灰間「どこだ・・・!あの黒いローブの野郎は!
必ず探して、ぶっ飛ばしてやる・・・・!!」
その時、灰間のペンダントがさらに光り始めた。
灰間「・・・・っ!?気配が一つだけになっただと・・・?
じゃあ、あの集団は残り一人になったって事か!!」
灰間はペンダントの光で、黒いローブの連中が、
残り一人である事を感じたのだ。ペンダントは光で、
灰間に伝えているそうだ。灰間は何故か、
そのペンダントの伝えがわかるそうだ。
そして、残り一人となった黒いローブの者Aは、
今でも大神と日下部から必死に逃げ続けた。
日下部「いい加減諦めておとなしく撃たれなさいよ!!!」
黒いローブの者A「おのれェ・・・!こうなれば!!」
黒いローブの者は突然に足を止めた。
大神「撃たんかぃ!!!」
大神と日下部が一斉に射撃する。その時。
命中する寸前に黒いローブの者Aが急に消えてしまった。
大神「む・・・っ!?消えた・・・・!!?」
大神は黒いローブの者Aが消えた事に驚く。
日下部「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
大神「っ・・・・!?なっ!!?」
大神が悲鳴をあげた日下部の方を見ると、そこには、
日下部を羽交い絞めしている黒いローブの者Aがいた。
日下部「く・・・っ!この・・・・!!」
大神「日下部隊員!!」
日下部「た、隊長・・・!どうすれば・・・・!!」
大神「おどれェ・・・!日下部隊員を放さんかぃ!!!」
大神が黒いローブの者Aに銃を向ける。だが、
黒いローブの者Aが笑みを浮かべて、こう言う。
黒いローブの者A「撃てるもんなら撃ってみろよ・・・!
この雌豚を撃たせてくれるわ!!どうしたァ?
撃てんのか?あひゃはははははははははは!!!!」
日下部「隊長・・・!私は死んでも構いません!!
だから、私ごとこの悪党を倒してくださいっ!!」
大神「できん・・・!わしには、
部下を撃つ事ができんわぃ・・・・!!」
大神は仲間を撃てない想いで悔しく銃をおろす。
黒いローブの者Aは右手を出して、そんな大神に向ける。
黒いローブの者A「動けんようだな?では、殺す!」
黒いローブの者Aは光線で大神を殺すつもりだ。その時。
灰間の声「見つけたぜェ!!黒いローブの野郎!!!」
大神「む!?」 日下部「え?」 黒いローブの者A「何?」
3人は右の方に向く。そこから、灰間が走って来た。
大神「な、何でこんなところに子供が・・・!?」
黒いローブの者A「だ、誰だ!?貴様は!!!」
灰間「てめーなんかに名乗っかよおおおぉぉぉぉ!!!」
灰間はジャンプし、空中キックで黒いローブの者Aの顔を蹴った。
黒いローブの者A「ぐふぁあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
黒いローブの者Aへ蹴り飛ばされて、日下部を放して倒れた。
日下部「・・・・っ!だ、誰よ。あんた!?」
日下部は自身を助けた灰間にそう聞く。
灰間「名乗るつもりはねーよ。それより、礼を言ったらどうだ?」
日下部「な・・・・・っ!?」
日下部は灰間の偉そうな言葉に苛立ちを感じる。
黒いローブの者「く・・・っ!!ふざけやがって、ガキが・・・!!」
黒いローブの者はゆっくりと立ち上がり、
頭を被っていた部分を外す。
その素顔は短髪でまるで子供のような顔つきであった。
物凄く怒っている表情で、
3人を見ていた。髪と目の瞳は黒い。
大神「あれが・・・魔族・・・・!?」
その時、後ろから叶野と上川。大勢の警官たちが駆け付けた。
叶野「見つけたぞ!!」 上川「覚悟するんだ!!!」
黒いローブの者「ひ、ひいいぃぃぃぃ!!!」
黒いローブの者は恐怖を感じて必死に逃げようとする。
だが、その前には大神と日下部が立ちはだかる。
日下部「もう逃がさないわよ!!!」
日下部が黒いローブの者を捕まえようと走る。
黒いローブの者「ぴっ!!た、助けて・・・・!!」
急に本当の子供のように、
怯える黒いローブの者は後ろへ逃げるが、
そこに多くの警察が走って来て、黒いローブの者を捕まえた。
警察A「捕まえたぞ!!」 警察B「おとなしくしろ!!!」
黒いローブの者「うわああぁぁっ!!
放せよ!!!放せよォ!!!」
黒いローブの者は必死に放れようと暴れるが、
警察の男たちは黒いローブの者を絶対に放さないつもりだ。
黒いローブの者「うっ!!うぅ・・・!!ううううぅぅぅぅ!!!」
その時、
黒いローブの者の顔が少しずつ変化していこうとする。
大神「奴の顔が異形に変わっていく・・・・?
おどれら!!早く奴から離れんかぃ!!!」
それに気づいた大神が警察たちに黒いローブの者から、
放れるように言うが、もう遅いようだ。
黒いローブの者「グルルルルルルルルル・・・・・!!!
ウワアアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
黒いローブの者は物凄い叫びと共に黒いオーラを発した。
警察たち「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
警察たちはそのオーラに吹き飛んでしまう。
BARの皆さんと灰間はこれに恐怖する。
大神「お、遅かったか・・・!一体、何が起こるんじゃ!?」
灰間「まさか・・・!本来の姿に戻るつもりか!?」
そう。黒いローブの者は黒いオーラと共に巨大化していった。
黒いローブの者「ギャアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!」
そして、醜くなった声で叫び続ける。オーラが消えると、
黒いローブの者は異形の姿をした怪物に変化した。
その姿は頭の部分はオレンジに近い色で左右の突起に、
穴がある。顔らしい部分は紫色で小さい目が4つ、
牙は多く生えてる口がある。
胸の部分は黄色でトゲが無数にあり、両腕が生えている。
その両腕にはトゲはないらしいが、何故かミミズの、
ようにウネウネにしている。手はあるらしいが。腹の方が、
緑色で丸く膨れたような部分がつぶつぶのごとく無数にある。
足の方は鼠色で穴が無数にあるらしい。
怪物「ギャキャアアアアアアァァァァァァァオゥ!!!!!!」
怪物はすぐに近くのビルを叩き壊して、暴れ始める。
日下部「黒いローブが怪獣に変身した・・・・!?」
大神「いや!魔獣じゃ!!黒いローブの連中は魔族。
その魔族自身が魔獣にもなれるんじゃ・・・・!!」
そう。この怪物も魔獣であったのだ。この異形の、
魔獣の名はジキル。黒いローブの連中の正体なのだ。
ジキル「ギャキャアアアアアァァァァァァオゥ!!!!」
ジキルは少数のビルを叩き壊して暴れ続ける。
そして、叶野&上川が大神&日下部と交流する。
上川「隊長!!!魔獣が暴れています!!!」
叶野「ただちに倒しましょう!!!」
大神「ようし!!一斉射撃で敵を撃てィ!!!」
隊員たち「了解!!!!」
隊員たちは一斉射撃で暴れるジキルを攻撃する。
無数のレーザーがジキルの背中を攻撃する。
ジキル「ギャキャアアアアアアァァァァァァオゥ!!!!」
ジキルは隊員たちの方に向けて、暴れまくる。
上川「こ、こっちに来ます!!!」 大神「攻撃を続けろ!!!」
隊員たちは射撃を続けて、ジキルを撃ちまくる。
ちなみに、灰間は隊員たちの近くでジキルを見ている。
日下部「く・・・っ!そこのあんた!!早く逃げなさい!!」
灰間「俺に言ってるのか・・・・!?」
日下部「当たり前でしょ!?あんた、一般人でしょ!?
一般人がこんなところでウロウロして欲しくないわ!!」
灰間「・・・・・・っ!そうらしいな。」
灰間は日下部に言われて、
隊員たちから離れるように走って行った。
ジキル「ギャキャアアアアアァァァァァオゥ!!!!!!」
ジキルは口から光線を発射した。
光線が隊員たちの近くに命中し、
爆発する。大神たちはこれにひるむ。
叶野「うぉ!!?」 上川「あわわわわわ!!」
大神「分散して敵を撹乱する!!急がんかぃ!!」
そして、隊員たちはそれぞれに分かれ、別々の方へ走る。
ジキル「ギャキャアアアアアアアァァァァァァオゥ!!!!」
ジキルは隊員たちがバラバラになった事に動揺し、
どの隊員を狙えば良いかわからずに混乱しそうになる。
上川「この!!」 叶野「くらえ!!」
別々の方で、それぞれ叶野と上川が射撃をする。
その攻撃を受けた魔獣は怒って大暴れを開始した。
ジキル「ギャキャアアアアァァァァァオゥ!!!!」
ジキルがビルを壊しまくり、その瓦礫が灰間の近くに落ちる。
灰間「ぉわ!!野郎・・・!めちゃくちゃ暴れやがって!!」
灰間は暴れて近くの物を破壊しまくるジキルを見て、怒る。
その時、灰間のペンダントが輝き始めた。灰間はそれに気づく。
灰間「っ!?また光った・・・・!もしかして・・・・。
俺にまた変身しろってのか!?あの巨人に・・・・!」
そう。ウルティメイトペンダントが灰間にそう伝えているのだ。
だが、灰間はまだ、
自身が変身した巨人の事で迷いを感じているのだ。
灰間「だが、俺はまだあの巨人の事がわからない・・・!」
ペンダントはさらに光る。まるで、灰間に何かを教えるように。
灰間「・・・・何?ティアーズだと?あの巨人は、
ウルトラマンティアーズだと言うのか・・・・!?
・・・良いじゃねーか。また変身するぜ!!あの巨人に!!!」
ペンダントから自身が変身した、
巨人の事を知った灰間は微笑んで、
ペンダントを夜空に向けて、こう叫んだ。
灰間「ティアーズ!!!!!!!!!」
そして、灰間は再び光に包まれて、その光と共に巨大化し、
姿が変わった。ウルトラマンティアーズに再び変身したのだ。
ジキル「ギャキャアアアアアアァァァァァァオゥ!!!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・ショワッチ!!!」
両者は対峙する。それを見たBARのメンバーたち。
日下部「あ、あれは・・・ウルトラマン!!?」
大神「また来てくれたんか・・・・!」
ジキルは口から光線を吐く。だが、ティアーズはジャンプで避ける。
ウルトラマンティアーズ「シュワ!!!」
そして、ティアーズは空中キックでジキルの顔を蹴る。
ジキル「ギャキャアアアアアァァァァァァオゥ!!!!!」
ジキルは攻撃を受けて少しだけさがる。
そして、ティアーズは魔獣の前に着地する。
ウルトラマンティアーズ「シュワアアァァァッ!!!」
つづく
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