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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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マリンナーサより発した青い光は宇宙へ飛び立ち、

地球に接近するソレスタル彗星の前に止まった。

そして、光が消え、石像から元の姿に戻り、蘇った巨人が現れた。

巨人の姿が青く変わり、目やカラータイマーも輝いた。

蘇った巨人はウルトラマンクリスタルとして生まれ変わった。

ただし、このウルトラマンクリスタルは現在のウルトラマンクリスタルとは姿が少し違う。

このウルトラマンクリスタルはコリスと巨人が一体化したものである。

このクリスタルとなった巨人の名に、ファーストという名を付け加えておこう。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「・・・・・・ショワッチ!!!!」

マリンナーサの城から王様と王妃様が、クリスタルの誕生の瞬間を遠く見守った。

王妃様「ついに、復活しましたね・・・・・!コリスの願いによって、巨人が・・・・・!!」

王様「うむ・・・・・!巨人はコリスと一体化しただば!

巨人はウルトラマンとなった。ウルトラマンクリスタルとなっただば!!!」

ソレスタル彗星はだんだんと近づいてきた。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「くっ!!このままでは、彗星が・・・・・・!!」

王妃様の声『コリス!』  くりすたる(ファースト)の脳裏に王妃様の声が響いた。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「っ!!ママ・・・・!?」

王妃様の声『お聞きなさい、コリス。あなたは今、ウルトラマンとなったのです。

そして、あなたの前には恐るべし敵。今より、その者を倒すのです。

あなたのウルトラマンとしての力で・・・・・!!』

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「はいっ!!!」

ソレスタル彗星はクリスタルに近づきつつあった。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「ウルトラマンとしての力・・・・・!」 クリスタルは両腕をクロスした。

そして、その両腕にエネルギーを集め、そこから、強烈な光線が放たれた。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「ショアアアアァァァァァァァ!!!!!!!!」

ビイイイイィィィィィィ  クリスタルが放たれた光線がソレスタル彗星に命中した。

しかし、彗星が爆発しない。単に彗星の動きを止めただけだが、いつまた動くかわからない・・・。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「ぐうううぅぅぅぅ・・・・・・・!!!」

クリスタルは疲れかけ始めた。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「くっ・・・・!このままでは、力尽きて・・・・・!

だが・・・・・・!ここで負けるわけにはいかない!!僕はウルトラマンだから!!!」

クリスタルはそう言って、自分の力を強くするように力んだ。

ウルトラマンクリスタル(ファースト)「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

そして、光線は大きくなり、巨大な光線がソレスタル彗星を押し出した。

彗星にヒビが入り、やがて、巨大な光線によって、ついに彗星が貫通、爆発を起こした。

ドカアアアァァァァァァァァァン  ウルトラマンの力を使ったコリスによって、彗星は消滅した。

王様「おおぉ~!やっただば!ウルトラマン・・・・コリスの初勝利だばぁ!!」

王妃様「・・・・コリス・・・・・。よくやりましたね・・・・。」  二人は喜んだ。

クリスタルは再び光となり、マリンナーサに戻った。

現在のコリス(・・・・・これが、僕がウルトラマンクリスタル・ファーストとして、

初めてウルトラマンになったんです。)

現在のモモ(でも、驚いたわ・・・・・。あんな巨大で凶悪な彗星を消せたなんて・・・・。)

現在のコリス(そして、どういうわけか、事件の後、僕は元の姿に戻った後、

ファーストがどういうわけか元いた部屋に戻って再び石像となって眠りについたんです。)

現在のモモ(ファースト・・・・・。じゃあ、現在のクリスタルの先祖みたいなもん?)

現在のコリス(そこまでは・・・・まだわかりません・・・・・。)

数日後、王室では、コリスが王様や王妃様の前で立っていた。

王様「・・・・・では、コリスよ。これを・・・・・・。」 王様はコリスにウルトラ・ウォッチを渡した。

コリス「ありがとうございます・・・・・。」

王妃様「コリス。とうとう行かれるのですね。地上に・・・・・。」

コリス「はい!モモ姉さんの意思を次ぐために・・・そして、姉さんに会うために!」

王様「コリスよ。これからお前の前にある者は過酷な試練だば。

そして、様々な出会いも待っているだば。モモの代わりに・・・・頼むだば。」

王妃様「コリス・・・・。我が息子よ。気をつけてね・・・・・。」  王妃様の目から涙が浮かべた。

コリス「ママ・・・・。パパ・・・・。今まで、ありがとうございました・・・・・。

人類に夢と希望を取り戻させる使命が終わったら、必ずここに帰ります!姉さんと一緒に・・・。」

王様「うむ・・・・・。では、魔法のプリンス・コリスよ!!

