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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰音は学園の廊下を走っていた。そして、灰音はひたすら走り続け、

ついに学園の外に出ていた。高成たちは窓から灰音の様子を見守っていた。

高成「あいつ・・・・・。何があったんだ・・・・!?」

真栗「まさか・・・・あいつ・・・・・!今の事件と関係あるんじゃぁないだろうの!?」

まおら「まさか!?灰音ちゃんに限って・・・・・!」

潮「いや・・・・・あるかも知れない・・・・・!」

高成たち「え?」  高成たちは潮の言葉に少し驚いた。

灰音は市街地を走っていた。どうやら東京S地区を目指すつもりだ。

灰音(S地区なら、この地区から近いから、走るなら・・・・えーっと・・・・何分だっけ・・・・・;)

ここ、東京S地区では、紫のガスが未だに街中で噴出し続けていた。

その中にいる人間たちが生気をなくしたようによろよろと歩いていた。

そして、中には体や顔が崩れかけている人間たちもいた・・・・・。

このガスは人間に害を齎すというのは、確かであった。

しかし、このガスはなんのために、そして、どこから生まれたのだろうか・・・・・。

一方、高成たちも灰音を探すべく、走っていた。

高成「・・・・・あ!灰音!!!」  高成たちは倒れている灰音を見つけ、すぐ、彼女に駆け寄った。

まおら「大丈夫!?灰音ちゃん!!」

灰音「う~ん大丈夫~。走りすぎて疲れちゃった~。」

灰音の目がぐるぐる状態となった。どうやら走りすぎで疲れて、倒れただろう・・・・。

灰音「東京S地区ってそんなに遠かったけ?」

真栗「ったりめーじゃ!!走るだけで6時間もかかるわ!!」

潮「何故、そこまでして、東京S地区に向かうんだ?」

今の事件と何か関係があるのか・・・・・!?」

高成「話せるなら話してくれないか!?」

灰音「・・・・・・・あなたたちには関係のない事です。」 灰音は真剣な目で静かに言った。

高成「それでは解決にならない!頼む!教えてくれ・・・・・!!できる事なら、俺たちも手伝う!!」

灰音「・・・・・ありがとうございます。・・・・でも、今は話せない・・・・・。いや、

話したくはないんです・・・・・・!あなたたちを巻き込みたくないから・・・・・!」

灰音はそう言って、ゆっくりと立ち、歩いていった。

灰音「すみませんでした・・・・・いきなりこんな事で・・・・学園に戻りま・・・・っ!?」

灰音は疲れているせいかうまく歩けずに、扱けそうになる。

高成がそんな灰音を抱き、支えた。

高成「大丈夫か!?」

灰音「すみません・・・・・。関雄様・・・・・。」

高成「さあ、戻ろう。帝国学園に・・・・・。」

こうして、灰音たちは帝国学園に戻るべく、歩いていった。

しかし、そんな彼女たちの後ろに謎の人物がいた。

謎の人物「・・・・・ふっ。」   謎の人物は笑みを浮かべた。何かを企んでいるように見えるが・・・。

灰音「・・・・・・・・・・。」

夕日となり、灰音は乙宮邸に帰った。

灰音「ただいまぁ~。」

緑華「お帰りなさい!灰音ちゃん!」  灰音の義母である緑華が灰音を迎えた。

樹「お帰り!灰音ちゃん!」  灰音の義父である樹も灰音を迎えた。

灰音「ただいま。お二人とも、相変わらずお元気で。」

緑華「だって、灰音ちゃん、あれから舞加様のところへ行く時もあるんだから。」

樹「これからもいろいろ忙しそうだね。」

灰音「はい・・・・・。」

草芽「灰音!!やっと来たか!!」  緑華と樹の本当の息子の草芽が慌てて来た。

灰音「どうしたの?草芽。」

草芽「昼、東京S地区で・・・・・とんでもねぇガスが人間を得体の知れないヤツに・・・・・・!!」

灰音「それなら、もうとっくに知ってる。」

草芽「え・・・・・・?」

緑華&樹「灰音ちゃん・・・・?」

灰音の一言に、家族のハイテンションな雰囲気が一瞬にして静まった。

灰音「・・・・・・・・私、自分の部屋に行くから・・・・。」

灰音は静かに、草芽たちを後に、自分の部屋へと歩いた。

草芽「灰音・・・・・。一体どうなってんだ・・・・・!?」

緑華「灰音ちゃん・・・・・。なんか・・・・・元気がなさそうだけど・・・・・。」

樹「うん・・・・。でも・・・・・そんなクールな灰音ちゃんも・・・・・。」

緑華&樹「なんか可愛いぃぃぃぃぃ!!!><」

