バンジョー「ああっ!!カズーイの足が!?」
ボトルズ「伸びた・・・・!!?」
そう。カズーイの足が急に伸びたのだ。
アシナガを履いた、
カズーイの足が急に伸び出したのだ。
カズーイ「な、何なの!?これ・・・っ!」
カズーイは自分の足が伸びた事に驚く。
アシナガ「とうとう俺を履きやがったな。俺を履いた奴は、
大抵、足が長くなっちまうのさ!!!」
カズーイ「え!?ちょ、ちょっと・・・!聞いてないわよ!!」
カズーイは足をおかしくしたアシナガに怒る。
アシナガ「まあ。そう怒るな。その代わり、
特別な力を得たんだ。さァ!チキン!!そのまま、
沼の方へ歩いて、沼ん中を踏み入れな!!」
バンジョー「む、無茶だ!!沼の中にはピラニアが・・・!」
バンジョーは不安そうに言うが、
カズーイは自信を出してこう言う。
カズーイ「・・・・わかんないから、やってみるわ!!」
バンジョー「か、カズーイ・・・・っ。」
カズーイはアシナガを履いて足が伸びたまま、
走り始めた。カズーイダッシュを始める気だ。しかし。
カズーイ「ほっ!ほっ!ほっ!ほっ!ほっ!ほっ!」
プルレス「お、遅い・・・・・!?」
ユミ「カズーイダッシュってそんなに遅かったの??」
一同はカズーイの走りが遅いのを見て、動揺する。
カズーイ「な、何よ、これ!?スピードがないじゃない!!」
カズーイは必死に走っているつもりだが、
速度はとてもないように見える。
バンジョー「まさか、カズーイの走りが怠ったんじゃ・・・。」
アシナガ「違うね。俺は履いた奴のスピードを奪っちまうのさ。
好きでやってるワケじゃねーが、
自分の意志と関係なく起きんだよ。」
カズーイ「全く、これで無意味だったわ、恨むわよ!!!」
そして、カズーイは沼の中に足を入れた。ピラニア来るか。
カズーイ「・・・・・・・っ!!あれ?」
ユミ「ピラニアが・・・襲って来ない・・・?」
カズーイは沼に両足を入れていた。だが、彼女の足に、
ピラニアたちが集まってくる様子がない。
カズーイ「何ともないわ・・・!一体、どう言う事!!?」
アシナガ「俺たちあしながぐつ族は特殊な放射能を発していてね。
この沼のピラニアどもはその放射能を嫌っているだろうよ。」
そう。ピ
ラニアたちは沼の中にいるアシナガから離れて行ったのだ。
ピラニアたちはアシナガの放射能に苦しみ、必
死に逃げ惑っている。
カズーイ「何だか、よくわかんないけど、
このまま沼の中を進めると言う事ね!?長靴君!!」
アシナガ「アシナガだ!!とにかく好きな方へ進みな!!」
バンジョー「よし!!頼むぞ、カズーイ!!!」
カズーイ「OK!!ボトルズたち!!
ちょっと戻ってくるから、安心なさい!!」
カズーイはそのまま沼を進み、
どこかへ去った。それを見送る一同。
ユミ「・・・行っちゃったわね・・・。」
ボトルズ「僕らも、この沼を移動できる方法を探しましょう!
まずは・・・イケダなどを造らなければなりませんね・・・・っ。」
カズーイはアシナガと共に、沼を移動し続ける。その中にいる、
ピラニアたちはアシナガから逃げようと必死に泳ぐ。
ピラニアA「逃げろ!!俺らが恐れる放射能だ!!」
ピラニアB「数分、浴び続けると死んぢまうぞォ!!!」
カズーイ「あははははは!!
ピラニアどもが気弱で逃げていくわ。」
カズーイは逃げ惑うピラニアたちを笑いながら移動する。
アシナガ「けど、そろそろどっかの足場につこうぜ!
