バンジョーとカズーイ「大きな湖・・・・・・!?」 皆はヒゲのスピニットの言葉に驚く。
ボトルズ「その湖に何があるのですか・・・・っ!??」
ヒゲの生えたスピニット「・・・・・この島の荒地にある大きな湖。その中では、
大きな砂の城があると聞いており、この村で噂となったのじゃ。
しかし、その砂の城の秘密を解き明かした者は誰もおらん。しかも、その秘密を、
グランティさえも解明できなかったのじゃ。」
プルレス「その湖はどこにあるんですか・・・・!?」
ヒゲの生えたスピニット「うーむ・・・・。ワシの記憶によれば、村より東の方向に、
大きな湖があったように見えたが・・・・・。」
バンジョー「その湖に眠る砂の城に、何があるか知ってますか!?」
ヒゲの生えたスピニット「そこまでは全く知らん。言ったハズじゃろ?
砂の城の秘密を誰も解き明かせなかったのじゃと。諸君もその謎を解きたいつもりなのか?」
ヒゲのスピニットの言葉に、バンジョーたち皆は考え込み始めた。
砂の城の秘密に挑むのか?それとも、挑まざるべきか・・・・・。もしくは・・・・・。
ヒゲの生えたスピニット(・・・・迷うも無理はないか・・・・・。何故なら、
たとえあの砂の城の攻略を進めても、最後に待つ者が死を呼ぶからのぉ・・・・・。)
エレナ「・・・・・・決めた!」 エレナは何か決意をしたように立ち上がる。
バンジョー「エレナ・・・・・!?」 バンジョーたちはそんなエレナを見上げる。
エレナ「・・・・・・それなら、私も砂の城の秘密に挑戦します!」
バンジョーたち「ええっ!!??」 バンジョーたちはその言葉を聞いて驚く。
ヒゲの生えたスピニット「ほおぅ!?お主のような娘があの謎を解こうと言うのか・・・!?」
エレナ「はい。その砂の城に行けば、何かがあると思いますから・・・・・。
そして、一人の海賊の戦士の誇りを持って・・・・・・・っ!」 確かに、海賊なら誰もが財宝探しに、
熱心を持っているだろう。エレナや、彼女のボスのブラバーも例外ではないように見える。
バンジョー「・・・・・一人じゃないよ。エレナ。」 エレナ「え・・・・・?」
そして、バンジョーが次に立ち上がる。そして、ボトルズやプルレスも。
ボトルズ「僕たちは海賊じゃないけど、エレナさんのお手伝いをするよ。」
プルレス「あの時、僕たちを助けてくれたからそのお礼もしたいしねw」
カズーイ「まあ、あの砂の城の宝があれば・・・いいのだけど?」
バンジョー「・・・・と、言うわけで。僕たちも砂の城の謎を解きに来ます!」
エレナ「皆・・・・ありがとう・・・・・・!こんな海賊の我侭に・・・・・。」
エレナは自分の我侭を聞いてくれた皆に感激し涙が少し出て、それを拭いた。
ヒゲの生えたスピニット「そうかそうか・・・・・。では、行ってもいい。ただし、生きておくれや・・・・。」
バンジョーたち「もっちろん!!!」 かくして、バンジョーたちは一旦村から出て、
東の方角にある砂の城が眠っている巨大な湖のあるところへと目指した。
一方、別の荒地では、ローブの少年とローブの少女。二人の前には、
カンシー小隊の一匹、ハシマが立ちはだかっていた。
ハシマ「我が名はグランティ第6海軍、カンシー小隊の一匹、ハシマ!!
貴様ら、クラッシャーの戦士だろう?」 ハシマはローブの二人にそう問う。
ローブの少年「そうだけど?」 ローブの少女「それがどうかしたの?」
ハシマ「グフフフフフフ・・・・!ギッチョギッチョにしてやんよ。
特にそこの女は素っ裸にして、弱いところをグッチョグッチョにしてやんよ♪」
ローブの少女「・・・・随分とヘンタイね・・・・・。」
ローブの少年「けど、僕らも君がグランティである以上、身も心もグチャグチャになるけどね・・・。」
ハシマ「ほぉぉぉ~う!なかなかいい度胸じゃない?てめーらの実力、俺に見せてくんね?」
ローブの少年「ふふふふふふ・・・・・。いいだろう・・・・・・!」
その時、ローブの少年から青いオーラ、ローブの少女からピンクのオーラが発した。
ハシマ「な・・・・なんだ!?この気迫は・・・・・・っ!!!」
ハシマは二人がオーラを出した瞬間、二人から一歩下がる。
ローブの少女「覚悟はいいかしら?エロガニ君♪」
ハシマ(何故だ・・・・・っ!?何故、俺はこいつらに勝てる気がしねぇ・・・・!??
さっきまでは勝てる気がしたのに・・・・!何故今になってこいつらが強いって感じてんだ・・・!?
ヤバイ・・・・・!このままだと殺されてしまう・・・・・!!!!だが・・・・戦わなければ!!!)
