光次郎は弓矢の練習をしていた。
光次郎「・・・・・・・!」
光次郎は矢を弓でゆっくりと引っぱり、勢いよく放った。
弓から放った矢はとても速く、的にあたった。中央から1ミリくらい離れた部分に矢が刺さった。
梶「ふざけんなよ!」
梶は突然、光次郎に怒鳴った。光次郎は反応に、少し怯えた。
光次郎「ぼ・・・僕が何か・・・・?」
梶「何か?君さ、自分が何やってんだかわかってんの?」
光次郎「た・・・ただ・・・・練習してるだけなんだけど・・・・・。」
梶「じゃぁ、ちゃんとやれコラァッ!!!」
梶は酷く怒鳴った。そして、梶は怒った表情で光次郎から離れた。
光次郎(ちゃんとやってるじゃないか・・・・・。梶め・・・・、まさか、
わざと怒ってんじゃないの?自分がえらいからって調子に乗りやがって・・・・・。)
一方、ある建物のある部屋に防衛隊らしき服を着た女性が集まっていた。
そこは、あらゆる犯罪に立ち向かうSSP・第6分隊の司令室だった。
春日留美(かすが・るみ)が隊長であり、部下は、
野沢芽衣(のざわ・めい)や清水由美子(しみず・ゆみこ)など9人くらいの数の隊員がいた。
野沢「それで、今回の事件の件ですが・・・・・。」
清水「ええ。各工場が突然、停電。後に突然の放電事故でスタッフが数名死亡。
犯人は緑のコートを着た女性だと・・・・・。」
春日「第2分隊の情報によれば、我々がもっとも憎むべき敵、
DEATS・NIGHT(デス・ナイト)はジャンボ・ロイドによる攻撃だと開始したわ。
そして、犯人の正体は・・・・巨大な人造人間・ジャンボ・ロイドよ。」
野沢「ですが・・・・・犯人は人間と同じサイズと確認されています。」
清水「ジャンボ・ロイドは身長を自由自在に変化できる。そうですね?隊長。」
春日「そうよ。第4分隊と第8分隊が既に調査を始めてるわ。
ところで、あの人は?」
野沢「あの人?まだ、秋田学園では?」
清水「あいつ、受験生ですからね。」
その時、出入り口のドアが開き、そこからSSPと同じ服を着た月野が来た。
月野「SSP日本支部・第6分隊員・月野桜。来ました。」
清水「遅いぞ!事件はもう起きてたのよ。」
月野「事件・・・・・またDEATS・NIGHTの仕業ですね。」
野沢「敵はジャンボ・ロイドという機械の巨人を送り込んだわ。」
月野「え?ジャンボ・ロイド??」
DEATS・NIGHT基地
大きな部屋に多くの人がそれぞれ様々なコンピューターを起動していた。
そして、中央だけ広く、一つだけテーブルにような機械があり、
それの近くにいる白衣の男がいた。その男は佐野山影雄(さのやま・かげお)。
佐野山「ふっふっふっふっふ・・・・・。計画は進めているかね?
ジェノサイド・シーザー。」
佐野山の後ろにいる黒い衣装の女性・ジェノサイド・ジーザーは佐野山の言葉に答える・・・。
ジェノサイド・シーザー「ご安心ください。現在。サンダー・フェイズが、
多くの工場を襲撃し、開発のストップを急いでいます。」
佐野山「そうか。いいではないか。では、次はSSP関連の方でもお願いしようか・・・・。」
ジェノサイド・シーザー「それなら、ブラック・アタッカーに探索命令を出しましょう・・・・。」
佐野山「ああ・・・・頼むよ。」
佐野山は不気味な笑みで語った・・・・・・。
佐野山「ところで、あの裏切り者はどうした?」
ジェノサイド・シーザー「はい。現在、ディバイン・カッターやソニック・キャリバーが、
彼女を処刑すべく、探しております。」
佐野山「そうか・・・・・だが、彼女が死んでもジャンボ・ロイドはたくさんいる。
我々は不滅だ・・・・あっははははははははは!!」
一方・・・・部活を終えた光次郎は、家に帰るため、町を歩いていた。
光次郎「父さんと母さんは死んだんだ。家に帰っても誰も迎えてくれない。
桜ちゃん、前言ったっけ。辛くても家に帰れば、暖かくなれるって・・・・・。
でも、僕の家のはもう・・・・・暖かいなんてものはない・・・・・・。
今もなお、切なさという寒さとともに生きていなければならないのだ。」
そこへ、光次郎の前に、緑コートの女性が!
緑コートの女性「・・・・・・・・・・。」
光次郎「・・・・・・。」
光次郎と女性はお互い話さず、通りかかった。
緑コートの女性は光次郎の通ったあとにいた男性の前に止まった。
男性「次の作戦が来たそうだ。サンダー・フェイズ。」
緑コートの女性の名前はサンダー・フェイズだった。
サンダー・フェイズ「はい・・・・・・。どのような作戦でしょう・・・・・。桑崎様。」
桑崎「佐野山支部長よりの指令さ。戦闘員ブラック・アタッカーとともに、
SSP関連施設を潰せ・・・・・とな。」
サンダー・フェイズ「かしこまりました・・・・・では、任務を開始します。」
桑崎「ブラック・アタッカー!!」
桑崎の叫びに、黒い特殊服を着た人物たち、ブラック・アタッカーが現れた。
ブラック・アタッカー「・・・・・・・・・。」
つづく
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