忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[2471] [2470] [2469] [2468] [2467] [2466] [2465] [2464] [2463] [2462] [2461]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

福崎が元気のなさそうな声で言う。

野口の声『野口です。実は、

あなたに聞きたい事があるの。』

福崎「聞きたい事?」

野口の声『ニュースでも聞いたけど、

あなたがあの偽物のティアーズ・・・。

ダークティアーズだったわよね?』

福崎「そうだけど。だから・・・?」

野口の声『あなたはどうやって、

あのダークティアーズになれたの?』

福崎「・・・・・負の涙っつー紫色のペンダントがあってさ。

そのペンダントが光ると、

ダークティアーズに変身できた。

でも、変身してからの途中、

急に嫌な思い出だけが浮かび続けて、

物凄いストレスを感じて、

全てを壊し尽くしたいと思って、

暴れてしまったけどな・・・・。それ以来、

何だか全てがどうでも良い感じで、

もう暴れる気もなくなったよ。」

野口の声『そう・・・・。』

福崎「俺にそんな事を聞いて、

何の得があると思うの?

馬鹿なの?死ぬの?」

野口の声『・・・それだけじゃない。

ダークティアーズに変身したあなたなら、

あのウルトラマンティアーズの正体、

わかるかなぁ・・・と思って。』

福崎「・・・知りたい?あのティアーズの正体。」

野口の声『ええ・・・。教えて。あのウルトラマンの正体を。

どうしても知りたいの・・・。」

福崎「・・・・ウルトラマンティアーズの正体は、

灰間翔。学校で一番のミラクルマンだ。」

野口の声『やはり・・・そうだったのね。

やっぱり、灰間君がティアーズ・・・・。』

福崎「俺はあの時、

灰間がティアーズに変身しているところを目撃し、

ティアーズの正体が奴である事を知った・・・。

灰間は、

姫君の涙っつー赤いペンダントで変身できたんだ。

その姫君の涙と俺の持った負の涙は、

古代の時代で造られたアイテムらしい・・・・。」

野口の声『そうだったの・・・。詳細はわかった。

ありがとう。教えてくれて・・・。』

福崎「俺は得のねェ真実を話しただけだが?」

野口の声『・・・・早く良くなって、

学校に戻れると良いわね?

学校に戻ったら、友達になろ?待ってるから・・・・。』

こうして、野口は電話を切った。

福崎「・・・・無理じゃね?現実的に・・・。」

福崎は横になった。

だが、少しだけ笑みを浮かべていた。


次の日。灰間は学校へ行こうと家から出た。

灰間「行って来まーす!!」

美由紀「行ってらっしゃい。」

灰間が走っている時、鉄郎から声が出る。

鉄郎「翔!!」 灰間「・・・っ!?親父。」

灰間は止まり、鉄郎の方を見た。

鉄郎「お前はウルトラマンティアーズとして、

今までよく魔獣たちと戦ってくれた・・・。だが、

今回の敵は今までの魔獣とは違い、恐ろしい奴だ。」

灰間「ああ。超悪魔って奴だろ?あいつは、

確かに強かった。一瞬、死ぬかと思ったぜ・・・!

帰って、特訓しようと思う。

ウルトラマンとしての力を高めるために・・・。」

鉄郎「特訓か・・・。それも良いが、

ウルトラマンとしての力だけでは駄目だ。」

灰間「・・・・どう言うこった?」

鉄郎「ウルトラマンティアーズは確かに強い。

だが、そのティアーズの力だけで、

倒せない敵が現れる。その前に、ある物が必要だ。

灰間「それは・・・・?」

鉄郎「それは、人間としての力だ。」

灰間「人間として・・・?」

鉄郎「そうだ・・・。翔よ。お前は人間だ。

例え、ウルトラマンになれたとしても、

お前は正真正銘の人間であるのだ。

人間には、人間の力を持たねばならん。それが例え、

ウルトラマンに変身している時でもな・・・。」

灰間「そうだ・・・・。俺はあの時・・・。」

灰間はバキシム事件での出来事を思い出した。

それは、魔獣バキシムに敗北し、

ティアーズの力を高めようと、

特訓をしていた時に大岩と喧嘩していた頃である。

彼に勝った灰間はティアーズの力だけでは、

勝てない事に気づいた。

灰間(あの時、俺が得た戦う力。

それは、人間としての力なのか・・・。)

鉄郎「お前も一人の人間であるなら、

人間として戦え。

ウルトラマンとしてだけでなく、

同じく人間としてな。」

灰間「・・・・わかった。ティアーズの力だけではなく、

人間としての力と共に使って、戦ってみるよ。」

鉄郎「うむ。それで良い・・・。」

灰間「では、行ってきます!!」

鉄郎「行ってらっしゃい!

