぇ。そうだ!いい事教えてやるよ。」

バンジョー(シロアリ)「いい事?」

ティッカー「我々マンボまうんてんブロックの宿敵であるグラブリン族を知ってるか?」

バンジョー(シロアリ)「はい。確か。紫の怪人たちだとは聞いた事はありますが・・・・。」

バンジョーはグラブリン族を知っているが、あえて敵にバレないようにちょっとだけ語った。

バンジョー(シロアリ)「たしか、あなたたちが彼らの村を襲撃しましたが、

何故か全滅してしまいましたと聞いて・・・・・。」

ティッカー「へぇ。だが、奴らはこのマウンテンのだけじゃねぇ。」

バンジョー(シロアリ)「え?」

ティッカー「グラブリン族には数々の種類がある。一つはこのマウンテンにいる奴ら。

いわゆるノーマルと言っていいだろう。一つはシーマン・グラブリン。

海に関するところに住み、海での戦いを得意とした奴らが多い。

また、一つはグラブリン・フード。彼らは自然を好んで、よりよい自然のある森で活動している。

他にもいろいろありそうだが、俺が知ってるのはあの3つだけだ。」

バンジョー(シロアリ)「そ・・・・そうですか・・・・・。(知らなかった・・・・・・・。

ベスたちに同胞がたくさんいたなんて・・・・・・・。シーマンとフードか・・・・・・。

彼らもベスたちと同じいい人なのだろうか・・・・・?)」

ティッカー「それじゃ、俺は塔から出るよ。仕事をしようと思ってよ。」

ティッカーが歩き始めると、バンジョーが彼に声をかける。

バンジョー(シロアリ)「どこへ行くんですか?」

ティッカー「食物を集めようとしてな。ちなみに俺は食料到達隊の一員だ。

他にも偵察隊やら攻撃隊やら行くけど、彼らはグラブリン族と謎の熊と鳥によって、

より多くのメンバーを失ってしまっている。攻撃隊は今でも、グラブリンの奴らに反撃をする機会を、

待っているはずだ。総統も再び村に総攻撃をかけようかと考えておっしゃる。じゃ、俺はここで。」

ティッカーはそう言いながら二階から降りて一階に行った。

カズーイ(リュック)「聞いた?バンジョー・・・・・・!」

バンジョー(シロアリ)「うん。早く総統を探さないと・・・・・・!!」

バンジョーはそう言って廊下を走っていった。そこに右の方のドアが開かれ、

そこから口にパイプを銜えたティッカーが出てきたが、走ってくるバンジョーにぶつかってしまった。

バンジョー(シロアリ)「いで!!」 バンジョーとティッカーはお互いぶつかって痛がっていた。

ティッカー「いてててて・・・・・・・!てめぇ!何しやがる!!?

