ミクス「悪の空気がこっちに来ている・・・。」
ユミ「そう・・・。すみません。ちょっと行ってきます。
村の近くに悪者が現れたのではないかと思って・・・。」
ボギー「そうか・・・。もし、本当にそうだとしたら、頼むよ。」
ユミ「はい。行きましょ。ミクス。」
ミクス「はい!」
白熊の村の近くには、2匹のサースラッシュが近づいていた。
2匹共、青いバッテンのハットを被っている。つまり、
このサースラッシュたちも強化されているのだ。
サー・スラッシュA「ククク・・・!この白熊共の住み処に、
あのブレンティのメンバーがいる事を知った。」
サー・スラッシュB「そやつの首を取って、
俺らもグランティの幹部になるのだ・・・!!」
その時、2匹のサースラッシュの前に、ユミとミクスがやって来た。
ユミ「あんたたち。グランティのサースラッシュね!」
サー・スラッシュA「おお!さっそく現れたぜ!!」
サー・スラッシュB「いきなりくたばれぃ!!!」
サースラッシュ2匹は先攻として雪玉を連続で投げた。
ミクス「はっ!!」
ミクスは空気の力で全ての雪玉を止めて、地面に落とす。
ユミ「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ユミは素早く、2匹のサースラッシュの身体を切断した。
2匹のサー・スラッシュ「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」
ユミ「どうかしら?」
だが、斬られたサースラッシュは笑みを浮かべた。
切断された身体が元に戻った。つまり、無傷に戻ったのだ。
ユミ「何だって・・・・!?」
ミクス「身体が回復した・・・・!!?」
サー・スラッシュA「俺らわ今までのサースラッシュとは違い、
とても強化したんだ・・・!もはや、
お前らと互角の力を手に入れたのだ。」
サー・スラッシュB「インフェロンの野郎を見返すために、
お前らを倒し、グランティの幹部になるのだ!!」
2匹のサースラッシュは雪玉を再び投げ続ける。
前より速度が上がっている。
ミクス「きゃっ!!?」 ユミとミクスは焦って避け続ける。
ユミ「あなたたち・・・!インフェロンの手下のハズでは!?」
サー・スラッシュA「ふん!!確かに俺たちはインフェロンの部下さ!
けどな!あの馬鹿ペンギンの我侭にはいい加減、
イライラしていたのさ!!」
サー・スラッシュB「だから、
俺たちはインフェロンから逃れるために、
俺たち二人で幹部となり、独立した部隊を結成するのさ!!」
ミクス「ユミさん・・・!あの2匹の帽子のバッテンが変です。
普段は赤なのに、今や青なんて・・・。」
ユミ「・・・・っ!?確かにそうね・・・。
そうだ!そこを狙えば・・・!!」
ユミとミクスは2匹の帽子のバッテンが重要である事に気づく。
ミクス「動きを止めます!!ええええぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!」
ミクスは2匹のサースラッシュの動きを空気の力で止めた。
サー・スラッシュA「うわっ!!?」
サー・スラッシュB「う、動けん・・・・!!」
ユミ「とりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ユミはキックで2匹の帽子をバッテンごと貫いた。
2匹のサー・スラッシュ「ぎええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
それと同時に、2匹のサースラッシュは粉々に吹き飛んだ。
ミクス「ふぅ・・・。勝ちました。」
ユミ「あとは、バンジョーたちに任せましょ。」
ユミとミクスがサースラッシュを倒した事により、
ついにインフェロン率いる、
グランティ第12番特殊部隊は全滅した。
インフェロンの死体を切なく見つめるバンジョーとカズーイ。
カズーイ「ふん。ざまぁみろって感じよ。
悪は滅ぼして当然だから・・・。
でしょ?バンジョー。」
バンジョー「うん・・・。でも、ちょっと可哀想だね・・・。」
エゥーラ「おい・・・・!」
バンジョーとカズーイ「・・・・・っ!?」
バンジョーとカズーイはエゥーラとセイリーの方を向く。
だが、エゥーラはダメージが、
大きすぎるのかうまく起きれていない。
エゥーラ「つ、次は・・・てめェら・・・だぜ・・・!?」
セイリー「お待ちください!その身体ではもう無理ですわ!!」
エゥーラ「だ、黙れ・・・・!セイリー・・・!
あの熊と鳥を殺すんだ・・・。何故なら、
こいつらわ・・・デスブラザー・・・だから・・・・・っ。」
エゥーラはそう言って、倒れた。
セイリー「エゥーラ様!!?・・・良かった。まだ生きてます。」
エゥーラは気を失っているだけでまだ生きていた。
バンジョー「・・・・セイリーさん。
僕たちは君たちと戦ったりしない。」
セイリー「・・・・何故です?」
カズーイ「あたいたち。この山のジグソーを集めに来ただけなの。
別に罪のない奴の命など奪いたくないわ。
ま、ワルなら容赦しないけど・・・。」
セイリー「・・・・そうですか・・・・。」
バンジョー「そうだ。この巨大雪だるまの中に、
ジグソーがいっぱいある・・・!」
カズーイ「調査しましょ!バンジョー。」
バンジョー「うん・・・。はっ!!」
そして、バンジョーとカズーイは空を飛び、
巨大雪だるまの探索を行った。
倒れたエゥーラとその彼を抱えるセイリーを残して。
セイリー「・・・・次は逃しませんわ・・・・!」
デスブラザー「おらあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
デスブラザーが連続ラッシュでマンボに襲いかかる。
だが、マジックスピーディを発動しているマンボは、
それを全て避けきった。
マンボ(もう少し・・・!あと少しで魔力、多くチャージする。
それまで、すべての攻撃、避ける・・・・!!)
デスブラザー「どうやらスピードを上げる魔法を使ったから、
俺らの攻撃を全てかわせるようだなァ!?だが、
そのインチキな魔法で、
いつまで俺らの攻撃を避けられるかな!!?」
つづく
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