第３４話・牙を剥くバイル！斬りかかるコッパ！ パート２

ボトルズ「な、何ですって！！？」

バンジョー(ワニ)「そんな・・・・・っ！！」

一同はそれぞれコッパとバイルの言葉に驚く。

ミスターバイル「そいつらはコッパと一緒に戦ったと聞くワニ！！

と言う事は、そいつらはカメ族の協力者だワニよ！！！」

バンジョー(ワニ)「ち、違う！！その人たちは僕らの仲間だ！！」

プルレス「そうだよ！！

僕たちはそれぞれに分かれただけなんだ！！」

ボトルズ(そうか。僕らがカメ族の拠点に来たと同時に、

バンジョーたちはワニ族の拠点に来たんだな・・・！

そこで今、僕らはカメ族の味方だと勘違いされているんだ。)

ボトルズは頭の中で理解して、悲しそうにこう言う。

ボトルズ「そうです！僕らとあの人たちは仲間同士です！！

僕らには仲間を平気で傷つける事はできません！！！」

ミクス「私もです！！仲間とは戦いたくありません！！」

ユミ「そうよ！！テル！！ミル！！あなたたちもそうよね！？」

ミスターバイル「惑わされるなワニ！！奴らは俺様の同胞を、

大勢殺したワニ！！奴らは悪人だワニ！！！」

バンジョー(ワニ)「な、何だって！？」

カズーイ(リュック)「それは本当！？」

カズーイはユミたちにワニたちを殺したのかと聞く。

ユミとミクスは悲しげにこう言う。

ユミ「・・・・・っ！え、ええ。殺したわ・・・。」

ミクス「でも、本当は戦いたくなかったんです。

それなのに・・・っ。」

バンジョー(ワニ)「襲いかかって来るから仕方なく戦った。

そうだね？」

バンジョーの言葉にユミとミクスは静かに頷く。その時。

マンボ「そして、マンボも多くのカメ、殺した。」

バンジョーたち「えっ！！！！？？」

マンボの突然の発言に驚くバンジョーたち。そして、怒るコッパ。

コッパ「何っ！！？てめーが同胞を殺しただと！？」

ボトルズ「そう言えば、コッパが眠っている間に、

あるカメの話を聞いた事あります。その話では、

黄色い髑髏の男が魔法で多くのカメを焼いたと・・・。」

ユミ「黄色い髑髏。・・・・あっ！！」　

ユミはマンボの方を見て、驚く。

ミクス「どうしたの？ユミさん。」

ユミ「ボトルズ・・・。あの黄色い髑髏の男の事を、

不死の魔術師とか言ってたわよね・・・・？」

ボトルズ「ええ・・・。あの者こそが、不死の魔術師。

名をマンボ・ジャンボとしています・・・！」

ミクス「じゃあ。あの髑髏の人が不死の魔術師・・・！」

ユミ「まさか、こんなところで会うなんてね。」

ユミとミクスはマンボを見て、少し汗を流す。

マンボ「カメ族、マンボに襲いかかった。マンボ、仕返しした。

話も聞かないから、仕方なく倒した。ただ、それだけ。」

コッパ「この・・・クソ怪人があああぁぁぁぁ！！！」

コッパはキレて、ジャンプしながらマンボに斬りかかる。

ミスターバイル「ワニ！？」

バイルはコッパが素早いジャンプに驚く。

コッパ「うるぁ！！！」　コッパはマンボに近づき、斬りかかる。

バンジョー(ワニ)「やめろ！！！」　バンジョーがマンボを庇う。

すると、バンジョーがコッパの斬撃を受けてしまう。

バンジョー(ワニ)「ぐあああぁぁぁ・・・・っ！？」

カズーイ(リュック)「バンジョー！！！」　コッパ「何っ！？むっ！？」

そして、コッパは後ろからバイルが噛み殺そうとする事に気づく。