・・・勝つんだぞ。我が息子よ。」


大鳥学園のクラスに来た灰間。

灰間「おはよう。皆。」

森下「おっはよーう!翔ちゃん。」

徳丸「おはよっ!灰間君!」

野口「・・・・おはよう。灰間君。」

野口は灰間に向けて、優しい笑みを見せた。

灰間が席に座り、野口が話しかける。

野口「・・・灰間君。」

灰間「ん?何だ・・・?」

野口「これからも、友達でいてくれる?」

灰間「当たり前だろ?

俺たちはずっと一緒だもんな。」

野口「・・・・そうよね。」

徳丸「わお!!

さっそくラブラブモードに入ってるねェ!!」

森下「ひゅーっ!ひゅーっ!

お二人とも、最高だねェ!」

灰間「って、お前ら・・・。」

野口「あはははははは・・・。」

灰間と野口は頬を赤く染めた。

灰間(そうだ。野口。森下。徳丸。

お前らは俺の友達だ。

失ってはいけない大切な存在だ・・・。

お前たちがいる限り、俺は人間として戦える・・・!)

その時、教室が揺れ始めた。

生徒たちは全員が驚く。

徳丸と森下「あわわわわわわわわわわ!!!」

野口「な、何!?地震・・・・!!?」

灰間「地震じゃねェ・・・!魔獣が現れたんだ!!

しかも、この学校の近くに!!!」


大鳥学園の近くの地面が割れ、

そこから赤い魔獣が現れた。

その姿は少しだけ細い感じだが、

両腕が凄く屈強している。

しかも、その手には4本の鋭い爪が生えている。

目が5つもあり、顔が醜い人間のような顔をしている。

足が太く、バネらしい感じになっている。

尻尾が2本ある。

頭には6本の触手がある。

身体中に青い点が多くある。

赤い魔獣「ヴァアアアアァァァァァァァン!!!!!!」

その魔獣の口から、多くの子供の魔族たちの、

醜いギャン泣きの声が無数に出ていた。

この赤い魔獣の名はリムズン。

リムズン「ビエエエエエェェェェェェン!!!!!」

リムズンはさっそく大鳥学園へと近づこうと歩いた。


男子生徒「魔獣がこっちに来るぞおおぉぉぉぉ!!!」

女子生徒「いやあああぁぁぁぁ!!

殺されるううぅぅぅ!!!」

徳丸「どうして、魔獣がこの学校に!!?」

森下「どうして!?何で!?」

野口(まさか・・・!ティアーズが灰間君だから、

その灰間君を襲うために・・・・!?)

灰間(超悪魔め・・・!俺をこの学園ごと潰す気か!?)


学園へと近づくリムズン。その学園の中で、

ほとんど逃げ出そうと騒ぎ出す生徒たち。

リムズンから遠く離れた上空から、

ダークロイアが見ていた。

ダークロイア『行ケ。リムズン。

ウルトラマンティアーズノ正体デアル、

灰間翔ハ、コノ学園ニイル。奴ガティアーズトナル前ニ、

アノ学園ヲ早ク破壊スルノダ・・・・!』

リムズン「ユエエエエエェェェェェェェン!!!」

ダークロイアの命令を聞いたリムズンは学校へ近づく。


女子生徒「どんどん近づく!!」

男子生徒「に、逃げろおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

クラスの生徒たちは一斉に逃げ出した。

野口「私たちも避難しましょ!!」

灰間たち「うん!!!」

灰間たちも、生徒たちに紛れて逃げ出す。


そして、廊下へ。そこに、日下部と大岩が。

灰間「日下部!大岩!!」

日下部「まさか、

この学校の近くに魔獣が現れるなんてね・・・っ!」

大岩「魔族の腐れ外道めェ・・・!

とうとう本気を出しよったき!!

良えやろ!魔族め!

この地球は渡さんど!!こりゃ!!

このわしが直々に命(タマ)をとっちゃるき!!

こりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

大岩は物凄いスピードで走った。

日下部「BARに連絡しておいたわ!それまで、

うまく避難しておかなきゃ・・・・っ!」

野口「そうですね・・・・。では、早く外へ急ぎましょ!!

モタモタしてたら、魔獣に襲われてしまう・・・!」


リムズンはいよいよ学園に近づいた。

あと数秒くらいで打撃されてしまうだろう。

リムズン「エ”エエエエエエエェェェェェェェン!!!!!」


灰間たちは生徒たちと共に逃げていた。

灰間(魔獣がこの学園に近づいて来た。

このままでは、

遅いだろう・・・!こうなったら・・・・!!)

灰間は急に後ろへ向き、走り出した。

野口「・・・・っ!?灰間君!!」

野口も灰間を追うように走る。

日下部「あんたたち!!どこへ行くのよ!!」

そして、日下部も二人に付いて行くように走った。

しかし、徳丸と森下は必死に走っていて、

気づいていないようだ。

野口(灰間君・・・。

またティアーズに変身する気だ・・・!)


灰間は誰もいない教室に来て、

ペンダントを光らせた。

だが、それを窓から野口と日下部が見てしまう。

灰間「ティアーズ!!!!!」

つづく

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック