浩二(っ!!ゴ、ゴルゴン星人・・・!シルバー仮面の6話で登場した、
架空のキャラが実在していたなんて・・・・っ!!)
浩二は驚いていた。そう。ゴルゴン星人はシルバー仮面のキャラであった。
そのキャラが現実に存在してい事に、浩二は驚いていた。
ゴルゴン星人たちは声すら出てないが、会話はしているそうだ。
彼らはこの星をどう侵略するか会議していたのだ。
浩二(あいつら・・・きっと、侵略作戦を考えているだ。)
その時、ゴルゴン星人の一人が浩二が隠れながら見ているところに気づく。
ゴルゴン星人A「むっ!?誰じゃぃ!!!」
浩二「や、やばい!!!」 浩二は急いで走って逃げる。
ゴルゴン星人B「おっ!待たんかぃ!!」 「逃げるな!!」
逃げる浩二を追う二人のゴルゴン星人。だが、星人の方が走るのは速い。
ゴルゴン星人「待てええぇぇぇぇ!!このガキイイイィィィィ!!!!」
浩二「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・。うわ!!」
浩二は足を挫き、扱けてしまった。二人の宇宙人が歩いて迫る。
ゴルゴン星人「・・・・・・・・・!!」
浩二の逃げようとするが、うまく立てない。このままでは危ない。
浩二「も・・・もう駄目だ・・・・っ!」
その時、鋭く白いレーザーが出てきて、
浩二に迫る一人のゴルゴン星人に命中。
そして、またレーザーが出て、もう一人のゴルゴン星人を倒す。
ゴルゴン星人「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
二人のゴルゴン星人は爆発して消滅していった。
浩二はこれを見て、戸惑う。
浩二「な・・・何が起こったんだ・・・・??」
浩二は後ろを向いてみる。そこに、光があった。
浩二「っ!!!」 浩二はその光を見て、立ち上がる。その光の中には、
頭の騎士らしき甲冑を被った男がいた。その男の姿を浩二は知っていた。
男「怪我はないかね?少年・・・・。」
浩二「あ・・・・あなたは・・・・シルバー仮面ですか!!?」
そう。この光に包まれた男こそが、シルバー仮面だそうだ。
シルバー仮面「そうだ。私がシルバー仮面だ。
良かった。君を助ける事ができて・・・。」
浩二はそれを聞いて笑顔になる。憧れのシルバー仮面に会えたのだ。
浩二「・・・僕も良かったです。まさか、テレビの世界だけにいたハズの、
あなたがこの現実世界にいたなんて・・・。
とてつもない感激です・・・・っ!!」
シルバー仮面「テレビの世界か・・・。だが、私は現実にいる。
31年前から私はこの地球を去った。その事で、私の戦いは伝説となり、
人々は私の事を忘れつつあるかも知れんな。」
浩二「・・・・では、あなたは既にこの世界に生まれたと言うのですか。」
シルバー仮面「その通り。私の存在はもちろん、仲間たち、光子ロケット、
私たちを襲った宇宙人たちも、
みんな現実に存在したのだ。31年前にね・・・・。」
浩二「そうだったのですか・・・・。」
シルバー仮面「少年よ。かつての英雄たちの戦いは時が進むにつれ、
忘れつつある。だが、君たちのような、
我等を愛し称えてくれる者も多くいる。
つまり、私たちは歴史のページの中にいる。少年よ。忘れないでくれ。
我等英雄はいつまでも、
歴史のページからこの地球を見守っていると・・・・。」
そして、シルバー仮面は光と共に消えていった。浩二はこれに驚く。
浩二「っ!!シ、シルバー仮面!!!・・・いなくなっちゃった。」
そう。浩二は確かにシルバー仮面と出会った。シルバー仮面は確かに、
現実にいたのだ。だが、その事を現在の人々は知らない。
浩二「それが、僕とシルバー仮面の出会いだった・・・。」
イチゴ「・・・・今、考えると君の方が正しいみたいだ。ごめん・・・。」
イチゴはさっき疑った事で罪悪感を覚えたそうだ。
浩二「良いよ。わかってくれれば。確かに、昔この地球を守ってくれた、
英雄たちの戦いは、今の人々が忘れつつあるもんな・・・・。」
コリス「シルバー仮面は存在しますよ。」
コリスが微笑んで言うと、浩二とイチゴがそれに反応する。
浩二「え・・・?」 イチゴ「コリス君・・・・。」
コリス「あなたがシルバー仮面の存在を信じている限り、
彼は存在し続けます。例え、
彼の物語を人々が忘れていようとも、彼は存在していると思います。」
浩二「そうか・・・。君もシルバー仮面の存在を信じているのか!?」