ミスターバイル「ワニワニイイイイィィィィ！！！！」

コッパ「ちぃ・・・っ！！とあ！！！」

コッパはバイルの攻撃を避けようと、またもジャンプする。

コッパ「バイルめ！！」　コッパはバイルの背後へ着地。

ミスターバイル「相手を間違えるなワニ！！」　

バイルもコッパを見る。

バンジョー(ワニ)「うう・・・・っ。」

その時、バンジョーの身体に少しだけ異変が起きようとしていた。

そして、カズーイの身体にも。これを見たマンボは気づく。

マンボ「っ！？(まさか、変身が・・・・！？)」

つづく

第３４話・牙を剥くバイル！斬りかかるコッパ！

バンジョーとカズーイの大冒険ＴＨＥ・ＦＩＲＳＴ　

第３４話・牙を剥くバイル！斬りかかるコッパ！

禁じられた遊戯に勝利したバンジョーは、

ミスターバイルとワニ族の皆さんから多くのジグソーを、

与えられた。そして、復活したズーギルを、

ユミとミクスが完全に倒した。だが、ここに、

コッパとバイル。カメ族のエースとワニ族のエースが、

同じ地に立ち、さらなる喧嘩が初めろうとした。

カズーイ(リュック)「これは・・・凄い事になったわね。」

バンジョー(ワニ)「うん。何だか恐ろしい事が起きそうだ。」

ミスターバイル「ワニワニ！！コッパよ！！お前は何故、

一度はこの戦争から離れて、

クラッシャーなどと言う暴力組織に入ったワニ！？」

コッパ「お前なんかに教えっかよ・・・・！！

大切な者たちのいないところから離れて悪いか！！！」

ミスターバイル「それが理由ワニか？自分を愛した者が、

死んだからと言って、逃げるとは・・・。

自分も死ぬのが怖くなったワニか？それとも、

この戦争への情熱を失ったからワニか？」

コッパ「うるせェ！！てめーこそ、大切な者の方はどうなんだよ！！」

ミスターバイル「ワニ！！俺様にそんなものは初めからいないワニ！！」

ミクス「コッパさんの大切な者が死んだって・・・。」

ユミ「まさか、それが過去のヒントになるのでは・・・？」

コッパ「お前はこの沼で１匹だけ色が赤いだろ！？じゃあ、

大切な者もできなくて当然だな！？おい！！」

コッパは少し悪人の笑みで言う。だが、バイルは動じていない。

ミスターバイル「そうではないワニ。皆は俺様を尊敬しているワニ。

それに比べ、ひねくれ者のお前にはそれがなってないワニね。」

コッパ「ぐ・・・・っ！！このォ・・・。

クソワニがああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

コッパはブチキレて、ミスターバイルに斬りかかる。

アシナガ「始まりやがった！！！」

マンボ「エース同士の・・・喧嘩が！」

コッパ「とぅ！！！」　コッパは一つの剣で斬りかかる。

ミスターバイル「ワニッ！ワニ！！！」

ミスターバイルは少しだけ体を動かして避けた。

そして、尻尾でコッパを叩く。だが。

コッパ「ぬっ！！」　コッパはもう一つの剣でガードする。

その後すぐに、両者は離れて、再び構える。

コッパ「ぐっ！！おらあああああぁぁぁぁぁぁ！！！！」

コッパがまた走るが、そのスピードが遅い。

ミスターバイル「ワニワニイイイイィィィィィ！！！！」

バイルも走るが、こちらのスピードが高い。

コッパ「はああああぁぁぁぁぁっ！！！」