一般のスピニットの村より東の方である荒地に、バンジョーたちが歩いていた。
カズーイ「本当にこの方向でいいかしら・・・?」 ボトルズ「確か、ここで合ってると・・・・・・。」
バンジョー「・・・・・っ!?大きな湖だ!!!!」 バンジョーたちの目の前に、
大きな湖があった。一同は徒歩を止め、前の大きな湖を見ていた。
ボトルズ「間違いありません・・・・!この湖の中に砂の城が眠っているかも知れません・・・・・!!」
エレナ「でも、水中だから謎を解くのは難しそうね・・・・・っ!」
プルレス「この湖の水をどう攻略するか・・・・。これが砂の城の秘密の一つですね!?」
カズーイ「バンジョー!泳いで調査しましょ!!」 バンジョー「う、うん!やりにくそうだけど・・・・。」
バンジョーはジャンプで湖に飛び込む、そして、泳いで湖の水中を調査しようとした。
エレナ「バンジョー君とカズーイちゃん、大丈夫かしら・・・・?」
プルレス「このまま何もなければ、いいけど・・・・・・。」
バンジョーは泳いで必死に水上に泳いで「いた。しかし、その水中から何かが出てきた。
バンジョー「・・・・・っ!!?」 カズーイ「な・・・・何よ、あれ!??」
二人は水中から出てきた何者かに気づく。そして、エレナたちも。その何者かとは二つ存在し、
その二つともが、二つの目と口が生えた機雷のようなメカ・・・・・。待てよ?
この機雷のような奴らは確か、ダッタが見ていたあの機雷のロボットそのものではないか!?
バンジョー「だ、誰だ!?お前は!???」
機雷型のメカ『・・・・・・我々ハ、シャラップネル。グランティノ水中爆撃兵器ナリ・・・・。』
そう、機雷型のメカの名はシャラップネルだった。ダッタとも戦った奴の名でもある。
ボトルズ「グランティですって!!?」 プルレス「奴らはそんな兵器までも造れるとは・・・・!」
シャラップネル『ソノ通リ・・・・・。我ラハサッソクコノ水域ニ入ッタ者タチノ排除ニカカル・・・・!!」
水域・・・・この湖に入っているバンジョーとカズーイを倒そうと、
シャラップネル二機は二人に向かって進行する。バンジョーはこの水上でどう戦う!?
シャラップネル「ガアアァァァァウン」 シャラップネルと原作と同じような鳴き声?で迫る。
カズーイ「くっ!バンジョー!戦いましょ!!」
バンジョー「で・・・・でも、この水上でどう戦えるか・・・・・・!!」
バンジョーは慌てていた。そう。バンジョーとカズーイは水上での戦い方を、
知っていなかったのだ。しかし、一機のシャラップネルはバンジョーに近づいてくる。
カズーイ「バンジョー!早くしないと・・・・・・!!」
バンジョー「く・・・・っ!一か八かあぁぁぁっ!!!」 バンジョーはついにこの水上で、
一機のシャラップネルに殴りかかろうとした。そして、その拳がシャラップネルの機体にヒットした。
シャラップネル『・・・・バ・・・・カ・・・・・メ・・・・・。』 シャラップネルがそう言った瞬間、
いきなり機体が大爆発を起こした。 ドカアアアアアァァァァァァァン
バンジョーとカズーイ「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??????」
その過激な爆風により、バンジョーとカズーイは湖から吹き飛び、地面に叩きつけられた。
プルレス「な・・・・・なんという爆発力だ・・・・・っ!!!」
ボトルズ「あの兵器・・・・・!自分の意思で行動しているのですね!?」
シャラップネル『ソウダ。我々シャラップネルハ、海戦用自動爆撃兵器ナノダ・・・・。』
エレナ「大丈夫?二人とも・・・・。」 エレナは地上に戻されたバンジョーとカズーイに近づく。
しかし、爆風に飛ばされたせいで、バンジョーは上半身地面に埋まっていた。
それによりカズーイも地面の中に。二人はすぐに地面から出て、再び立ち上がる。
バンジョーとカズーイ「ぷはああぁぁぁっ!!!」
エレナ「だ・・・・・大丈夫・・・・・・?;」 カズーイ「平気平気w」
シャラップネル「ガアアァァァァァァウン」 残り一機となったシャラップネルは、
地面のバンジョーたちへ向かおうと水上で進行し始めた。
プルレス「あっ!あと一機のシャラップネルがこっちに来る!!!」
ボトルズ「慌てないでください、プルレス。シャラップネルは水上以外では動けません。」
バンジョー「そうか・・・・・!僕たちは今、地面にいる。カズーイ!!」
カズーイ「オッケー!タマゴミサイル!!!!」 カズーイは地上からタマゴミサイルを発射。
ミサイルのように速いタマゴが水上のシャラップネルに命中した。
シャラップネル「ガアァァァァウン」 ドカアアアアアァァァァァァァァン
タマゴミサイルを受けたシャラップネルは近くの者を巻き込まずに爆発して、
無意味の死を遂げた。そう。遠距離から攻撃できれば、爆発に巻き込まれずに倒せるのだ。
かくして、湖を支配しているシャラップネルはいなくなった。
バンジョー「なんとかグランティの怪ロボットは倒したけど・・・・。」
ボトルズ「砂の城へどう入ろうかの答えが掴めていませんね・・・・・。」
プルレス「・・・・ん?誰か来ますよ!?」 プルレスはふと後ろの方を見ると、
そこから何者かが来たので、皆にそれを知らせる。すると、皆で後ろの方へ向く。
カズーイ「げっ!?;だ・・・・誰よ、あいつ・・・・・!?」 カズーイが動揺するのも無理もない。
彼女の言うあいつとは、人間でも動物でもない、ポップな絵柄を身に付けた、
バケツであった。そのバケツには生きているようにピョンピョン跳ねて移動し、
なんと目が二つも生えていた。こいつは生きたバケツであった。
バンジョー「だ・・・・誰だ、君は?」
生きたバケツ「僕は、バケツのリーキー!」
つづく
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