バンジョーとカズーイはギョレイドの連撃を受けて、
水上から吹き飛んでしまう。
プルレス「ああっ!!二人とも!!!」
このまま二人は地上に落ちる。ところだが。
ギョレイド「逃がさんぞォ・・・・!」
ギョレイドが水上から出てきて、バンジョーの足を掴んだ。
バンジョー「なっ!?」 ギョレイド「ギョエエエェェェェ!!!」
そして、ギョレイドはバンジョーとカズーイを、
後ろの方に振り下ろして、水中へと落とし込んだ。
バンジョーとカズーイ「うばっ!!!!」
そして、両者は再び水中へ。二人はすぐに構えをとる。
バンジョーとカズーイ「・・・・・・・っ!」
ギョレイド「ぐへへへへへへ!!ギョエエエエエェェェェ!!」
ギョレイドは素早くバンジョーを引っ掻く。
バンジョー「ぐっ!!とああああぁぁぁぁ!!!!」
攻撃に耐えたバンジョーはパンチで反撃するが、
ギョレイドはそれを軽く避ける。
ギョレイド「ギョエエェェェ!!どうやら、
貴様たちは水中での戦いは苦手のようだな・・・!」
カズーイ(く・・・・っ!) カズーイはそれを聞いて、さらに苛立つ。
バンジョー(確かに、僕らは水中での技は覚えていない・・・。
何とか敵のスキを突いて、何かの攻撃をしなければ・・・・!!)
ボトルズ「バンジョーとカズーイは、
水中での戦いを慣れていません。
怪獣べムルクとの戦いでは動きを止めるだけで精一杯でした・・・。)
ユミ「二人は水中での戦いを覚えていないの!?」
ミクス「それじゃ・・・!あの特命隊の怪人には勝てず、
バンジョーさんやカズーイさんの命が・・・!」
ミクスが涙目になり、
ユミやボトルズ、プルレスも不安になる。その時。
プルレス「どうしよう・・・!プールの中じゃ、
今でもバンジョーさんとカズーイさんを痛めつけ続けているかも・・・。」
ユミ「プールの中・・・・。そうだ!今ならできるわ!!」
ユミは何かひらめいたように、笑顔になる。
ミクス「え・・・?今なら??」
ユミ「ええ・・・!良い作戦を思い出したの!!」
プールの水中では、
バンジョーとカズーイがギョレイドと対峙し続けた。
カズーイ(バンジョー!何か対策はないの・・・・!?)
バンジョー(・・・・っ!何とか地上へあがらなければ!)
ギョレイド(ふん・・・!奴らを地上へあがらせるものか・・・!!
このまま、余裕で奴らを八つ裂きにしてくれるわ!!!)
そして、ギョレイドはバンジョーとカズーイに迫るように、
素早く泳いだ。水中戦に慣れない二人はどうなる。
ギョレイド「ギョエエエエエエエェェェェェェェェ!!!!!!」
ギョレイドが二人に近づく。その時、両者を包んでいた、
水がいきなり割れた。まるで、何かに斬られたように。これにより、
バンジョーとカズーイ、ギョレイドは水面から出た事になる。
バンジョー「え!?」 カズーイ「な、何なの!?」
ギョレイド「こ、これは・・・・・!!?っ!?」
ギョレイドは左上の方を見る。そこに、蹴り上げた体勢を、
とっているユミがいた。そう。ユミはプールの水を思い切り、
蹴って、その水を斬って、3人を水から解放したのだ。
ユミ「今よ!!バンジョー!!カズーイ!!」
バンジョー「よし!!であっ!!!!」
バンジョーはこのまま、思い切りギョレイドを殴り飛ばす。
ギョレイド「ギョエエエエエエエエェェェェェェェ!!!!??」
ギョレイドを殴り飛ばされて、地上に落ちる。そして。
カズーイも翼を羽ばたかせて飛行し、
二人は地上の方へ着地した。
ギョレイド「おのれェ・・・・!もう許さ・・・・ギョエッ!?」
ギョレイドは走り出すが、
急に自身の意思と関係なく動きが止まってしまう。
ミクスが空気の金縛りでギョレイドの動きを封じたのだ。
ミクス「もう・・・傷つけさせません!!」
ギョレイド「ぐ・・・・っ!!こ、このガキ・・・・!!」
バンジョー「今だ!!」 カズーイ「ええ!!」
バンジョーは動けないギョレイドに迫り、必殺技を出す。
バンジョー「くちばしアタック!!!!!!」
バンジョーとカズーイの必殺技がギョレイドにヒット。
ギョレイド「ギョエエエエエエェェェェェェェェ!!!!!!!」
ギョレイドは攻撃を受けて、吹き飛んだ。そして、
壁に叩きつけられて、そのまま血を吐いて倒れた。
プルレス「やった!!ギョレイドを倒したぞ!!!」
バンジョー「ありがとう。ユミさん。」
ユミ「いえ。あなたたちがいたからこそよ。」
カズーイ「あたいたちがいたから?」
ユミ「ええ。奴はあなたたちを倒す事で夢中で、
そのスキを突いて・・・。
ごめんなさいね。変な事を言った感じで・・・。」
バンジョー「良いさ。それより、早くここから出よう。」
カズーイ「そうね。胡散臭すぎるところだったわ。」
ミクス「うん・・・・。はっ!!」
その時、
ミクスは何かの気配を感じて、どこかの方向を見る。
グランチルダ像から左の方にある坂の上のところからだ。
ユミ「どうしたの・・・・?ミクス。」
ミクス「今・・・。誰かいた。」
カズーイ「誰かが?・・・・いない気がするけど。」
一同も坂の上の方を見るが。誰もいないらしい。
ただし、どこかへの入り口らしい穴があるらしいが。
プルレス「何だかゲートらしいところがあるね。」
バンジョー「そうだな。行ってみよう!!」
そして、
一行はどこかへの入り口らしき穴のところへ向かおうと、
坂の方を上って、そこへ近づいた。そして、
一同はその穴の方へと入った。
そして、バンジョーたちが入ったのは、さらに不気味な洞窟だった。
壁がほとんど緑色で、足場である地面(緑ではない)が、
少しだけ小さかった。そこから緑色の橋があり、その下には、
さらに緑色をした不気味な沼があった。あと、地面から左右には、
それぞれ穴がある。長い橋には、大きな家らし物があった。
つづく
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