緑華と樹がまたハイテンションとなり、草芽はそれを見て、呆れた。

草芽「・・・・・・・・・・・;」

一方、夜の街となった、東京S地区では、いつの間にゾンビが溢れていた。

ゾンビたち「ウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・!ゥアアァァァァァ・・・・・!!!」

ゾンビたちは呻き声を上げながら、動いていた。

そして、中には他の街へ行こうとするゾンビたちもいた。

ゾンビたち「ウガアアァァァァァ・・・・・・!!!」

そこに、警官たちが駆けつけ、横列に並び、迫り来るゾンビたちに向かってピストルを構えた。

警官「撃てぇぇぇぇぇぇい!!」  警官たちは一斉にゾンビたちを撃った。

ゾンビ「ガアアァァァァァァ・・・・・・!!!」  しかし、ゾンビたちには効かなかった。

何故ならゾンビたちは既に死んでいるからだ。ゾンビたちはじりじりと歩き、警官たちの方に向かう。

警官「た・・・・弾が効かない!!ええい!!全ての弾がなくなるまで、撃ちまくれぃ!!!!」

警官たちがさらにピストルを撃ち続ける。だが、それでもゾンビには効き目などなかった・・・・。

ゾンビ「グエエエェェェェ・・・・・・!!!」  ついにゾンビたちが警官を襲い始めた。

警官たち「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!」

警官たちはゾンビたちにそれぞれ体の一部を噛まれたり、食い千切られたりと、

残酷な虐殺を受けて、全滅してしまった。

ゾンビたちは全滅して警官を後に、他の街を目指そうとしていた。

乙宮邸

灰音は自分の部屋のベッドで横たわりながら何かを考えていた。

灰音(・・・・・・あのガスが・・・・人間をゾンビに変えたなんて・・・・・。

そして、あのガスは何者かが作ったに違いない・・・・・。その者は一体何を企んで・・・・・!)

そこに、灰音に語り継げるかのように、どこからともなく謎の声が聞こえだした。

謎の声『この世界は終わる・・・・・・・!』

灰音「っ!?誰!!!」  灰音はその声に気づき、起き上がり、ベッドから降りた。

謎の声『・・・・・この世界はもうじき終わりを告げる。我が計画によってな。』

灰音「我が計画・・・・・!?じゃあ、あのガスはあなたが!!!」

謎の声『はっはっはっはっはっは!!!その通り・・・・・・!!』

灰音「あなたの目的はなんなの!!?何故、人の命を奪ってまで、あんな惨い事を!!」

謎の声『知りたいか・・・・・・?』

灰音「知りたい・・・・・!!」

謎の声『我が計画を知りたければ、東京S地区に来るがいい・・・・・!!

私は既に他の地区にガスを発生させる準備はできている。

ゾンビたちは他の地区へ目指し、我が同士を増やすだろう・・・・・・!

早くしなければ・・・・・・・大変な事になるぞ?ふははははははははは!!!!』

灰音「くっ・・・・・・!!・・・・・・・こうしちゃいられない・・・・・・・!!」

灰音は窓を開けて、そこからこっそりと家から出た。

灰音「・・・・・緑華さん・・・・樹さん・・・・・草芽・・・・・・。ごめんなさい・・・・。そして・・・・・。」

灰音の脳裏に舞加と和仁の笑顔がよぎった。

灰音「父様・・・・・母様・・・・・・・。ごめんなさい・・・・・・・。

私は・・・・・必ずお帰りします!!」  灰音はそう言うと、乙宮邸から抜け出して、

東京S地区を目指すべく、走っていった。

一方、他の街では、ゾンビたちが人々を襲っていた。

ゾンビたち「ガアアアァァァァァァァ・・・・・・!!!!」

「ぎゃあああぁぁぁぁ!!」 「助けてええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」  「ひいいぃぃぃぃぃ!!」

ゾンビたちは人々を次々と噛み殺していった。

そして、噛み殺された人たちの中には、突然、立った者がいた。

その者の顔が徐々に崩れ落ち、ゾンビとなってしまった。

ゾンビ「ウゥゥゥゥオオオオオ・・・・・・!!」

どうやら、ゾンビの歯には、噛んだ者をゾンビに変えてしまう恐ろしい力を秘めているらしい。

ゾンビはそれで、人々を襲い、自分たちの同士を作っていくわけであった。

別の警官たちも駆けつけるがゾンビを撃つが、武器が通用せず、たちまち、ゾンビに噛まれ、

死んで新たなゾンビとなっていった・・・・・・。

つづく

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