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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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SSP第6分隊支部・司令室

各テーブルの前で座っている隊員たちは彼女たちの前に立っている春日隊長を見ていた。

春日「第2分隊の調査によれば、R-E地区の街が何者かによって水浸しになっているわ。

我々6分隊は3分隊とともに2分隊に協力し、事件を起こした者を探すわ。」

桜「隊長・・・・・犯人ならもうわかっています。」

野沢「え?さ、桜ちゃん?もうわかってるって、何か知ってるの?」

桜「知ってます。今回の事件もデス・ナイトの仕業だと思います!」

桜は突然立ってそう言った。隊員たちはそれを見る。

春日「確かにそうかも知れないわ。そうかも知れないからこそ、

私たちが捜査するのよ。桜、如月、森、根村、他3名は現場で調査!

他の隊員は万が一のために待機。出動!!!」

隊員たち「了解!!!!」

清水「・・・・・隊長。」

春日「なんなの?清水隊員。」

清水「・・・・少し・・・・よろしいでしょうか・・・・・。」

かくして、桜たち調査班はアクター・シックスで現場に急行した。

R-E地区では殆どの建物が海のような水に沈没していった。

残った橋にいる日向隊長ら2分隊のところに桜たちが来て、彼女たちと交流した。

隊員たちは分隊同士でそれぞれ正面から敬礼した。その敬礼をやめた後、桜が日向隊長に問う。

桜「この事件を起こした犯人はどうなりましたか?」

日向隊長「残念ながらまだ見つかっておりません。でも、女の、ではなく私の感によれば、

またしてもジャンボ・ロイドの仕業ではないかと思われますわ。」

桜「実は、私もそう思っていました。」

根村隊員「とりあえずこの沈没した街はなんとかしなければ!」

日向隊長「ええ。それなら。この街は明日になれば、この街を覆った水は消えますわ。」

森隊員「でも、この沈没した街って本当に迫力がありますね。」

如月隊員「地球温暖化はまだ早すぎですわね。地球温暖化のせいでなければ、

桜ちゃんや日向隊長の言うとおり、やはりデス・ナイトの仕業では・・・・?」

日向隊長「デス・ナイトは今度は水を操るジャンボ・ロイドを送り込んだでしょう。」

桜「水を操るジャンボ・ロイド・・・・・。この騒動を起こす者は、その者しかいないでしょうね・・・・・!」

森隊員「そのジャンボ・ロイドが現れた街はまた沈没してしまう!」

桜「はい。そいつを・・・・・なんとか倒さなきゃ・・・・!」

デス・ナイト日本支部・アジト

佐野山とジェノサイド・シーザーの前に水のように青い衣装を着た女性とデス・ナイトが跪いた。

佐野山「強化テストは成功に終わったな。ウォーター・ウォーティ。」

青い衣装を着た女性こそが、新しいジャンボ・ロイド、ウォーティ・イーターであった。

ウォーティ・イーター「はい。水を操り、全てを沈没させる。

その私の能力で、この日本列島を沈没させてしまいましょう。」

佐野山「うむ。威勢がいいのはわかるが、この列島は我々の支配下になるつもりでもある。

本当に沈没させてはいかんが、必要のないものならなんでも構わんだろう。」

ウォーティ・イーター「はっ・・・・。」

ジャノサイド・シーザー「ウォーティ・イーターよ!お前に我が標的である、

マリオネット・ライターを破壊する任を与える!よいか!今の日本支部には、

もはやお前と奴らしかいない!もはや彼女たちの指揮せりマスターもいなかろうと思う。

我が日本支部の存亡をかけて戦うのだ!!」

ウォーティ・イーター「かしこまりました・・・・・。

私にはジャンボ・ロイドの機能を故障させやすくできる特殊な水も出せますわ。ご期待ください・・・・!」

佐野山「うむ!頼んだぞ・・・・ウォーティ・イーターよ!」

ジェノサイド・シーザー「そして、お前を援護するのに丁度いい部隊をお送りしよう。

マリーン・アタッカー!!」  ジェノサイド・シーザーの叫びに、

ウォーティ・イーターの後ろに現れたのはブラック・アタッカー、いや、この戦闘員の戦闘服は、

青い。この戦闘員こそマリーン・アタッカーである。

ウォーティ・イーターはその者たちを見て笑みを浮かべた。

マリーン・アタッカー「ははああっ!!」  アタッカーは佐野山たちの前に跪く。

ジャノサイド・シーザー「今よりお前たちはウォーティ・イーターの援護に回るのだ。」

マリーン・アタッカー「了解!!」

ウォーティ・イーター「宜しくお願いいたしますわね。人間の諸君。」

マリーン・アタッカー「了解!!!」 そこに、一人のアタッカーが仮面を外して素顔を見せた。