廊下は走っちゃいけないって何度も言っておろう??」 ティッカーは離れてそう怒鳴った。

バンジョー(シロアリ)「いやぁすみません;あの・・・・・総統はどこにいるんですか?」

ティッカー「は?総統は最上階の5階にいるに決まってるだろうが。」

バンジョー(シロアリ)「5階!??」

ティッカー「そうだ。だが、必要な時以外に無鉄砲に入ってはいけない。

あの方は凶暴だ。もし、ふざけて入ったら怒られるかも知れないのだぞ。」

バンジョー(シロアリ)「そうですか・・・・・・。そうだ!確か、あなたたちは、

約4000匹いると聞きました。その多くの数がこの塔に・・・・・・?」

ティッカー「そうだ。実は、この塔には地下があってな。そこにもたくさんのティッカーが住んでいるのさ。

なお、その地下には戦うための訓練場もあって、特に戦う気のある奴が多くそこにいるって事よ。」

バンジョー(シロアリ)「そうですか・・・・・・・。(どうりでグラブリンたちと戦えるって事だ・・・・。)」

ティッカー「じゃあな。俺は今、3階のゲームセンターに行くところだ。」

バンジョー(シロアリ)「え?この塔にもゲーセンとかあるんですか?」

ティッカー「ったりめーよ!この塔にはいろいろ息ぬき用の施設があってな。

2階では、全部、ティッカーが住む部屋だらけだが、3階ではゲーセンがあり、

4階ではお風呂場に他の種族から奪った物を展示するところ、

さらにスポーツを楽しむ部屋もあるんだぜ。地下では、

捕まえた他の種族の女の子を好きなだけ虐待できるところもあるぞ。

まあ、今は好きなだけ楽しむんだな。けど、5階の総統の部屋には行くんじゃねぇぞ・・・・・・。

ちなみにゲーセンでは、大怪獣バトルやガンダムVSガンダムなどが大流行だぜ。じゃ。」

ティッカーがそう言って3階へ行こうと歩いて、バンジョーから離れて行った。

バンジョーはティッカーが消えた後すぐにこう言った。

バンジョー(シロアリ)「・・・・・奴らの総統は5階にいる・・・・・・・!」

カズーイ(リュック)「ゲーセンでは大怪獣バトルやガンダムVSガンダム以外に何かあるかしら?」

バンジョー(シロアリ)「今はそんな事言ってる場合じゃないだろ?」

カズーイ(リュック)「そうね。さあ、早く5階へ進みましょ!」

バンジョー(シロアリ)「うん!」  バンジョーはそう言うと5階へ目指そうと歩いた。

歩くとまたティッカーにぶつかるだろうと考えていたそうだ。

一方、グラブリン村では、ベスたちがジュジュのところにいた。

チャック「・・・・・・・本当にあの熊と鳥で大丈夫だろうか・・・・・・。」

スコット「いや、問題ない。彼らは俺たちと互角に戦ったからな。」

エルマー「その熊たちの力・・・・・・・本当にアレだったら、

ティッカー族の最後の日が今日になるんじゃねぇの?」

ニラ「せやなぁ。でも、ティッカーは塔に何千匹も多いしなぁ。」

ベス「・・・・・俺は信じるよ。あいつらならきっとティッカーを倒せる。そうだろ?ジュジュ。」

ジュジュ「うむ。不死の魔術師の力を借りたバンジョーたちなら、

ティッカー族と互角に戦える。そして、お前たちが力を合わせれば、必ずやティッカー族は滅ぶだろう。」

チャック「では、今すぐ我々も・・・・・・!」

ジュジュ「早まるではない。お前達の出番はしばらくの辛抱が必要であろう・・・・・。

ちなみに、彼らは不死の魔術師の力により、ティッカーと同じ姿となって、

密かに奴らのアジトに入り込んでいるだろう・・・・・。」

チャック「ええ?不死の魔術師の力でティッカーに!?スパイ作戦だな・・・・?」

ベス「でも、彼らがピンチになったら・・・・・・?」

ジュジュ「うむ。たとえ、ピンチになろうとも、敵の戦力が彼の必死の攻撃により、

半減すれば、お前たちはさらに有利に戦える時が来るだろう・・・・・・。」

ジュジュの前にいるベスたちを遠くから密かに見ている者がいた。ティッカーの姿に見えるが・・・・・・。

その頃、コンガが支配しているジャングルでは・・・・チンピーがこっそり走っていた。

そして、足を止めると、草に隠れ、何かを探しているように顔を振り続けた。

チンピー「どこだ?どこにあるんだ・・・・・?」

そこに、コンガの手下のサルがチンピーを見つけて、急に怒った。

コンガの手下「何やってる貴様ぁ!ウキ――ッ!!」 チンピーは怒鳴られて驚いた。

チンピー「ウキャキャ!?ご、ごめんなさい・・・・・;」

コンガの手下「ごめんなさいじゃねーウッキ!!貴様の行動などお見通しに過ぎん!

どうせお前たちこのジャングルに住む平和な種族から我々が取った食物を、

取り返そうとしてんだろうが・・・・・ハッハッハッハッハ・・・・・・・・・!!」

チンピー「ぐっ・・・・・・・!」 不気味に笑う手下にチンピーは怒りの表情を見せる。

コンガの手下「そんな目してんじゃねぇよ、ガキのクセに!!!」

コンガの手下は当然怒ってチンピーを蹴り飛ばした。

チンピー「ウキキキッ!!」  チンピーは後ろに扱ける。凄く痛そうだ。

コンガの手下「ウ――ッキッキッキッキッキッキッキ!!!