コッパは二つの剣を同時に前に振るう。だが、

バイルはそれを素早く避けて、コッパの背後につく。

ミスターバイル「ワニイイイィィィ！！！」

バイルは一気にコッパを噛み砕こうとするが、それに気づくコッパ。

コッパ「むっ！？でぁ！！！」

コッパはジャンプでバイルの攻撃を避けた。

プルレス「凄い・・・！どっちもダメージを受けずに戦ってる。

・・・そうだ！不死の魔術師さん！！何で、ワニ側についてるの！？」

マンボ「彼らの地、熊と鳥、来ると感じたからだ。」

ボトルズ「その近くにいる緑のワニが、バンジョーですか？」

マンボ「そう。マンボ、マジックで熊をワニに変えた。」

コッパ「ぐっ！！おい！！何やってやがる！！

さっさと他のワニ共や違う生き物共を殺しやがれ！！」

ミスターバイル「お前たちも早くそこの女共や、

ジンジョーや土竜を殺すワニ！！！」

コッパはボトルズたちに、バイルはバンジョーたちに、命じた。

つづく

次回予告 第３４話(バンカズファースト)

対決するカメのコッパとワニのバイル。だが、

それに巻き込まれて変身が解くバンジョー。

それを見たバイルは。その時、カエル族が総攻撃を始める。

次回、【牙を剥くバイル！斬りかかるコッパ！】

あとがき

どうも、ゆー１です。いかがでしたか？バンカズファースト第３３話。

今回はミスターバイルのミニゲームを終わらせました。

ただし、バンジョーは生きたがるグラムブリーを、

助けたいと言う形で終わらせましたが・・・(

バンジョーは優しすぎる熊さんですから、

その優しさを生かそうと思いまして。

今回はビーラゴスとズーギルが死にました。どっちもオリキャラです。

ウィゾルはバイルに倒されたので、

ビーラゴスはコッパに倒されてもらいました。あと、

ズーギルはユミと対決させて、戦死してもらいました。

ズーギルを復活させたのは、

ユミとズーギルの空中対決を書きたかったからです。

あと、ミクスはユミのサポート役ね。ユミとミクスは、

常に一緒に戦うと言う形で行こうと思いまして・・・。

次回はバイルとコッパが対決します。そして、

あのフリビッツ族の黄色バージョンも活躍します。

それでは。

第３３話・悲しき殺生 パート６(終

ズーギル「しゃっ！！！」　ズーギルは一瞬でユミから遠く離れる。

ユミ「っ！！？」　ユミはこれに驚き、ズーギルが攻撃にかかる。

ズーギル「らあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」

ユミ「く・・・・・っ！」

素早いズーギルの突進をユミは間一髪避ける。

ズーギル「避けたか！？だが、二度目はねーぜ！！」

ズーギルは再びユミの方に向き、素早いスピードで迫る。

ユミ「うぁ！？」　ユミはズーギルの翼に少しだけ斬られる。

ミクス「ユミさん！！！？」　ユミ「ぐっ！やるわねェ・・・！」

ズーギル「ぎゃははははは！！しゃあああぁぁぁぁっ！！！」

ズーギルはまたもユミに迫るが、ユミは必死に避ける。

ズーギル「どうした！？反撃しろや！！！お前のような、

雌豚には反撃する程の力がねーのか！？おい！！！」

ズーギルは素早く飛びまわりユミを襲い続け、

ユミは必死に避け続ける。だが、

数ヶ所の服や肌が少しだけ斬られていく。

ユミ(耐えなきゃ・・・！そうすれば、必ず勝機はある！)

