エス・エス・ピー・・・・・SSPは、様々な犯罪駆除を目的に結成された組織だ。
しかし、本当の目的は謎の組織、DEATS・NIGHT(デス・ナイト)を殲滅・・・・・滅ぼす事だった。
SSP日本支部本部・会議室では、様々な分隊長たちがテーブルに集まり、
イスに座った。その中の一人、第1分隊長、井坂(いさか)が桜に問う。
井坂「それで、先ほどのジャンボ・ロイド・・・サンダー・フェイズが、
巨大な少女に倒された・・・・・・本当かね?」
春日「はい・・・・・・。確かに巨大な少女が現れ・・・・・・未だに正体不明です。」
第3分隊長「私は・・・・地球を救いに来た宇宙人じゃないかと思うが・・・・。」
第7分隊長「待ってください。SF小説でもあるまいし・・・・・・。
・・・・もしかしたらジャンボ・ロイドじゃないかね?」
第5分隊長「ええ?しかし、ジャンボ・ロイドを開発できるのはDEATS・NIGHTのみ。
本来は今の我々人類ではジャンボ・ロイドを造れる力が少ない。」
第9分隊長「あれは・・・・・昔、企画したのだが・・・・謎の失敗で企画は抹消されたのだ。」
春日「以後、巨大な少女について我々第6分隊は調査を続行します・・・・・。」
秋田学園・中学部
真奈美「こうっじろうく~んw」
光次郎「わわっつ!何ですか?」
真奈美はうれしそうに光次郎に近づいた。
真奈美「今日も部活なんでしょ?」
光次郎「そ・・・・・そうだけど。」
真奈美「よかった。ちょうど桜ちゃんが光次郎くんにおにぎりくれるって!」
光次郎「そ・・・・・・そう・・・。」
真奈美「頑張ってね!あんなチンピラなんかに負けちゃダメよ!」
真奈美は笑いながら去っていった。
光次郎「相変わらず元気だな。真奈美ちゃんは。でも、僕は・・・・・・。」
光次郎は笑わなかった・・・・・いや、笑えなかった・・・・。
そして、弓道部。
光次郎「・・・・・・・・!」
光次郎は静かに矢を放った。矢は的にあたった。
梶「どけ。」
光次郎「え・・・・?」
いきなり来た梶の言葉に光次郎は理解できなかった。
梶「とりあえずどけよ・・・・!」
光次郎「でも・・・・・・先輩は別の場所で練習するんじゃ・・・・?」
梶「死にてぇのか・・・・・!!?」
梶は現実的に怖い顔で光次郎を脅す。光次郎は怯えた。
光次郎「ひっ・・・・!?」
光次郎はすぐ逃げた。彼はコーチの日向に尋ねた。
日向「何?梶に場所を取られた?」
光次郎「はい・・・・・。梶先輩・・・・あそこで練習できるのに何で僕の練習場を・・・・・。」
日向「うぅむ。よし、梶に聞いてみよう・・・・。」
日向は梶に問いかける。
日向「梶。何で高町の練習場を使う?」
梶「ええ。あそこの練習場では・・・・・うまく矢を当てづらいんですよ。
高町の練習場だったらうまくなるんじゃないかと。」
日向「わかった。」
日向は梶から離れ、梶は練習を続行した。
光次郎「なんていうか・・・・・ごめんなさい・・・・。」
日向「・・・そうか、では、もう帰っていい。俺は君を責めやしないよ。」
光次郎「・・・・・はい。」
光次郎は自分の家に帰るため、学校の廊下へ歩く。そこに、聡子がいた。
聡子「部活はどうだった?光次郎くん。」
光次郎「最悪でした・・・・・。全部梶が悪いんです。」
聡子「まあ・・・・またあいつがやったのね?いいわ。この120円あげるわ。」
光次郎「え・・・・・?」
聡子「これで、ジュースとか買って。きっといい気分になると思うよ。」
そう言うと聡子は光次郎に金を渡し、静かに帰っていった。
光次郎「いいのかな・・・・・いや。勝手にやらせていただくよ。
いい気分にもなりたいもんだね・・・・・。」
つづく
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