忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[2375] [2374] [2373] [2372] [2371] [2370] [2369] [2368] [2367] [2366] [2365]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

二人は作業員の男たちに話しかけている。

作業員A「何?この森で怪獣が現れる!?」

灰間「そうなんだ!怪獣はこの森を破壊する事で、

あんたらを殺しに来る!!

だから、工事は止めといた方が良い!!」

作業員B「おいおい。子供がそんな嘘を言っちゃいかんよ。」

叶野「いえ。私もそう思っています。工事を始めれば、

怪物がきっと現れます!!ですから、止めてください!!」

作業員A「いや!無理だね!!我々には、

この地にホテルを建設する事を世間に任されたんだ!!

今更止めるワケにはいかん!!」

叶野「待つんだ!!本当に怪物が現れるんだぞ!!

命が欲しいなら、早くこの森から離れたまえ!!!」

作業員B「いくらBARでも、工事だけは止められないさ!!

何せ、俺たちゃこのホテル建設に命をかけるつもりよ!!

それを望んでいる人が多いからな!!さっ!!始めるぞ!!」

こうして、作業員たちは様々な道具で多くの木を襲い始める。

灰間「あっ!!ま、待て!!!」

そして、ショベルカーやドーザーなどの乗り物も木を襲い、

この森が破壊されようとし始めた。

叶野「こうなったら、腕ずくでも・・・・!」

その時、二人の近くに吉田が歩いて来た。

吉田「無駄だ。所詮、奴らは環境破壊を好む愚か者たちさ。」

叶野「吉田・・・・!?」

吉田「俺もさっき、奴らを説得してみたが、

結局無駄だったよ。もはや見守るしかあるまい?

奴らが緑の獣に裁かれるのをね。」

叶野「く・・・・っ!どうすれば・・・。」

過激な工事により、多くの木が壊れ、

自然が徐々に破壊されていく。

その時、灰間のペンダントが光り始める。

灰間(何!?・・・即座に魔獣が現れるだと!?もしや、

緑の獣とは、魔獣の事では・・・・!?)

吉田「そろそろ来ても良いハズだ。

緑の獣が。自然の化身が・・・!」

吉田がそう言うと、この森が急に地震のごとく揺れ始めた。

作業員たちはこれに動揺する。もちろん、叶野や灰間も。

叶野「な、何が起きたんだ!!?」

吉田「来た・・・!来たんだ!!緑の獣が!!」

そして、残っている木々の中から巨大な魔獣が現れた。

その姿は、哺乳類のような感じをさせ、顔が獣そのものである。

その顔に1本の角が生えていた。身体が少し太いように見える。

両手の指に鋭い爪が生えている。

その身体の色は青く、尻尾も長い。この魔獣の名はドルッジ。

またの名を、吉田が言う緑の獣である。

ドルッジ「ヂュイイィィッヂュイイイイィィィィィィン」

叶野「こいつが、緑の獣か・・・!?」

吉田「ああ。自然を汚す者たちは、

全てこの獣に殺されたのだ!!

この獣は、自然に使われし使いなんだ!!」

灰間「違う・・・!!こいつは、魔獣だ!!

自然の使いじゃあねェ!!」

ドルッジ「ヂュイィィッヂュイイイィィィィン」

ドルッジは作業員たちの方を見て、

作業員たちはその恐怖で逃げ出した。

作業員A「ま、魔獣だあああぁぁぁぁ!!!」

作業員B「逃げろおおぉぉぉぉぉ!!」

ドルッジ「ヂュイイィィィッヂュイイイイィィィィン」

ドルッジは右手を振るい、

その鋭い爪で複数の作業員を斬り殺す。

作業員たち「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

灰間「人間を斬りやがった・・・・!!」

ドルッジはさらに左手の爪で、また複数の人間を斬る。

作業員たち「ぎええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

その時、叶野のシーバーが鳴り出す。

シーバーから日下部の声が聞こえる。

日下部の声『こちら、日下部!たった今、情報が入ったけど、

昨夜、ある工場が巨大な獣に破壊されたそうです!!

その獣の正体は魔獣でした・・・・!』

叶野「ああ・・・。その魔獣なら今、

この島根の森で暴れているよ・・・!!」

ドルッジ「ヂュイイイィィィィッヂュイイイイイイィィィィィン」

ドルッジは両目から赤い光線を発射した。その光線で、

ショベルカーを爆破した。次に、ドーザーをも破壊。この光線で、

昨夜の工場を破壊したのである。そして、

ドルッジは光線を発射し続け、次々と乗り物を破壊した。

ドルッジ「ヂュイイイィィッヂュイイイイイィィィィィィン」

叶野「これ以上、被害を増やすワケにはいかない!!

