バンジョー「闇の谷・・・・!?」
ボトルズ「ええ・・・。人呼んで、ブラックだに。この谷は、
いつも暗い暗雲に包まれて、
危険なモンスターが多く生息しています。」
ユミ「それだけではない。ここに、
グランティの動きもあると聞いているわ。」
そう。この闇の谷の名は、ブラック谷。名の通り、
空がいつも黒に近く、恐ろしい怪物たちが生息している。
その怪物たちについては、まだ謎であるらしい。
カズーイ「グランティの奴らが!?
また、奴らと戦うハメになるのね・・・!」
ユミ「ミクスとプルレス君がグランティに襲われる前に、
早く見つけて救出しなきゃ・・・・っ!」
バンジョー「そうだね。では、行こう!二人を探しに・・・!」
こうして、バンジョーたちはこの谷を探検しようと歩き始めた。
ブテンティの潜水艦はクランカーのどうくつから抜けて、
別の海中を進んでいた。散らばった仲間たちを探しているそうだ。
ロドシー「散らばった仲間たちの方は見つかった!?」
ロドシーはレーダー手にそう聞くと、彼は焦って返事する。
レーダー手「い、いえ・・・!まだです・・・。」
ロドシー「何としても探し出すのよ!!ユミとミクスは、
ブラック谷。テルとミルはブクゲコ沼の方にいるらしいわ。
フラエとガンズはその沼の近くにいると聞いている。
後はガムロ。彼は一体・・・・どこにいるのかしら・・・?」
ザラン「まだ・・・彼とは連絡取れてませんからね・・・・。」
ロドシー「そうね・・・。早く連絡をくれれば良いけど・・・。」
ロドシーは仲間たちの心配をしていた。そして、
この潜水艦にいるメンバー全員も。
ロドシー「できれば、あの熊と鳥が守ってくれれば・・・。」
谷の中を進み続ける一行。辺りを見渡すカズーイはこう言う。
カズーイ「何だか思ったより、ブラック的に暗いわね。
バンジョー「辺りが段々と黒くなってる・・・って言いたいだろ?」
一行は今、谷の下部を歩いている。この谷は、
下れば下る程に、段々と暗くなっていくのだ。
ボトルズ「気をつけてください。
何が起こるかわかりませんから・・・。」
その時、不気味な笑い声が辺りに響く。
一行はそれに驚き、立ち止まる。
謎の声「ギャハハハハハハハハハハ・・・・・!!!」
バンジョー「むっ!?」 カズーイ「な、何・・・!?」
そして、周りの地面から得体の知れない怪物たちが現れる。
ユミ「っ!?こ、こいつらは・・・・!!」
その怪物は、
身体がねずみ色の毛皮に覆われた人型の怪物であった。
口が裂けていて、とても奇怪な声で笑っていた。
怪物「ギヒヒヒヒ・・・・!!久しぶりの肉だァ!!」
ボトルズ「こ、こいつらはグレースル!!」
バンジョー「グレースル!?」
カズーイ「何なのよ!?そいつは!!」
ユミ「グレースルは、この谷に生息していると言われる、
亜人間族の一種。かなりの肉食と聞いているわ・・・!」
バンジョー「じゃあ、僕らの敵みたいだね・・・!」
グレースル「グヒヒヒ!!喰うぞ・・・!喰うぞおおぉぉぉぉ!!!」
一人のグレースルが跳びだして、バンジョーたちに迫る。
バンジョー「ちぃ・・・!はあぁぁっ!!」 グレースル「ぐげっ!?」
バンジョーのパンチで最初に出たグレースルが倒れる。
その後すぐに大勢のグレースルが跳びかかってくる。
グレースルA「野郎おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
グレースルB「きええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
一人のグレースルがバンジョーに殴りかかる。
グレースル「おらぁ!!」 バンジョー「ふん!てぃ!!」
バンジョーは敵のパンチを避けて、キックで応戦。
グレースル「ぴぎゃ!?」 蹴り飛ばされたグレースルがひるむ。
バンジョー「どりゃああぁぁぁぁっ!!!」
そして、バンジョーはそのグレースルを思い切り殴った倒す。
グレースル「がああぁぁぁぁぁ!!」 カズーイ「・・・むん!!」
カズーイが迫るもう一人のグレースルを嘴攻撃で弾き飛ばす。
グレースル「ぐぁ!!」 「おるあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
さらに複数のグレースルが一斉に走る。
バンジョー「一斉に来るな!!カズーイ!!!」
カズーイ「ええ!!キキツキアタック!!!!!」
カズーイはキキツキアタックで複数のグレースルを倒す。
グレースル「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
つづく
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