貴様の思い通りなどそう簡単にはならんわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

コンガの手下はチンピーから離れて、消えていった。

チンピー「・・・・・必ず取り返して見せる・・・・・・・!」  チンピーは両目から涙を浮かべながら呟いた。

ティッカーの塔ではバンジョーは3階への道を見つけたようだ。

バンジョー(シロアリ)「この階にも坂道があるのか・・・・・。」

バンジョーたちの前にある坂道が上に続いている。ちなみにこの坂道の右部分は壁にくっついている。

カズーイ(リュック)「きっとこの坂道をのぼれば、3階に行けると思うわ。」

バンジョー(シロアリ)「よし!さっそく行こう!」  バンジョーはさっそく坂道を歩いて3階に行った。

一方、5階の大きな部屋では、ティッカーの総統がいた。彼の前に複数の部下がいた。

ティッカー総統「ぬぅぅぅぅぅ・・・・・!グラブリン族め・・・・・・・!!

さっきの戦争でよくもぉ・・・・・!だが・・・・・負ける気はせん!

我が部下には何千匹もいるからよぉ・・・・・・ハハハハハハハハハ!!!!」

ティッカー「ですが、まだわかりません。不死の魔術師が動き出し、

彼がもしグラブリンに協力したら・・・・・・・!」

ティッカー総統「むう・・・・!そうであったな・・・・・!!」

そこに、偵察隊の一匹のティッカーが慌てて総統の前に来た。

ティッカー「報告します!不死の魔術師が何者かを我々と同じ姿に変えて、

スパイ活動を行っているそうです!不死の魔術師とグラブリン族が手を組んでしまったんです!!!」

ティッカー総統「な、なにいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!??????」

つづく

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バンジョー「ん・・・・・?こ、これは!!!??」 バンジョーはマンボに魔法をかけられている間に、

