イチゴ「・・・ん?こちら、イチゴ・・・。」
モモの声『こらああぁぁぁっ!!何やってるの!!??』
シーバーからモモの物凄い怒鳴り声が響き、3人は驚く。
イチゴ「げげっ!た、隊長!??」 コリス「ね・・・隊長!?」
浩二「DGCの隊長って女だったんだな。でも、恐そう・・・;」
モモの声『強力な次元反応が活性化して、その影響で、
怪獣が出たそうよ!!さっさと迎撃しなさい!!!」
イチゴ「か、怪獣が!!?コリス君!!急ごう!!」
コリス「はいっ!!もしかして、今の音・・・怪獣では!!」
浩二「え!?もしかして・・・・っ!!」
そして、3人は家から出て、外の様子を見る。
浩二「あっ!!あれは!!!」 コリス&イチゴ「っ!!?」
浩二が指さしたところを、コリスとイチゴが見る。そこには、
サソリンガの吐いた火によって、地獄の炎に包まれた町並みがあり、
その炎の中でサソリンガが暴れていた。
まるで、人々を苦しめん悪鬼のごとく。
サソリンガ「キチャアアァァイイィィィヨン」
サソリングは両腕をハサミで次々と民家を破壊していく。
イチゴ「怪獣だ・・・っ!!既にこの町に来たのか!!」
コリス「イチゴさん!!攻撃開始しましょう!!」
イチゴ「うん!!浩二君!!君はどこかに非難して!!!」
浩二「わ、わかった!!」 浩二はどこかへ走って逃げた。
イチゴ「行こう!!」 コリス「はいっ!!」
コリスとイチゴはウルトラシューターを出して、怪獣に接近して走る。
そして、怪獣に近いところに立ち止まって、火薬弾を連射する。
サソリンガ「キチャァァイイイィィヨン」
二人の攻撃を受けたサソリンガは、反撃しようと二人に近づく。
二人は射撃を続けるが、怪獣は倒れるどころか、ダメージを与えられない。
そして、サソリンガは口から火炎を吐いた。二人はその炎を避けようとさがる。
イチゴ「くっ!!二手に分かれて攻撃だ!!」 コリス「はいっ!!」
コリスは右方、イチゴは左方へ走って、分断した。
コリス「こっちだ!!怪獣!!!」
コリスは走りながら、怪獣に射撃する。
サソリンガ「キチャアァァイイィィヨン」
コリスの攻撃を受けた怪獣だが、
効き目がないか、敵は彼を無視して暴れる。
コリス「・・・・・っ!!」
コリスは立ち止まって、サソリンガに銃を構える。だが・・・。
サキュバイアの声「あはははははははははははは!!!!!」
コリス「っ!?」
コリスは右の方にある民家の屋上を見る。そこにサキュバイアがいた。
サキュバイア「無駄よっ!!
人間の銃なんかじゃ、冥界の怪獣には通用しないわ!!」
コリスはサソリンガが冥界怪獣だと聞いて驚く。
コリス「何っ!?じゃあ・・・あの怪獣は冥界から!?でも、
どうやって・・・!ゴダルもシャドーさんもいないのに、
何故、冥界の怪獣が・・・・っ!!」
サキュバイア「クククク。それはね、私が呼んだのよ。」
コリス「えっ!?じゃあ、君が・・・・!君は一体誰だ!!!」
サキュバイア「私?私はサキュバイア。
ヴァルアロスやヴァイランに代わって、
新しく、この地球を侵略するために派遣されし者。」
コリス「ヴァルアロスにヴァイラン!?まさか、お前も使途か!?」
コリスはサキュバイアが使途である事を知り、怒りを感じる。
サキュバイア「そう。私たち使途はあくまでこの星を頂くつもりよ!!
言っておくけど、私の能力は次元の歪みをゲートに変える事よ。」
コリス「では、あの次元の歪みもお前が!?」
サキュバイア「そうよ。それで、あなたを地獄へ送る事もできるわよ^^」
コリス「このっ!!」 コリスはサキュバイアに一発射撃する。
サキュバイア「はっ!!!」 使途は素早く飛んで避けた。
一方、イチゴは暴れるサソリンガに連続射撃を撃つが、
効果があまりない。
サソリンガ「キチャアアアァィィィィヨン」
そこに、二機のスカイラッシュが飛んでくる。
1号機がシュドー、2号機がテブリッシュである。
シュドー「発射!!!」 テブリッシュ「発射する!!」
二機のスカイラッシュがレーザーバルカンで攻撃するが、
サソリンガには通用しない。
サソリンガ「キチャアアァァイィィィヨン」
怪獣は口からの火炎で二機のスカイラッシュを攻撃。
だが、二機は華麗に避ける。
そして、二機のスカイラッシュが再びレーザーバルカンを連射するが、
また通じない。サソリンガは冥界の怪獣である。
人間の科学では通用できないのだ。
シュドー「何だ!!こいつ!!いくら撃っても痛がる様子がねェぞ!!」
テブリッシュ「相手は異次元から来たんだ!!
