男A「じゃあ、俺たちぁ今日から牛人間だなw」
男B「・・・・ま。そのうちDGCが何とかしてくれるっしょ。」
そう笑う二人は後ろから何かの気配を感じる。
男B「・・・・ん?そう言えば、後ろから変だぞ?」
男A「そうだな。何か後ろから光ってる感じがして・・・。うっ!?」
二人は後ろを向くと、そこに水色にの小さな光が暗闇に漂っていた。
男A「う、うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
男B「か、怪獣だあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
男たちはその光から恐怖を感じて、慌てて走って逃げていった。
次の日。DGC本部の司令室で昨日の港で起きた情報を聞いていた。
モモ「・・・・昨夜。BB港で小さな水色の光を見たと言う情報が入ったわ。」
シュドー「もしかして・・・・そいつが怪獣なんですか?」
テブリッシュ「あるいは、怪獣の出した何かの分身では・・・・。」
モモ「それはないないかも・・・。でも、その情報は正しいかも知れないわ。
それに、BB港の方だけではなく、他の地区でも水色の光を目撃したそうよ。」
イチゴ「水色の光・・・また未知の事件が発生しましたね・・・。」
サキ「ただでさえ、毒水の事件だけでも難関だと言うのに・・・・っ。」
イチゴとサキは新しい事件に動揺する。
モモ「私の考えでは、あの光は宇宙から来たのではないかと思うの。」
サキ「宇宙から!?もしかして、前日、スペースラッシュを襲った、
宇宙怪獣と関係があるのでは・・・・!?」
モモ「・・・・かも知れないわね。私とコリスは、
その水色の光を捜索するわ。他の隊員は、宇宙怪獣を捜索して。
地球上の水が毒に冒されているのは、そいつの仕業だと思うから・・・。」
隊員たち「了解!!」
その頃、とある町の公園で子供たちが遊んでいるところに、
水色の玉が近くでゆっくりと浮かんでいた。そして、すぐに空を飛んで行った。
夜に目撃された水色の光の正体は、この水色の玉であったのだ。
よく見れば、まるで水の塊・・・水球であった。
町ではなく、山の池場に来た若者たちの近くにも漂っていた。
若者たちは池場に恐る恐る近づいている。池の水上に多くの魚が浮かび上がっているのだ。
男性A「ついにこの池も毒水になっちまったか・・・。」
女性「もう間もなく、地球の海が駄目になっちゃうわね。」
男性B「もう永遠に釣りはできねーこった。やだなァ。」
その時、水色の玉が突然に動き出し、見えない毒に満ちた池場に近づき始めた。
女性「きゃっ!?」 男性A「な、何だ!?この光は!!!」
その水色の玉は池場の水中に飛び込んでいった。
男性B「池場に入ったぞ!?・・・・あっ!!」
そして、若者たちは驚く。突然、池場が水色に光りだしたのだ。
その光が消えると、池場から水色の玉が飛び出て、空へ去った。
男性A「い、池が光った・・・。何だったんだ?今の玉は・・・。」
女性「一体・・・どうなったのかしら?」 その時、奇跡が起きた。
多くの魚たちがいきなり生き返り、水中に潜って元気に泳いでいるではないか。
男性A「おおっ!!池の魚たちが急に元気になったぞ!?」
男性B「もしかして、池から毒が消えて、魚たちも生き返ったってのか!?」
女性「もしや・・・・今の水色の玉の仕業では!?」
若者たちは池場から毒が消え、平和な池に戻った事に驚いた。
海に近い街を走っているロードラッシュでは、モモとコリスが乗っていた。
モモは運転手を担当しているコリスにこう語る。
モモ「・・・・あの水色の光。もしかして、ウォータームーンかも知れないの。」
コリス「え?あの水色の光が・・・?そこまでわかるのですか?」
モモ「ええ。そいつに会った事があるから、わかるわ。ウォータームーンは、
水そのものの星人。私が見たのは、小さな水色の水球だったわ・・・。」
モモは微笑ましそうに語る。あの星人に好意を示しているだろう。
コリス「そうですか・・・。もし、そのウォータームーンが、
あの水色の光の正体だとしたら・・・・っ!」
モモ「ウォータームーンは再び、この地球に来た事になる!!」
その時、通信機が鳴り出し、コリスがマイクで応答する。
コリス「こちら!コリス!!」
サキの声『大変です!!毒に冒された水場が数ヶ所、
毒が取り除かれたとの情報が入りました!!!』
コリス「毒を取り除かれた!?もしかして、元に戻ったのですか!?」
そして、モモがすかさずコリスからマイクを取り出す。
モモ「どうやって、元に戻ったの!?」
サキの声『あまり知れてませんが、聞いたところによると、
謎の水色の球が水場に入って、毒を消したのかと・・・・。』
モモ「水色の球!?それは間違いないわよね!!?」
モモは水色の球と聞いて、血相を変えて聞く。
サキの声『は、はい・・・・。恐らく・・・・。』
モモ「わかった。切るわね!」 モモは通信を切った。
コリス「水色の球と言えば、もしかしたら・・・・!!」
モモ「ウォータームーンよ!!急いでウォータームーンを探すのよ!!!」
コリス「はいっ!!!」
ロードは水色の玉、ウォータームーンを捜そうと速度をあげた。
そして、DGCが事件の調査の末、ついに夕日となった。
ロードは今、とある山の道路を走っている。
つづく
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