一方、SSPの隊員たちはもう食事をしていた。まるで、餅のパーティをしているようだ。
花園「おいしぃぃぃぃぃwww」
桜「うん。頑張ったかいがあったね。」
花園と桜は同じテーブルで餅をおいしく食べていた。
野沢と清水は別のテーブルで二人を見守りながら、餅を食べていた。
野沢「むぐむぐ。あの二人・・・うらやましぃな~。分隊が分かれてるのにね。」
野沢は餅を食べながら、しゃべった。
清水「野沢。食べながらしゃべるなんて、みっともないわよ!」
野沢は清水に言われて、餅をつい飲んだ。
野沢「んぷ。ごめんごめんwでも、いいわよね。あの二人・・・・・。」
清水「そう。私も・・・・あの二人がちょっと羨ましいわ・・・・・。」
野沢「桜ちゃーん、理子ちゃーん!むこうのテーブルで、きなこ餅やのり餅があるわよー!」
桜「はい。今、おかわりにいくつもりです。」
花園「桜ちゃん。いこう。」
桜「うん。」
清水「ふふ・・・・。」
花園は無邪気にはしゃぎながら、先に行った。桜も花園についていった。
そして、夜になった。光次郎はしばらく寂しくパソコンをしていた。
光次郎「・・・・・・・真奈美ちゃん・・・・・。」
光次郎はまだ真奈美のサイトを見ていた。彼の目にはまだ涙が少しだが、残っていた。
あかり「光次郎さん。」
光次郎「は!・・・・・・・・・。」
あかりが突然、部屋に入ってきたので、光次郎は急いで涙を拭いた。
光次郎「・・・・なに?」
あかり「餅つき・・・・します?」
光次郎「え・・・・?」
光次郎はあかりの方に向く。
あかり「もう準備はしてありますよ。」
あかりが部屋から出たあと、光次郎もあかりについて行った。
二人は庭に来た。すると、そこには、テーブルに臼があるではないか。
テーブルには餅つきに必要な道具が揃えてある。
光次郎「こ・・・・これは・・・・・・・。」
あかり「光次郎さんが少しでも喜べるかと思って・・・・・。」
光次郎「でも・・・・・僕は・・・・・・・・。」
光次郎がそう言うと、あかりは少し悲しそうな表情を表した。
光次郎「・・・・・わかったよ。やるよ・・・・・。」
光次郎がそう答えると、あかりは笑顔になった。
あかり「はい。」
こうして、光次郎とあかりは餅つきを開始した。
光次郎は臼に入っていたもち米をきねで叩き、あかりは叩かれたもち米をこねていた。
光次郎「・・・・・・・。」
あかり「どうですか?光次郎さん。」
光次郎「え?いや・・・・別に・・・・・・・・。」
光次郎は嬉しくない表情だった。だが、心は・・・・・・。
光次郎(あれ・・・・・?なんだろう・・・この優しい気持ち・・・・・・。
僕は・・・・・楽しんでるだろうか・・・・・・・。
でも・・・・・・・真奈美ちゃんは・・・・・それに・・・・・この人(あかりさん)は・・・・・・。)
あかり「のりやきな粉も買ってきましたから、今夜は餅のごちそうですよ。」
光次郎「わ・・・・わかった・・・・。・・・・・・。」
光次郎はそのまま餅をついていた。光次郎はまた何かの疑問があった。
光次郎(あの時・・・僕に声をかけて来たのはマリオネット・ライターだった。
でも、その声はあかりさんに似ていた・・・・・・・。なんなんだ?あの巨人は・・・・・・。)
一方、夜の公園で、北園とバーニング・ハントが歩いていた。
そこに、数人のチンピラが二人の前に来た。
「へへへ。そこの浴衣の姉ちゃん。可愛いねぇぇ~。」 「俺らと飲みにいかね?」
「あ、ジジイ。てめぇは引っ込んでろや。」 「ささ、お姉ちゃん。ご一緒に。」
北園「ええのかのぅ。」
「はあ?何言ってんだよ!このジジイ!!」
北園「バーニング・ハントは怒れば最後、貴様らに死の世界へ落とそうて・・・・・。」
「え・・・・・・・?」 「おい!!姉ちゃんの両肩から何かが突き出るぞ!!」
バーニング・ハントの両肩から大砲のような物が突き出た。大砲はチンピラ達の方に向く。
バーニング・ハント「インフェルノ・ウェーブ。」 ボォォォォォォォォォォォオ
バーニング・ハントの二門の大砲から物凄い火炎が放射した。
