シュドーとテブリッシュはスカイラッシュの格納庫についた。
そこは、スカイラッシュが戦いの時を待つために眠っている場所であった。
また、前方には、いつでも出撃できるように巨大なオープン・ドアがあった。
シュドー「さっさと乗って事件を終わらせようぜ!!」
テブリッシュ「おう!!」
シュドーは1号機に、テブリッシュは2号機に乗った。
シュドー「オープン・ドア!!」
「了解!!」
シュドーの叫びにスタッフの一人がオープン・ドアを機動させた。
そして、オープン・ドアが開かれた。
テブリッシュ「スカイラッシュ!発進!!!」
テブリッシュはレバーを押した。
レバーを押せば発進でき、飛行中でもレバーでスピードを調整できるのだ。
テブリッシュ「・・・・なぜだ・・・・??」
スカイラッシュ2はなぜか発進しない?なぜだ?そして、1号機も・・・・・・。
シュドー「どうなってんだ!レバーで空を飛ぶんじゃなかったのか!!?」
テブリッシュ「スタッフ!!メンテナンスはちゃんとしたのか!?」
スタッフ「していました!確かに動けますが・・・・・。」
シュドー「ちっとも発進できないぞ!・・・もしや、何者かの仕業じゃ・・・・・。」
スタッフ「え?まさか、誰かがスカイラッシュをいじって・・・・・・!!」
テブリッシュ「我々はロードラッシュで飛行物体を迎え撃つ!!君は隊長に伝えてくれ!」
スタッフ「はい!!」
シュドー「ついでにスカイをもう一度、診ていてくれ!」
一方、メカニズムな姿をした飛行物体は、既にアメリカの都会を飛んでいた。
モモ「あ、通信機が鳴ってる。」
モモは通信機を使った。
テブリッシュ『隊長。スカイラッシュが何者かの仕業で動けません。
かわりに、ロードラッシュで迎え撃つます。』
モモ「了解。」
DGC基地内の廊下で不気味に笑う女性は呟いた。
女性「ギラーム・オート・チェンジ・アタック。」
それにしてもこの女性、何故かDGCスタッフ専用の服を着ている・・・・。
飛行物体は突然、足が四足あり、尻尾も生え、目が黄色い。
左右に大砲がある怪獣のような姿に変形して、地面に着陸した。
ロボット怪獣・ギラームの登場だ。
ギラーム「キィィィヤアアアアアァァァァァ」
ギラームは突進で、ビルを壊した。街の人たちは逃げ出した。
ギラームは走り回って、建物を壊し、ガレキを潰していった。
尻尾を振り回す攻撃もしていた。
そして、ロード・ラッシュが現場に到着した。
シュドー「くそっ!飛行物体が怪獣になりやがった!どこかのメカマシーンだな!!」
テブリッシュ「ラフレイア戦で使用した拡散レーザーを受けてみろ!!」
ロードラッシュは走りながら、拡散レーザーを発射。ギラームは命中した。
ドカァァァン ズガァン
ギラーム「キィィヤアアアアァァァァ」
ギラームは2本の大砲から赤いレーザーを放射。
ロードラッシュを狙い撃つが、スラリと避けられる。
シュドー「それ!!」
テブリッシュ「再び発射だ!!」
ロードラッシュはもう一度拡散レーザーを発射した。
ギラーム「キィィヤアアァァァァァァ」
ギラームは拡散レーザーを受けながらも、レーザーでロードラッシュを攻撃。
シュドー「こんなレーザー、避けられるぜ!!」
その頃、モモとコリスはDGC基地を出て、スカイラッシュのとは違う格納庫へ来た。
コリス「姉さん・・・・これは・・・・・。」
モモ「・・・・入るわよ。」
モモとコリスは格納庫に入った。その中には、スカイラッシュと同じ大きさのものが、
より巨大な緑の布に包まれていた。
コリス「な・・・・何があるんだろ。この布の中に・・・・・。」
モモ「コリス。あの布を。」
コリス「え?はい。」
コリスは右手のウルトラ・ウォッチを光らせ、布の方へ構える。
コリス「えぃ!!」
コリスが右手を左へ振ると、布が左の方にバサッと飛んだ。
そして・・・・・。
コリス「ス・・・・・スカイラッシュ・・・??」
コリスが見たのは、黒いスカイラッシュだった。
しかし、機体には傷が多かった。
つづく
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