頭は髪がなく、いわばハゲ。そして目つきも悪い男であった。

男「・・・・・・へぇ・・・・。君がウォーティ・イーターね。」

ウォーティ・イーター「あら?そこのマリーン・アタッカーさん、私を知ってるなんて。」

男「俺はマリーン・アタッカー部隊の隊長、【谷戸条規(やと・じょうき)】だ。よろしく。」

ウォーティ・イーター「うふふふ。貴方がマリーン・アタッカーの隊長ですね。気が合いそうですね。」

谷戸「こちらと、君とはうまくやっていけそうだ。

何せお前は水を操り、我々は水の中を走る。水に関する同士ではないかね?」

佐野山「よぅし!では、谷戸君、君は今日からウォーティ・イーターのマスターに認定しよう。」

谷戸「ええ?何をいきなり言うんですか?支部長。いきなり私がマスターなど。」

ジェノサイド・シーザー「お前たちマリーンは海上及び水中部隊である。

隊長のお前ならウォーティ・イーターをうまく扱えるかも知れないからな。」

谷戸「わかりました。では、ウォーティ・イーターのマスター・・・・引き受けましょうぞ!」

ウォーティ・イーター「くすっ。」

ジェノサイド・シーザー「マリオネット・ライターめ!今に見ておれ・・・・・・・!!」

一方、光次郎と聡子は夕日の秋田町の道路を歩きながら、会話していた。

聡子「ねえ、光次郎君。」

光次郎「ん?なんですか?」

聡子「確か、君は・・・・昔は、駄目人間だったわね。」

光次郎「・・・・・・確かに僕は何も取り得のない弱い人でした・・・・・。

家事も下手だし、女の子に頼ってばっかりで・・・・・。特に・・・・・あなたにも・・・・。」

聡子「こないだのひなまつり、覚えてる?」

光次郎「はい。恥ずかしかったけど、とても楽しかったです。」

聡子「あの時、私は知ったの。あなたにメイドがいた事を・・・・・。

あのメイド・・・・あかりさんはなんのために、あなたの保護に来たと思うかな?」

光次郎「それが・・・・僕にもわからない。去年のある日、家に帰ったら、

急にあの娘が来たんです。(そう・・・・あの切ない日々の後に・・・・。)」

第1話のあかり登場シーンの流用。

あかり『始めまして。高町光次郎さん。』

光次郎『だ・・・・誰だ?君は!そして、なんで僕の名前を・・・?』

あかり『私はあなたを守るために来ました。』

光次郎『守る・・・・?君、名前は・・・・・・?』

あかり『・・・・名前?では、【あかり】と呼んでください。』  ・・・・そして、現在・・・・。

光次郎(・・・・・あの日から、あかりさんは僕に優しくしてくれて、いつも笑顔を見せくれた。

あの人が僕に優しくしているという事はわかる。でも、わからないところもある。

何故、僕に優しくしてくれるんだろう・・・・・。何故、彼女が僕のところに来たんだろう・・・・。)

聡子「・・・・・あのメイドさんが来てから、光次郎君、なんか変わったわね。」

光次郎「え?そんな事ありませんよ・・・・・。僕なんてまだ・・・・。」

聡子「ううん。あなたは・・・・以前よりも優しくなっているわ。最近、笑顔を見せる事も多いわよ。」

光次郎「僕・・・・そんな事を・・・・・。」

聡子「思えなくてもいい。ただ、私はあなたにこう言えるわ。

・・・・・戦っているわね。大切な者を守るために・・・・。」

光次郎「っ!?????」  光次郎は驚いた。

まさか、聡子に自分がデス・ナイトと戦っているところを見られたのではないかと・・・。

聡子「近頃、ジャンボ・ロイドの猛攻も激しくなってるわ。

そして、SSPとマリオネット・ライターがそのジャンボ・ロイドとの戦いに一生懸命。

そして・・・・・・あなたも・・・・・。」

光次郎「ま・・・・・まさか・・・・聡子さん・・・・・?」

聡子「なんて、冗談よ。冗談!あはははは。」

光次郎「っ!も・・・・もう!からかわないでください!一般人の僕がデス・ナイトと戦えるわけ・・・・・・。」

光次郎は威勢良く言ってる間に次第に声が弱まり落ち込んでいった。

本当の事が言えないのだ。自分がデス・ナイトの人間を殺している事を・・・・。

聡子「たとえ・・・・そうでなくても、大切な人を守るためには、戦わないといけないのよ・・・・。」

光次郎「え・・・・・・?」

聡子「一般人でもいい。強くなくてもいい。それでも、あなたの大切な人を守って・・・・。」

光次郎「聡子さん・・・・・・。」

聡子「・・・・・・じゃ。明日、またお話しようね!」

聡子はそう言うと、光次郎から離れて、どこかへ走った。

光次郎「・・・・・聡子さん・・・・・・・。」

光次郎は走り去っていく聡子の背中を見て、彼女が消えると落ち込んでいった。

そんな光次郎の背後に清水隊員が歩いてきた。

つづく

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