灰間は今日もBARに来た。だが。
	
	灰間「あり?大神隊長は?いないみてーだけど。」
	
	そう。ここに何故か大神隊長がいないのだ。
	
	上川「今日は来てないらしいんだよ。
	
	理由がわからないけど。珍しいよね。隊長が、
	
	このBARの基地に来ないなんて・・・。」
	
	叶野「私もわからないが、恐らく、
	
	何かの秘密裏な任務を受けているだろうか?
	
	我々には明かせない秘密があるやも知れん。」
	
	灰間「そうか。大神隊長は今日はいないと言うワケか。」
	
	日下部「まあ。明日になれば、来るでしょう。
	
	それまで、私たちだけで頑張りましょ。」
	
	叶野「そうだな・・・。では、今回は私が、
	
	隊長の代理を務めよう。上川は副リーダーとして頼む。」
	
	上川「はい。わかりました。」
	
	こうして、大神隊長のいないBARは、
	
	何とか残りのメンバーだけで頑張っていた。
	
	
	そして、夜となった。空から青い光がある森に落ちた。
	
	その森で激しい発光が出る。すると、
	
	森からは、二人の人間らしき者が現れた。だが、
	
	その二人の衣装は、長く白い髪をしている。
	
	そして、全身タイツに鎧を付けているような衣装。
	
	頭に角などが生えているそうだ。
	
	この者たちは、地球人ではなく、宇宙人であった。
	
	この者たちの名はターナー星人である。
	
	
	ウルトラマンティアーズ第45話・ある日の防衛隊
	
	宇宙妖魔・ターナー星人
	変身魔獣・ターナーザウルス
	登場
	
	
	次の日となった。灰間は今日もBARの司令室に入る。
	
	灰間「ありゃ?大神隊長は??」
	
	今日も大神隊長の姿がない。他のメンバーがいるらしいが。
	
	日下部「そう言えば、今日も来てないわね。
	
	一体、隊長に何があったのやら・・・。」
	
	上川「多分、何かの都合で休んでいると思うよ。
	
	・・・となると、僕たちだけで頑張るしかないみたいだね。」
	
	叶野「しかも、昨夜。ポイントV-8で、
	
	宇宙人らしき怪人を発見したとの情報が入っている。」
	
	灰間「普段なら大神隊長の命令で動いていたんだが、
	
	その隊長がいない今。どう活動すれば良いのかね?」
	
	日下部「例え隊長がいなくても、
	
	私たちだけで何とかしないといけないでしょ?それに、
	
	私たちは防衛隊でしょ?隊長がいなくても、
	
	地球の平和は私たちだけで守らないと!」
	
	灰間「そうだな・・・。」
	
	叶野「よし。では、灰間と日下部はポイントV-8に向かい、
	
	調査を行ってくれ。上川と私は現場の状況を分析する。」
	
	灰間、日下部、上川「了解!!!」
	
	その時、緒川が入って来た。
	
	緒川「あの・・・。少し良いかしら?」
	
	灰間「ん?何だぃ?緒川さん。」
	
	緒川「前から大神隊長が来ていないのは、知っているわね?」
	
	上川「ええ。多分、何かの都合で・・・。」
	
	緒川「そう。実は隊長・・・。詳しくはこれを見てほしい。」
	
	緒川が手に持っているのは、辞表らしい物であった。
	
	日下部「辞表・・・・!?」
	
	叶野「ま、まさか・・・!」
	
	緒川「そう・・・。大神隊長はBARを辞めるつもりらしいわ。」
	
	灰間たちは緒川の言葉に驚く。
	
	灰間「そ、そんな・・・!?何で、急にそんな事・・・!」
	
	日下部「そうよ!信じられないわ!!」
	
	緒川「理由はこの辞表に書かれているわ。さっそく、
	
	読んでみるわね。」
	
	緒川は辞表を読み始める。
	
	緒川「『親愛なる我が部下たちへ。わしはそろそろ、
	
	BARを辞め、魔獣たちとの戦いを君らに任せる事にした。
	
	その理由は・・・・。』」
	
	つづく
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