ウルトラマンクリスタル 第56話・水の星からの再会
宇宙怪獣・パルギラス
水球星人・ウォータームーン
登場
広大な宇宙。ここに、小さな水色の光が地球へ向かっていきました。
それを追うのは、獣のような姿をした謎の怪物でありました。
これから、私達の地球で、不思議で危険な物語が始まるのです。
数時間前、地球より発射したDGCの新メカ・宇宙用のDCメカ、
スペースラッシュは、全く青い惑星を発見していた。
スペースラッシュは、シャトルに似た機体が、
青と赤の色に染まったようなメカである。スペースラッシュは、
今、宇宙の旅をしていて、未知の惑星を探索していたのだ。
その機体に乗っている隊員二人が、青い惑星を発見して、驚く。
防衛隊員A「おお!!青い星を発見したぞ!!
地球のように、緑の部分がねェ!!」
防衛隊員B「本当だ!!まるで水だけの星みたいだな!!!」
防衛隊員A「この事をDGCのモモ隊長に知らせよう!!!」
DGC本部の司令室では、
サキがスペースラッシュの隊員からの通信を受けていた。
サキ「スペースラッシュの搭乗員から、連絡がありました!」
コリス「いよいよ。新たな惑星を発見しましたね・・・っ!」
隊員たちはスペースラッシュの搭乗員からの報告を楽しみにしている。
モモ「繋いで!!」 サキ「はいっ!!」
そして、司令室のスピーカーから、
スペースラッシュを操縦している防衛隊員Aからの声が出た。
防衛隊員Aの声『我々は今、世にも珍しい惑星を発見しました。
それは、全く青だけの惑星です。まるで水の塊のようです。』
サキ「つまり、水の惑星と言う事ですか!?」
防衛隊員Aの声『はい!スクリーンを映します!!』
そして、スクリーンに、宇宙の映像が映り、隊員たちはそれを見る。
その映像には、全く青だけの惑星・・・水の星があった。
シュドー「うぉ!?確かに、ブルーだけだぜ・・・。」
テブリッシュ「これが、水の惑星か・・・。」
モモ(水の惑星・・・・っ。)
イチゴ「水の惑星かァ・・・。きっと、未知の生物が多くいるだろうな。」
防衛隊員Aの声『これから、水の惑星の調査を許可して頂きたい。』
サキ「・・・・わかりました。注意してください。」
防衛隊員Aの声『了解!!・・・・うわっ!!な、何だ!?こいつは!??』
隊員Aの声がいきなり恐怖に驚いたような声に変わる。隊員たちはこれに驚く。
サキ「ど、どうしたんです!?」
防衛隊員Bの声『み、水の惑星から、恐ろしい巨大生物がっ!!
う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
防衛隊員Aの声『きゅ、救援をおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』
防衛隊員たちは悲鳴をあげていた。恐らく、何かに襲われたのだろう。
サキ「こちら、サキ!!応答せよ!!こちら、サキ!!応答せよ!!」
モモ「どうしたの!?一体、何があったの・・・・!!?」
サキ「・・・・っ!通信不能!恐らく、何者かに襲われて・・・・!」
サキは悲しそうに焦って近づいて来たモモにそう言う。
イチゴ「スペースシャトルが破壊され、隊員たちも死んだと言うのかっ!?
巨大生物・・・まさか、水の惑星に怪獣が・・・。」
モモ「そんな事ないわ!!!」 モモがイチゴに突然、怒鳴り出す。
イチゴ「た、隊長・・・・!?」 イチゴはこれに動揺する。
モモ「水の惑星に、怪獣がいるハズないわっ!!!・・・きっと、
何かの間違いよ。コリス。ZEROで、
水の惑星の調査へ行ってもらえるかしら?」
落ち着いたモモは、コリスにそう命令する。
コリス「・・・・はいっ!」 こうして、コリスはスカイラッシュZEROで、
宇宙へ飛び立ち、宇宙パトロールを開始した。
そして、現在。ZEROは地球から物凄く離れていた。
コリス「電波を感知しているからわかる。スペースラッシュはもうすぐだ。
でも、姉さん。どうして、あんなに怒っていたんだろう?
水の惑星に怪獣がいないって一体・・・?そもそも、
水の惑星はたった今から発見されて、まだ未知の惑星だと言うのに・・・。」
コリスは考え込んでいた。何故、未知の星である水の惑星の事を、
モモが知っているのか?モモは水の惑星と何か関係があるのだろうか?
コリスはそれを知るために、モモにテレパシーをかける。
つづき
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