行くぞ!!灰間!!」

灰間「了解!!!」

叶野はバルガン、灰間はバルガトリングを構える。

だが、吉田がこう言う。

吉田「待て!!攻撃をするな!!」

叶野「何故だ!?あの魔獣に人殺しをさせろと言うのか!?」

吉田「・・・・その通りだ。俺は毎日思っていたんだ。

環境破壊を平気で行う馬鹿共は死んだ方が良いと・・・。

この緑の獣は、そんな馬鹿共から自然を守ってくれている。

自然を守る者に悪などいない。」

灰間「だからって、魔獣の好きにさせろって言うのか!?」

吉田「そうだ!だから、俺と緑の獣は自然を愛している!!

だから、その獣をできれば殺さないで欲しい!!

俺が保護する!!」

叶野「だからと言って、

命が奪われる様を見れるワケないだろ!!」

叶野と灰間は走ろうとする。だが、吉田が二人に銃を構える。

吉田「自然だって命を持っている!!!!」

灰間と叶野「・・・・・っ!?」 二人は動きを止めた。

吉田「もし、君たちが獣を傷つけるような行為をするなら、

俺は君たちを射殺しなければならない・・・・!」

灰間(ゆ、歪んでやがるぜ・・・!)

叶野「お前はあの過去から、精神が乱れて、

自然を愛するあまり、人間をここまで嫌ったと言うのか!?」

吉田「ああ。あの過去のせいで、

俺は人間が嫌いになったのさ!!

だが、お前は何故、今でも人間を守るような真似をする!?」

叶野「俺が中学の頃に惚れた少女がいてな。俺は、

その少女に恋をしたんだ。お前は知っているハズだよな?」

吉田「ああ。その少女が怪獣に襲われた事まで覚えているさ。」

叶野「あの時、俺は後悔したんだ。命をかけて守りさえすれば、

少女は今でも生きていたと・・・!だから、俺は、

自分の命をかけて多くの幸せを守るために、

地球防衛軍に入ったんだ!!お前が自然を守るために、

自然防衛機構に入ったのと同じさ!!」

吉田「ぐ・・・っ!!俺は人間より自然を守りたい!!

だから、今はこの獣に任せなければならんのだ・・・!!」

ドルッジ「ヂュイイイィィィッヂュイイイイィィィィィン」

ドルッジは両手を振り回し、

多くの作業員たちが爪に斬られていく。

さらに、両目からの光線で遠くの作業員たちを殺していく。

ドルッジ「ヂュイイィィィッヂュイイイィィィィィン」

灰間(このままでは、作業員共が全滅する・・・!!

だが、あいつらは・・・!どうすれば良いんだ・・・・!!?)

その時、ドルッジは灰間たちの方に目をつけ、彼らに近づく。

叶野「こ、こっちに来たぞ!!」

そして、吉田が前に出て、ドルッジに近づく。

吉田「おお!!緑の獣よ!!

自然を奪う愚か者たちを葬ってくれてありがとう!!

あなたのおかげで、この森は守られた!!礼を言う!!

私は吉田!!君と同じ自然を愛する者だ。

私は君を保護しようと思う!!

共に自然を守ろうではないか!!!」

吉田の話を聞いたドルッジは両目から光線を発射。

その光線が吉田の前の地面に命中。

その地面が爆発して、吉田が吹き飛ぶ。

吉田「うわああああぁぁぁぁぁ!!!?」

叶野「吉田!!!」

灰間「魔獣は自然だけを愛し、

人間全てを殺そうとしているんだ!!

関係のねェ吉田をも殺そうとしているんだ!!

そして、俺たちも!!」

そう。ドルッジは地球の自然だけを好む魔獣であった。だが、

その自然を人間が破壊するため、

全ての人間を殺そうとしたのだ。

例え、それが自然を愛する人間でさえも。

ましてや、自然と全く関係を持たない人間も。

叶野は倒れた吉田に近づく。

叶野「吉田!!しっかりしろ!!」

吉田「な、何故だ・・・!?何故、俺を襲うんだ・・・・!!?」

叶野「魔獣は人間を平気で殺すんだ。誰だろうとな!

お前はその魔獣を救世主と勘違いしただけなんだ・・・・!!」

吉田「か、勘違い・・・だと!?

じゃあ、あの怪物は緑の獣ではなかったのか!?

自然の使いではなく、悪魔の使いだったと言うのか・・・・・!??」

叶野「・・・・・そうだ。」

灰間はドルッジに近づき、

バルガトリングから火薬弾を連射して攻撃する。

つづく

拍手[0回]

PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック