午前1時34分、深夜。 ここ、ソドー・リゾートはあきれかえるほど平和な港町である。
船がたくさんあって、海は夢を見るくらい綺麗に輝いていた。
ソドー・リゾートの町は本来なら人が多いに集まっていたが、
もう徹夜なので、もう家で寝ている人が多く、静かで、ただ、冷たい風が吹いていた。
そこに、不気味な影がうろついていた。人らしき影だが・・・・恐ろしい怪人にも見えていそうだ・・・・。
警備員A「そろそろいいだろう。」
警備員B「ああ。俺たちも帰るとしよう。」
この町を警備していた国際防衛科学局の警備員たちが話し合ってる途中、
目の前に黒い布を被った少女がいた。
警備員A「・・・・ん?君、何してるのかね?」
警備員B「どっか旅にでも出てるのかね?」
黒い布の少女「そんないい夢だけがあると・・・・・思わない・・・・。」
警備員たち「え?」
「グウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
少女の前から不気味な怪獣の声が響いた。しかし、少女はその声に驚かなかった。
警備員A「な・・・なんだ!?怪獣?」
警備員B「き・・・君・・・・・ここにも怪獣が来たかもしれん・・・・・。早くDGCに・・・・。」
黒い布の少女「怪獣じゃない・・・私の影・・・・・・。」
警備員A「か・・・・・・影だとぅ・・・・?」
そして、黒い布の少女がいきなり剣を構えた。
警備員B「おい!何をするんだ・・・・!?」
少女の影「グウアアァァオオオオオオオオ」
少女の影が警備員たちの方に広がる。それに答えた少女は警備員たちを・・・・・。
ズバシュゥ
警備員たち「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リゾート内の別の通路で、普通の青年が歩いていた。
青年「さて、早く帰って某美少女アニメでも見るかぁ。」
そこへ、青年の後ろに、顔は目が隠れて、口が見えて手や足が黒い。
そして、まるで体全体を黒い布を被ったような姿を持つ怪人が剣を持って、現れた。
青年「はっ!?」
青年は後ろに気づくが、怪人は素早く青年を斬りつけた。
青年「うわあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
青年は倒れた。
怪人「グウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
怪人は吼え、消えていった。そこに少女と同じ影が。
黒い布の少女「・・・・・・・・夢は・・・・・影に呑まれ、消えてゆく・・・・・・。」
少女はそう呟くと地面に消えてしまった。影を残して・・・・・。
DGC基地・司令室
コリス「ええ!謎の怪人、人間を斬殺?!」
サキ「確かに犠牲者は斬られたけど・・・・・血は流れてなく、しかも死んでない・・・・。」
シュドー「でも、確かに怪人は人を斬ったんだろう?それなのに・・・・・。」
テブリッシュ「今度の敵は何を企んでるんだろうなぁ。」
モモ「そこへ!我々DGCに依頼が来て、現場であるソドー・リゾートを調査せよの事であります。」
コリス「ソドー・リゾート?」
サキ「今、有名な海が見える町だって。海が綺麗で、
そこからとれた魚がおいしいと聞いているわよ。」
シュドー「他にも楽しいところもいっぱいあるんだぜ。」
テブリッシュ「子供から大人まで、大勢に集まっている。まるでお祭りみたいなものだ。」
コリス「本当ですか!そんな楽しそうなところにいけるなんて・・・・。」
コリスは嬉しそうだった。
モモ「あ~言っておくけど、私たちはあくまでも調査でリゾートにいく。いいわね?」
コリスたち「は~い。」
四人はガッカリした表情で返事した。
モモ「それでは、私とサキあはロード・ラッシュ、シュドーはスカイラッシュ1、
テブリッシュはスカイラッシュ2、コリスはスカイラッシュZEROで現場に急行するわ!
DGC、出動!!!」
コリスたち「了解!!」
ロード・ラッシュが道路を走り、3機のスカイラッシュが空を翔けた。
そして、隊員たちは既に機体を降りて、ソドー・リゾートに来た。
つづく
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