いつまでも履けるワケじゃねェし、限度ってもんがある。」
バンジョー「そうだね・・・・。何か地上を探さないと・・・。」
カズーイ「そうね・・・。あっ!ここにしましょ!!」
カズーイはさっそく地上を発見し、そこへ移動する。
だが、そこにある木々の中から二つの影が彼らを見ていた。
それを知らずに、カズーイは地上の足場へと到着した。
カズーイ「ふぅ・・・・・。」
カズーイは両足を止めた時、アシナガは険しい表情をする。
アシナガ「後は俺を脱ぐだけ。だが、ここからが本番だ・・・。」
アシナガはそう言っている間に、
カズーイの足が元の長さに縮み、
すぐにアシナガを捨てた。アシナガはそれを見て、驚く。
カズーイ「よっと。」 アシナガ「ええっ!!?」
バンジョー「カズーイ。アシナガが何か驚いているぞ。」
カズーイ「ん?何を驚いてんの?」
アシナガ「え・・・ちょっ!おま。何で、元の足で脱げたの!?」
カズーイ「はて?そろそろ脱ごうと思ったら、
急に足が戻っちゃって、
すぐに脱げたわ。何かおかしいかしら?」
アシナガ「本来、脱いだ奴の足は一生伸びたままで戻れない。
そんな奴は俺らを扱えなかった。だが、チキン・・・。
お前は俺を扱えた・・・・・・!!」
アシナガは感激の表情でカズーイにそう言う。
カズーイ「そう。あたいって、あんたを扱えたのね。」
バンジョー「とりあえず、良かったね。アシナガ。」
バンジョーやカズーイも微笑んでそう言う。その時。
謎の声A「キキキキキキキキキキキキ!!!!!」
謎の声B「グルルルルルルルルルルル!!!!!」
バンジョーたち「っ!!!?」
その時、
不気味な声に気づいたバンジョーたちは暗い木々の方を見る。
そこに、ズーギルとワゴスがいた。ズーギルは逆さまで、
木の枝に着き、ワゴスはゆっくりとバンジョーたちに近づいている。
ズーギル「見つけたぞォ・・・・!熊と鳥!!!」
バンジョー「お前たち・・・!グランティか!!」
ワゴス「そう。我らはグランティ第7特命・・・・!」
ズーギス「エスメラルダ様の命を受けて、貴様たちを・・・。
ぶっ殺しちやらああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ズーギルはそう言ってすぐに、飛びだした。
物凄いスピードだ。
バンジョーとカズーイ「うわ!!」 アシナガ「おおっ!?」
3人はズーギルの素早い突進を避けた。その時。
ワゴス「グオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!」
ワゴスが突然、走り出した。ズーギルより速くはないが。
ワゴス「私はワゴス!!我が拳をくらえ!!ゴアアァァ!!!」
ワゴスはそう言って、振り上げた左手でバンジョーを殴る。
バンジョー「ぐあぁっ!!?」
殴られたバンジョーはひるんださがる。
ズーギス「俺様はズーギル!!俺
は我が隊で一番速いのさ!!!ケェ!!!」
ズーギルは素早く飛び、翼でカズーイの背中を切る。
カズーイ「くぁ!!!!」
カズーイは背中を切られた感覚に苦しむ。
バンジョー「カズーイ!!このォ!!!」
バンジョーはワゴスの胸を思いきり殴る。だが。
バンジョー「うわ・・・・っ!!」
ワゴス「無駄だ。
我が鎧はいかなる攻撃も通じぬ頑丈よ。グルァ!!」
ワゴスはそう言いながら、少し大きい斧を持ち出し、
それでバンジョーを斬ろうと、思い切り振るう。
バンジョー「うわっ!!!」
バンジョーは後方へさがろうと跳ぶ。
敵の斧が地面にあたると、
その地面が急に抉れた。バンジョーとカズーイはこれに驚く。
バンジョーとカズーイ「ああ・・・・・っ!!」
ワゴス「言っておくが、私の斧は鉄の戦車よりも重いぞ!!!」
バンジョーとカズーイ「ちぃ・・・!くちばし・・・・!!」
バンジョーとカズーイはくちばしアタックを出そうと、
走るが、その前の横にズーギスは素早く飛んでよぎった。
ズーギル「させっかよ!!ボケえええぇぇぇぇ!!!」
ズーギルは辺りを素早く飛びまわっている。
バンジョーとカズーイは、
必死にズーギルを捉えようと顔を振るが、
素早くて目に止まらない。
ズーギル「おらおら!!どうしたんだァ!?どうしたよ?
反撃しろよ!!さっさとしねーと、こ
っちからやんぞ?おおぉぉっ!!?」
カズーイ「おのれェ・・・・!ちょこまかと・・・・!!!」
アシナガ「敵はそれぞれパワーとスピードを、
最高クラスに持ってやがる!
助けはしてーが、
あいにく俺には戦う力はねェ・・・!すまん!!!」
ズーギス「死ねぃ!!!カスどもああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ワゴス「終わりだあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
正面からワゴスが、
後ろからズーギルがバンジョーとカズーイを襲う。
カズーイ「ま、不味い・・・!」 バンジョー「やられる!!」
その時であった。
ワゴス「グォ!!?」 ズーギス「ぎゃぴーっ!??」
ズーギスとワゴスが謎のエネルギー弾を受け、
これにより、2匹の怪物は倒れる。
カズーイ「あれ?敵が倒れたわよ・・・・!?」
バンジョー「一体、何が・・・・。あっ!!!」
そして、バンジョーとカズーイが左の方を見て、驚く。
その方向に二人の誰かがいたからでいるからだ。
それは、ローブの二人組はテルとミルであった。
つづく
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