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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ゴビ「え・・・・?いやだよ。

何で君にゴビの水をあげなきゃならないの・・・?」

トランカー「そ、そんなァ・・・!?

だって、君・・・。水を多く持ってるでしょ?

す、少しくらいは・・・。」

ゴビ「駄目だよ。この砂漠で生き残りには水が必要だもの。

ゴビはその水を集めるのに、凄く苦労しちゃうの。

だから、分ける事なんてできないんだ。ごめんね。」

トランカー「ぼ、僕が死んだって良いの!?

この砂漠の自然が一つ消えちゃっても良いのォ!!?」

ゴビ「うーん・・・。所詮、植物だし・・・。

植物さんなら、別に良いんじゃないのかなァ?」

トランカー「えええぇぇぇぇ・・・・!??」

トランカーはゴビの言葉を聴いて、絶望しつつある。

その様子を遠くからテルとミルが見ていた。

ミル「全く、頑固者と言うか我儘と言うか・・・。

このラクダ。助けたくらいで私の事を天使と呼ぶとか、

ちょっとオーバーなところがあるかも?」

テル「しかし、あのラクダの態度。

昔のミルの性格に似ているみたいだな。」

ミル「何よ!?私、植物に非道な事は昔からしてないわよ!?」

テル「けど、お前。小さい頃、俺にケーキ分けてくれなかったよな?」

ミル「あ、あれはとても美味しくて、

分ける余裕なんてなくなっちゃっただけよ!

あ、あの時はごめんね・・・。

・・・・ってか、あんただって、

私にそうめん分けてくれなかったじゃない!?

あれは一体、どう言う事なの!!?」

テル「あ、あれはとても美味ししくて、

お前が近くにいる事に気付かなかっただけだ!!

・・・すまなかった。」

ミル「テル。・・・・もう少し、

周囲の事を把握できるようになったら?」

ゴビ「ねェ?二人共。何をベラベラ喋ってるの?」

テルとミル「あ・・・・。」

ゴビはテルとミルに近づいた。

ゴビ「とても楽しそうに会話しているね。」

ミル「そう?ただの喧嘩ですけれど・・・。ところで、

君がこの砂漠を支配する一族の末裔なのがわかってるけど、

この砂漠はラクダが支配していたの?」

ゴビ「うーむ・・・。

この砂漠を支配する者の名前には、必ず、

僕と同じ名前であるゴビと付いているんだ。だからここは、

ゴビバレーと呼んでいるのさ。」

テル「そうか・・・。この砂漠の名の由来を理解したぜ。

・・・して、何故、支配者の名がゴビと決めていたんだ?」

ゴビ「・・・・わかんないけど、

そのゴビの名はこの砂漠の世界では長と言う意味であるらしく、

何かに使うための魔法のパスワードでもあるらしい。

・・・・って、お母さんとお父さんから聞いたけど・・・。」

ミル「その何かのために使う魔法のパスワードって?」

ゴビ「・・・・ごめん。そこはわからないや。

それについては、古の物が知ってるけれど・・・・。」

テル「古の物だと?」

ゴビ「うん。彼は・・・・・。」

その時、一人のクラッシャーの戦士が慌てて走ってきた。

クラッシャーの戦士「大変だ!!

グランティが攻めてきたぞ!!!」

ミル「何ですって!?テル!!」

テル「ああ・・・!ラクダ!ここで待ってろ!

続きは必ず、聞かせてもらうからな!!」

テルとミルはカルーゼルたちの元へと戻ろうと走る。

グラントリング「おらああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

多くのグラントリングがクラッシャーの拠点に接近している。

その前の地点で、袋のバリケードから、

複数のクラッシャーの戦士が銃器で一斉連射で迎え撃つ。

クラッシャーの戦士A「拠点を守れええぇぇぇぇっ!!!」

クラッシャーの戦士B「一人たりとも入れるなァ!!」

銃弾で倒れていくグラントリング数名の近くから、

キアイドーが飛び出して来た。

キアイドー「とおおおぉぉぉぉぉぉう!!!」

キアイドーは左腕の刃を思い切り振るい、

袋のバリケードを吹き飛ばす。

それにより、複数のクラッシャーの戦士が吹き飛ぶ。

クラッシャーの戦士「うわあああぁぁぁぁぁ!!??」

キアイドー「者共!!クラッシャーを滅するぞ!!」


司令室らしきテントの中でカルーゼルが報告を聞いて驚く。

カルーゼル「何!?迎撃部隊がやられただと!?」

クラッシャーの戦士「奴らが既に、ここに入ってくるぞ!?

どうする!!?」

カルーゼル「グランティめ・・・!俺も出る!!」


テントから出たカルーゼル。そこは、既に戦場となっていた。

多くのクラッシャーの戦士と多くのグラントリングが、

それぞれ数を減らして、激しく戦っていた。

カルーゼル「おのれグランティ・・・・!!」

カルーゼルはネギらしいのを持ち出した。

つづく

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