チューティ「お兄ちゃん。どうして・・・・!?
うええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!」
チューティは物凄い絶望を得て、泣き叫んだ。
バンジョー「チューティ!!!!!!!!!!」
バンジョーはそのチューティの、自分の大切な妹の、
醜く変わり果てた姿を見て、悲しそうに叫ぶ。
バンジョー「・・・・あれ?ここは。」
そして、すぐにバンジョーは我に返った。
ここは、薄暗い洞窟であった。ただし、
あのクランカーのどうくつのような鉄ではなく、
普通の洞窟のように全て岩でできていた。
バンジョー「チューティがいない・・・。夢だったのか。」
さっきのバッドエンドはバンジョーが見た夢だった。
そう。バンジョーたちは生きているのだ。
カズーイ「・・・・んもおぉ~う。五月蠅いわねェ。」
バンジョー「っ!?カズーイ!!」
バンジョーは背中のリュックで寝ていたが、
大声によって目を覚めたカズーイに気づく。
バンジョー「生きていたんだ・・・・。」
カズーイ「当たり前じゃない。
あたいたちが死ぬワケないじゃん。」
ボトルズ「そうですよ。あの大爆発で敵の基地が破壊されて、
僕らは物凄い爆風で、こんなところに飛ばされたんです。
ここで僕らは三日も眠っていたそうです。
今、気づきましたが・・・。」
バンジョー「そうか・・・・。僕たちは生きていたんだね・・・。」
バンジョーは自分たちが生きていた事に喜んで微笑むが。
バンジョー「・・・あれ?プルレスは??」
バンジョーはプルレスがいない事に気づいて、悲しそうになる。
謎の声「行方不明だそうよ。ミクスと一緒に。」
バンジョーは謎の声に気づき、その声の方へ向かう。
そこには、ブレンティのメンバーであるユミがいた。
バンジョー「っ!?ユ、ユミさん・・・。」
ユミ「私たちはバラバラになって、
それぞれ違う場所へ飛ばされたらしいの。
通信機で仲間たちに連絡してみたわ。フラエとガンズは、
彼ら曰く、どこにいるかわからないらしいけど、
ローブの二人はブクゲコ沼とやらにいるらしいわ。」
ボトルズ「ブクゲコ沼!?あんな危険地帯に・・・!」
ボトルズはブクゲコ沼と聞いて驚き、カズーイは険しくこう聞く。
カズーイ「それで、ミクスちゃんには連絡したの?」
ユミ「いえ・・・。ミクスには通信機を持たせてないから・・・。
ああ・・・!こんな事なら、持たせてあげるべきだった・・・!!」
ユミは頭を両手で抑えて、悔しがって後悔する。
余程にミクスが心配らしい。そこでバンジョーは立ち上がる。
バンジョー「なら、今すぐ探しに行こう!!」
カズーイ「あの青ジンジョー君とちびっ子ちゃんが、
どんなところに飛ばされたか知らないけど、
あたいたちが探せば何とかなるっしょ?」
ユミ「・・・・じゃ、じゃあ。協力してくれる?」
カズーイ「当たり前じゃない?」
バンジョー「困った人は助けるのが主義だから。」
ボトルズ「さぁ!行きましょう!二人を探しに・・・。」
ユミ「・・・・・ええ!」 3人の協力で、ユミは笑顔になった。
こうして、
バンジョーたちはユミとプルレスを探そうと、洞窟から出る。
バンジョー「・・・・・・おおっ!」
洞窟から出た一行は見知らぬ風景に驚き、立ち止まる。
ここは、空が暗く、荒れ地のような谷であった。
カズーイ「な、何よ。ここは・・・・!?」
ボトルズ「や、闇の谷だ・・・・!」
つづく
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