オギソ「ならば、死ぬまで凍えさせてあげるわ・・・!!」
	
	オギソはそう言うと、
	
	今までより強大で激しい吹雪を起こした。
	
	ボトルズ「く・・・・っ!?あの雪女・・・!
	
	僕たち全員を完全に凍らせる気だ・・・!!」
	
	ガンズ「このままでは凍ってしまう・・・!!」
	
	フラエ「あの雪女をどうにかしねェと!」
	
	オギソ「私たち雪女族が安心して暮らせるために・・・!
	
	あなたたち全員、死んで!!」
	
	オギソは冷気のパンチでバンジョーに迫る。
	
	だが、バンジョーはこれを避ける。
	
	カズーイ「それは無理な相談ね!!!」
	
	カズーイは嘴でオギソを攻撃する。
	
	オギソ「く・・・っ!?」
	
	デグス「ぬああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
	
	そこに、デグスが走って来て、
	
	パイプでバンジョーとカズーイ、オギソを同時に打撃した。
	
	バンジョーとカズーイ、オギソ「うわあああぁぁぁぁ!!?」
	
	デグス「世間のゴミ共があああぁぁぁぁ!!!」
	
	オギソ「ちぃ・・・!!スノーバースト!!!」
	
	オギソはスノーバーストでデグスを攻撃した。
	
	デグス「ぐはあああぁぁぁぁ!!?」
	
	バンジョー「はあああぁぁぁぁ!!!」
	
	そして、バンジョーがオギソを殴る。
	
	オギソ「うぐっ!?せい!!!」
	
	バンジョー「が・・・っ!?」
	
	オギソは冷気のキックで反撃する。そして。
	
	オギソ「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
	
	オギソは冷気のパンチを連続で繰りだし、
	
	バンジョーとカズーイを攻撃する。
	
	バンジョーとカズーイ「ぐうぅぅ・・・・っ!!!」
	
	オギソ「スノーバースト!!!!」
	
	オギソはスノーバーストでバンジョーを吹き飛ばした。
	
	バンジョーとカズーイ「うわあああぁぁぁぁぁ!!!!」
	
	ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!」
	
	その時、カズーイが翼を広げて、
	
	壁に叩きつけられる事は避けられた。
	
	だが、バンジョーとカズーイの身体の、
	
	多くの部分が凍りつつある。
	
	ミル「あの二人の身体がほとんど凍ろうとしているのに、
	
	まだ動ける感じがするわ・・・!!」
	
	テル「何故だ!何故、お前たちはそこまで戦える!!
	
	身体が氷漬けになろうとしつつも、何故・・・・!?」
	
	バンジョー「・・・・僕は大切な妹や、
	
	悲しい人たちを助けたい。」
	
	カズーイ「ただ、それだけが、
	
	あたいたちを熱くしてんのよ!!」
	
	ボルン「うるせえええぇぇぇぇぇ!!!
	
	死にぞこないがァ!!!!」
	
	ボルンがバンジョーとカズーイに殴りかかろうとする。
	
	そこに、マンボが立ちふさがる。
	
	マンボ「マジックスパーク!!!!!」
	
	マンボはマジックスパークでボルンを攻撃した。
	
	ボルン「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
	
	ボルンは今までより、
	
	強大なマジックスパークを受けて、倒れた。
	
	デグス「死ねえええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
	
	デグスは物凄いスピードでバンジョーとカズーイに迫る。
	
	バンジョー「カズーイ!!!」
	
	カズーイ「ええ!!くちばしミサイル!!!!!!」
	
	バンジョーとカズーイはくちばしミサイルを発動した。
	
	デグス「は、はや・・・!いぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!??」
	
	デグスがそのくちばしミサイルを受けて吹き飛んだ。
	
	そして、そのままオギソに迫る。
	
	オギソ「く・・・・っ!!おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
	
	オギソは全ての吹雪をバンジョーとカズーイに浴びせる。
	
	だが、これでくちばしミサイルは止められない。
	
	カズーイ「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
	
	バンジョーとカズーイは吹雪の中から突き出て、
	
	オギソに迫る。
	
	オギソ「そ、そんな・・・・!?」
	
	そして、ついに。くちばしミサイルがオギソに決まった。
	
	オギソ「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
	
	オギソがついに倒れた。
	
	そう。敵は全て倒されたのだ。
	
	戦いが終わり、吹雪が止んだ。
	
	アシナガ「よっしゃああぁぁぁぁ!!!
	
	敵は倒したぜ!!!」
	
	ミル「ええ!でも、
	
	ボギーを助ける事はできなかったわ・・・。」
	
	マンボ「ボギー、インフェロンの基地にいる。」
	
	バンジョー「じゃあ、その基地へ行けば、
	
	ボギーさんを子供たちの元へ・・・・。」
	
	オギソ「そうは・・・させないわ・・・・。」
	
	バンジョーたち「っ!!?」
	
	バンジョーは気づいた。
	
	オギソが倒れていながらも、まだ意識がある事に。
	
	オギソ「あなたたちには、
	
	インフェロン様の元へは行かせない・・・!
	
	私の仲間のフォーサが今、
	
	カズサとやらの村を制圧しようとしているわ。」
	
	バンジョー「カズサの村が!?」
	
	ボトルズ「あそこには、
	
	プルレスとクリグミが・・・・!!」
	
	フラエ「その前に教えろ。
	
	インフェロンの基地はどこにある!?」
	
	オギソ「教えるものですか・・・・!」
	
	ガンズ「何・・・・!!?」
	
	オギソ「言ったハズよ。あなたたちには、
	
	インフェロン様の元へは行かせないと・・・!あなたたちも、
	
	私たちと同じ居場所を、
	
	失ってしまえば・・・良い・・・のよ・・・!
	
