第２話・ＢＡＲ結成

ウルトラマンティアーズ　　　第２話・ＢＡＲ結成

変貌魔獣・ジキル登場

地球に新たな脅威が暗躍していた。その脅威とは、

謎の集団である魔族と名乗りし者たちである。

彼らは一体、何者だろうか。そして、何が目的だろうか。

ただ、一つわかるのは。彼らが魔獣と言う、

未知のモンスターを操れると言う事である。

魔族は魔獣を操り、大鳥町を襲おうとした。

魔獣の力は恐ろしく、地球防衛軍の戦力がほとんど、

壊滅してしまった。その時、救世主が現れた。

その救世主とは、新たなウルトラ戦士。

ウルトラマンティアーズだった。ティアーズの正体は、

赤きペンダントの光で変身した灰間翔。

ごく普通の中学２年生の少年である。最初の魔獣、

ガブダロンとの激戦で灰間はテァイーズの力で、

圧倒したが、魔獣の恐ろしい超能力で苦しむ。

最後の力を振り絞って、何とかガブダロンを倒した。だが。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・！」

ティアーズが倒れた。ガブダロンも倒れているが、爆発しない。

野口「りょ、両方とも倒れちゃった・・・・！」

徳丸「ど、どっちが勝つんだ・・・！？」

森下「きっと、ウルトラマンに決まってるわ。」

だが、その時。ティアーズの目の輝きが消える。

そして、ティアーズの身体が透き通るように消滅してしまった。

野口「っ！！う、ウルトラマンが消えた・・・・！？」

徳丸「って事は・・・怪獣が勝っちゃったの！！？」

３人はティアーズが消えた事に絶望する。しかし。

ボゥ　倒れたガブダロンの身体も突然、燃え上がった。

炎に包まれた魔獣はゆっくりと消えていった。

森下「か、怪獣も消えたわ・・・・！」

野口「・・・そうだわ！灰間君を探さなきゃ！！」

３人は灰間の事に気づき、彼を探そうと走り出した。

数分後、町外れの草原で灰間が倒れていた。

どうやら、ティアーズの力に慣れずに気を失っているそうだ。

だが、そんな彼を野口たちが見つかった。

野口「灰間君！！！！」　そして、３人は灰間に近づく。

野口が倒れた灰間を抱え始める。

野口「しっかりして！！」　森下「大丈夫！？」

徳丸「目を覚ましてくれ！！ミラクルマンなんだろ！？」

灰間「・・・・・っ！う、うるせェ・・・なァ・・・！」

３人の声を聴いた灰間は目を少しだけ開いて、気がついた。

野口「気が付いたのね！よかった・・・・。」

野口は灰間が生きているところを見て、安心する。

徳丸「とにかく、病院へ連れて行こう！」　野口「うん・・・。」

こうして、灰間が生き延び、この最初の戦いは、

ウルトラマンティアーズ、灰間翔が初勝利を収めた。


その頃、東京都会にある、巨大なビルがあった。

そこが、地球防衛軍の本部である。少し豪華に見える、

とある部屋では、大神がいた。大神の前に、

テーブルの前の椅子に座っている少し太い初老の男がいた。

その男こそが、この地球防衛軍の長官である。

大神「何ですっと！！？」　大神は何故か驚く。

恐らく、前から長官と会話していたので、

彼の発言を聞いて、それに何かを感じたのだ。

大神「この私が地球防衛軍から離脱させる気ですかぃ！？」

長官「その通りだ。」

大神「もしかして、私があの例の怪物に対して、

多くの部隊を犠牲にしてしまったからですか・・・・！？」

大神は無茶な事をして、

長官を怒らせてしまったのかと不安する。

だが、長官は微笑みながら、こう言う。

長官「いや。それは違うよ。大神君。君には、

ある部隊を結成して欲しいからだよ・・・。」

大神「ある部隊ですと・・・・！？」

つづく