もう1匹のイエローフリビッツ「ゲコゲコ!!
申し上げます!!この沼で、
例の熊と鳥とブレンティ2名が現れました!!!」
イエローフリビッツ「何ィ!?それは本当か!!?」
イエローフリビッツ「はっ!!
いかがなさいましょう!!ボス!!!」
イエローフリビッツが二人もいる。
だが、その2匹をよーく見てほしい。
特に目が違う。ボスと言われた者の目が赤い。だが、
申し上げた者の目は普通に白い。そう。赤い目をした、
イエローフリビッツが、ボスであるのだ。
人呼んで、イエローボス。
イエローボス「ゲコ・・・。奴らはあのコンガにニッパー、
それにチャズやワーラまで倒したと言われる。
4組を倒すとは、
奴らはまさに、最強の戦士に違いないゲコ・・・・!」
エスメラルダ「・・・・・っ!ワーラ・・・。」
エスメラルダはワーラの事を思い出して、切
なそうな表情をする。
イエローボス「ゲコ!!それでは、その熊と鳥に対して、
攻撃を開始してみよう!!奴らの首は我らがとる!!」
エスメラルダ「・・・私の手下にも協力させましょう。
出よ!!我が特命隊の戦士たちよ!!!」
エスメラルダがそう言うと、どこからともなく、
ラミジャや4匹の怪物たちが現れた。
怪物「ギャアアアアァァァァ!!!」
「キシャアアァァァァ!!」 「イヒヒヒヒヒヒ!!」
イエローフリビッツ「おお・・・・・!!」
怪人たちが出てきた事に、イエローフリビッツが驚く。
イエローボスは動じてないらしいが、むしろ喜びを感じている。
ラミジャ「お呼びですか?エスメラルダ様・・・・。」
エスメラルダ「この争いの沼に、
我らの敵である熊と鳥が現れた。
我らはその熊と鳥を完全に抹殺しなければならない。
我らグランティのために、動き出す時が来たのだ!!!」
エスメラルダの言葉に怪物たちは手をあげて、声をあげる。
怪物たち「ガアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」
エスメラルダ「ズーギル!!ワゴス!!」
エスメラルダがそう言うと、2匹のモンスターが彼女に近づく。
ズーギルは蝙蝠のような翼を持ち、顔が鳥そのものであった。
頭に2本の角があるが、手と足がない。足がないので、
翼を羽ばたかせて、移動している。ワゴスは、
獣人のような姿をしているが、
何故かほぼ全身に鎧を付けていた。
獣のような顔にも仮面を被っているそうだ。
エスメラルダ「あなたたちで熊と鳥を始末なさい。
二人の力なら、絶対に勝てる。私はそう信じる・・・・!」
ズーギル&ワゴス「ははぁ!!!」
バンジョーたちは橋を越えて、さらなる地を進み続ける。
だが、彼らの前に行き止まりがあった。
バンジョー「・・・・・あっ!」 ユミ「そんな・・・。」
彼らの前に、これ以上の足場となる地がない。
あるのは、緑色の忌まわしそうな沼であった。
ユミ「ここまでらしいわね・・・。」
プルレス「どう言う事ですか?」
ユミ「私たちが進めるところがもうない。
後は空を飛ぶか、何かの手で沼を進むかね・・・。」
プルレス「沼の中は進めないのですか?」
カズーイ「わからないじゃない?泳いでみなきゃ。」
ユミ&プルレス「えっ!?」
バンジョー「でも、何だか危ない気がするよ・・・。」
バンジョーは不安そうに言うが、カズーイが強気で言い返す。
カズーイ「でも、この沼には何もないと見えるわ。
ちょっとくらい、入っても良いんじゃない?」
バンジョー「そうかなァ・・・・。」
バンジョーはカズーイに言われて、沼の方へ近づく。
ユミ「あっ!!入っちゃ駄目・・・・!!」
ユミは急に焦っているように呼び止めるが、もう遅い。
バンジョーの右足が沼の中に入ってしまう。その時。
その足の入った沼に急に激しい水しぶきが起きた。
バンジョー「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
カズーイ「ば、バンジョー!!?あぶっ!!」
バンジョーは突然、右足を痛がり倒れ、
カズーイも地面にぶつかる。
そのバンジョーに足には、3匹の緑色の小さな魚がいた。
つづく
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