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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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3人はグランティに対する怒りと共に歩き出す。

バンジョー「グランティめ・・・・!むっ!?」

その時、バンジョーはどこからか激しい足音を聞いた。

ボトルズ「どうしたのですか!?バンジョー。」

バンジョー「何かが・・・近づいてくる・・・・!!」

カズーイ「何かが・・・?あっ!!」

3人は右の方を見る。何かに気づいたかのように。

その何かは、まるで巨大な4足の動物のような影だった。

その影の者はバンジョーたちを襲うように物凄いスピードで近づく。

バンジョー「ち、近い!!」 カズーイ「避けて!!」

影の者が突進する寸前に、バンジョーはボトルズを抱いて、

間一髪、跳びだして避けた。カズーイも無事である。

ボトルズ「おわぁ!?」 バンジョーとボトルズは地面に転がる。

バンジョー「だ、誰だ・・・・・!?」

バンジョーにそう問われた影の者は、その姿を完全に表す。

それは、サイそのものの姿が少しだけ大きくなったような姿だ。

カズーイ「な、何てでっかいサイなの・・・!?」

ボトルズ「この者は、巨大サイ族。この谷に住んでいる、

かなり攻撃的な種族です。グレースル族と仲が悪いかと・・・。」

バンジョー「もしかして、お前はグレンティなのか!!?」

バンジョーは巨大なサイに向かって指をさす。

グレースル族はグランティと敵対しているそうなので、

彼らと仲が悪いサイ族が、

グランティではないかとバンジョーは思った。だが。

巨大なサイ「グランティ?残念ながら我らサイ族は、

そのような犯罪者どもの仲間になってはいない。

俺の名はギャンビ。この谷の主を守りし者だ。」

バンジョー「谷の主・・・・!?」

ボトルズ「知ってます。この谷のモンスターの中で、

最も強く、この谷全てを支配している大怪獣ですよね。」

ギャンビ「その通り。

俺たちサイ族はその谷の主に忠誠を誓い、

主を守り続けているのだ。最近は主を狙う者が多すぎる。

貴様たちもその主を狙いに、ここを歩んだのであろう?」

バンジョー「な、何を言ってるんだ!?違う!!

僕たちはただ、

この谷に迷い込んだ仲間たちを探しに・・・・!」

バンジョーは説得するが、

ギャンビは彼の話を聞くつもりはない。

ギャンビ「言い訳など聞かぬ!!ぬああああぁぁぁぁぁ!!!」

ギャンビはバンジョーたちを、

主を狙う者として襲いかかろうと走る。

どうやら、

ギャンビは主を狙う者たちから言い訳を受け続けていて、

二度と騙されまいとこの谷に入った者たちを即座に殺していた。

主を狙わぬ者もその理由も聞かずに、排除したそうだ。

バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!!!」

バンジョーとカズーイはとんぼがえりジャンプで、

ギャンビの突進を避けた。そして、二人は着地し、

ギャンビはそれに気づき走りを止める。

カズーイは強気でこう言う。

カズーイ「戦いましょ!バンジョー!!」

バンジョー「で、でも・・・。彼はグランティじゃないし・・・。」

カズーイ「でも、こいつはあたいたちを殺すつもりよ!!

あたいたちを敵として・・・!だから、戦うべきよ!!!

どうせ説得なんて通じない相手よ!」

ボトルズ「確かに・・・・。巨大サイ族は疑い深いのですから・・・。」

バンジョー「こうなれば、戦いでわからせるしかないか・・・!」

バンジョーは二つの拳を前に出す。

ギャンビと戦いつもりだ。その時、

謎の物体がバンジョーたちの前に落ちて来た。

バンジョーとカズーイ「ん・・・・?」

ボトルズ「何でしょうか・・・?うっ!?」

ボトルズはその物体を見て、驚く。バンジョーやカズーイも。

バンジョー「こ、これは・・・!」 

カズーイ「コンドルの首だわ!!!」

そう。落ちてきた物体はコンドルの首であった。胴体はない。

バンジョー「何でコンドルの首が空から・・・・!」

3人は空で何が起こったか見上げてみる。そこに。

ギャンビ「よそ見をするなああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ギャンビはバンジョーとカズーイに向かって突進。

二人はそれに気づく。

バンジョーとカズーイ「っ!?うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」

二人はギャンビの突進を受けて、吹き飛んだ。

ボトルズ「バンジョー!!!カズーイ!!!」


谷の上空では、ユミが複数のコンドルと遭遇していた。

だが、そのコンドルたちはユミを襲っている。

コンドル「ケアアアアアァァァァァァ!!!!!」

ユミ「はっ!!でや!!たあ!!とう!!えぃ!!」

ユミは手と足を素早く振り回して、迫る少数のコンドルの身体を、

バラバラに切り裂いた。多くの死骸が谷に落ちていく。

さっきのコンドルの首がバンジョーたちに落ちたのも、

このせいだ。

コンドルA「キイィィ・・・!!この妖精女!!強ェぞ!!」

コンドルB「可愛いと思ってナンパしてみりゃ、何てこった!!」

ユミ「さて・・・・どうする?まだ、あの子を虐める気?

その気があるなら、また仲間が減るわよ・・・?」

コンドル「ぬうぅぅっ!!逃げろ!!逃げるんだァ!!」

コンドルたちはユミに恐れをなして、一斉に逃げ出した。

ユミ「・・・・もう大丈夫よ。」

ユミが微笑んでそう言うと、1匹の小さなフクロウが飛んでくる。

フクロウ「ホォ!ホォ!ありがとう。妖精のお姉ちゃん。

このコンドルたち、グランティの連中で、僕らを襲おうと・・・。」

ユミ「でも、もう大丈夫よ。あいつら、逃げたし・・・。」

フクロウ「そうだね。お礼に僕らの家においでよ!!

案内するから!」

ユミ「ありがとう・・・。と、言いたいところだけど・・・。」

ユミはフクロウの少年の感謝に応えたいが、

自分はミクスとプルレスを探さなければならない。そのため、

フクロウ族の家には行ってはいけないと思っているのだ。

ユミ「今は仲間たちを探しているのに忙しいの。

人間の女の子と青いジンジョーの男の子だけど・・・。」

フクロウ「その二人も僕らの家にいるよ!」

ユミ「えっ!?本当!!」 ユミはそれを聞いて驚く。

フクロウ「本当だよ!ついて着て!ホォ!!ホォ!!」

ミクスとプルレスがフクロウたちの住み処にいようとは。

こうして、ユミはフクロウの少年についていき、彼らの住み処へ。

谷のとある岩壁にある洞穴がある。

ユミとフクロウはその穴に入る。


フクロウ「ホォ!ホォ!ただいま!!」

ユミとフクロウが入った洞窟には、多くのフクロウがいた。

他のフクロウA「お帰り!!ホック!!」

他のフクロウB「怪我はなかったのかぃ?」

ユミ「うわ~っ!いっぱいいるわねェ。」

フクロウ「うん。だって、ここは僕らのマンションだもん。

僕の名前はホック。僕の部屋に案内してあげるよ!!」

ユミ「え、ええ・・・・。」 ユミはホックについていく。

この洞窟には複数の穴がある。

ユミとホックは一番右の穴に入る。

他のフクロウC「しかし、今の妖精のお姉ちゃん、可愛いなァ。」

他のフクロウD「うん。さっきの人間の女の子も・・・。」


ユミはホックについていき、洞窟を歩いている。

つづく
 

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