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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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春日「月野、野沢、清水、他5名はアクター・シックスで出動!いいわね!」

隊員たち「了解!!」

アクター・シックスは水無月山へ向かうべく、そこへの道路を走った。

野沢「ねえ、桜ちゃん。」

桜「・・・?あ、はい。」

暗そうな表情だった桜は野沢に声をかけられ、野沢の方に向いた。

野沢「なんか・・・・・・元気ないよ?」

桜「・・・・いえ、なんでも・・・・・・。」

清水「誰かに・・・・・嫌われた・・・・のね。」

桜「・・・・・!?」

桜は清水の言葉を聞いたとたん、登校時の光次郎を思い出した。

桜「うっ・・・・・・・。」

野沢「ちょっと!清水さん。なんてこと!」

清水「あ!傷ついた・・・の?」

桜「いえ・・・・・・ほんとになんでもありません。」

清水「そう・・・・・・ごめん・・・・。」

桜(・・・・・光次郎くん・・・・・・・・・・。)

高町邸・光次郎の部屋

光次郎「よかった。なんとか生きてたんだね。」

真奈美「うん。光次郎くん・・・・・ちょっと・・・・・お願いしてもいい?」

光次郎「ん?なんだい?」

真奈美「私と一緒に・・・・水無月山へ行ってほしいの。」

光次郎「水無月山へ?・・・・・その山って・・・どこ?」

真奈美「私が案内するわ。」

光次郎「でも・・・・・・。あかりさん・・・・・。」

あかり「・・・・いいですよ。一緒に行っても。」

光次郎「そう・・・・。ありがとう。」

真奈美「光次郎くん・・・・・。」

光次郎「真奈美ちゃん。水無月山・・・・どこにあるの?」

真奈美「一緒に行きましょ。二人なら・・・・怖くない・・・かも。」

光次郎「・・・・うん。じゃあ、あかりさん。行ってきます。」

あかり「行ってらっしゃいませ。」

光次郎「そうだ!念のため・・・・。」

光次郎は机から弓と数本の矢が入っている箙を取った。

真奈美「光次郎くん。これは?」

光次郎「もし、デス・ナイトとやらが出てきたら・・・・・そんな時のためさ。」

あかり(デス・ナイト!?光次郎さんが・・・・・知っているなんて・・・・・。

いえ、たとえそうだとしても・・・・・守らなきゃ!!)

光次郎と真奈美。二人は家から出て、町を歩いていた。

光次郎「おお!これは!!」

真奈美「タクシーだわ。助かる。あたし、こんな時の為にもお金持ってきたの。」

二人はタクシーの運転手に頼んで、タクシーに乗り、水無月山へ向かった。

いつの間にか二人は目標の水無月山に着いて、タクシーから降りていた。

光次郎「ところで、なんでこんなところに来るの?」

真奈美「・・・・・・あそこに・・・・死んだ両親の墓があるの。私のお母さんとお父さん、

デス・ナイトに殺されたけど、その事さえ、みんなに見せられず、

お葬式もなかった。私はこの山のどこかで、父と母の墓を作ったの。」

光次郎「そうか・・・・じゃあ、僕も君の両親にお祈りしてもいい?」

真奈美「・・・・・うん。」

真奈美はうれしそうな表情で涙が出た。

一方、桜、野沢、清水も水無月山に来ていて、調査を続いていた。

そして、彼女たちの前に第6分隊員2名が駆けつけた。

「清水さん。ふもとの村が敵に支配されたとの報告を受けました。」

清水「なんですって!?」

野沢「ただでさえこの森のどこかから敵が出てくるかわからないし・・・・・。」

桜「では、そのふもとへ案内してくれませんか?そこの敵をたたけば・・・・・!」

野沢「敵の戦力が大幅に削れるってわけね!」

清水「うむ。では案内してもらおう!」

「はい。現在、残りの隊員も第5分隊とともにそこの前で待機しておられます。」

真奈美「・・・・ここよ。」

真奈美と光次郎はやっと両親の墓のある場所へ着いた。

墓は二つあって・・・・・・寂びた木で立てられていた・・・・・。

光次郎「ここに・・・・・君の両親が眠っているんだね・・・・・・。」

真奈美「うん。・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・真奈美ちゃん・・・・・・。僕は・・・・・君が好きなんだ・・・・・。」

真奈美「・・・・・・私も・・・・・・あなたが・・・・・。」

二人は見つめあった。それぞれ切ない表情で。

光次郎「・・・・・・・僕の家に・・・・・住んでもいいよ・・・・・・。

僕が・・・・・君を・・・・・守りたい。」

真奈美「光次郎くん・・・・・。私ね、本当はここで自殺するつもりだったの。」

光次郎「え・・・・・?」

真奈美「でも・・・・・・やっぱり生きていい気がする。あなたが・・・・・私を救ってくれたから。」

光次郎「そんな・・・・・僕は何も・・・・・・・。」

真奈美「ううん。私はただ、そう思ってる。」

光次郎「・・・・・僕も君に救われたと思っている。」

真奈美「え・・・・?」

光次郎「僕は・・・・・一人ぼっちだった・・・・・・。でも、君がいてくれて、

いつも側にいてくれて・・・・・・いつも守ってくれて・・・・・・・。

そんなやさしい君が・・・・。だから、君は・・・生きてもいい。いや、生きなければだめだ。」

真奈美「光次郎くん・・・・・・。」

光次郎と真奈美。二人は互いに体を近づけた。そして、ついに顔と顔まで、近づける。

そのままいけば・・・・・・・。二人はそれぞれの目線に好きな人が近いのが見えていた。

そして、二人は優しく抱き合い・・・・・・・・・・。

真奈美「っ!!!!!!」   ドスッ

真奈美の背中に鋭く残酷な音が響いた。

光次郎「え・・・・・・・・?」

真奈美の口から血が流れてきた。そして、彼女の背中を刀が刺していた。

そして、真奈美はゆっくりと倒れていった。

光次郎「え・・・・・・?真奈美・・・・ちゃん・・・・・・。」

真奈美「こ・・・・・こう・・・・じろう・・・・くん・・・・・・。」

光次郎「真奈美ちゃん・・・・・真奈美ちゃん!!」

光次郎の目から涙が・・・・・・・。

真奈美「ごめんね・・・私・・・・・・――――。」

真奈美は目を閉じた。

光次郎「真奈美・・・・・ちゃん・・・・・・・・・。」

そこへ、ソニック・キャリバーが彼女と戯れる光次郎の前に現れた。

ソニック・キャリバー「よくもまあ、あんな男とキスしようとしたものだ!!」

光次郎「あ・・・・・忍者・・・?真奈美ちゃんを・・・・・・・。」

ソニック・キャリバー「ああ・・・・・・・真奈美は・・・・・たった今、私が殺した。」

つづく

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