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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォォォウ」

その時、シーリザーは口からガスを吐いた。

そのガスを浴びたティアーズの身体が燃え始めた。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァ!!!!」

ティアーズは身体が燃えている事に苦しんでいる。

日下部「ティアーズの身体が燃え始めたわ!!」

野口「灰間君・・・・。」

大神「ティアーズを援護する!!」

バルワンダー1号は、

レーザーバルカンでシーリザーを攻撃。

そして、日下部もバルガトリングで攻撃する。

シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」

これを受けたシーリザーはガスを止めた。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!!!」

ティアーズの身体がまだ燃えている部分が少数ある。

地面に膝をつくが、何とか立ち上がろうとする。

シーリザー「グオオオオオォォォォォォォウ」

シーリザーはティアーズを蹴り上げる。

ティアーズは倒れた。

そして、再びガスを吐き、ティアーズの身体を燃やした。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・・!!」

バルワンダー1号がシーリザーに接近するが、

シーリザーはガスを、

バルワンダー1号の方に向ける。

大神「ぬお!!?」

バルワンダー1号はこれを素早く避けた。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!」

ティアーズは身体がほとんど燃えながらも、

必死に立とうとした。そして。

ウルトラマンティアーズ「ハアアアアァァァァァァ!!!!!」

ティアーズはジャンプした。

シーリザーの後ろに着地する。

シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」

シーリザーは後ろのティアーズの方に向き、

襲いかかる。

ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!」

ティアーズはプラズマレイガンでシーリザーを攻撃した。

シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォォウ」

プラズマレイガンを受けたシーリザーが倒れる。

その時、ティアーズのカラータイマーが赤く点滅した。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!」

ティアーズはゆっくりと倒れそうになる。

シーリザー「グオオオオォォォォォォウ」

シーリザーは口からガスを吐いた。

そこでティアーズは。

ウルトラマンティアーズ「ハイパーリフレクト!!!」

ティアーズはハイパーリフレクトでガス攻撃を防いだ。

ティアーズは逆転の時を狙おうとしている。その時。

子供の声「うええええええぇぇぇぇぇぇん!!!」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!?」

野口「・・・・っ!?子供がいるわ!!」

野口の近くに女の子が泣きながら歩いていた。

恐らく、親とはぐれてしまっただろう。

女の子「えええええぇぇぇぇぇぇぇん!!」

シーリザー「グオオオオオオォォォォォォン」

シーリザーが女の子の方に気づく。

女の子「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」

女の子が泣いている姿を見た、

シーリザーの脳裏に、何かが浮かんだ。

それは、自身がまだ人間と同じサイズの、

すなわち赤子の頃である。

その頃より、人間たちにいじめられて、

涙を流して、泣いていたのだ。

シーリザー「グルルルルルルルルルル」

ウルトラマンティアーズ『お、襲って来ねェのか・・・?』

シーリザーは近くに女の子がいるのに、

襲って来ないのだ。

野口「もう大丈夫よ!一緒に親のところへ行きましょ?」

その時、野口が女の子を抱えて、どこかへ行った。

シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォォウ」

それを見たシーリザーが急に怒り、

野口と女の子に向かって火炎を吐く。

ウルトラマンティアーズ『危ねェ!!!』

ティアーズは野口と女の子を庇うように、

背中を盾にした。

シーリザーはこれに驚くようにさがる。

野口と女の子は遠くへ走り去った。

これで女の子は親に会えるだろう。

シーリザー「グオオオオオオォォォォォォン」

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!!」

ティアーズはアームシュートでシーリザーを攻撃した。

これを受けたシーリザーは倒れそうになる。

シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォォォン」

鉄郎の声「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉい!!!!!」

ウルトラマンティアーズ(その声は・・・親父!?)

ティアーズの近くに鉄郎が走って来た。

鉄郎「翔・・・!いや、ティアーズ!!!その怪獣は、

元々おとなしい怪獣だったのかも知れん!!

多分・・・!!

しかし、怪獣は人間たちの迫害のために、

恐ろしい悪鬼に変貌したんだ!!!誰からも、

助けられず、愛される事もなく・・・!怪獣はただ、

あの島で心地よく、

暮らしたかっただけかも知れないんだ!!

