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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ベス「デ、デスブラザーが復活した!?」

グラブリンたと「デスブラザー!?」 「デスブラザーだ?」

グラブリンたちはデスブラザーと言う言葉に動揺し、少しだけ恐怖する。

スコット「そ、それは真か!?不死の魔術師よ・・・!」

マンボ「・・・・マンボの勘。」

エルマー「もし、あんたの勘が正しいなら、一大事かも知れねーな。

何せ、デスブラザーは伝説の黒い熊と呼ばれ、

世界中に恐れられたと言うからな。」

ニラ「それに、その熊は凶暴な人食いの鳥をパートナーにしとると聞いてますわ。

・・・・・っ。あのバンジョーはんにカズーイはんとちゃうとええんやけど・・・。」

ベス「当たり前だろ!?あいつらは俺たちを救ってくれた救世主だ!!

あいつらがデスブラザーなワケないハズだ!!」

ベスは皆にそう言う。それを聞いた皆はデスブラザーが、

バンジョーとカズーイではないと少しずつ考えるようになる。

マンボ「その真実、わからない。熊と鳥が一緒になっているのは、

世界中、いない。マンボ、考えていた事がある。

あの二人、デスブラザーではないのかと。」

ベス「何っ!?お前!!あの二人を疑っているのかよ!?」

ベスはマンボにヤリを向ける。

マンボがバンジョーとカズーイを疑っていると思うからだ。

ベス「バンジョーとカズーイはよォ!!俺たちのために、

どれだけ苦戦したと思ってんだ!!?」

チャック「よさねェか!ベス!!」 チャックが止めに入ろうと声をかけるが、

ベスはそれを無視して、マンボに語り続ける。

ベス「始めは敵意していた俺たちを、あいつらは助けてくれたんだぜ!?

