日下部「逃げしては駄目よ!!」
バルドリルはメーサービームで、
岩壁を掘るシーリザーを攻撃する。
シーリザー「グオオオオォォォォォォウ」
シーリザーはその攻撃に耐えながら、
必死に掘り進んでいた。
そして、ついにシーリザーは、
バルドリルの射程距離から離れるくらい、
遠くへ掘り進んだ。このまま地上へ行くつもりだ。
叶野「怪獣を追跡しろ!!!」
バルドリルはシーリザーを追うように、
シーリザーの作ったトンネルの中へ入った。
とある街のデパートで、
野口が両親と一緒に買い物をしていた。
野口「・・・・・っ。」
野口の父「どうしたんだぃ?
芽衣。随分と真剣な顔をしてるが。」
野口「・・・っ!う、ううん。何でもないの・・・。
ちょっと、友達が心配だから・・・。」
野口の母「そう・・・。いっぱい買ったし、
そろそろ帰ろうかしら?」
野口の父「でも、せっかくここまで来たし、
どこか食べに行かんか?」
野口の母「そうね・・・。芽衣。どこに行きたい?」
野口「そうね・・・。じゃあ・・・。」
その時、地震が起きたかのように、
デパートの店内が揺れ始めた。
この店内にいた人々全てが驚く。
野口の母「きゃああぁぁぁっ!!?」
野口の父「な、何だ!!?」
野口「ま、まさか・・・!怪獣が出現した!?」
そう。街の近くの地面からシーリザーが現れたのだ。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーは街の方へとゆっくり近づく。
その前の地面からバルドリルが出た。
灰間「ここから先へは行かせん!!」
バルドリルはメーサービームでシーリザーを攻撃する。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーは口からガスを吐いて、バルドリルを襲う。
バルドリルはこれを避けるが、
シーリザーはガスを街の方に向けた。
ガスを浴びた複数のビルが炎上してしまう。
叶野「怪獣め・・・!灰間!!メーサービームを!!」
灰間「く・・・っ!駄目です!!メーサービームの、
エネルギーが今のでなくなってしまいました・・・!!」
そう。バルドリルはもう、
メーサービームが使えなくなったのだ。
叶野「畜生!!灰間と日下部は地上に出て、
行動せよ!!
私と上川はバルドリルの操作を行う!!!」
灰間と日下部「了解!!!」
そして、ついにシーリザーは街へ入ってしまった。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォォォウ」
シーリザーは目の前のビルを叩き壊している。
そこに、バルワンダー1号が、
無数の戦闘機部隊と共に飛んで来た。
1号は大神が操縦している。
大神「攻撃開始!!!」
バルワンダー1号と戦闘機部隊は、
火薬状バルカンを一斉に連射。
シーリザーがそれを浴びるが、通用していない様子だ。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォウ」
その時、シーリザーは口から火炎を吐きだした。
その火炎を受けた複数の戦闘機が破壊されてしまう。
大神「怪獣はガスだけではなく、炎も吐けるのか!?」
シーリザーは再び火炎を吐いて、
遠くのビルを爆破させる。
デパートの店内で、
野口たちは窓辺からシーリザーの姿を見ていた。
野口「怪獣だわ・・・!!」
野口の母「芽衣!!早く逃げましょ!!」
野口の父「ここにいては、危険だ!!」
野口の家族はデパートから脱出するために走った。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーはデパートの前へと移動する。そこに、
バルワンダー1号がレーザーバルカンで、
シーリザーを攻撃する。
シーリザー「グオオオオオォォォォォウ」
シーリザーは火炎で攻撃するが、
避けられてしまう。
灰間と日下部が徒歩で走り、
遠くからシーリザーを攻撃。
灰間はバルガン、日下部はバルガトリングである。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーは口からガスを吐いて、
灰間と日下部に迫る。
日下部「浴びると燃えてしまうわ!!」
灰間「く・・・・っ!!」
浴びる寸前だった灰間と日下部は、
急いで走り、避けた。
そのため、二人は散り散りとなる。
日下部「くらえ!!」
日下部はバルガトリングでシーリザーを攻撃。
シーリザー「グオオオオオオオオォォォォォォウ」
日下部「・・・・っ!?バルドリル!!」
日下部の近くに、バルドリルが移動して来た。
バルドリルはレーザーバルカンで、
シーリザーを攻撃する。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーはバルドリルに接近しようと歩く。
バルドリルはレーザーバルカンで、
シーリザーを攻撃し続ける。
大神「バルドリルを援護せよ!!!」
バルワンダー1号が、
レーザーバルカンでシーリザーを攻撃。
灰間や日下部も続いてシーリザーを攻撃し続けた。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーはガスを吐いて、
バルワンダー1号を襲うが、避けられる。
そして、戦車部隊が現れて、
一斉砲撃でシーリザーに迫る。
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォォウ」
バルドリルがレーザーバルカンで、
シーリザーの頭を攻撃した。
シーリザーはついに怒り、バルドリルに接近する。
シーリザー「グオオオオオオォォォォォウ」
そしてついに、
シーリザーの右手がバルドリルを掴んでしまう。
叶野と上川「うわあああああぁぁぁぁぁ!!!?」
シーリザーはバルドリルを持ったまま、
火炎でビルを破壊する。
大神「攻撃中止!!
