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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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鈴木「良いぞ。福崎・・・!このまま暴れてしまえ。まずは、

多くの住人たちが歯向かえぬように恐怖を与え続けろ。」

大里「魔族の連中も、奴の狂気に恐れを感じるだろう。

幸田。次は魔族に宣言するように喋れ。」

マイクを使っている少年の名は幸田らしい。

幸田「はい。・・・聞こえるか。我らが天敵とされし魔族よ。

汝らは世にいてはならぬ異形の悪魔。その悪魔を、

我は大いなる怒りと共に消し去らん。」


メガホン『お前たち魔族は全て世を去らねばならないのだ。

そして、魔族によって負に溺れ弱者たちよ。我に救いを求めれ。

さすれば、良き幸運が汝らを待とう。』

メガホンが声を出している間に、

ダークティアーズは傍若無人に暴れ回った。

ウルトラマンダークティアーズ「ヴアアァァァン!!ギャアアァァァン!!」

日下部「何が魔族よ!その魔族なんて、この街に一人もいないわよ!!」

バルワンダー1号はレーザーバルカンでダークティアーズを攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「グアアアァァァァァオ!!!」

だが、ダークティアーズはそのレーザーバルカンを避けてしまう。


鈴木「ふむ。それにしても、BARめ。

どこまでも俺らに歯向かうつもりらしい。」

幸田「・・・ですが、おかしいです。福崎さん。ウルトラマンになってから、

何だか変です。まるで、暴走しているみたいに感じますが・・・。」

鈴木「いや。あの狂気を見せる暴れっぷりが、

負の感情を露わにしている感じ。負の涙の巨人らしくて良いだろう。」

大里「そうだ。ダークティアーズには、あのような暴れっぷりが一番さ。

さァ。幸田。もっと宣言するのだ。ダークティアーズの言葉を。」

幸田「はい・・・。人類よ。我に従え。魔族よ。我に滅ぼされよ。

この世界は我の物となるのだ。我に歯向かう者は一人でも滅ぼさん。」

その時、大神と緒川が入って来た。二人の登場に鈴木たちが怯える。

大神「そこまでじゃぃ!!MADA!!」

鈴木「・・・ひっ!?ば、BAR!!どうして、ここが!!?」

大神「謎の少女が教えてくれたんだ。おどれらの事を。

そして、あのウルトラマンの事を・・・!」

大里「貴様ら・・・!私たちをどうしようと言うのだ!?」

緒川「残念だけど・・・。逮捕するわ。」

鈴木「そんな事はさせない!!幸田!!福崎に助けを求めろ!!」

幸田「は、はい・・・っ!!」

大神「無駄じゃ。あのウルトラマンは真に暴走しちょる。福崎は、

力を制御できなかったんだ。

恐らく、おどれらの声は一切、聞こえない。」

大里「黙れ!!あれこそが、福崎の意思!!

そして、負の涙の意思なんだよ!!

てめーらに何がわかるっつーんだよ!!奴の気持ちが!!そして、

私たちの気持ちが!!私は私の科学で、

ウルトラマンの力で魔族も人間も支配して、

我ら弱者にとって住み良い世界に変える!!

邪魔すんな!!クソ共が!!」

緒川「あなた・・・!自分たちが何をしているのかわかっているの!?

あなたが科学者の中で落ちこぼれだからって、

こんな事をして良いハズないじゃない!!」

大里「落ちこぼれなりにやっただけだ。てめーのような天才と違い、

私はこれくらいの事しかできないんだよ!!どうよ?私の科学は。

素晴らしいだろう。

他のウルトラマンも洗脳する装置もできる。そして、

例え、福崎が暴走しているとしても、

その暴走を止める機械を作ってやんよ!!!」

緒川「見なさいよ!!このウルトラマンの姿を!!!」

緒川は暴れているダークティアーズの姿を大里たちに見せる。

ダークティアーズは残虐に暴走を続けている。もはや魔獣も同然だ。

緒川「福崎と言う子は、ウルトラマンの力を制御できずに、

本当に負に溺れてしまったのよ!?負の感情に支配されたまま、

強大な力を持てば、とても危険な事はわかっているハズでしょ!?」

大里「ふ、福崎・・・・!まさか、本当に暴走を・・・!?」

大神「可哀想じゃき・・・。救いようがなくなってもたわ。

良えか。負の感情は己の身を滅ぼす事もあるんだ。

その結果が、これだ。」

大神はダークティアーズの方を見て、そう言う。

大里「じゃあ・・・。やっぱり、落ちこぼれだったの?

私の科学。やはり、何の役にも立たないって言うの・・・。

私は・・・・。私は・・・・・っ!!」

幸田「・・・うえええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

幸田はいきなり泣き出した。恐らく、何かの後悔を感じたか、

BARに逮捕されるのを恐れているかだろう。

大神「どうすんじゃぃ。鈴木。こうなったのも、お前の責任だぞ。」

鈴木「俺は・・・認めねェ!!あの暴走こそ、

ダークティアーズの本能!!俺にはわかる!!

