日下部「はい!BARです・・・。何ですって!!?」
大神「どうした!?日下部!」
大神が驚いた日下部を見て、彼女に聞いてみる。
日下部「大鳥町付近でゾンビらしき者、数人が現れました!!」
灰間「何だと・・・・!?」 灰間はそれを聞いて驚く。
上川「ぞ、ゾンビは本当にいたと言うのか!?」
叶野「わからん・・・!隊長!!調査する価値があります!!」
大神「そうじゃのォ・・・。
灰間、上川、叶野!!大鳥町付近を調査せぃ!!」
灰間&叶野「了解!!!!」 上川「わ、私もですか・・・っ!?」
上川は弱気にそう言う。どうやら、出撃する事を拒んでいるらしい。
灰間「何言ってんだ?あんたもBAR隊員でしょ?」
叶野「隊員なら、どんな恐怖にでも立ち向かうハズだ。」
上川「で、ですが・・・。私ってば、
ゾンビ苦手なんです。はい。」
大神「ならば、そのゾンビの恐怖を克服するためにも、
出撃せぃや。襲われそうやったら、撃っても構わんけ。」
大神が笑みを浮かべてそう言うと、
上川は暗そうに頭を下げる。
上川「了解・・・・・・。」
日下部「しっかりしてくださいよ。上川さん。」
灰間「さっさと行こうぜ!俺の故郷が危ねェ!!」
灰間がヘルメットを持って、司令室から出ようと歩く。
叶野「そうだな。」 上川「うん・・・・っ!」
叶野や上川も続いて、ヘルメットを持って司令室から出た。
大鳥町の近くにある森を歩く灰間、上川、叶野の3人。
灰間「さてっ!ゾンビはどこにいるんだァ?」
上川「できれば、来て欲しくないんだけどなァ・・・。」
上川は臆病そうに言う。
森の辺りには白い霧が少しだけ漂っている。
灰間「・・・・何だか怪しい感じがしやがるぜ・・・・。あっ!?」
その白い霧の中を歩いている3人は何かを見て、
足を止める。
まるで、何かを見て驚いたかのように。
上川「あ、あいつらが・・・・!」 叶野「例のゾンビか!?」
そう。3人が見たのは、複数に集めっているゾンビたちであった。
ゾンビA「ウウウゥゥゥゥゥ・・・・・!!」
ゾンビB「ヌオオオオオォォォォォ・・・!」
叶野「5人か。奴ら・・・。どこへ行くつもりなんだ?」
上川「うう・・・っ!見ているだけで恐怖を感じる・・・!!」
3人は木々に隠れて、ゾンビたちの行動を見る。ゾンビたちは、
3人の目線から右の方へと歩いている。
灰間「あの方角は・・・確か、町への道だ!!」
灰間はゾンビたちが町へ向かう事を知り、
銃を持って走ろうとする。
だが、叶野が灰間の腕を掴んで止める。
叶野「待て!!無暗に撃っても、ゾンビは倒せない!!!」
灰間「じゃあ、どうすりゃ良いんだ!?」
叶野「頭を狙え!!
頭の中の脳がゾンビを動かしているんだ!!」
叶野が灰間の腕を放すと、灰間がすぐに走り出した。
上川「危ない!!灰間君!!!」
ゾンビC「ウゥ!?」 ゾンビD「グルルルル・・・!!」
5人のゾンビは灰間が自身らの方に走って来る事に気づく。
ゾンビA「ウ”アアアアアアァァァァァァァ!!!!」
ゾンビたちは灰間に襲いかかろうと、歩く。
灰間「狙いは頭・・・!そら!!」
灰間は素早くバルガンから火薬弾を連射した。
ゾンビA「ウォ!?」 ゾンビB「ギゲッ!!」
ゾンビたちはそれぞれ灰間の銃弾に撃たれ、
ゾンビAとCの頭が破壊されて、倒れる。
だが、他のゾンビは、
頭に命中できず他の部分を撃ったため、倒れていない。
ゾンビE「オオオオオオォォォォォォ!!!!」
灰間「やべ・・・っ!!」 他のゾンビたちが灰間に襲いかかる。
上川「不味い!!!」 叶野「援護する!!!!」
二人もバルガンでゾンビたちを攻撃する。援護射撃により、
残り3人のゾンビの頭も全て破壊され、
ゾンビたちは全滅した。
灰間「ふぅ・・・。悪いな。二人とも。」
叶野「無事で何よりだ。」 そして、二人は灰間に近づく。
上川「何とかゾンビたちは全滅したね・・・・。」
微笑んで言う上川。戻ろうとする3人の後ろに、また、
あの不気味な形をした虫がゆっくりと飛んでいる。
その時、ペンダントが光り、
灰間は急に後ろに回って、銃を向ける。
灰間「・・・・・っ!!・・・ん?」
だが、その後ろには不気味な虫はいなかった。
叶野「どうしたんだ?」
上川「まさか、またゾンビが出たとか!?」
灰間「・・・・・いや、誰もいません。いた気がするけど・・・。
(おかしい。ペンダントに反応したから。誰かがいたハズだが・・・・。)」
その時、叶野の持つ携帯電話が鳴り出し、
叶野がその電話に出る。
叶野「こちら、叶野!!」
日下部の声『大変です!!大鳥町の町内でゾンビで、
数ヶ所現れたと市民からの情報が入りました!!!』
3人「何っ!!?」 3人はさらに驚く。
上川「そ、そんな・・・!このままじゃ町が危ない!!!」
叶野「急ごう!!町がゾンビどもに支配される前に!!」
3人は走って、大鳥町へ向かった。
町内に来た3人は周囲を見回していた。ゾンビを探索するように。
灰間「おかしい。どこにもいねーぞ?」
叶野「数ヶ所で確認されたと聞く。手分けして探すぞ!」
灰間&上川「了解!!!!」 3人はそれぞれに分かれて走る。
上川は叶野と一緒に走っていた。叶野が上川に気づく。
叶野「・・・って、何でお前が俺と一緒なんだ!?」
上川「いやぁ・・・。一人はやりにくいと思いまして・・・・^^;」
上川は一人でゾンビたちと戦うのを恐れているそうだ。
一方、別のところを走っている灰間の前に、徳丸と森下がいた。
灰間「あっ!お前ら・・・・っ!!」 灰間は彼らを見て、止まる。
つづく
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