バルドリルが盾にされちまった!!!
我々が攻撃すれば、
バルドリルにあたってしまう・・・・!!」
日下部「卑怯な・・・・!!」
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーはガスを吐いて、多くの戦車を燃やした。
上川「あわわわわわわわ!!
どどどどど、どうしよおおぉぉぉ!!?」
叶野「くそ・・・!!ここまでか・・・。
バルドリルよりバルワンダー1号へ!!
バルドリルよりバルワンダー1号へ!!」
大神の声『どうした!?叶野隊員!!』
叶野「我々に構わず、怪獣を攻撃してください!!」
大神の声『何言っとんじゃぃ!?
おどれらまで巻き添えくらうじゃろ!!』
上川「僕らは死んでも良い!!このままでは、
人類が怪獣に滅ぼされちゃいます!!
だから・・・!」
大神の声『駄目じゃ!
わしは部下のお前たちを攻撃したくない・・・!!』
上川と叶野「隊長!!!」
暴れ続けるシーリザーにより、
次々とビルが破壊される。
灰間「こんな時はティアーズになるっきゃねェ!!
そうだ。どんな困難が訪れても、
いつも通り、ティアーズに変身すれば・・・!」
灰間は日下部に、
気づかれないようなところへと走る。
野口は両親と共に避難しようと走っていた。その時。
野口「・・・・・・っ!?」
野口は後ろで灰間が、
横側へ走っているところに気づいた。
野口「は、灰間君・・・!?」
野口の母「何をしているの!?芽衣!!」
野口の父「怪獣に襲われても良いのか!!?」
野口「・・・ごめん!先に行ってて!!」
野口は灰間を追うように入った。
野口の父と母「ええっ!!?」
街の瓦礫の山に灰間が立っていた。
その瓦礫の中から野口が隠れながら見ていた。
そして、灰間のペンダントが光る。
灰間はそのペンダントを掴む。
野口「ペンダントが光った・・・・!!?」
野口はペンダントが光ったところを見て、驚く。
ペンダントの光は普通なら、他人には全く見えないが、
ティアーズに変身する時だけ、
見えるようになるのだ。そして、
灰間はペンダントを上に掲げた。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間は光と共にウルトラマンティアーズに変身した。
野口「・・・・・・・・・っ!!!??」
野口は物凄く驚いた。
灰間がティアーズに変身したところを。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!!!」
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」
日下部「ウルトラマンティアーズ!!
また来てくれたのね!!」
叶野「ティアーズ!!!」
上川「僕たちは無視良いから戦って!!」
ウルトラマンティアーズ『そうはいかん!!
ビームキャッチ!!!』
ティアーズは右手から紫色のビームを発射して、
そのビームがバルドリルに命中した。すると、
バルドリルが紫色の光に包まれる。
ウルトラマンティアーズ『ぬううううぅぅぅぅぅん!!』
ティアーズはビームを発射し続けている手を、
移動させる。すると、
バルドリルがビームに持ち上げられるようになる。
ティアーズが遠くへ向くと、
バルドリルが遠くのアスファルトに運ばれた。
バルドリルが遠くのアスファルトに、
移動された事で、ビームが消えた。
上川「僕たちは助かったんだ!!」
叶野「感謝する!ティアーズ!!」
ビームキャッチは対象を、
光線で持ち上げるサポート技なのだ。
シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォォウ」
シーリザーは怒って、ティアーズに迫る。
パンチでティアーズを殴る。
ティアーズを先攻を受ける。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・!!」
ティアーズはキックで反撃する。
シーリザー「グオオオオオォォォォォォウ」
ティアーズとシーリザーは押し合いを始めた。
その戦いを野口は驚いた表情で見ている。
野口「ティアーズが・・・灰間君だったなんて・・・。
まさか、灰間君が本当に、
ティアーズだったなんて・・・!」
バルワンダー1号が、
レーザーバルカンでシーリザーを攻撃する。
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーはこれを受けてひるみ、
ティアーズがアッパーで打撃。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
シーリザーは打撃を受けて、
ティアーズからさがった。
そして、シーリザーは口から火炎を吐いた。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?」
ティアーズは火炎を浴びて、体が爆発して痛がる。
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーはティアーズに近づこうと迫る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・・!!」
ティアーズはキックでシーリザーを下がらせる。
ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!」
ティアーズは再びキックでシーリザーに打撃する。
さらに、シーリザーの顔にパンチを打ち込んだ。
シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーは尻尾でティアーズを打撃した。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・!!!」
ティアーズはそのシーリザーの尻尾を掴む。
そして、
このまま力いっぱいシーリザーを投げ飛ばした。
シーリザー「グオオオオオオォォォォォォウ」
シーリザーは遠くのところで倒れるが、
すぐに立ち上がった。
ティアーズはシーリザーに近づこうと走る。
つづく
[0回]
PR