ズーギル「今度こそ直撃だああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

ユミ「ぬっ！！はっ！！！」　ズーギル「ぬぉ！？？」

ユミは手刀でズーギルの翼を受け止める。それにより、

ズーギルの動きが一瞬だけ止まる。

コッパ「と、止まった！！？」　ユミ「ふあああぁぁぁぁ！！！」

ユミは蹴りを繰り出すが、ズーギルはこれを回避する。

ズーギル「ぎゃあぁぁっ！！ふっざけんなよ！！！！」

ズーギルはユミから離れたところに飛んで、そこから突進する。

ズーギル「死ねええええぇぇぇぇぇぇ！！！！！」

ユミ「むっ！！とう！！！」

ユミは迫るズーギルに蹴りで迎撃する。

ズーギルはこれを素早く避ける。

ズーギル「きいいいいぃぃぃぃっ！！殺す！！！」

ズーギルはまたも遠いところに飛んで、再攻撃をする。その時。

ズーギル「げっ！？」

ズーギルの動きが急に止まった。自身の意思と関係なく。

ズーギル「な、何だ・・・！？きっ！！！」

ズーギルは地上の方を見る。

そこでミクスが両手を前に出している。

そう。ミクスが空気の金縛りでズーギルの動きを封じたのだ。

ミクス「やっと捕える事ができました・・・！」

ズーギル「あ、あの雌豚のォ・・・・！きぎゃ！！！」

ユミ「てああああぁぁぁぁっ！！！」

ユミは動けないズーギルに直接キックを受けさせた。

ズーギル「ぎぎぎぎぎぎ！！！

う”ああああああぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

ズーギルは怒って、ミクスの方に向ける。

その翼がミクスの肌を少しだけ斬る。

ミクス「あぅ！！？」　ユミ「ミクス！！？」

ズーギル「次は切断だぜええええぇぇぇぇぇぇ！！！！！！」

ズーギルはまたもミクスの方に向く。だが、ミクスはそれに気づく。

ミクス「・・・・っ！！えぃ！！！」　ズーギル「ぷぁ！！！！！」

ミクスは右手から空気を噴射して迫るズーギルを吹き飛ばした。

ズーギル「や、野郎ううううぅぅぅぅ・・・・！！！がっ！？」

そして、ミクスは空気の金縛りでズーギルの動きを封じた。

ユミ「悪いけど、ミクスを傷つける奴は大っ嫌いでね・・・！」

ユミがズーギルの前に飛ぶ。それを見たズーギルは凄く怯える。

ズーギル「ひっ！！ひいぃぃ！！ひひひひひひひひひ！！！！！」

ユミ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！」

ユミは手刀とキックによる素早い、

連続コンボ攻撃でズーギルを攻撃する。

ズーギル「きゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ！！！！！！！」

ユミの連撃で、ズーギルは身体中を斬られ、

両方の翼や嘴を切断されてしまう。

そして、ユミは右手でズーギルの胸を貫く。

ズーギル「ぺけっ！！！」　ユミ「地獄に・・・落ちろォ！！！」

ユミはそのままズーギルを沼の方へ投げ飛ばした。

ズーギル「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・！！！」

ズーギルは沼に落ちた。そして、ズーギルは複数のピラニアに、

食べられながら阿鼻叫喚の悲鳴で沈みつつある。

ズーギル「う”ぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！

やぁだあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！

助けてえええぇぇぇぇぇぇぇ！！！びえええぇぇぇぇ・・・・！！」

ズーギルは沼の中に消えて、死亡した。ユミとミクスは勝利した。

プルレス「やった！！グランティの怪物を倒したぞ！！！」

ボトルズ「やはり、ユミさんとミクスちゃんは強い・・・！」

ユミ「サンキュー！ミクス。」　ユミはミクスの近くに着地する。

ミクス「でも・・・。凄く疲れちゃった・・・・。」

コッパ「あの二人の女。何て恐ろしいパワーをしてやがる。

あのグランティの野郎を倒しちまうなんて・・・・！むっ！？」

ユミとミクス「あ・・・・・っ！」

その時、コッパとボトルズたちは遠くから来る者たちを見る。

コッパ「あ、あれは・・・・！？」　ボトルズ「う、嘘でしょ・・・！？」

コッパは怒りの感情を露にし、ボトルズたちは物凄い驚愕をする。

何故なら、遠くから来た者たちは、

ワニになったバンジョーやテルとミル。そして、

アシナガのマンボ・ジャンボ。

そして、５匹のクロコタスたちだからである。

バンジョー(ワニ)(っ！！あ、あれは・・・ボトルズたちだ！！！)

カズーイ(リュック)「やはり、ユミとミクスだったのね・・・・っ。)

バンジョーたちはボトルズたちの事がわかるが、

ボトルズたちから見れば、バンジョーとカズーイはいないと見える。

ユミ「て、テル！！そして、ミルまでも・・・！

一体、どうしてワニ族なんかの加勢に・・・・！？」

ミクス「く、熊さんと鳥さんはどうしたんですか！？」

テル「ふん！知らんわ。あんな奴ら・・・。」

ミル「信じられないけど、熊さんはワニになってるのよね。ほら。」

ミルはワニになっているバンジョーの頭に触れて、そう言う。

バンジョー(ワニ)「・・・そうなんだ。僕がバンジョーなんだ。」

ボトルズ「一体、どうして・・・・？あっ！！！」

そして、ボトルズはマンボの方を見て、驚く。

ボトルズ「あなたは・・・・不死の魔術師、マンボ・ジャンボ！！！？」

マンボ「やぁ。土竜。久しぶり・・・・。」

ボトルズ「な、何故、あなたがここに来たのです！！？」

マンボ「・・・・デスブラザーを探すため、旅している・・・！」

ミスターバイル「ワニワニ！！カメ族のエース、コッパ！！！！

よくもまァ、ノコノコとこの戦場に戻れたワニな！！

どこかの暴力組織と一緒に離れたと聞いたが！ワニ！！」

コッパ「うるせェ！！久しぶりなのに、

やはりてめーを見てるとイライラするぜェ・・・！

今度こそぶっ殺してやっから覚悟しやがれ！！！」

ミスターバイル「ワニ！！戦場から逃げた奴が何を言うワニ・・・！

貴様のようなひねくれ者は俺様が喰ってやるワニ！！！」

バンジョー(ワニ)(何か・・・。不味いな。この状況・・・。)

