ハリーの友人は6人くらいいた。青いロングヘアーの青年がディン、
緑色のスキンヘッドの青年がスレッドである。探検家の服を着た男もいて、
彼は、かつてのマヤヤンの遺跡を探検していた男、アオサメだ。
他の2名は名前不明だ。その他の容姿などははご想像にお任せします。
ちなみに、ハリーに最初に声をかけたのは、ディンである。
ハリー「おお!皆!!来てくれたのか!!!」
スレッド「やぁ!ハリー!!お誕生日おめでとう!!」
ディン「お誕生日おめでとう!!」 アオサメ「おめでとう!!」
ハリーの友人A&B「おめでとう!!ハリー!!」
ハリー「皆・・・。ありがとう。」 ハリーは多くの友人に祝われて感動する。
コリス(凄い・・・。ハリーさんにはこんな多くの友人がいたなんて・・・。)
コリスはハリーの友人の多さに驚いた。
ハリー「・・・あれ?ところで、ナギサは?」
アオサメ「それが・・・・。まだ仕事のためか、まだ遠くにいるらしい。
俺は探検を早く終えたから、こうしているんだけど・・・。」
ハリー「そっか・・・。そりゃ、残念だ・・・・。」
ハリーはナギサが来なくて、少し悲しそうな表情をする。
ナギサとは、グレイヴァ星人の回で登場したハリーの恋人である女性である。
その彼女もハリーの誕生日パーティに来る予定だったらしい。
ディン「・・・ところでさ!まず、どこへ行きたいんだぃ?」
ディンにそう聞かれたハリーは、急に明るくなり、考え出す。
ハリー「お!そうだったな!?・・・じゃあ、ゲーセンはどうだぃ??」
ハリーの友人A「おっ!良いねェ!!」 ハリーの友人B「さっそく行こう!!」
ハリー「うん!!コリス!!付き合ってくれるな!?」
コリス「・・・・はい!」 コリスも笑顔になって、ハリーたちについていく。
ハリーたちはゲーセンへ行こうと、一斉に歩き出した。
皆、とても楽しそうな雰囲気である。特にハリー。
そして、数分立って、ゲーセンに来たハリーたちは大いに遊びまくっていた。
スレッドやディンは大怪獣バトルを遊んでいて、ハリーやコリスは、
格闘ゲームで遊んでいた。アオサメは一人、シューティングゲームをしていて、
他の友人たちはモグラ叩きゲームをして、皆はそれぞれ遊戯を楽しんでいた。
ハリー「それそれ!!」 コリス「えぃ!えぃ!」
コリスとハリーは格ゲーに夢中だった。ちなみに、
タイトルはガールズファイトと言って、数々のアニメの美少女キャラが戦う、
クロスオーバー型の対戦ゲームらしい。ハリーのお気に入りらしい。
画面にある、裏萌香やリアンノンが戦っている。だが、リアンノンが負けてしまう。
コリス「あーっ!負けたぁ・・・。」 ハリー「よっしゃ!!勝ったぜ!!」
リアンノンらしいキャラはコリスで、萌香に似たキャラはハリーであった。
コリス「ふぅ・・・。強いですね、ハリーさん。」
ハリー「当たり前よ!!これは今日まで何回もやったからな。
よし!!せっかくの誕生日よ!!じゃあ、5回目に入るかっ!!」
ハリーはご機嫌そうに、100円を入れようとする。その時、
コリスは何かに気づいて、声をかける。
コリス「あっ!でも、良いのでしょうか?」
それを聞いたハリーは金を入れるのを止める。
ハリー「ん?何が・・・。」
コリス「ほら・・・。パーティ用のを買うためのお金の事ですが・・・。」
コリスはゲームのやり過ぎで、金がなくなってしまわないかと心配していた。
そして、ハリーはそれに気づいたそうだ。
ハリー「おっ!そうだったな・・・。じゃ、次の遊び場へ行くか。」
それを聞いたコリスは思わず扱けてしまう。
コリス「どてっ!!ま、まだどこかへ行くのですか??」
ハリー「せっかくなんだよ。もっと楽しみたいんだ。そのために、
金は多く持っているんだからな。」
コリス「・・・そうですかァ。まあ、僕がDGCで働いているおかげで、
高い給料を毎月もらってるし、今年くらいは・・・。」