目を閉じていた。そして今、目を覚ますと、自分の姿が変わったところに驚いた。

バンジョーはマンボの変身魔法によって、シロアリとなったのだ。

マンボ「マンボ、魔法でお前をシロアリに変えた。」

バンジョー(シロアリ)「え!?僕がシロアリに・・・・・!!?」

ボトルズ「バンジョーをシロアリにできるなんて・・・・・凄い魔力ですね!」

マンボ「マンボの魔法、変身だけじゃない。もっと他にもいろいろあるのだ。」

バンジョー(シロアリ)「なるほどぉ・・・・・。あれ?カズーイは!!?」

そういえば、リュックからカズーイが出ていない。何故だ?彼女は普段はリュックにいるはず・・・・。

カズーイ「あたいはいるわよ!!!」  カズーイの声は聞こえるが、彼女の姿がない・・・・・。

バンジョー(シロアリ)「え?どこにいるんだい??」

カズーイ「あたいだって変わってんのよ!!よく見なさいよ!!!!」

ボトルズ「よく見なさいよって・・・・・ああ!!リュックに目が!!」

バンジョー(シロアリ)「え・・・・?ああっ!!」 バンジョーとボトルズはリュックを見て驚いた。

バンジョーのリュックに目が生えていたのだ。きっと、カズーイはリュックになっただろう。

バンジョー「まさか・・・・カズーイが・・・・僕のリュックに・・・・・!?」

カズーイ「ちょっとぉ!このガイコツ頭!!なんであたいがこの姿にならきゃならないわけ!!?」

マンボ「マンボ、この鳥をリュックと合体させた。鳥がそのままだと、

シロアリであるバンジョーがたちまち熊が化けていたとバレちまうからだ。」

カズーイ「はいはい。当分、あたいはこの姿でいろって事ね・・・・・。」

カズーイはやる気のなさそうな声で言った。バンジョーもこの姿を見て複雑な表情であった。

マンボ「これで、お前たちはシロアリとして、ティッカーの仲間と間違われる。」

バンジョー(シロアリ)「・・・・・・・なんか敵の格好をして来るなんて複雑だなぁ・・・・・。」

ボトルズ「スパイ活動と言っていいでしょう。これも戦術の一つですよ。」

カズーイ(リュック)「まあ、勝つためには手段を選ばないって事ね。」

バンジョー「手段を選ばずに勝つ・・・・・か。なんか気にさわりそうにないや。」

マンボ「マンボ、常に戦いに生きるため、手段を選ばなかった時ある。

戦いでは、正々堂々ではできないところも、ある。」

カズーイ(リュック)「まあ、普通そうらしいわよね・・・・・・。」

ボトルズ「それで、マンボさんはこれからどうするつもりですか?」

マンボ「マンボ、ずっとここにいる。そして・・・・来るべき戦いに備えるために・・・・・。

では、お前たち。行って来い。グラブリン村の平和を守るために、敵のティッカーを滅ぼすために。」

バンジョー(シロアリ)「・・・・わかった。ありがとう。不死の魔術師!」

マンボ「・・・・・・不死の魔術師、仮の名前。マンボと呼んでいい。」

バンジョー(シロアリ)「そうですか・・・・。ありがとう!マンボ!」

カズーイ「あの蟻どものアジトをじわじわと壊してあげるわ!!」

ボトルズ「では、行きましょう、皆さん!!」  3人が屋敷から去ろうとすると、マンボが声をかける。

マンボ「最後にいう事、ある。」

マンボがそう言うと、バンジョーとボトルズが足を止めて、彼の方に顔を向けた。カズーイも。

ボトルズ「何ですか?」

マンボ「・・・・・・この山を支配しつつあるグランティの戦士が動き出そうとしている。

戦士コンガ、お前たちを滅ぼそうと企む。気をつけろ・・・・。」

バンジョー(シロアリ)「・・・・・・・わかったよ。」

カズーイ(リュック)「あたいたちが逆にやっつけちゃうから♪」

ボトルズ「では・・・・・・。もう会えそうにないかも知れませんが、僕らはここで失礼しました。」

3人はとうとうマンボの屋敷から出て、そのドアを閉めた。ここまた一人となったマンボは突然、呟いた。

マンボ「・・・・・・いや、またどこかに会う。運命はそう語っている・・・・近い未来・・・・必ず・・・・。」

その頃、バンジョー(シロアリ)、カズーイ(リュック)、ボトルズは森を走っていた。

ボトルズ「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・待ってくださいよぉぉぉ~;」

ボトルズは走るのに疲れそうだが、シロアリバンジョーはなんと走りが早く疲労もしていないのだ。

バンジョー(シロアリ)「なんて速いんだ!これが、ティッカーの走りか・・・・・。」

カズーイ(リュック)「うひょー!はっやーい!ほら、ボトルズも~。」

ボトルズ「そんな事言われても、君たちと同じ早くできるわけないでしょぉ~!」

ジュジュの声『不死の魔術師の力を借りたな?諸君。』 再びジュジュの声がした。

そして、その声を聞いたバンジョーとボトルズが足を止め、3人は彼の声を聞く。

バンジョー(シロアリ)「うん!不死の魔術師が僕をシロアリの姿に変えたんだ。」

カズーイ(リュック)「あたいはバンジョーのリュックになってるけどね・・・・。」

バンジョーが明るく言い、カズーイは暗そうに言った。

