ミル「間に合ったようね♪」
テル「そこまでだ。グランティの特命隊の悪人ども。」
テルとミルを見たカズーイは驚きの表情と共に発言する。
カズーイ「ろ、ローブのコンビ!!こんなところにいたの!?」
ミル「ええ。ミューティーズの基地の爆発に飛ばされてね。」
テル「それで、俺たちはこの争うの沼に迷い込んだ。
だが、俺たちにとっては好都合さ・・・・っ!」
バンジョー「僕らを助けに来たのかぃ!?」
バンジョーは笑顔で言うが、テルは不機嫌そうに言い返す。
テル「悪いが、お前たちのためではない。
この沼に飛ばされた、
苛立ちを発散するために、怪物どもを倒すだけだ。」
ミル「ま。私たち結構、強いから。気をつけてね♪」
ズーギス「ギギギギ・・・・!!何だァ?貴様たち。
おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!???」
ズーギルは怒り心頭に翼を羽ばたかせ、飛びあがった。
ワゴス「クラッシャーの戦士か・・・!!」
ワゴスもゆっくりと立ち上がった。
特命隊メンバー2匹はテルとミルを見て、二人に近づく。
カズーイ「待ちなさいよ!!あんたたちはあたいたちが・・・!」
カズーイはワゴスとズーギルを倒したい様子だが。
ミル「悪いけど、あなたたちは戦わない方が良いわ。」
バンジョー「え・・・!?」 カズーイ「何ですって!?」
ミル「だって、また新しい戦いが多く待ってるでしょ?
そのために、ちょっとあなたたちには今は休んで欲しいの☆」
ミルはそう言ってウィンクする。
バンジョーとカズーイはきょとんとする。
テル「その間に見ておけ。俺たちの戦いをなァ・・・。」
そして、テルとミルはそれぞれローブから手を出す。
テルは右手、ミルは左手である。よく見れば、
二人の腕にはリストバンドがあり、
テルが緑、ミルがピンクである。
ワゴス「ローブはあくまで脱がずか。姿を晒すのが嫌か?」
ズーギル「男は良いが、女。
早くローブ脱げやあああぁぁぁぁ!!!」
ズーギスはそう言って、物凄いスピードで飛んで行った。
ワゴス「グオアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」
ワゴスは斧を構えて走って来た。
2匹がテルとミルに急接近する。
バンジョー「危ない!!こいつらは強いぞ!!!」
アシナガ「素手じゃ無理だぜ!!?」
ミル「ま。見てなさい。」 テルとミルが手を前に出す。
その二人の手から強烈な光波を発した。
ワゴス「グェ!!?」 ズーギル「ギャ!!?」
その光波を浴びた2匹は後方へと物凄く飛ばされる。
ズーギル「きいぃぃぃっ!!な、何だ!?今のは!?」
バンジョー「い、今の技は何だ・・・・!!?」
テル「俺とミルの力は、エネルギーを武器にする魔法。」
ミル「その魔法で多くの敵をやっつけちゃったのよ♪」
アシナガ「ま、魔法・・・・!!?」
カズーイ「あの二人。魔法使いだったの・・・・・!?」
ミル「・・・と言っても、少ししか使えないけどね・・・。」
ズーギル「がたがた言ってんじゃねーよ!!!!!」
ズーギルは物凄いスピードでテルとミルの周りを飛びまわる。
ワゴス「例え、二人であろうとも我が力に勝てる者はいない!!」
ワゴスは斧を思い切り振って、テルに斬りかかる。
テル「・・・・・ふん!!」
だが、テルは手に光のエネルギーを集めて、
その手でワゴスの斧を受け止める。ワゴスはこれに驚く。
ワゴス「ガルル!!?」 テル「・・・この程度か?ぬん!!」
テルは手を思いきり払い、ワゴスを衝撃でさがらせる。
ワゴス「ゴアアァァァ!!?グルオオオォォォォ!!!」
ワゴスはまた斧を振るおうとする。だが。
テル「・・・・てやあぁぁっ!!!」
テルはエネルギーの集まった手でワゴスの身体に打ち込む。
ワゴス「ガアアアアアァァァァァァ・・・・!!??」
ワゴスはテルの特殊な打撃を受けて、物凄くさがる。
テル「どうした・・・・?この程度かぁ!!」
そして、テルが跳び出し、ワゴスを思いきり殴る。
ワゴス「グルォ!?おのれえええぇぇぇぇ!!!」
顔を殴られたワゴスは斧を振って反撃する。
テル「ふぁ!!」 テルは素早く敵の攻撃を避ける。
ズーギルはミルの周りを飛びまわり続けている。
だが、ミルは全く動じずに何故か固まったままであった。
ズーギス「ケケケケケケ!!!どうしたァ!?
