バンジョー「あっ!こっちに向いた!!」 カズーイ「戦う気!?」
そして、クロコタスはゆっくりとバンジョーたちに近づく。
それも、口を大きく開けながら。ゆっくりと空気を数回噛んでいく。
クロスタコ「ねーねーっ!何か頂戴。」
カズーイ「な、何を言ってるの!?」
ユミ「クロコタスは何か食べたがっているハズよ。」
バンジョー「そ、そうか!!カズーイ!!タマゴだ!!」
カズーイ「ええ!タマゴミサイル!!!」
カズーイはクロコタスにタマゴを食べさせてみようと発射する。
クロコタス「ガブッ!!!ムシャムシャ・・・ムシャムシャ・・・ッ。」
クロコタスはそのタマゴを丸ごと食べている。その時、
クロコタス「美味しーい!!クロコタスの大好物だ!!」
クロコタスは物凄い笑顔で言う。
それを見たバンジョーとカズーイは一安心する。
バンジョーとカズーイ「ふぅ・・・・。」
テル「クロコタスは生物は食べず、
平和的な性格な奴が多いんだ。」
クロコタス「そうだよ。なのに、他の種族の皆ったら、
僕らの事を怖がるんだ。やっぱり、
僕らの友達は他のワニさんたちだけだよ。」
バンジョー「へぇ・・・・。そうか。じゃ、聞くけど・・・。
この沼で安心できるところはないかな?」
クロコタス「それなら、僕らワニ族の住み処にある、
僕の秘密基地に来ると良いよ。誰にも見つからないしさ。」
テル「ワニ族には他の種族を歓迎するする者や、
他の種族を平気で殺してしまう者がいる。このクロコタスは、
恐らく歓迎する者の一人だろう。しばらく、頼った方が良い。」
バンジョー「そうだね・・・。よろしく頼むよ。」
クロコタス「うん!それじゃ、ついて来て!!」
クロコタスはゆっくり歩くと、バンジョーたちは彼の後について行く。
謎の声「そこまでだ!!金ぴかワニと部外者ども!!!」
バンジョー「え・・・?」 クロコタス「うっ!?その声は・・・!」
謎の声を聞いたクロコタスは恐怖を感じるが、
バンジョーたちは何か何だかわからない様子。
その時、テルが右の方を見て、叫ぶ。
テル「むっ!?あそこだ!!!」 バンジョー「何!?あっ!!」
右の方から何かが飛んで来た。
それはまるで、円盤のようだった。
カズーイ「え、円盤・・・!?」 ユミ「いえ!!亀の甲羅よ!!!」
そう。これは亀の甲羅であった。その甲羅が円盤のように、
飛んでいき、バンジョーたちに近づいて来るではないか。
バンジョー「こっちに向かって来る!?伏せろ!!!」
バンジョーたちは甲羅の突進を避けようとしゃがみ込む。
甲羅がバンジョーたちに接近したが、
当たる事はなかった。その時、
甲羅から手と足、顔が出た。カメ族の一人が正体を現したのだ。
カメ族の一人「ふ・・・・・っ!!」
バンジョー「き、君が・・・カメ族!!?」
カメ族の一人「そうだ。俺の名はコッパ。」
カズーイ「カメ族・・・!なら、ちょっと良いかしら!?
あたいたち、あんたたちを探していたの!」
コッパ「俺もお前らを探していたのさ・・・・。」
コッパも微笑んで言う。それを見たバンジョーとカズーイは喜ぶ。
バンジョー「じゃあ、助けに来てくれるのかぃ・・・!?」
クロコタス「ち、違うよ。こ、このカメの少年は・・・・っ。」
カズーイ「え?」
カズーイは怯えるクロコタスの言葉に気づく。
コッパは突然、両手に剣を持ち出した。
バンジョーはこれを見て、驚く。
バンジョー「っ!?な、何をする気だ!?」
コッパ「決まってんだろ?ぶっ殺してやるのさ!!とあっ!!!」
コッパは素早く跳び出し、バンジョーとカズーイに近づく。
そして、素早くバンジョーを斬り付けた。
コッパ「でやっ!!!」 バンジョー「ぐあぁ・・・っ!!!」
バンジョーは斬られて、痛みを感じながらさがる。
カズーイ「バンジョー!この・・・っ!」
カズーイが嘴で反撃する。だが、コッパは一つの剣でそれを防ぐ。
コッパ「むん!!はっ!!」
コッパはもう一つの剣でカズーイに斬りかかる。
カズーイ「うわっ!!」 カズーイは慌てて、その攻撃を避ける。
バンジョー「ぐっ!!おらあああぁぁぁぁ!!!」
バンジョーはパンチでコッパの体を殴る。
コッパ「ごはあああぁぁぁぁっ!!!」
これを受けたコッパは吹き飛び、倒れる。
裏返っているのでうまく立てない。
コッパ「くぅ・・・っ!!やはり、強い。だが!!」
コッパは体を甲羅に引っ込めると、その甲羅が回転して宙に跳ぶ。
そして、再び体を出して、再び立ち上がった。
バンジョー&カズーイ「な・・・・・っ!?」
バンジョーとカズーイは驚く。
コッパ「この沼ではお前らの好きにはさせねェ・・・・!!」
コッパは再び、二つの剣を構えた。
バンジョーとカズーイも負けずに対峙する。
一方、この沼のある木々の中で多くの亀たちが集まっていた。
木そのものにドアが窓が付いているいるのが、複数見える。
無数の小さな木で作ったドーム状の家も多くある。
そう。ここは、カメ族の住み処なのだ。ここに、
ユミ、ミクス、ボトルズ、プルレスが来ていた。
イケダは既に地面の近くに置いてある。
つづく
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