弱点だってわかっちゃいない!!」
シュドー「じゃあ、攻撃方法を変えるぜ!!特殊ミサイルだ!!!」
スカイラッシュ1が大型ミサイルを発射。ミサイルがサソリンガに命中。
すると、怪獣の身体の一部が爆発して、スカイラッシュ2も続いて、
ミサイルを発射する。サソリンガの身体がまた爆発した。
テブリッシュ「やったか・・・・!?」 いや、まだ終わってない。
爆発による煙からサソリンガが出てきた。そう。効き目が全くないのだ。
サソリンガ「キチャアァァイイィィヨン」
シュドー「き・・・効いてねーぞ!!?」
シュドーは怪獣がノーダメージである事に驚く。そして、
サソリンガは二つの赤い目から光線を発射して、
二機のスカイラッシュを攻撃。
スカイラッシュ二機がその光線を受けて、機体が爆発してしまう。
二機は墜落して爆発してしまうが、シュドーとテブリッシュは、
脱出して、パラシュートで安全な場所へ降下している。
サキュバイア「サキュバットボルト!!!」
サキィバイアは右手から電撃光線を発射する。コリスは素早く避ける。
コリス「く・・・っ!!でい!!!」 右に転んだコリスはすぐに射撃。
サキュバイア「ふん!!」 使途は左手を払うように振って、銃弾を弾く。
コリス「ちぃ・・・っ!」
コリスは立つ。サキュバイアは邪悪な笑みで語る。
サキュバイア「見なさい!!マリンナーサの王子よ!!サソリンガは、
次々と人を燃やし続けているわ!!このまま行くと・・・。
人々は夢も命も失いでしょうねェ・・・!ははははははははは!!!!」
コリス「そんな事はさせない・・・・・・っ!!この世界は僕が守る!!」
サキュバイア「無理よ!!何故なら、サソリンガは冥界の中で、
トップクラスの力を誇る怪獣の一匹よ!!
強さはあのゴダルに近いわよ?」
コリス「それでも戦う!!ショワッチ!!!!!」
コリスはクリスタルに変身して、巨大化。サソリンガはそれに気づく。
サソリンガ「キチャアアァァァイイィィィィヨン」
ウルトラマンクリスタル「・・・・・・っ!!」
クリスタルは迫る怪獣に身構える。
サキュバイア「行きなさい!!サソリンガ!!!
クリスタルを八つ裂きにするのよ!!!!!」
サキュバイアの命令に、サソリンガが走り、クリスタルに襲い掛かる。
ウルトラマンクリスタル「むっ!!シュワッ!!ふぁ!!」
クリスタルは両手を組んで、その両手でサソリンガに頭に打撃。さらに、
左手でチョップする。そして、ハイキックで怪獣をひるませる。
サソリンガ「キチャアアァァァィィィヨン」
怪獣はクリスタルに横を向ける。そんな敵にクリスタルは容赦なくパンチ。
ウルトラマンクリスタル「とおぉぉぉう!!うわあああぁぁぁぁ!!?」
攻撃に耐えたか、
サソリンガは身体を横に振るい、クリスタルを弾き飛ばす。
ウルトラマンクリスタル「ぐはっ!!うぅ・・・・・!」
倒れたクリスタルは何とか立ち上がろうとするが、
そこにサソリンガが攻めて来る。
サソリンガ「キチャアアァァイイィィヨン」
怪獣は右腕のハサミでクリスタルを弾き飛ばす。
ウルトラマンクリスタル「ぐあああぁぁぁっ!!」 クリスタルはまた倒れる。
浩二「クリスタル!!!
・・・・イチゴ君とコリス君、どうなってるかな・・・?」
浩二は皆の心配をしていた。そして、イチゴ、シュドー、テブリッシュが、
クリスタルを援護すべく、怪獣サソリンガに銃を向ける。
イチゴ「クリスタルの援護を!!!」 3人は一斉射撃で怪獣を攻撃。
サソリンガ「キチャアアァァァイィィィヨン」
一斉射撃を受けたサソリンガは隊員たちの方に向ける。
ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!ショワッ!!」
そして、クリスタルはやっと立った。
隊員たちが時間稼ぎをしてくれたおかげだ。
サソリンガ「キチャアアァァァイイィィィィィヨン」
だが、サソリンガはすぐにクリスタルが立った事に気づき、
赤い両目からの光線でクリスタルを攻撃した。
身体全身に電気が走っている。
ウルトラマンクリスタル「ぐわああぁぁぁぁ・・・・っ!!!」
クリスタルは大ダメージで倒れてしまう。身体から煙が多少出ている。
サソリンガ「キチャアアアァァイィィィヨン」
怪獣は急接近し、クリスタルに左腕のハサミに殴りかかる。
ウルトラマンクリスタル「ぬっ!!でやあぁぁぁっ!!」
クリスタルは右腕でガードし、左の拳で敵の身体にヒットする。
さらにアッパー、続いてミドルキックでサソリンガをひるませる。
サソリンガ「キチャアアァァイイイィィィヨン」
サキュバイア「不味いわ。ちょっと援護しなきゃ。
サキュバットボルト!!!!」
サキュバイアはサキュバットボルトと言う、
電撃光線でクリスタルを攻撃する。
ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁぁぁっ!!??」
クリスタルは背中を光線に撃たれて、ひるむ。その時。
サソリンガ「キチャアアァァァァァイイイィィィィヨン」
怪獣が両手のハサミでクリスタルの身体を挟み、動きを封じてしまう。
ウルトラマンクリスタル「し、しまった・・・・・!!!」
そして、サソリンガは頭の二つの触覚でクリスタルの胸を突き刺す。
ウルトラマンクリスタル「うっ!?」 サソリンガ「キチャアァァイイィィヨン」
そして、クリスタルの胸から二つの触手に、
通して青い光が怪獣の頭に流れていく。
ウルトラマンクリスタル「く・・・っ!!う・・・!うぁ・・・。
・・・っ!(ち・・・力が吸われていく・・・・・!?)」
サキュバイア「良いわ!!そのままクリスタルのエネルギーを、
一滴残らず吸っておしまいっ!!干乾びたミイラにするのよ!!」
つづく
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