コリス「ええ。だって、この地球を守ってくれたヒーローですもの。」
イチゴ「・・・・僕も信じてみるよ。シルバー仮面の存在を。」
イチゴも微笑んでそう言う。それを聞いた浩二は感激する。
浩二「イチゴ・・・っ!皆。ありがとう。僕、嬉しいよ・・・。」
浩二の目から嬉し涙が溢れ、浩二は手でその涙を拭く。
我々は信じなければならない。
この男が銀色の仮面の英雄に会った事を。
彼は・・・確かに存在しているからだ・・・。
男は夢に一歩近づいたのだから。
浩二「・・・・そうだ!!皆でシルバー仮面を見てみようよ!!」
イチゴ「おお!良いね!!久しぶりに見たかったんだ。」
コリス「僕は初めてだから、楽しみです^^」
浩二「おk!じゃあ、DVDで見よう!!まずは第1話だっ!!」
こうして、3人はシルバー仮面の鑑賞をして、数時間立ったか、夜となった。
その間に、あの女性が暗躍をしているのだ。
女性がある民家の屋上に立つ。
そして、顔がハッキリ見える。目は普通の人間と同じだった(
女性の前に次元の歪みが発生していた。次第に大きくなっている。
女性「ふふふ・・・・。ついに時が来たわ。この召喚使途、
サキュバイアの力が発揮する時がね・・・・っ!」
そう。女性は謎の存在・使途の一人であった。使途は、
性懲りもなくこの地球を狙っているのだ。
この3人目の使途は、次元を操る力を持っている。
サキュバイア「間もなく冥界のゲートが開くわ。それで私は、
冥界で最も恐ろしい怪獣・サソリンガを呼び出すの。それで、
この地球を破壊してもらうの。
全ては、偉大なるあの方の命令通りに・・・・。
さァ!!開きなさい!!!私が作った冥界よりのゲートよ!!!!」
そして、次元の歪みがどんどん大きくなっていく。サキュバイアは、
別次元の歪みを発生させて、それをゲートに変える力を持っているのだ。
DGC基地の司令室のコンピューターに、強い次元反応をキャッチした。
サキ「隊長!!T-1地区より、強力な次元反応が出ています!!!」
それを聞いたモモは、コリスとイチゴの連絡が来ない事に怒っている。
モモ「イチゴとコリスは何やってるの!!?とりあえず、出動よ!!」
そして、夜の町で巨大化した次元の歪みに大きな穴が開いた。
紫色の闇が発する穴より、巨大な虫のような怪獣が出た。
まるで、サソリに似た姿で、両腕に大きなハサミが生えている。
顔では赤い目と2本の触覚がある。この怪獣は冥界から来た凶悪な奴だ。
怪獣「キチャアァイイィィヨン」
サキュバイア「やっと出たわね。冥界で最恐と言われし、
怪虫・サソリンガ。さぁ!暴れなさい!!
この世を地獄に変えるのよ!!!」
怪獣の名はサソリンガ。サソリンガはサキュバイアの命令に動いてしまう。
サソリンガ「キチャアァァィィィヨン」
サソリンガは近くの民家をハサミを叩き壊し、また別の民家を壊す。
サキュバイア「・・・・はっ!!」
サキュバイアは悪魔の翼と悪魔の尻尾を生やして、空を飛んだ。
さらに怪獣は口から火炎を吐き、多くの民家を焼き払う。
そして、人々は悲鳴をあげながら、逃げ惑っていた。
サソリンガ「キチャアアァァァイィィィィヨン」
サソリンガの口から火炎を吐き、逃げる人たちを燃やした。
人々「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
サキュバイアは夜空から燃え死ぬ人々を見て、嘲った。
サキュバイア「はははははははは!!!これは良いわ!!!
まるで、この世で地獄の業火に焼かれる奴らを見ている気分だわ!!
良いわよ!!サソリンガ!!!
もっともーっと人々を燃やしておやり!!!!」
サソリンガ「キチャァァイイィィィヨン」
怪獣は使途の命令で、さらに口から火炎を吐きまくる。
部屋でシルバー仮面を見ているコリス、イチゴ、浩二。
コリス「凄い・・・・っ!シルバー仮面ってこんなに、
かっこ良かったですね・・・!!感心しました!」
イチゴ「うん。シルバー仮面の強さを改めて知ったよ。」
浩二「そうでしょそうでしょw・・・・ん?なんか、聞こえないか?」
浩二は、何やら少しだけ聞こえる音に気づく。そして、イチゴやコリスも。
イチゴ「・・・・あれ?本当だ。」
コリス「まるで、怪獣の鳴き声と火が燃えているような・・・。まさかっ!!」
コリスが事態に気づきそうな時に、イチゴのシーバーが鳴り出した。
つづく
[0回]
PR