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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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清水「・・・・・・・・・・。」

光次郎「・・・・聡子さん。僕は・・・・・・。」  光次郎は切なそうに言った。

そんな光次郎に清水が声をかけた。

清水「あなた・・・・・高町光次郎ね?」

光次郎「っ!!?」  光次郎は後ろに声をかけられたので、その後ろを向いた。

そこに、清水がいた。光次郎は清水にまだ会ってなかったので、彼女の事を謎の女性だと思った。

光次郎「あ・・・・あなたは・・・・!?」

清水「・・・・・・私は清水由美子。SSP第6分隊の隊員よ。」

光次郎(清水・・・・・?もしや・・・・・?)  光次郎は第8話での桜との会話を思い出した。

桜『でも、友達は少しだけ増えた。理子ちゃん、野沢さん、清水さん・・・・・それくらい・・・・・・。』

光次郎(理子ちゃんは会った事あるし・・・・・。あの時(第9話の頃)のお姉さんが確か、

野沢さんだっけ・・・?すると、この人が清水さんか・・・・・。)

清水「・・・・どうしたの?」

光次郎「あなたが・・・・桜ちゃんの友達ですね。」

清水「っ!?」

光次郎「桜ちゃんから聞きました。あなたが桜ちゃんの友達だって。

それに、ブラッド・アサルト事件で出会った同じ分隊のお姉さんからも、

弱い人や寂しい人に親切してくれる優しい人だって・・・・・。」

清水「同じ分隊のお姉さん?まさか、野沢芽衣隊員にも出会ったの?」

光次郎「え?あの人が・・・・野沢さん!?あの人も桜ちゃんが言った友達・・・・・。」

清水「そう言うあなたも・・・・・桜の友達だったよね?」

清水はそう言って、光次郎にピストルを構えた。

光次郎「な!?何をするんです!!!」

清水「最近、私たちの戦いに犠牲者となったデス・ナイトの戦士の死体に矢が刺さっていた。

その矢はあなたが放ったわよね?」

光次郎「え・・・・・?あっ!!」  光次郎は今までの戦いに矢を放っていた事を思い出した。

過去にソニック・キャリバー、バーニング・ハント、DADAIなど、

今まで倒された戦士たちの死体に彼の放った矢が刺さっていた。

清水はそれらを見て、思っただろう。そして、クライシス・ナイト戦で、やっと気づいた。

今までの攻撃は、光次郎がやったのではないかと。

清水「あなたのはずよ。矢を放ったのは。」

光次郎(ど・・・・どうして、僕のことを・・・・!?なんかヤバそうだ・・・ピストル持ってるし・・・!!)

清水「・・・・・・・・・・・・・。」

光次郎「・・・ぼ、僕じゃありま・・・・・・。」

清水「その嘘は通じないわ。」

光次郎「うっ!!」  光次郎は誤魔化そうとしたが、清水には通用しなかった。

清水「わかってるのよ。もうあなただって事が・・・・・・!」

光次郎「・・・・・・はい。今までの勝手な行為は・・・・、僕がやりました。」

清水「・・・・・・何故、あんな事をしたの?」

光次郎「・・・・憎かったんです!!!」

清水「憎かった・・・・?」

光次郎「・・・・・許せなかったんです。僕の友人・・・・松村真奈美ちゃんを殺した・・・・、

デス・ナイトのジャンボロイドたちが!だから、僕は・・・・・・弓矢を使って、

次々とジャンボ・ロイドを攻撃した・・・・。そして、デス・ナイトのもとについている、

人間をも殺してしまった・・・・・・・。僕はその人たちを殺したたびに・・・・何故か辛い重さが感じて・・・・。

でも、僕はそれでも、戦うつもりです!!デス・ナイトが・・・滅びるまで・・・・・!!」

清水「復讐・・・・・・。それだけのために戦ったと言うのね・・・・・。」

光次郎「はい・・・・・。初めはそうでした。でも!今は大切な人を守ろうとも戦うつもりです!!