ジュジュの声『では、憎むべきティッカー族のアジトへ導こう。』

ボトルズ「案内してくれるんですか!?」

ジュジュの声『うむ。では、ここより右の方向をずっと進みたまえ。』

バンジョーたち「はい!!」  3人は右の方向へ進んだ。

バンジョーとボトルズは懸命に森の中を走り続けた。

ジュジュの声『そのまま走れ。走れったら走れ!その先に目的地はある。』

バンジョーたちはジュジュの応援を受けながら懸命に走り続けた。

そして、ついに3人は森から抜け出した。彼らの前には巨大な土の塔があった。

そして、塔の周りには複数のティッカーたちが見張っているようにウロウロ歩いていた。

バンジョー(シロアリ)「こ・・・・ここは・・・・・・!!」

ジュジュの声『おめでとう。ついにたどり着く事ができたな。ティッカー族のアジトへ。』

バンジョー(シロアリ)「こ・・・・この塔がティッカー族の・・・・・!!」 バンジョーは恐る恐る言った。

カズーイ(リュック)「・・・・・ついに奴らを叩けるって事ね・・・・・・!!」

ボトルズ「ジュジュ!これからどうすれば・・・・・!!」

ジュジュの声『・・・・・・・・これからの状況はお前たちに任せる。』

バンジョー(シロアリ)「え!?僕たち自身で行けって事ですか!?」

カズーイ(リュック)「ちょっとぉ!じゃあ、どうしろと言うのよぉ!!」

カズーイは怒って問うが、ジュジュの声がもう聞こえないようになった。

ボトルズ「・・・・・ジュジュは僕たちと話すのをやめたそうですね・・・・・。」

カズーイ(リュック)「うーん・・・・・!そうだ!あのガイコツ(マンボ)が教えた、スパイ作戦はどう!?」

バンジョー(シロアリ)「・・・・よし!この際、やろう。」

ボトルズ「・・・・・・じゃあ、僕はここに残りますね。」

バンジョー(シロアリ)「え・・・・・・?」

ボトルズ「僕・・・・・足でまとうになるし・・・・・。

それに・・・・僕がアジトに入ったら、ティッカーたちが怒って襲ってくるし・・・・・。」

カズーイ(リュック)「・・・・・わかったわよ!あたいたちに任せなさいよ!!」

バンジョー(シロアリ)「君は、僕たちの事、信じてくれるよね?」

ボトルズ「・・・・・はい!」  ボトルズは微笑んでそう言うと、バンジョーやカズーイも微笑む。

カズーイ(リュック)「行きましょ、バンジョー!!」

バンジョー(シロアリ)「おう!カズーイ!!」 バンジョーはついに塔へ向かった。

ボトルズ「・・・・・バンジョーたち・・・・・大丈夫かな・・・・・・?」

ボトルズは木々に隠れながらそう言った。

ティッカー「・・・・・・あん?」 一匹のティッカーがシロアリ形態のバンジョーを見た。

どうやら彼はバンジョーのリュックや黄色いパンツに目を付け、バンジョーに近づいた。

ティッカー「おい!!」

バンジョー(シロアリ)「あ、はい・・・・・。」

ティッカー「お前、イカしたリュックとパンツを持ってんな・・・・。それを俺に貸してくれないか?」

カズーイ(リュック)「いやっ!!!!!!」  カズーイが怒鳴ると、ティッカーが驚いた。

ティッカー「うわわわわわ!!;なんだなんだ!!リュックがしゃべったぞ・・・・・!?」

バンジョー(シロアリ)「ご、ごめん;このリュック・・・・実は生きたリュックなんだ・・・・・;」

ティッカー「へー・・・;そうか。じゃあ、そのリュックを捨てるなよ。そいつが俺たちの事を、

他人にしゃべったら恐ろしい事になるからよ。なんか疲れたらこの塔に戻って、

自分の部屋でくつろぐんだな。じゃ、俺はここで・・・・。」 ティッカーはバンジョーから離れた。

バンジョー(シロアリ)「・・・・まったくヒヤヒヤさせるよ、カズーイ。」

カズーイ(リュック)「まあ、バレてないんだからいいじゃない!さ、入りましょ!!」

バンジョー(シロアリ)「うん・・・・・・・・。」 バンジョーは塔の入り口の前に歩いた。

ティッカー「ん?仕事は済んだか?」 入り口前にいるティッカーがバンジョーに聞く。

バンジョー(シロアリ)「ん?ああ・・・たぶん、済んだ・・・・・・。(本当はしてないけど・・・・・;)」

ティッカー「うーん。じゃ、入れ。」

バンジョー(シロアリ)「ありがとう。」  バンジョーはそのまま塔の入り口に入った。

ここは、ティッカー族のアジトの一階である。ロビーであるらしく、

なんか少し部屋が暗かった。ここにティッカーたちが3,4匹いた。

バンジョー(シロアリ)「・・・・た・・・・ただいま。」 バンジョーが恐る恐る言うと、

ティッカーたちがバンジョーの方に向いた。

ティッカー「なんだ貴様は?」 「リュックとパンツを持ってる奴など聞いた事ねぇぞ!」

「一体どこで手に入れたんだ。」

バンジョー(シロアリ)「え、えーと・・・・アキバロードで!!」

ティッカー「あっそ。二階に行くのか?」

バンジョー(シロアリ)「あ、はい。・・・・そのつもりで。」

ティッカー「じゃあ、行けよ。そこに坂道があるだろう?」

バンジョー(シロアリ)「あ、ここですね?」  バンジョーは前の坂道へと進んだ。

なお、一階はゲームでのティッカーのアジトとほぼ同じらしいです。一応(ぇ)