コリスは少し微笑んでそう言う。
ハリー「おっし!次は映画を見に行こうぜ!!」
そして、夜となった。別の街で、あの例の少年が歩いていた。
少年「ククククク・・・・!間もなく、来る。偉大なる十字架が!」
少年はそう語り、不気味に笑う。そう。あの巨大なロザリオは、
やはり、この異形な少年の仕業であった。
夜の6T地区の街を歩くハリーたち。どうやら、映画は見終わったようだ。
スレッド「いやぁ。面白かったなァ。劇場版の修羅がゆくVS修羅のみちは。」
ディン「ああ!特に黒田が伊能に怒られる場面が面白かったよw」
コリス(この人たち、ヤクザ映画が好きなんですね・・・・^^;)
ハリー「全くだ。他にも京本の暴言シーンも笑えたし、
シリアスなバトルシーンも良かった!」
アオサメ「じゃあ、そろそろ何か買いに行こう。もう8時過ぎている。」
ハリー「そうだな!じゃ、行くか!!」 コリス「はい。」
一同が笑いながら、デパートへ歩いている途中。
ついに恐れていた事が起きてしまった。
スレッド「っ!!おい!!何だ!?あれは!!」 ディン「え?」
アオサメ「ん?・・・はっ!!こ、これは!!」
そう。それは、夜空から落ちてきて街に突き立った。それこそが、
人間達の魂を多く吸収していった、恐怖の巨大ロザリオであった。
ハリー「げげっ!!こ、これは・・・!!」 コリス「巨大ロザリオ!!!」
ハリーたちはもちろん、多くの人々は恐怖して、一斉に逃げ出した。
人々「きょ、巨大ロザリオだああぁぁぁぁぁ!!!!」 「わああぁぁぁ!!!」
ハリー「もっと走れ!!魂を吸われちまうぞ!!!」
ディン「お、俺はまだ死にたくねーよ!!」 スレッド「俺もだよ!!!」
コリス「まさか・・・こんなところにロザリオが・・・!!まさか!?」
コリスは昼間、この街に例の少年がいた事を思い出す。
コリス「(奴はあの時、既にロザリオを落とす準備をしたんじゃ・・・!?)わっ!!」
その時、コリスはいきなり扱けてしまう。ハリーたちはこれに気づく。
ハリー「っ!!大丈夫か!?コリス!!!」 その時、残酷な時が来た。
十字架の髑髏の両目が赤く光り始め、ハリーたちを赤黒い光に包み込んだ。
ハリーたち「っ!!!!??」 そして、髑髏の口から黒い光が発し、
ハリーたちや多くの人々の魂を吸収してしまい、彼らは大勢倒れた。
扱けて倒れたコリスは目を瞑っていた。まさか、コリスも魂を吸われたのか。
コリス「・・・・っ!はっ!!」 だが、コリスが突然起き上がった。
赤黒い光に包まれたハズのコリスだが、
何故か彼だけが魂を吸われてなかったのだ。
コリス「今のは一体・・・。っ!!!ハ、ハリーさん!!!」
その時、コリスは倒れたハリーを見て、彼に駆け寄る。
コリス「ハリーさん・・・!ハリーさん!!ハリーさぁん!!!!」
コリスは何度も呼ぶが、ハリーは目覚めない。魂を吸われたハリーは、
もはや死んだも同然だ。多くの死体の中で、
コリスはハリーの遺体に、彼の名を叫び続けていた。
そして、とある街の病院の、一個の病室で、ハリーがベッドの上で眠っていた。
それを切なく見守るコリスとモモ。モモは悲しそうにこう言う。
モモ「あの少年は目的の場所に来た時点で、
巨大ロザリオを置く準備をしていたのね。
それで、ハリーさんや多くの人が・・・。でも、一つだけ気になるわ。」
コリス「一つだけ・・・?」
モモ「何故、あなただけ助かったと言う事よ。
赤黒い光に包まれた人々は倒れていった。それをどうやって避けれたの?」
コリス「わかりません・・・・。ただ、
途中で気を失っていて、その光を見ていなくて・・・。」
モモ「そう・・・。つまり、その光を見ないでいると、魂を吸われなくのね。」
その時、ドアが突然開き、そこから誰かが来た。
つづく
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