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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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グラッバ「取れるものなら取ってみれ!!」

バンジョー「行くぞォ!!!」

バンジョーは素早く取ろうと、跳ぶ。

だが、グラッバは瞬時に地面に潜った。

バンジョー「なっ!?」

カズーイ「は、速い・・・・!!?」

そして、別の地面からグラッバが出てくる。

グラッバ「我はグラッバ!!鈍い熊だ!!はっはっは!!!」

カズーイ「ち・・・っ!なめてくれるわね!!」

バンジョー「今度こそ・・・・っ!」

バンジョーは前より素早く急接近するが、

グラッバはそれをいち早く読んだか地面に潜る。

アシナガ「何てェスピードだ!?」

レリッカー「流石はスラッパの代表の事だけはあるな。」

グラッバ「ふはははははは・・・・!!!」

カズーイ「こうなったらカズーイダッシュよ!!

えええぇぇぇぇぇい!!!!」

カズーイはカズーイダッシュを発動。リュックから足を出して、

物凄いスピードで走り、グラッバに急接近する。

アシナガ「カズーイダッシュ!!これなら・・・!!」

カズーイの開いた嘴がグラッバの持つジグソーに届く寸前、

グラッバが素早く地面に潜った。ジグソーの奪取が失敗する。

カズーイ「な、何ですってェ!!?」

バンジョー「そんな・・・・!!」

クリグミ「またァ!!?」

プルレス「いくら何でも速すぎじゃん!?」

そして、また出てくるグラッバ。

グラッバ「ぐふふ。我はグラッバ。全く愚かなり・・・。」

プルレス「それにしても、あの色違いのスラッパ。

全く戦ってないけど、戦う気ないのかな・・・?」

ターシュー「恐らく、奴は試練を与えているつもりだろう。」

クリグミ「試練って?」

レリッカー「普通のスラッパは知能が少なく凶暴で、

すぐに襲いかかる事が多いが、その代表であるグラッバは、

知能が全く良く、すぐに戦おうとせずに、

心理戦でもやる事があるだろう。」

プルレス「じゃあ、今やってるのが、その心理戦に近いとでも?」

レリッカー「・・・ああ。ジグソーを餌にして、

己のスピードで翻弄して、

熊と鳥を疲れさせては戦意を失わせるつもりだろう。」

ボトルズ「それに、

グラッバは通常のスラッパより90倍は速いかと思われます。

ジグソーを取るためには、その速度を超えるスピードが必要です!」

ターシュー「すなわち、俺の出番ってワケだな?」

バンジョーとカズーイ「く・・・・・っ!」

グラッバ「我はグラッバ。あと1回、

このジグソーを取らせるチャンスをやろう。

だが、もし、取れなかったら、お前たちを抹殺する。」

カズーイ「ふん!その方が凄くちょうど良いわ!!」

グラッバ「我はグラッバ。良いのか?それで。

我は普通のスラッパより力は90倍ある。

貴様らでは勝てぬ確率は100%。」

バンジョー「そんな事、やってみなくちゃ・・・・!」

ターシュー「待ちな!!」

走ろうとするバンジョーの前に、ターシューが立ち塞がる。

バンジョー「た、ターシュー・・・!?」

ターシュー「こう言うスピード戦は俺が最適っしょ。

さァ!俺を履け!!」

カズーイ「・・・わかったわ!!」

カズーイはリュックから足を出して、ターシューを履いた。

グラッバ「我はグラッバ!いかなる手段だろうが、

我よりジグソーを・・・・!」

グラッバがそう言うと、

走り始めたカズーイとバンジョーの姿が消える。

そして、グラッバの持つジグソーも消えた。

グラッバ「っ!!!??」

そして、グラッバの後ろにカズーイとバンジョーが現れた。

カズーイの嘴にはジグソーがあった。

グラッバ「と、取れた・・・・だと・・・・・!!??」

グラッバはジグソーを取られた事に驚く。

バンジョー「凄いや!ターシュー!!

簡単にゲットできたぞ!!」

カズーイ「あんたを履く事で、あの色違いスラッパの素早さを、

100倍超えてるなんてね・・・・!」

ターシュー「ふっ。そうだろ?そうだろ?俺から見れば、

あんな色違いスラッパなど、まだ未熟者よ。」

グラッバ「我はグラッバ!1000年ぶりに負けた・・・!!」

バンジョー「1000年ぶり・・・!?」

グラッバ「我はグラッバ。その1000年前に、

我が与えた試練をクリアした者がいる。その者は、

この砂漠を支配せり一族の一人にして、長だったのだ。

熊と鳥。貴様らなら、この砂漠の長の証を取れるかも知れぬ。

詳しくは・・・古の物と言う存在に聞け・・・・。」

グラッバはそう言って、地面に潜った。

バンジョー「古の物・・・・。」

バンジョーとカズーイは、61個目のジグソーを手に入れた。

だが、彼らの背後に巨大な何かがいた。

それはスフィンクスの頭をした人型の怪物らしく、

その頭に大きなリングが付いていた。

スラッパの代表、

グラッバの試練をクリアしたバンジョーとカズーイ。

だが、そのグラッバがある言葉を残して、去りました。

砂漠の長・・・。古の物・・・。

彼らは一体、何者なのでしょうか。

謎が深まるこの砂漠。バンジョーたちはその謎を、

全て解き明かせるでしょうか。

次回につづく

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