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
チンピラたちは火炎にやられて、燃えてしまい、倒れた。
北園「うむ。バーニング・ハントよ。せっかくの初日じゃ。新年初のジャンボ・アップで大暴れせぃ!」
バーニング・ハント「・・・・はい。」 ボオオオオオオオオオオオオオ
バーニング・ハントは炎に包めれる。その炎は次第に大きくなっていき、やがて炎が消え、
巨大になったバーニング・ハントの衣装は浴衣ではなく、もはや機械に包まれたようであった。
そして、口元には赤いマスクを付けていた。目も赤く輝いていた。
バーニング・ハント「ウウウウウオオオオオオオォォォォォォ!!!!!」
バーニング・ハントは両手の指から無数のナパーム弾を発射し、目の前のビルを次々と攻撃した。
バーニング・ハント「ウオオオオオォォォォウ!!」
バーニング・ハントは歩き始めた。逃げ惑う人たちを襲う気だ。
そこに、第6分隊のアクター・シックスが駆けつけ、桜、野沢、清水らが降りてきた。
野沢「早く非難してくださーい!!」
清水「こっちです!!」
桜「・・・・あ!第4分隊のランド・バーナーだ!!」
ランド・バーナーが暴れるバーニング・ハントの前に進行していた。
花園「攻撃目標、バーニング・ハント!砲撃開始!!」
ランド・バーナーは装甲から無数のミサイルを発射し、ジャンボロイドを攻撃した。
バーニング・ハント「ウウウウゥゥゥオオオオオオ!!!」
バーニング・ハントもナパーム弾連射で、対抗した。
清水「なんて凄まじい撃ちあいなんだ!」
桜「理子ちゃん・・・頑張って・・・・!」
野沢「私達は人々を非難させなきゃ!」
その頃、高町邸では、光次郎とあかりがコタツに入って餅料理を食べていた。
光次郎「・・・・・・・・あん。」
光次郎は餅にしょうゆを付けてそれを口にして食べた。
あかり「どうですか?おいしいでしょ?」
あかりも餅を食べて、光次郎に優しく問う。
光次郎「あ・・・・うん・・・・・・。」
光次郎は寂しそうに答えた後、すぐに餅をはしで持ち、片手でのりを持つ、それを餅につけた。
光次郎「あん。むぐむぐ・・・・・・。うん・・・・・餅つきでできた餅、結構いけるね。」
光次郎はのりのついた餅を食べた後、そう発言した。
あかり「そうですね。それにしても、このこたつ・・・暖かいですね。」
光次郎「うん・・・・。念のため、残しておいたんだ。何年前からも使ってたんだ。」
あかり「そうですか。」
光次郎「・・・・・あかりさん・・・・・・・。」
あかり「?」
光次郎「・・・・なんか・・・餅つき・・・楽しいな・・・と思ったんだ。ありがとう。」
あかり「どういたしまして。」
光次郎「僕の悲しみが少しだけ消えた気がするよ。でも・・・・まだ完全じゃない・・・・・。」
あかり「・・・・・・・・。」
光次郎「でも、少しでも元気になるために餅、腹いっぱい食べるよ。」
あかり「・・・はい。」
光次郎(・・・・・ごめん。)
夜の街
バーニング・ハント「グオオオオォォォォウ・・・・!!」
バーニング・ハントはランド・バーナーとの戦いで消耗しているそうだ。
花園「よーし!だんだん押している!このままいけば・・・・・!!」
北園「・・・・バーニング・ハントよ。」
バーニング・ハント「・・・・・?」
北園「これくらい暴れては十分。さっさと退却じゃ!」
バーニング・ハント「・・・・・・はい。」
バーニング・ハントは突然、消えた。
花園「・・・・・逃げた・・・・・・。」
桜「恐ろしい敵・・・・・・。新年早々から激戦だったわ・・・・。」
野沢「せっかくの初日に暴れてくるなんて・・・・!」
清水「油断できないわ・・・・・・奴は炎を操る!我々も戻る。」
そして、次の朝・・・・・・高町邸にも朝日が差し込んだ。
光次郎「・・・・ふああぁぁぁあ。よく寝た。」
つづく
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