無限に広く深い一つだけの空間、宇宙―――。
そこに幾千の星があり、ある星はほかの星に暴力を行ったり、
ある星は自分たちだけのための守りを固める。しかし、
その中にはもっと恐ろしい出来事が起こっていた。
超宇宙侵略大戦(ちょううちゅうしんりゃくせんそう)。
それは、1億ものの星が争っており、星の人たちと星の人たちが故郷をかけて戦い、
勝った者は負けた者を奴隷にしてしまったり絶滅させてしまったりする。
中には、自分たちは攻めず、ただ、自分たちを守るためだけで戦う星もあった。
それは、2000年も続いていた。
ポップスター
ここは美しい星、ポップスター。緑の自然に満ちた森や山はもちろん、
美しい海、人々が暮らしている町などがあった。
ある夜、見知らぬ山で見知らぬ研究所があった。
研究施設・研究室
大きな台座で一人の少年が眠っていた。
周りには白衣の男と、少女がいた。
男「本当にいいのだね?フーム君。」
フーム「はい・・・・・・あの子が生き返るなら・・・・・・。」
男「・・・・だが、改造を行ったら、あの少年は恐ろしい力を持った戦士としてよみがえる。
一生普通の人間に戻れないのだぞ?」
男「そうか・・・・・では、改造手術を始める。」
フーム「・・・・・・・・・。」
フームはこの前の事を思い出した。この物語の始まりを・・・・・・。
エアライドレース大会・ベジタブルバレーコース
美しい自然の草原、ベジタブルバレーでは、エアライドレースという、
宇宙で流行のレース大会が行われている。草原に道路がある。
その道を駆けているのは、エアライドマシンに乗っているピンク髪の少年だった。
少年はティンクル・ポポポ。彼が乗っているフォーミュラースターはとてつもない速さだった。
ティンクル・ポポポ「よし!このままトップだったら1位は確実だ!」
よく聞けば少年の声はなんか少し少女っぽい声がしていた。
観客席で少年を見守っている少女がいた。それがフームだ
フーム「いいわよ!ティンクル!その調子よ!!」
ティンクル「よぉし!」
審判『おーっと!ポポポ選手、ファイナルラップに突入だぁ!!
ほかの選手たちも次々とポポポ選手に迫るぞぉ!!』
ティンクル・ポポポ「・・・・・・む!?」
フーム「あ!」
審判『おーっと!あれはぁ!?』
空から突然、巨大な宇宙船が現れた。
ティンクル・ポポポ「まさか・・・・・・こんなところにも・・・・・!?」
ビィィィィィィィィィィ
宇宙船は突然、ポポポの方に怪光線を発射した。 ドカァァァァァァァァァン
ティンクル・ポポポ「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さらに宇宙船は次々と光線を発射、大会をメチャクチャにした。そして、現在。
フーム「・・・・・・・・・・。きゃっ!!」 ドドォォォォン
突然、地震が起き、爆発音も聞こえた。
研究員「なんだ!?」 「何が起こったんだ!?
男「一体何が・・・・!?」
研究員「大変です!!」
男「何事じゃ!!」
研究員「ホーリーナイトメア社の魔獣どもがこの研究施設に襲撃しています!!」
フーム「魔獣ですって!?うっ!?この部屋に炎が!?」
外では、研究所が燃え上がっていた。そこへ、消防車隊が駆けつけ、
消防員たちがさっそく消化を行おうとした。
「あれは銀河星の戦士団の関連施設だ!!」 「一体誰が!!」
そんな消防隊を謎の奇声をあげる男が二人いた。
「キィィッ!キィィィィッ!!」 「ウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・!!」
研究施設の廊下では炎がまわっている。そこを通る研究員たちだが・・・・。
「・・・・・む!なんだ!君たちは!!」 「う、うわあああぁぁぁぁぁ!!」
マシンガンを持った者がいきなり研究員たちを銃殺した。
マシンガンを持つ者「ギヒギヒギヒギヒギヒギヒギヒ!!」
男「こっちに向かってくる!!非常口がある!そこで逃げるんだ!!」
フーム「待ってください!!じゃあ、あの子は!?」
男「あの少年の肉体の半分に伝説の宇宙生物の細胞や多彩な機械を組み込んである。
改造は無事成功したのだ。」
フーム「でも、あれが・・・・・!!」
フームが指指した方に小さな星型のアイテムが置かれていた。
男「いいから逃げるんだ!!」
フーム「う・・・・・。」
外の研究所はますます燃えている。そんな所を空からは、空に浮かんでいる者が二人がいた。
「アグッ!アグゥッ!!」 「ウリリリリリリリリリリ!!!」
台座に眠ったまま取り残された少年のところに、怖そうな男が現れた。
男「【カービィ】の誕生などぉぉ!!俺たち魔獣がさせんわぁぁぁぁぁ!!!!!」
男は口から光線を出した。光線は小さな星型アイテムの置いてある台座に命中。
ドカァァァァン 台座は爆発し、星型アイテムは、少年の方に飛ばされた。
少年「・・・・・・。っ!!!!」
少年は突然目を覚ました。するといきなり、目の前で飛んでる星を掴んだ。
ドカァァァァァァァァァァァァァァァン
ついに研究所は爆発を起こした。 しかし、この事件こそ物語は始まるのです・・・・・・。
プププビレッジ
ここは、デデデ山の城にいるデデデという陛下が支配している町だ。
しかし、この町は平和な雰囲気であった。
「聞いたかい?またDDDが魔獣を使ったそうだぜ!」
「DDD?ああ、陛下が率いる戦闘武装兵団だろう?」 「ヤバイ軍団だよなぁ。いろいろ。」
ブン「ふーん!デデデの奴。また悪巧みを起こそうってよ。どうする?フーム姉ちゃん。」
フーム「決まってるわ。どうせ、ほかの国に迷惑をかけるつもりよ。
そんな事させない!絶対・・・・・・。」
ブン「じゃ、プププビレッジ特捜隊出動ってわけね。」
フーム「・・・・・・そうね。」
つづく
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