ちなみにテッィカー族のアジトは階段の代わりに坂道で上へ進んでいるそうだ。

バンジョー(シロアリ)「この坂道を歩くんですね?」 バンジョーはその坂道の前にいて、そう言った。

ティッカー「そのまま進めば二階に行けるぜ。もう忘れるなよ。」

バンジョー(シロアリ)「ありがとう!!」  バンジョーは坂道を歩いて二階に進んだ。

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険・THE・FIRST  第6話・マンボの力

恐るべしティッカー大軍団がグラブリン村に攻めて来た。

バンジョーとグラブリンたちは力を合わせてその軍団に立ち向かうが、

敵の数はあまりにも多すぎで流石のバンジョーとカズーイ、グラブリンの戦士たちもタジタジであった。

そんな時、バンジョーがマジックドクロの力を利用し、その波動を察知した不死の魔術師も、

密かに攻撃魔法で見事ティッカー大軍団を撃破した。そして、グラブリン村のシンボルである、

ジュジュの教えに導かれ、ついにバンジョーとカズーイとボトルズは、

不死の魔術師・マンボ・ジャンボと遭遇する事ができた・・・・・・・。

そして、バンジョーは今、マンボにマジック・ドクロを見せた。

マンボはこの髑髏を見て驚きの表情を隠せなかった・・・・・・。

マンボ「これ・・・・マジックドクロ!そうか・・・・お前が探してくれたのか・・・・・。」

バンジョー「これは・・・・あなたが求めていた物なんだろう?この髑髏・・・・。

僕はあなたの声を聞いた。あなたは髑髏を手にした僕にテレパシーをかけて、話し掛けたんでしょう?」

カズーイ「え?そうなの?」

バンジョー「うん。なんか・・・・僕にテレパシーをかけた人がいるんだ・・・・・ここに・・・・・。」

ボトルズ「まさか・・・・・不死の魔術師・・・・・この人が発動したのでは!!?」

マンボ「その通り。マンボが求めていた髑髏を手にした者の異常な力に、マンボは反応した。

そして、マンボはこの者(バンジョー)に、テレパシーで話しかけてみた。

そして、君たちが来るのを今、待っていた。」

カズーイ「・・・ってゆーか、なんでその魔の髑髏が必要なの?」

マンボ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

ボトルズ「・・・・魔の髑髏は人類に災いを齎した事は知ってるんですか?」

マンボ「・・・・・知ってる。マジック・ドクロ、無限のパワーを秘めている。

そのパワーの大きさのあまり、人類、滅びる可能性あり。」

マンボが冷静にそう言うと、バンジョーが不安そうに返事した。

バンジョー「でも、僕はそのマジックドクロを使ったけど、グラブリンたちには害はなく、

ティッカーたちを苦しめただけだった・・・・・・。何故、僕があんな力を・・・・・。」

マンボ「それは、お前の中に秘めた力があまりにも大きいからだ。

その大いなる力でマジックドクロ、簡単に扱えた。」

バンジョー「でも・・・・・僕に力なんて・・・・・・。」   次にカズーイが少し笑いながらこう言った。

カズーイ「まあ、あたいたちは一般な動物という訳で、本当は戦いに慣れてないのよ。」

ボトルズ「・・・・・あなたとマジックドクロとは・・・・何か関係ありますか・・・・・!?」

マンボ「・・・・・・・・それは、教えることはできない。だが、一つだけなら言える。」

カズーイ「一つだけでもいいから教えて・・・・・・!」 カズーイが真剣に聞くと、マンボが静かに語った。