	・・・・・・・・っ!!」
	
	そして、オギソは眼を瞑り、息を途絶えた。
	
	マンボ「・・・・死んだ。
	
	政府の戦士たちも。グランティの戦士たちも。」
	
	バンジョー「それより急ごう!!カズサの村へ!!!」
	
	
	セイウチの住み処では、
	
	政府の兵士たちが全て倒されていた。
	
	そこには、ウォーザが傷だらけになって息をしていた。
	
	ウォーザ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。思い知ったか・・・!」
	
	セイウチA「すげェ!!やっぱ、ウォーザ!!
	
	お前は最高だ!!」
	
	セイウチB「ありがとう!!お礼に金を出すよ!!」
	
	ウォーザ「へへ。良いよ。
	
	感謝の気持ちだけでさ。・・・っ!!?」
	
	セイウチC「っ!?な、何だァ!?」
	
	ウォーザたちはここに、
	
	バンジョーたちが走ってくる事に気づく。
	
	ウォーザ「げげげ!!また熊が来た!!!」
	
	ウォーザはバンジョーの姿を見て、恐怖を感じる。
	
	ウォーザ「どうか、この忌まわしい人間たちの屍を、
	
	運び、さっさと出て行ってくれ!!!」
	
	バンジョー「ごめん!!無理!!」
	
	バンジョーはそう言うと、ウォーザのところを通り抜け、
	
	走り去った。そして、セイウチの住み処から出た。
	
	セイウチA「今の連中。何だったんだろう?」
	
	セイウチB「何だか、
	
	噂のデスブラザーに似ていたような・・・。」
	
	ウォーザ「っ!?ま、まさか・・・・!」
	
	セイウチA「どうした?ウォーザ。」
	
	ウォーザ「・・・・政府がこの住み処を攻撃し、
	
	グランティがこの住み処に潜んでいたのも、
	
	デスブラザーが何かやらかしたのかも知れない・・・!!
	
	セイウチC「ま、まさか・・・!?」
	
	ウォーザ「いや!そうに違いない・・・!!
	
	さっきの熊・・・。デスブラザーは、
	
	グランティや政府の連中を誘き寄せ、
	
	このセイウチの住み処を、
	
	完全に破壊しようとしたんだ!!!」
	
	ウォーザは物凄い怒りで語る。
	
	ウォーザ「・・・・これから、僕はデスブラザーを追う。
	
	あいつだけは絶対に許さない・・・!今こそ、
	
	奴を仕留めるチャンスだ・・・!!止めないでくれ・・・。」
	
	ウォーザはそう言うと、
	
	セイウチの住み処から出ようと走る。
	
	セイウチA「お、おい!?」
	
	セイウチB「・・・行っちまった。
	
	褒美をやろうと思ったのに。」
	
	セイウチC「今はあいつを信じてやろうぜ?
	
	今のあいつなら、
	
	どんな悪党にも負けやしないと思うしよ。」
	
	
	バンジョーたちは今、吹雪の中を走り続けていた。
	
	ボトルズ「この方角を真っ直ぐ進めば、
	
	カズサの村へ行けます!!」
	
	ミル「急がなきゃ・・・!!
	
	村の人たちに被害が起きないと良いけど・・・。」
	
	その時、バンジョーたちの前に、
	
	チンカーたちが多く現れた。
	
	チンカーA「ぐふふふふ・・・・!!美味そうな連中だ・・・!」
	
	チンカーB「おらァ!!そこのクソ共!!!
	
	金、よこせや!!」
	
	チンカーC「ぴきいいぃぃぃ!!こりょちたい!!!」
	
	チンカーD「おきゃねをわちゃちてね!!
	
	すぎゅで良いよ!!」
	
	フラエ「チンカー族!!こんな時に・・・・!!」
	
	ガンズ「こんな雑魚共に時間を取られようとは・・・!」
	
	チンカーE「喧嘩さんうっちぇりゅ!?おみぇーら、
	
	全員、ぶっきょろちてやりゅぜええぇぇぇ!!!」
	
	チンカーF「ちね!!くしょ共!!!」
	
	バンジョー「一気に倒す!!行くぞ!!!」
	
	バンジョーたちはチンカーたちを倒すべく、走る。
	
	カズサの家では、
	
	カズサ、プルレス、クリグミが部屋にいた。
	
	クリグミが積み木で遊んでいる間、
	
	プルレスが悩んでいた。
	
	プルレス「うーん・・・。
	
	バンジョーさんたち、無事かなァ。」
	
	カズサ「今は信じてあげよ?あの熊たちが、
	
	決して死ぬ事はないと・・・。」
	
	プルレス「そうだね・・・。ユミさんやミクスちゃんだって、
	
	あの白熊の子供たちを守っているし。例え、
	
	バンジョーさんたちがいなくても、
	
	僕がこの村を守ってやらなきゃ!!
	
	そして、クリグミも・・・。」
	
	プルレスはクリグミの方を見る。
	
	クリグミこそ、プルレスが一番守りたい存在なのだ。
	
	だが、プルレスたちは知らない。
	
	この村に新たな危機が訪れる事を。
	
	
	カズサの村の前に、パーシィの部隊が接近して来る。
	
	つづく
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