福崎もわかってくれるハズ!!俺は諦めない!!!

ダークティアーズと一緒に、この馬鹿な世間を変えるんだ!!!」

鈴木はいきなり走って逃げ出した。

大神「おい!!待たんかぃ!!!」


廊下を走る鈴木の前に、複数の警察たちが襲ってくる。

警察「そこまでだ!!MADAのリーダー!!!」

鈴木「う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」


その頃、灰間はあのトリオに何度も多くの打撃を受けてため、

血まみれとなった。

灰間「・・・っ!う・・・。っ!?」

灰間は見た。その目線には、あのトリオが倒れているではないか。

灰間「どうしたんだ・・・!?一体・・・。むっ!?」

そして、灰間の目の前には、あの少女がいた。

あの時、灰間を助けてくれた少女が。

灰間「お、お前が・・・!やったのか!?」

少女「ええ・・・。この3人には眠らせてもらったわ。あの3人、

それぞれ他人に迫害されて、辛い過去を持っていた。福崎は、

負の涙。ダークティアーズの力を制御できずに暴走し、

街を破壊している。」

灰間「何・・・だと!?うっ!?」

その時、少女が右手で灰間の顔に触れ、その右手が優しく光る。

その光に包まれた灰間の傷がほとんど消えかける。

灰間「これは、回復魔法・・・。お前、魔族なのか?」

少女「私はプリムロン。地球と共存するために来た。でも、

戦う力はほとんどない。せいぜい、少しだけ回復させるだけ。

そのせいで、他の魔族にいじめられる事もあるけどね・・・。」

灰間「いじめられる事も・・・!?」

プリムロン「そうね。その事で、地球に逃げて、

地球人と仲良くなろうとしたでしょうね。・・・悪いけど、

私にその鎖を外す力を持ってないわ。でも、信じてる。

あなたならこの鎖を壊せる事を。

MADAの皆さんを憎まないであげて。

あの人たちは世間の犠牲者だから。あの人たちは、

不器用で切ない被害者。だから、あんな悲劇を引き起こしたの。」

そして、プリムロンはどこからともなく、

ウルティメイトペンダントを出す。

灰間「これは、俺のペンダント!?どうやって・・・!?」

プリムロン「鈴木と言う男から密かに奪ったの。あの人は、

ダークティアーズを応援するだけで他の事に気づけなかったから。」

そう。警察やBARに、ダークティアーズやMADAの事を、

全て教えたのは、この魔族であるプリムロンであったのだ。

プリムロンは、ペンダントを灰間の胸にかける。

プリムロン「私はこれから、ダークティアーズ。

いえ、福崎を止めに行く。

あの子を負の涙から助けなければいけない。あの大昔の時代、

負の涙を使った一人の男がダークティアーズとなり、

とても幸せな国を次々と滅ぼした。

でも、それは自分の意思ではなく、

負の涙の意思だわ。その負が変身した者を支配したのよ。だから、

あの負の涙をかき消し、その負の支配から彼を助けたいの。」

その時、プリムロンの身体が光り始めた。

その光がゆっくりと巨大化し、

その光が消えると、巨大な魔獣となった。

ピンクに近い色だが、手足が白黒であった。怪獣らしい体型が、

顔には口がなく、目が緑であった。これが、プリムロンの本当の姿だ。

プリムロン「ピイイィィィヨィ!ピイイィィィヨィ」

灰間「ぷ、プリムロン・・・・!」

ウルトラマンダークティアーズ「ギャアアアアァァァァァァ!!!!!!」

ダークティアーズはビルを思い切り投げ飛ばし、遠くにビルを破壊する。

上川「ミサイル発射!!!」

バルワンダーDXが2発のミサイルを発射する。だが。

ウルトラマンダークティアーズ「イ”イイイイィィィィィ!!!」

ダークティアーズはキックでその2発のミサイルを蹴り飛ばした。

叶野「何っ!?」

ウルトラマンダークティアーズ「ジャアアアァァァッ!!!」

ダークティアーズは黒いシューティングスラッシュで、

別のビルを斬る。

多くの戦車も一斉砲撃でダークティアーズを攻撃する。

ウルトラマンダークティアーズ「ギオオオォォォッ!!ギャッ!!」

ダークティアーズはアームシュートで複数の戦車を破壊する。

日下部「まるっきり歯が立たない・・・!このままでは・・・。むっ!?」

その時、プリムロンが現れた。

プリムロンがダークティアーズを止めるために、この街に現れたのだ。

日下部「ま、魔獣だわ!!こんな時に・・・!」

つづく

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