俺のあまりのスピードに驚きも隠せねーのか?」
ミル「・・・・・・・っ。」
ズーギス「どうしたんだ!?あーん!!!どうしても、
来ねーなら、こっちから行くぞ!?おらあああぁぁぁぁ!!!」
ズーギルはミルの背後につき、
彼女を襲おうと素早く襲いかかる。
だが、ミルは笑みを浮かべて、
手を後ろから迫るズーギスに向けた。
ミル「くすっ。」 ズーギス「は?・・・くぉ!?」
ミルの手から巨大なエネルギーの塊が出て、
そのエネルギーがズーギルを包む。
ズーギル「ぐぉああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」
ズーギルはそのエネルギーの塊に入って苦しみ出す。
その塊はすぐに消えてしまう。
ミル「あんた、速さしか取り柄がないみたいね。その、
最高に素早い速さ以外に技がないから、
こう言う事しかできないのね?」
ズーギル「や・・・・野郎・・・!!っざ、けん・・・なよ・・・!!」
ミル「へぇ・・・・。度胸も最高ね!!!」
ミルは後ろに向きながら手を動かし、上へとあげる。
その手からエネルギーが集める。
そして、ミルがその手を素早く振り下ろす。
ミル「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
そして、エネルギーも勢い良く落下し、
ズーギルを地面に叩きつける。
ズーギル「かぴゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ズーギルは血を吐いて倒れた。ミルがズーギルに勝った。
バンジョー「つ、強い・・・・・!!」 カズーイ「何て力なの!?」
バンジョーとカズーイはミルの強さに感心する。
ワゴス「ゴアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
ワゴスはまた斧を振って、テルに斬りかかる。
テル「せぃ!!」
テルは避けるが、斧が地面に木にあたり、
その木が粉々に吹き飛ぶ。完全にではなく、
斬られた部分中心だけだが。
ワゴス「我が斧は鉄をも粉々に散らす。その斧が、
貴様のような人間ごときにいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
ワゴスはまたも斧を振るい、その斧がまたテルに近づく。
テル「この斧が厄介だな・・・・。どああああぁぁぁぁ!!!」
テルは手から思いきり振るう。
その時、ワゴスの斧が粉々に砕ける。
ワゴス「ガアアアァァァァ!!?わ、私の斧が・・・・!!」
テル「・・・・ミル!!」 ミル「はいはーい。」
テルの呼びかけにミルが軽そうに来る。
テル「奴の鎧は硬い。ここは二人で攻撃するぞ。」
ミル「OK。じゃ、合わせましょ!!!」
テルの右手とミルの左手が横に合わせる。
その二人の両手に大きなエネルギーが集まる。
ワゴスはそれを見て、恐れる。
ワゴス「グルルルルルルル・・・・・・ッ!!!??」
テル&ミル「ストレンジガトリング!!!!!!」
そして、二人の両手から無数のエネルギー弾が発射された。
ワゴス「グオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!???」
無数に連射するエネルギー弾を受け続けるワゴス。
そのたびに、
ワゴスの包んだ鎧に大きなヒビが入り続けていく。そして。
ワゴス「グギャアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!」
全ての鎧が粉々になると同時にワゴスは物凄く吹き飛ぶ。
鎧が壊れたので、ワゴスの身体が丸見えになるが、
吹き飛ばされてすぐに木々の中に消えたので、
完全に見えなかった。
ミル「ふぅ・・・。これくらいやれば、死んだも同然でしょ。」
そう。ワゴスはテルとミルの、
強力なダブル攻撃を受けて絶命したのだ。
バンジョー「す、凄い・・・・!!2匹の強敵を・・・・!!!」
カズーイ「あ、あんたたち・・・・一体、何者なの・・・・!??」
バンジョーとカズーイはテルとミルの物凄い力に、
恐れながらも感心していた。
テルとミルはそんな二人の方を見る。
テル「見たか?これが、俺たちの力だ。いずれ、
お前たちにぶつける事になるだろう。
覚悟するんだな・・・・!」
ミル「あなたたちと戦える事を、祈ってるわよ。私たち。」
テルとミルはバンジョーたちから離れて行こうと歩く。
ローブの二人組であるテルとミルはエネルギーを武器にして、
特命隊のワゴスとズーギルを圧倒的に倒しました。
テルとミルはこの力で多くの敵を倒したそうです。
争うの沼、ブクゲコ沼。ここでは、
今までより恐ろしい展開が待っているハズでしょう。
あしながぐつ族であるアシナガを、
仲間に加えたバンジョーたちは、
この沼の住人たち、
グランティと対決しなければならないのです。
そして、テルとミル。
二人はバンジョーたちと戦ってしまうのでしょうか。
その困惑と共に、新たな戦争の幕が開けるのです。
次回につづく
[0回]
PR