あいつらがデスブラザーなワケじゃねェ!!!あいつらは、

ヒーローだ!!皆だって、そう思うだろ!?不死の魔術師はもちろん、

俺たちグラブリン族が心を開き、他の種族と和解できるようになったのも、

全て、バンジョーとカズーイのおかげだって!!!」

マンボ「・・・・だが、もし、その救いのヒーロー、実は、

デスブラザーの覚醒前かも知れない。あの熊と鳥、

デスブラザーの技に似ている技、持っている・・・。」

チャック「・・・・俺も、あの二人を伝説の熊と鳥だと思った事がある。」
ベス「チャック!?お前まで・・・っ!」

チャック「確かに、俺たちはあの二人に救われた。感謝している。でも、

あの力は伝説の力に近そうな感じがしていた・・・・と思う。」

スコット「俺もあの二人がデスブラザーであると察した事がある。

あの二人から危険な力を感じていた。もしかしたら、あの二人は・・・。」

ベス「違う!!あの二人はデスブラザーなんかじゃない・・・・!!」

ニラ「せや!!わいもあの熊と鳥が伝説の存在なあらへんと思うでェ!!」

ニラもベスと同じ気持ちで、そう必死に叫んだ。

マンボ「・・・・マンボも、あの熊と鳥、デスブラザーだと思いたくない。」

ベス「じゃあ、何であんな事を語ったんだ・・・・!?」

マンボ「・・・・それが、真実かも知れないからだ。だから、マンボ、

ジュジュにその真実、聞きたい・・・・。」

チャック「・・・・・そうか。それでこの村に来たのか。」

ベス「じゃあ、そのジュジュのところに連れていってやるよ。

俺は信じたいから、バンジョーとカズーイがデスブラザーである事を。」

マンボ「・・・・すまない。」 そして、ベスとマンボは一緒に歩き始める。

この村のシンボルである、トーテムポール・ジュジュのところへ。

それを見守るグラブリンたちは黙り込んだままであった。

エルマー「・・・もし、あのデスブラザーが実際にいたとしたら・・・。」

スコット「あの熊と鳥こそが、やはり・・・。」

ニラ「僕は信じる・・・。あの二人じゃないと言う事を。」


マンボとベスが、トーテムポールが複数あるところに来た。

ここが、ジュジュの場である。そこの中央には顔が四つも縦に並び、

クルクル回っているトーテムポールがある。顔では口が大きく開いてあり、

目が赤かった。色は青かった。これこそが、村のシンボルのジュジュである。

ベス「・・・・・ジュジュ。聞こえるかぃ。」

ベスはそう言うが、ジュジュは回り続けいるだけである。

マンボ「・・・・もし、聞いているなら、マンボの質問、答えて欲しい。」

そして、ジュジュは4つの顔をマンボとベスの前に向けて、動きが止まった。

ジュジュ「・・・・わしらはジュジュ。この村のシンボルじゃ。

不死の魔術師、マンボ・ジャンボよ。汝の問いに答えよう・・・。」

マンボ「デスブラザーの事を知りたい。」

ジュジュ「デスブラザー。それは、かつて世界中に絶望を与え続けた、

伝説の熊と鳥。政府の科学はもちろん、グランティの力でも、

倒せなかったと言う、恐るべし存在である。」

マンボ「それは知っている。そのデスブラザーの正体、知りたい。」

ジュジュ「デスブラザーの正体をか?」

ベス「そうだ!例えば、本当の名前とか・・・。あのバンジョーとカズーイは、

デスブラザーじゃないよな!?ジュジュ!!」

マンボ「そうだ。あの熊と鳥、デスブラザーではないのか?答えよ。ジュジュよ。」

ジュジュ「・・・・残念だが、そのデスブラザーの正体は・・・・・。」

ジュジュがデスブラザーの正体を語ろうとする。その時。

ドカアアァァァァン 突然、謎の爆発の音が起きた。

ベス「な、何だ!!?」 マンボ「この村、何かの爆撃を受けた!!」

ジュジュ「そうらしい。マンボ。ベス。行け。この村を守るのだ。」

ベス「・・・・っ!ああ!!」 マンボ「承知!!」

二人はジュジュから離れ、爆発がしたところへと走った。


グラブリン村の入り口に、何やら恐ろしい集団が近づいていた。

その集団の先頭に立っているのは、目が黄色で、モヒカンで肌が紫色な、

人間タイプの怪人であった。怪人の後ろには、グラントリングが無数にいた。

怪人の隣には、大砲がある。

その大砲からの砲撃で、一つの民家が爆破されたのだ。

怪人「ひゃはははははは!!!俺様はグランティ第79中隊の隊長、

ボルゼイラだァ!!ふがいなきコンガに変わり、今日からこの山は、

俺様が仕切ってやるぜ!!!お前らグラブリン族は奴隷となるのだァ!!!」

怪人たちを見たグラブリンたちは恐怖に怯える。だが、勇気を持つ者も複数いた。

その代表であるチャックが、怪人ボルゼイラの前に立ち、こう叫ぶ。

チャック「俺はグラブリン族のチャック!!

グランティの外道よ!!ここから立ち去れぃ!!」

ボルゼイラ「は?いきなりそう言われて、去るワケねーだろうが!ボケェ!!」

チャックの言葉に、ボルゼイラはいきなり怒り出す。

チャック「お前達グランティが戦うのであれば、俺たちは一切手加減しない!!

だが、できれば多くの命を失いたくはないっ!!!」

ボルゼイラ「命だァ?知らねェし、んなもん!!俺らは命なんざいらねーっ!!

俺たちを動かしているのは、力!!グランティのための力なんだよォ!!!!」

エルマー「まるで、グランティのために死ぬつもりみたいだね。」

スコット「だが、その者から邪悪な感じがする。」

ニラ「そんな邪悪な連中から、この村を守らなあかんのや・・・・っ!」

ボルゼイラ「俺たちは気が短いんでなァ!!さっさと始めようぜ!?

戦争って奴をよォ!!おらぁ!!お前ら!!侵攻じゃああぁぁぁぁ!!!!」

グラントリングたち「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

そして、ボルゼイラ部隊が一斉に、グラブリン村へ突入しようと侵攻する。

スコット「く、来るぞ!!!」 チャック「ちっ!!射撃隊!!迎撃せよ!!!」

ニラ「皆!!一斉射撃や!!!」 エルマー「村に入らせるな!!!」

そして、弓矢や銃器など、あらゆる飛び道具で迎撃に出る。

グラブリンたち「うわ!!!」 「ぐああぁぁぁ!!」 「ぎゃ!!!!」

無数に飛ぶ矢と銃弾で、複数のグラブリンたちが倒れる。

つづく

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