バンジョーはまた乱闘が起きるか不安していた。

ここに、カメ族のコッパとワニ族のバイル。

二人のエースが衝突しようとします。そして、

同時にバンジョーたちとボトルズたちは再会を果たします。

ですが、これは嬉しい再会ではありません。ここから、

激しい抗争が始まろうとしているのです。

そして、グランティ第７特命隊とカエル族が、

いよいよ動き出そうとしているのです。

次回につづく

第３３話・悲しき殺生 パート５

ミドリ「あのミスターバイルが・・・。自ら、負けを認めるなんて・・・！」

アシナガ「いや、こりゃぁ。罠かも知れねェ・・・！

ああして油断させて一気に勝利を狙う気だ。」

マンボ「いや。バイル。本当に負けた。バイル。

バンジョーの真の強さ、知った。その真の強さにバイル、負けた。

つまり、優しさの勝利・・・！」

ミスターバイル「この禁じられた遊戯で、

勝利したのはお前が初めてワニ。

ワニワニ！そして、バイル様は初めて負けたワニ。

その勝利の印として、これを持っていけワニ。」

ミスターバイルはどこからともなく金色に光る物を置いた。

テル「これは！」　ミル「ジグソー！！」

そう。ジグソーであった。

バイルはバンジョーにそれを捧げるつもりだ。

バンジョー(ワニ)「このジグソー・・・。受け取っても良いのかぃ？」

ミスターバイル「持って行けと言ってるワニ。そして、

他の俺たちが持っているジグソーも全てお前にやるワニ！」

バンジョー(ワニ)「そりゃ本当かぃ！？」

ミスターバイル「お前がこの沼の戦争を止められるなら・・・ワニ。

ただ、

我らワニ族の主がそれに気づいて怒らねば良いがワニ・・・・・。」

バンジョー(ワニ)「わかった・・・！ありがとう。バイル！」

バンジョーはジグソーを口で挟み、それをリュックの方へ投げる。

ジグソーはリュックの中に入れて、

バンジョーとカズーイは２８個目を手に入れた。

アシナガ「よっしゃああぁぁぁ！！やったぜぃ！！！」


そして、ワニ族の長の体内から出たバイルのバンジョーたちの前に、

大勢のワニたちが集まった。

彼らの前には複数のジグソーが置いてあった。

バンジョー「これが・・・全てジグソー！？」

カズーイ(リュック)「こんなにたくさん・・・・・！？」

ワニＡ「ああ。全部、俺たちが集めたジグソーだ。」

ワニＢ「君はこの沼の戦争を止めると言った。それを信じたいんだ。」

ワニＣ「ただし、お前がそれを本当にできなかったら、

俺たちは全力でお前をやっつける事になるだろう。

その覚悟はあるか？」

カズーイ(リュック)「全部もらっちゃいましょ！バンジョー！！」

バンジョー(ワニ)「・・・当然さ！」

カズーイが嬉しがり、バンジョーも嬉しそうに賛成し、

全てのジグソーをゲットした。かくして、

バンジョーとカズーイのジグソーの数が一気に３５個となった。

そして、バンジョーたちからとても遠いところで、

奇怪な謎の影があったが、その影はすぐに飛んで消えた。

ミル「凄いわ。あの子たち。早くも多くのジグソーを・・・。」

テル「・・・・スキを見つけて奪い取りたいところだ。」

その時、１匹のワニが叫びながら走って来た。

ワニ「大変だああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

ミスターバイル「ワニワニ！！一体、どうしたワニ！？」

ワニ「カメ族のエースが味方の部隊と抗争してるらしい！

しかも、

羽を持った妖精の女と不思議な力を持つ人間の女が、

奴の味方として、味方を多く殺しているらしい！！」

バンジョー(ワニ)「羽を持った妖精の女と、

不思議な力を持つ人間の女？まさか！」

カズーイ(リュック)「ユミとミクスだわ！！！」


コッパ「でやあああああぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

コッパは二刀流を生かして、４匹のワニを斬り捨てる。

４匹のワニ「あぎゃああああぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

コッパ「けっ！！どいつもこいつも強くねーなァ！！

おら！！もっとかかって来いや！！！」

ワニたち「ぬ、ぬうううううぅぅぅぅ・・・・！！！」

そして、ユミやミクスも他のワニたちと戦っていた。

ワニ「ぎへへ！！お姉ちゃんの身体はもらったぜェ！！！」

ユミ「はああああぁぁぁぁぁ！！！」

ユミは蹴り１発で襲いかかるワニの身体を切断させた。

ワニ「わぴゃ！！！」　ユミ「せぃ！！とう！！てあ！！」

ユミは手刀や蹴りの連撃で次々とワニたちを斬り殺していく。

ワニ「ケケ！！おちびちゃん可愛いねェ！喰ってやんよぁ！！」

ミクス「っ！！来ないで！！！」

ミクスは襲いかかるワニに両手を向ける。すると、

空気の力でそのワニの動きを見事に止めた。