あなたたちにとって、余計な事かも知れませんが・・・・・。」

清水「・・・・くすっ。」  清水はそう聞いて、ピストルをしまう。

光次郎「・・・・・すみません・・・・・。でも・・・・・。」

清水「確かに、他の分隊や上層部から見れば、余計な事かも知れないけど、

私から見れば、協力してくれたかのように見えるわ。」

清水が突然、笑顔で言って、光次郎はきょとんとした。

光次郎「・・・・・で、でも・・・・・。」

清水「あなたは・・・・近い未来、SSPに入るときが近いわね。」

光次郎「・・・・SSP・・・・・・。でも、僕は・・・・・本当は普通の学生でいたいし・・・・。」

清水「そうね・・・・・。あなたも本当は普通の人でいたかったのね・・・・・。

私も・・・・昔、そう思っていたわ・・・・。でも、もう後戻りできないと思う。

私もあなたも・・・・戦いという道を踏み入れた。一度踏み入れたら・・・・もう戻れないかも知れない・・・。」

光次郎「・・・・・じゃあ、僕は復讐のあまりに、その道に・・・・・。」

清水「ええ・・・・・。でも、その道から抜け出せる方法は一つだけある。」

光次郎「方法?」

清水「それは・・・・・想い。その想いとともに戦えば、デス・ナイトとの戦争は終わるかも知れない・・・・。

まだ決まったわけじゃないけど、私は・・・・・信じてる・・・・・。」

光次郎「想い・・・・・・・。」

清水「・・・・・じゃ、私はここで。また、次の機会に会うことになるかもね・・・・・・。」

光次郎「はい。それまで・・・さようなら・・・・・。」

清水「うん・・・・・。」  清水は静かに言いながら、光次郎から離れ、去っていった。

光次郎「・・・・・・SSP・・・・・か。・・・・でも、僕は・・・・・・。」

その頃、とある街では、梶や池本が歩いていた。

梶「・・・・ったくよぉ!気に入らねぇわ!!」

池本「どうしたん?」

梶「あいつらがもうじき卒業して俺らの・・・・高校生のところに来るってよ。」

池本「当たり前じゃん。そんな事は。」

梶「そこがムカつくんだよ!!特に光次郎だ!あいつめ・・・・・!

高校に入ったら、どのように怒ってやろうか・・・・・・!」

池本「ククククク・・・・!そりゃぁいい。」

梶「は?」

池本「あいつが来るんだったらよぉ。本物の高校の恐ろしさを思い知らせてやろうぜ。な?」

梶「ふふふふふ・・・・・!それはいい提案だ・・・・・!!

さぁ来い。光次郎。高校に入ったら、俺たちが楽しいお迎えしてやるぜ・・・・・!!」

恐ろしい笑みを浮かべる二人の前に桐原零が現れた。

桐原「何をしている?」

梶&池本「は?・・・・・っ!?おお!!」  桐原を見た二人は驚き、下がる。

桐原「・・・・・高校に入る者をどうお迎えするのだ?」

梶「あ・・・あんたには関係ない!」

池本「そ、その通りだ!俺らにかかわるなよ・・・・・。」

桐原「そして・・・・・・今、高町光次郎とかほざいたな?」

梶「なっ!!何故、その事を・・・・・!?」

池本「高町になんか用なのか・・・?」

桐原「いや・・・・・・。単にその名前を持つ者を探してな・・・・・・。」

梶「・・・・わけわかんねぇ。」

桐原「わけわからなくとも結構だ・・・・。」

梶「・・・・・高町光次郎は放課後では、弓道部で弓の練習をする。

だが、あいつが卒業すれば弓道部をやめるかも知れない。

見つけたければ、明日に来るといいぜ・・・・!?」

桐原「・・・・・・そうか・・・・・。だが、あまり、そいつのようなガキみてぇな奴を・・・・・、

虐めるんじゃねぇぞ?高校生は子供たちの成長への道でもあるんだからな・・・・・。」

桐原はそう言うと、梶や池本のところを通りかかって、去っていった。

梶「桐原め・・・・・!恐ろしい奴だぜ。」

池本「しかし、あいつが切れりゃぁ、光次郎も死ぬんじゃね?俺はそうして欲しいけどな・・・・。」

梶「へへ・・・・!確かに、そうなるかも知れねぇな・・・・・!」

一方、光次郎は高町邸に帰って、自分の部屋で、パソコンで、

大怪獣バトルのサイトを見ていた。

光次郎「・・・・・・・卒業・・・・・か・・・・・。」

光次郎はネットをしながら、卒業の事を思った。

光次郎「卒業の後・・・・・・そして、入学した時・・・・・・。僕は一体、どうなるんだろう・・・・・?」

つづく

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