もし、できれば、あの怪獣を助けてくれないか!!?」

鉄郎の言葉を聞いたティアーズを、

シーリザーの方を見る。

シーリザー「グルルルルルルルルルルルル」

シーリザーの目から涙が出た。泣いているのだ。

シーリザーが野口と女の子に火を吐いたのは、

女の子を助けた野口が憎いからだ。

自分が泣いているのに、

誰も助けてくれなかった。女の子が泣いて、

野口が助けた。その差別を許せなかったのだ。

ウルトラマンティアーズ『どうやら、

マジみてェだな・・・。』

しかし、シーリザーは復讐心に捕らわれているため、

ティアーズに襲いかかろうと歩く。

ウルトラマンティアーズ「ウルトラパージ!!!」

ティアーズはウルトラパージで、

シーリザーの負のエネルギーを浄化した。

シーリザー「グルルルルルルルルルルルルルルル」

ウルトラマンティアーズ『あの島へ帰れ。そして、

そこで静かに平和な暮らしを送るが良い。

二度と人間を襲おうと言う真似をせずにな!!』

シーリザー「グルルルルルルルルル」

シーリザーは頷き、どこかへ歩いた。

そして、地面を掘り、

その地面の中へと消えた。

日下部「怪獣が逃げて行く・・・。」

大神「いや、故郷へ帰るつもりじゃろう。」

そう。シーリザーは人間へと憎しみを捨て、

リザー島へ帰ったのだ。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・シュワッチ!!!」

ティアーズは空を飛び去った。それを野口が見つめる。

野口「・・・・灰間君・・・・・。」


こうして、シーリザーはリザー島へ帰り、

そこで密かな暮らしをしていた。

鉄郎から全ての情報を得たBARは政府に、

リザー島、

シーリザーへの攻撃を行わないように頼み込む。

シーリザーの住むリザー島は政府の提案により、

観光禁止の島とし、

一部の機構が保護するようになった。

これで、シーリザーが、

人間に迫害される事は二度とないだろう。


次の日。灰間の家で、

灰間が鉄郎や美由紀と共に会話していた。

美由紀「そう・・・。

あの怪獣は島へ平和に暮らしているのね・・・。」

灰間「ああ・・・。親父があの情報を知らなきゃ、

危うくティアーズが怪獣を殺しちまうところだったぜ。」

鉄郎「うむ・・・。あの怪獣を悪の存在に変えたのは、

我々人間なのだ。

あのような怪獣を増やさないためにも、

努力をしておかなければならん。」

灰間「そうだな。

怪獣との見方も変えなきゃいけないようだ。

まあ、魔族や魔獣は、

そんなワケにゃいかないかも知れないけど・・・。

じゃ、そろそろ学校に行って来るわ!」

美由紀「行ってらっしゃい。

あなたはどうなさいます?」

鉄郎「うん・・・。またこの家で休む事にするよ。

気が向いたら、

またどこかの遺跡の探検にでも行こうかね?」

美由紀「まあ・・・。」


学校に来た灰間の前に、

徳丸と森下が元気に来た。

徳丸「おっはよう!!灰間君!!」

森下「おはよう!翔ちゃん!」

灰間「ああ。おはよう。ん?どうしたんだ?野口。」

灰間は野口の方を見る。

野口は少しだけ暗い顔をするが、

急に明るい表情になり、挨拶をする。

野口「お、おはよう。灰間君・・・。」

灰間「・・・・おはよう。野口。」

灰間たちは廊下でクラスへと向かうように歩いた。

野口(灰間君・・・。

あなたがウルトラマンティアーズなのは、

本当の事だったのね。でも、安心して。

あなたがティアーズである事は、

誰にも言わないから。

きっと・・・言わないから。だって、私は、

あなたの側にいたいもの。あなたが英雄になったら、

きっと私の元から離れる気がするの・・・・。

だから、私はティアーズでも、ずっと・・・・・。)


その時、魔星では今、

とても恐ろしい事が起きようとしていた。

その星の荒れ地に、ドス黒い闇が集まっていた。

その闇の中から、不気味な赤い目が光る。

負に捕らわれた怪獣は救われました。しかし、

灰間がウルトラマンティアーズである事を、

野口に見られてしまったのです。

野口に正体を見られた灰間は、

どうなるのでしょうか?そして、

魔星では、

かつてない強大な魔獣が現れようとしました。

今、ここに魔族が最後の喧嘩を、

地球に売りつけようとしました。

ウルトラマンと魔獣の戦いがいよいよ、

クライマックスに近づこうとしたのです。

次回につづく

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