ワニ「ギッ！？う、動けない・・・！」

ミクス「えぃ！！」

そして、ミクスはそのワニを素早く動かして、

別のワニと衝突させた。

２匹のワニ「あきゃ！！！」　２匹はぶつかり合って気絶した。

ミクス「えええええええぇぇぇぇぇぇい！！！！！」

そして、ミクスは空気の金縛りで複数のワニの動きをも止める。

ミクス「ごめんなさい・・・・・っ！」

ミクスは両手をそれぞれ握ると、

複数のワニが散りとなって死んだ。

プルレス「良いぞ！！みんなァ！！！」　

プルレスが元気良く応援する。

コッパ「・・・・って！何でてめーらがこっちにいんだよ！！！」

コッパは近くにいるボトルズたちにようやく気付く。

ユミ「だって、他のワニたちが私たちを襲ってくるもん。」

ミクス「それに、あなたが一人で戦うのを見てると辛くて・・・。」

コッパ「ちっ！！勝手にしろや。だああああぁぁぁぁ！！！」

コッパはさらに複数のワニたちを斬っていく。

ワニＡ「こ、このままでは全滅だ！！」

ワニＢ「大丈夫！！じきにミスターバイルが来てくれるハズだ！！

俺たちは助か・・・・るき！！！」

ワニＡ「おぺっ！！！」

その時、残ったワニたちがまるで見えない何かに斬られたように、

身体から血を出して倒れた。ワニたちは全員倒れた。

ワニたち「がぴゅ！！」　「くき！！」　「どら！！」

ワニたちの全滅に動揺するコッパたち。

ユミ「っ！？急に全滅した・・・！？」

ミクス「っ！？何か物凄い悪意を感じる・・・・っ！！」

ボトルズ「物凄い悪意！？もしかして、グランティか！！？」

謎の声「ぎきいいいぃぃぃきききききききき！！！！

そのっとおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉうるぃ！！！！！！」

コッパ「っ！？誰だ！！？」　ボトルズ「っ！！あそこにいます！！」

ボトルズは暗い空の方に指を向ける。そこには、

あのミルとテルに倒されたハズのズーギルが飛んでいた。

ズーギル「ケケケケケケケケ！！！俺様はグランティ第７特命隊の、

戦士・再生ズーギル様だ！！カメ族のエースとやらに、

クラッシャーの雌豚共ォ！！！お前らは新しく生まれ変わった、

俺様の力の犠牲者になるが良い！！！」

ズーギルは治療を受けて、さらに何らかの方法で強化されて、

再生ズーギルとなったのだ。ズーギルはさっそく、

コッパに向かって移動する。

ズーギル「きいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！！！！！！！」

コッパ「は、速い・・・・！？ぐぁ！！！」

ズーギルの飛ぶスピードはとても高い。それにより、

コッパは迎撃する間もなく、ズーギルに翼に斬られる。

プルレス「は、速すぎる・・・！」　ボトルズ「一瞬見えなかった・・・！」

ズーギル「ケケケケ！！どうよ！？俺の技はよ！！」

コッパ「ちいぃ・・・っ！！なめんじゃねーぜ！！！」

コッパはズーギルの前に二刀流を構える。だが。

ズーギル「なめてんのはどっちだ？おおおぉぉぉぉぉっ！！！」

ズーギルは物凄いスピードで攻めてくる。これにコッパは。

コッパ「ぬおぁ・・・・っ！！！」

コッパは一つの剣を振るう。だが、

ズーギルは消えるかのような速さで避ける。

コッパ「何っ！？」　ズーギル「ぎゃぁ！！！」

そして、右の方から飛んで来たズーギルが翼でコッパを斬る。

コッパ「うぉあああぁぁぁ・・・・！！？」

ズーギル「けっ！！俺はとっても素早くてねェ。

お前の攻撃も素早く読んで、避けちまうんだよォ！！！」

コッパ「ぐ・・・っ！！野郎・・・・！！」

ズーギル「おらおら！！もぉっといくぞおおぉぉぉ！！！」

ズーギルは高速で飛びまわり、コッパを斬り続けた。

コッパ「くっ！！うぁ！！ぬぅ・・・っ！・・・・っ。」

ズーギル「ぎゃはははは！！やはり、カメはのろいなァ？おい！！

うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！」

ズーギルは後ろからコッパに襲いかかる。だが。

飛んで来たユミがキックを繰り出して来た。

ズーギルはこれに驚き、

命中する寸前で動きを止めて、回避した。

ズーギル「ぎっ！！！！！な、何ィ・・・・！？」

ユミ「どうやら、あんたを倒すのは私以外にないわね・・・！」

ミクス「ユミさん！！！」　ミクスは笑顔でユミを応援する。

コッパ「なっ！！おい！！女！！余計な真似すんな！！」

コッパは勝負を邪魔されたか、ユミに怒鳴る。

ユミ「悪いわね。この怪物。あなたじゃ倒せないと思ってね。」

コッパ「な、何だと・・・・！？」

ズーギル「ギギギギ・・・・っ！？じゃあ、てめーが、

この俺様を倒すってのか？あぁ！？」

ユミ「そうね。その自信は・・・あるわ！」

こうして、ユミとズーギルの空中戦が始まった。

つづく