マンボ「・・・・・・・・この髑髏は魔法使いの魔力をさらに上昇させる事ができる。

しかし、この髑髏に扱えなければ意味はない。この髑髏を扱えるのは、

マンボと・・・・・熊だけ。マンボ、この髑髏の力で、より大いなる力を持つ呪文を唱える事が可能。

マンボ、かつての戦いでこの髑髏を使って多くの敵を滅ぼした。だが、味方をも巻き込んでしまった・・・。

マンボ、答えた。次、マンボが問う。お前たちの名前は何だ?」

バンジョー「・・・・・僕はバンジョー。」

カズーイ「カズーイよ!」

ボトルズ「ボトルズです。」

マンボ「・・・・・っ!!?バンジョー、カズーイ・・・・だと?」

カズーイ「そうだけど?」

マンボ「・・・・・あの伝説の力を持った者たちの名前と同じ・・・・・・まさか・・・・・!!」

カズーイ「だーから言ってるじゃない!あたいたちは普通の動物だって!!」

バンジョー「・・・・・まあ、いつもリュックの中にいる鳥は普通じゃないと思うけど・・・・・。」

バンジョーはボソッと言うと、カズーイが鬼の形相でバンジョーを睨む。バンジョーはゾクッとした。

バンジョー「ご・・・・・ごめん・・・・・・;;;;;」

ボトルズ「・・・・・・そうだ!!不死の魔術師・・・・・マンボ・ジャンボ!!

僕たちはあなたの力を貸して欲しいんです!!!」

マンボ「・・・・マンボの力を?」

バンジョー「はい!・・・・僕の妹のチューティが・・・・グランチルダに捕らわれたんだ・・・・・。

グランチルダ率いるグランティは強い・・・・・・。」

マンボ(グランティ・・・・・・!?まさか・・・・・奴らがついに動き出したと言うのか・・・・・!!?)

カズーイ「だから、あんたの不死の魔術師としての力が必要なの!!」

マンボ「・・・・・・・・マンボ、お前達の協力を受けることはできない。」

バンジョー&カズーイ「そんな・・・・・・!!」

マンボ「・・・・・・しかし、さっき、マンボたちが作ったジュジュの声を聞いた。

ティッカーのアジトを壊滅させるのに力を貸して欲しいと・・・・・・・。」

ボトルズ「すると・・・・・・!?」

マンボ「お前達のもう一つの目的は、ティッカーのアジトを潜入する事。」

バンジョー「じゃあ・・・・・・!!」

マンボ「マンボ・・・・・・。それだけに協力する・・・・・。バンジョー、マンボの前へ。」

バンジョー「え?あ、ああ。」 バンジョーはマンボの前に立った。そして、

マンボがついに椅子から離れて立ち上がった。どこからともなくマンボステッキを持ち出した。

マンボ「バンジョー、髑髏を・・・・・・。」

バンジョー「うん・・・・・!」  バンジョーはマンボの前にマジックドクロを置いた。

マンボ「・・・マンボマジックスタート・・・・!」  マンボがそう言うと、彼の持つステッキの先の髑髏が光り、

マジックドクロも紫色に光り始めた。マンボは何かを唱えながらステッキを振り回していた。

マンボ「インガボンガインガボンガホンバハホホンバハホ・・・・・・!」

マンボは強く唱えると・・・・その後にすぐに、ステッキをバンジョーの前に突き出した。

マンボ「マンボ・マジック・メタモルフォーゼ!!!!!」

そして、バンジョーはいきなり光となり、姿が変わり始めた。

徐々に小さくなり、光が消えると、まるでシロアリのような姿になっていた。

しかし、黄色いパンツと青いリュックが残っていた。

つづく

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