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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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よく見れば、この頃のツースには、

いくつかの縫い目があった。恐らく、ボロになりつつあるだろう。

そして、まだ性格は穏やかで、心は弱かったのである。

警察A「お前が親がいねェから、

誰もお前の事を育ててくれなかったよね?

そこで、俺らがお前の面倒を見てやってんだ。

すくすく育ちたかったら、俺らの命令を聞き続けるこった!」

ツース「・・・・ねェ。これ、

終わったら・・・。ご褒美くれる?」

警察B「・・・・さぁね。俺らさ。弱者を甘やかす程、

柔らかい存在じゃないんだけどねェ?」

ツース「・・・・・っ。」

ツースは掃除し続けた。終わりはしたが、

褒美は出さなかった。褒められもしなかった。むしろ、

ホコリが残ったと言われ、連続で殴られた。

この村の者たちは、そんなツースのように、

政府の者たちに虐げられていたのである。


次の日でもそうだった。ツースはある警察の男に聞く。

警察「は?フローズンズンやまへ行きたい?」

ツース「はい・・・・。その山に行って、

プレゼントを貰おうと思うんです。だって、

あの山には、クリスマスの聖地と聞いて・・・・。」

警察「この村から遠いよ?」

ツース「だから、パトカーで連れて行ってもらおうと・・・。」

警察「ざけんじゃねェ!!」

警察はいきなりキレて、ツースを蹴った。

ツース「ゆぴっ!!?」

警察「てめェのような馬鹿を、誰がフローズンズンやまへ、

連れて行くっつーんだよ!!てめェわプレゼントなど貰わず、

俺らの命令で動けば良いんだよ!!貴様たち貧しき者たちに、

自由などねェ!!一生、不自由のままで良いんだよ!!!」

ツース「う・・・うああああぁぁぁぁぁ!!!」

ツースは泣いた。自身の運命が不自由のままである事に気づいたから。


そして、現在。

ツース「・・・・その後、

その村の者たちはクラッシャーに救われ、

俺はそのクラッシャーのメンバーに入った。そしたら、

俺はキレイになった。

・・・今となっちゃボロって感じだけどよ。」

ボトルズ「政府によって自由を失ったのでしたね・・・。」

ツース「そうだ・・・。だから、俺は政府が・・・。

世間が憎い・・・!俺らに自由を与えない世間がよ・・・!!

だから!ぬおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ボトルズは走り、剣でドッゲノクの首を切断させた。

ツース「うらああぁぁぁぁ!!!」

ボトルズは警察とドッゲノクを斬り続けたが。

ブルーグラントリング「俺らを忘れんじゃあねェ!!」

ブルーグラントリングは釘付きバットでツースを叩く。

ボトルズとツース「ぐはっ!!?」

ボトルズとツースは何とか耐え抜いた。

ツース「グランティ・・・!たあああぁぁぁぁ!!!」

ボトルズは剣を振るうが、

ブルーグラントリングは釘付きバットでガードする。

ブルーグラントリング「ふん!おらあぁぁ!!」

ブルーグラントリングは釘付きバットでボトルズの頭を打撃する。

ボトルズ「ぐあっ!!?」

ツース「土竜!!・・・てめェ!!」

ボトルズは再び剣を振るい、ブルーグラントリングを斬った。

ブルーグラントリング「ぎゃあぁぁぁ・・・っ!?

