この場所は少しだけ自然を感じそうな巨大な部屋である。
中央には巨大なグランチルダの像があった。
ユミ「・・・・違うわね。グランチルダはあんなに大きくないわ。
本物は常に、本拠地にいるハズよ・・・・!」
ボトルズ「そうですね。魔女はそこで、
部下に命令を与えて、多くの国に攻撃をかけていますしね。」
一行はグランチルダ像へ近づくように歩く。
像の周りには池があった。辺りを見回すカズーイはこう言う。
カズーイ「一体、誰がこんな洞窟を作ったのかしら?っ!?」
ミクス「ひっ!!!」 ミクスは何故か怯えてユミに抱き着く。
まるで、何か見て驚くように。カズーイも恐怖で震えている。
バンジョー「こ、これは・・・!?」 ユミ「ワーラの手下!!?」
バンジョーやユミもその何かを見て驚愕する。その何かとは、
ワーラの手下である、無数の黒い狼の死体であった。
バンジョー「な、何でこんなところにグランティが・・・!」
謎の声「それは、ここがワーラの基地だからさ!」
その時、謎の声が響き、一行はこれに驚く。
ユミ「だ、誰!!?」
そして、像の近くにあったプールから突然、
水しぶきと共にギョレイドが跳び出して来た。
ギョレイド「ギョエエエエエエェェェェェェェェェ!!!!!!」
バンジョー「か、怪人!!!」 カズーイ「グランティね!?」
そして、
ギョレイドはバンジョーたちの前に着地して、こう言う。
ギョレイド「その通り。俺はグランティ第7特命隊の、
魚人戦士ギョレイドだ!!
我が主・エスメラルダ様の命により、お前たちを殺しに来た。
あの方の友人たるワーラ様の復讐のために!!」
ユミ「特命隊・・・!?しかも、第7部隊までも・・・・!!?」
ギョレイド「ここは、ワーラ様率いる第6特命隊の基地である。
だが、そこにクラッシャーのある戦士のせいで、
ここにいた兵士たちが全て殺された。このようにな・・・・!」
どうやら、ここはワーラの基地であり、
ここにいた黒い狼たちは、
クラッシャーの何者かによって全て倒されたらしい。
ギョレイド「だが、俺様はこの狼どもとは違う!!
俺の力を受けてみよ!!ギョエエエエエエェェェェェェェ!!!!」
ギョレイドが走り出し、一同に攻撃を仕掛けようとする。
バンジョー「く・・・・っ!行くぞ!!カズーイ!!」
バンジョーも走り出して、ギョレイドと格闘を始める。
ギョレイド「ギョエエエエェェェェェッ!!!!」
ギョレイドは右手の4本の指にある鋭い爪で引っ掻く。
バンジョー「うぁ!?」 バンジョーはこれを受ける。だが。
その攻撃に耐え抜いて、バンジョーはパンチで反撃する。
バンジョー「ずああああぁぁぁぁ!!!!」
パンチがギョレイドの顔に命中。怪人も反撃を始める。
ギョレイド「ギョェ!?ギョエエエエエェェェェェェ!!!」
ギョレイドはキックで応戦し、バンジョーはこれに痛がる。
バンジョー「うっ!?」 ギョレイド「かああぁぁぁっ!!!」
ギョレイドはまたも引っ掻き攻撃をする。その時。
カズーイ「むん!!」
カズーイは嘴でガードして、バンジョーを守る。
ギョレイド「何・・・・っ!?鳥がフォローだと!?」
カズーイ「あたいだって戦ってるんだから!!!」
カズーイは顔をあげて、ギョレイドを弾く。そして、
素早く嘴を前に出して、怪人を突き飛ばす。
ギョレイド「ぐあああああぁぁぁぁぁ!!?」
ギョレイドは攻撃を受けて、二人からさがる。
バンジョー「ツメツメパンチ!!!!」
バンジョーはツメツメパンチの連続で攻撃しようとするが。
ギョレイド「ギョエエエエエェェェェェェェ!!!!」
その時、ギョレイドはジャンプして、
プールの方へ飛び込んだ。
カズーイ「水の中へ逃げた!!?」
ユミ「いえ!!こっからが彼の本気よ!!!」
つづく
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