今より、地上への旅立ちの時が来ただば!!ウルトラ・ウォッチとともに、

人類に夢と希望を取り戻させんべく、その宿命とともに悔いのないように頑張って欲しいだば!!」

王妃様「これからは一人で旅立つのです。寂しい時には、ウルトラ・ウォッチを見て、

思い出してください。あなたの今までの記憶を・・・・・・。」

コリス「・・・・・・はいっ!!魔法のプリンス・コリス!行って来ます!!」

こうして、コリスは光の玉に乗って、マリンナーサから離れ、地球へ降り立った。そして、現在・・・・・。

モモ「それが、あなたの旅立ちの時・・・・・・・。」

コリス「はい・・・・・・。あれから1年間、僕は姉さんを探していました。

そして、今、やっと姉さんと出会えた・・・・・。そうでなきゃ、今でもこうしていない・・・・。」

モモ「・・・・しっかし、驚いたわ!まさか、ウルトラマンクリスタルに似た巨人がいたなんて・・・・。

それと一体化できるなんて、あなたは凄いわね。」

コリス「はい・・・・・。でも、今の僕のクリスタルとはなんか違うけれど・・・・・・。」

モモ「・・・・・・あんたの言ったファーストとやらが伝説で、今のあんたのクリスタルは伝説そうに見える。

ゴダルの奴、ウルトラマンクリスタルの事を本物の伝説の力と勘違いしたみたいね。

ファーストが本当の伝説の力かも知れないなのに・・・・・。」

コリス「・・・・・・・・。」

その頃、シャドー城のある部屋では、シャドー、ネリマリス、ゴダルの3人がいた。

ゴダル「それで、僕をこれからどうするつもりだ?」

シャドー「うふふふふ・・・・。なにもしないわ。ただ、ちょっとだけ仲間を紹介しようと思ってね・・・・!」

ネリマリス「私がその仲間の一人よ!私はネリマリス。鳥の怪人よ。

それより、あんた!さっきのは多めに見てあげるけど、今度邪魔したら、承知しないからね!!」

ゴダル「言ったろ?僕は邪魔などしていない。ただ、伝説の力を奪いに来ただけだ。」

ネリマリス「くっ・・・・・・!!」

シャドー「ふふふふふ。ネリマリスだけじゃないわ!見なさい!!」

ゴダルは後ろの方を見た。そこに、得体の知れない怪獣と怪人たちが無数にいた。

この者たち全員がシャドーも手下であった。

シャドーの手下たち「グルルルルルルル・・・・グルルルッ・・・・・」

シャドー「ふふん。どうやら、あなたを歓迎しているわよ。この子たちは。」

ネリマリス「あたしは歓迎しているつもりじゃないけどね・・・・・!」

ゴダル「・・・・・僕に仲間はいらない。」

シャドー「冷たい子ね・・・・・・。そういえば、あなたの求めた伝説の力の事だけどね・・・・。」

ゴダル「何?知ってるのか!!?」  ゴダルはシャドーが伝説の力を知ってると思って、

血相を変えてシャドーに聞いた。威勢のある怒声であった。

シャドー「もちろん・・・・・。それは、マリンナーサの王子、コリスのウルトラ・ウォッチ。

その時計には計り知れないほどの魔力を持っているわ。」

ゴダル「では・・・・それを奪って・・・・・・!」

シャドー「それだけじゃないわ。」

ゴダル「何!!?」

シャドー「あなたは、ウルトラマンクリスタルの事を伝説の力を持っていると思ったわね?」

ゴダル「ああ・・・・・・。まさか・・・違うと言うのか・・・・・!?」

シャドー「ええ。違うわ。本当の伝説の力を持つ者はマリンナーサで眠っているわ。

あの者はクリスタルに似た巨人でね。今は石像となって眠っているけど。」

ゴダル「マリンナーサ・・・・・!なら、そこに襲撃を!!」

シャドー「無理よ!!!」

ゴダル「なにぃ!???」

シャドー「残念ながらマリンナーサには入れないわ。ただし、コリスのウォッチを奪えば、

すぐに、マリンナーサに行けるかも知れないわね・・・・・・。ま、頑張りなさい。」

ゴダル「・・・・・コリス。お前を・・・・・必ず殺す・・・・・・・!!」

巫女の姿をした少女「殺すなら・・・・・手伝いましょうか・・・・・?」

シャドーの手下たちの一人である巫女らしき少女がゴダルにそう言った。

ゴダル「っ!?お前は・・・・?」

シャドー「うふふふふ。我が部下に一人、カリンね。」

巫女らしき少女の名はカリン。ピンク髪で盲目の彼女は静かに言った。

カリン「私の力で・・・・あなたをサポート・・・・していいですか・・・・・?」

ゴダル「っ・・・・・・・!」  ゴダルはそう言われて、戸惑う。

シャドー「ふっ。いいじゃない。協力してもらえば、便利だと思うわよねぇ~。」

ゴダル「・・・・・・・勝手にしろ。」

カリン「・・・・わかりました・・・・・・。」

夜になった。DGC本部のメディカルセンターで、コリスは眠っていた。モモは彼を見つけていた。

モモ「・・・・・コリス・・・・・・・。」

モモは静かに呟きながら、コリスのウルトラ・ウォッチにそっと触れた。

モモ「・・・・・こんな時に、魔法が使えれば・・・・・・!でも、今は・・・・・・・。」

場所は変わって、ここ、夜の森はフクロウやオオカミが不気味に鳴いていた。

そこに、突然大地が揺れ出した。地面から怪獣が突き出て、出現した。

怪獣「ツッピツピィィィィィィィィン」

この怪獣は・・・・・・かつて、ウルトラマンクリスタルに倒されたはずのギラギンドであった。

つづく

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