く・・そがァ・・・!!」

斬られたブルーグラントリングは、ツースの一部を掴むが、

激痛に負けて倒れたので、その一部が剥がれてしまう。

ツース「ぐおおぉぉぉ・・・・っ!!?」

ボトルズ「ツースさん!!」

ツース「・・・・ふふっ。

お前だって傷ついてるだろ?一緒じゃん。」

ボトルズ「で、でも・・・。」

警察「野郎!!!」

後ろから警察が警棒でボトルズとツースの背中を刺す。

穴ができた部分以外に刺したので、そこにも穴ができる。

ボトルズ「がっ!!?」

ツース「ぐうぅぅ・・・・!!うおぁ!!」

ボトルズは剣でその警察を斬る。

ツース「はぁ・・・はぁ・・・。く・・・っ!」

ボトルズ「ツースさん・・・。(このまま攻撃され続けると、

完全に破れてしまう・・・!どうすれば・・・。)」

ドッゲノク「ワンワンワンワンワンワン!!!」

3匹のドッゲノクがボトルズとツースに襲いかかる。

ツース「3匹か・・・!はああぁぁぁ!!」

ボトルズは斬りかかるが、3匹共、避けてしまう。

ドッゲノクA「ワンワン!!!」

ドッゲノクAが前足でツースの一部を破る。

ツース「ぐあ!?ぬん!!」

ボトルズは反撃にドッゲノクAを斬った。

ドッゲノクB「おらあああぁぁぁぁ!!!」

ドッゲノクBがツースの右の袖を噛み千切る。

ツース「うあああぁぁぁぁ!!?」

ボトルズ「ツースさん!!」

ツース「貴様あああぁぁぁぁ!!!」

ボトルズがドッゲノクBに斬りかかろうとするが、

ドッゲノクCの足に左の袖を剥がされてしまう。

ツース「ぐお・・・・っ!!?」

ボトルズとツースは倒れてしまう。

そして、2匹のドッゲノクに囲まれる。

ドッゲノクB「ぐふふ・・・!もらった!!」

ドッゲノクBが噛み付こうとする。しかし、ボトルズは素早く、

そのドッゲノクBを切り裂いた。

ツース「ぐふふ・・・!ど、どうよ・・・!」

ボトルズ「ツースさん・・・!」

ツース「おっと!一旦、戻るなんて言うなよ?ここで退いたら、

タルトたちに申し訳がねェからよ!

ここで少しでも敵の戦力を減らすのだ・・・!

俺は自由が欲しい・・・。そのためなら、何でもしてやる!

この命を削ってでもなァ・・・・!!」

援軍を得たクラッシャーの戦士たちにより、

警察、ドッゲノク、グラントリングの数が大幅に減った。

ツース「へへ・・・っ。ようやく、

タルトたちの援護に行けそうだぜ・・・。っ!!?」

その時、多くのドッゲノクと警察に囲まれてしまう。

ボトルズ「し、しまった・・・!」

ドッゲノク「ぐふふふふ!!観念しなァ。ボロ服。そして、土竜。」

警察「もうお前らの命は御終いだ・・・!

今すぐぶっ殺してやるぜェ・・・!」

警察たちは拳銃を構え、

ドッゲノクたちはすぐに跳びかかろうとした。

ボトルズ「ど、どうすれば・・・・!」

その時、ツースが他人に聞こえない程の小さな声でボトルズに囁く。

ツース「・・・・一つだけ逃れる方法がある。」

ボトルズ「え・・・?」

ツース「俺がお前を脱がしてやる。その瞬間、

お前を別の場所へと飛べせるかも知れない・・・・。」

ボトルズ「・・・・けど、そんな事すれば、君は・・・!!」

ツース「多分・・・。お前の代わりに死ぬだろうな・・・・。

けど、もう良い・・・。良いんだよ。

俺も、人の自由を奪っていたんだなって。」

ボトルズ「自由を・・・?」

ツース「ああ・・・。今でも俺はお前の自由を奪っている。そして、

今まで何人もの人たちの自由を奪ってきた。そして、

捨てる時には・・・殺した。・・・まるで、

昔の俺と同じ運命を味わわせようとするようにな・・・・。

俺は・・・自由を得なかった悲しみを誰かにぶつけたかった。

ただ、それだけで多くの罪を犯した。だから、

お前だけは自由にしてやる。俺を脱いだら、素早く逃げろ。

俺の事を心配しなくても良い。むしろ、

せいせいしたと思ってくれ。

そうすれば、俺は楽できる・・・。」

ボトルズ「ツースさん・・・!あなたは・・・・!!」

ツース「・・・タルトたちやエルメェス様に伝えてくれ。

今までありがとうってな・・・。

欲しかった自由を与えてくれて、感謝するってな!

俺はあの世で永遠の不自由になるだろう・・・。だが、

お前は自由に生きろ!どんな奴にも縛られずに・・・・!」

警察「・・・死ねえええぇぇぇぇぇ!!!!」

ツース「来る!!さらばだ!!土竜!!!」

ツースはボトルズの身体を前に突出し、それと同時に、

ボトルズの身体から離れた。

ボトルズ「わあああぁぁぁぁ!!!?」

ツースを脱いだボトルズは前の方に倒れ、

警察やドッゲノクたちから離れる。

そして、ツースは。

ツース「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

ツースは無数の銃弾に撃たれ、多くのドッゲノクの牙により、

ほとんど破れてしまう。後は眼の付いた一部だけが残る。

ボトルズ「ツースさああぁぁぁぁぁん!!!」

ボトルズは涙を流し、

怒りと悲しみで警察とドッゲノクを多く斬り始めた。

つづく

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